: バラ科

万葉名 
梅・鳥梅・宇米 (うめ

春されば まづ咲くやどの 
梅の花 
ひとり見つつや 春日暮らさむ

山上憶良 万葉集 5-818


妹として ふたり作りし 
我が山斎(しま)は 
木高く茂く なりにけるかも

我妹子が 植えし梅の木 
見るごとに 
心咽せつつ 涙し流る

大伴旅人 万葉集 3-452・453

大伴旅人が大宰府から奈良に帰った時、亡くなった妻を想って歌ったものです。
 

 

梅の花集へ
月ヶ瀬梅渓へ
 

梅は中国が原産で、古代は一重咲きの白梅や野梅が主流であった。万葉集では梅の花が122種登場する。



雪の白梅 法華寺 

紅梅 法華寺