山背の国・当尾の里


京都府の南部、京都、宇治、城陽の3市と久世、綴喜、相楽の3郡が山背(山城)の国。奈良山を越えると山背の国にはいる。

 
山背の山々・雪景色

とく来ても 見てましものを 山背の 高の槻群(つきむら) 散りにけるかも

早く来て見ればよかったものを。山背の高の槻(けやき)の木々はもう葉を落としてしまっているよ。

高市連黒人 万葉集 3-277

 
三体地蔵                    桧林

春日山を最高峰とする丘陵が木津川に下るあたりが当尾丘陵。鎌倉・室町時代の石仏の里。

山背の 泉の小菅 なみなみに 妹が心を 我が思はなくに

万葉集 14-2471