道の辺の 草深百合の 花笑みに 笑みしがからに 妻といふべしや
万葉集 7-1257
道の辺の繁みに咲く百合の花のように、ちょっと微笑みかけたからといって、妻と決めてかからないでくださいよ。
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものぞ
万葉集 大伴坂上郎女 8-1500