石榴(ざくろ)  : ザクロ科

万葉名 
翼酢・波禰受 (はねず

思はじと 言いてしものを 
はねずいろの 
うつろいやすき 我が心かも

大伴坂上郎女 万葉集 4-657

もう恋はしませんと言ったのに、また恋をしてしまいました。私の心ははねず色のように移ろいやすいのかしら。
 

 


東大寺二月堂の回廊の下の参篭所の前には石榴が植えられている。 6月ごろ咲きそろう。

あおい科の落葉低木。淡いピンクのひらひらした5枚の花びら。庭木によく植えられる。
芙蓉の名は古代中国では蓮の花につけられていた。朝開き夕方にはしぼんでしまう。
芙蓉の品種の酔芙蓉は朝は白いが午後には赤くなる。




東大寺二月堂


2004.9.23 奈良市水門・知事公舎の辺りのざくろの実