躑躅 (つつじ) :  ツツジ科 

万葉名 都追慈・管自・管土 (つつじ) 


水つたう 磯のうらみの 
石つつじ 
茂く咲く道を また見なむかも

万葉集 2-185

・・・・
龍田路の 丘辺の道に 
丹つつじの 薫はむ時の 
桜花 咲きなむ時に 
山たづの 迎え参でむ  君が来まさば

万葉集 6-971 高橋連虫磨


六甲山・森林植物園

奥日光


万葉集にツツジを詠んだものは10首。

ツツジについて万葉人は、若々しく輝く新鮮さを感じていた様子。若く美しい男女の象徴として捉えている。