春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ
山上憶良 万葉集 5-818
妹として ふたり作りし 我が山斎(しま)は 木高く茂く なりにけるかも
我妹子が 植えし梅の木 見るごとに 心咽せつつ 涙し流る
大伴旅人 万葉集 3-452・453
大伴旅人が大宰府から奈良に帰った時、亡くなった妻を想って歌ったものです。
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