万葉名 須美礼・菫 (すみれ)
春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける
山部赤人 万葉集 8-1424
山吹の 咲きたる野辺の つぼすみれ この春の雨に 盛りなりけり
高田女王 万葉集 8-1444
野原に自生する多年草。つぼすみれは白い五弁花に濃い紫のすじが通り、葉はハート形で摘み草の一種。 万葉集に4首ほど登場します。
肥後すみれ