我が背子が 見らむ佐保道の 青柳を 手折りてだにも 見むよしもがも

万葉集 8-1432

うち上る 佐保の川原の 青柳は 今は春へと なりにけるかも

大伴坂上女郎 万葉集 8-1433

 

千鳥鳴く 佐保の川瀬の さざれ波 やむ時もなし 我が恋ふらくは

大伴坂上女郎 万葉集 4-526

千鳥鳴く 佐保の川門の 瀬を広み 打橋渡す 汝が来と思へば

大伴坂上女郎 万葉集 4-528