うまらはいばらの古語。野原に自生する落葉低木。 初夏芳香のある白い花が咲く。枝に棘が多い。 道の辺の うまらの末(うれ)に 這ほ豆の からまる君を 別(はか)れか行かむ 丈部鳥 万葉集 20-4352 道ばたのうまらの枝先に這いのぼる豆のように、あなたは私にまつわりつくけれども、別れていかねばならないのだよ。 妻との別れを惜しむ防人の歌です。
うまらはいばらの古語。野原に自生する落葉低木。 初夏芳香のある白い花が咲く。枝に棘が多い。
道の辺の うまらの末(うれ)に 這ほ豆の からまる君を 別(はか)れか行かむ
丈部鳥 万葉集 20-4352
道ばたのうまらの枝先に這いのぼる豆のように、あなたは私にまつわりつくけれども、別れていかねばならないのだよ。 妻との別れを惜しむ防人の歌です。
妻との別れを惜しむ防人の歌です。