Architecture ≫
天王寺HOOP
Architect ≫
竹中工務店
Year ≫
2000.9
Place ≫
大阪府大阪市
History ≫
オープンエアプラザ・光るビッグサークル・シースルーな外壁環境など、新しい大阪のトレンドリーダーとしての要素もあり、地域の活性化を目指したもの。
Estimation
★★★★☆
 

@近鉄百貨店あべの店の裏側に位置する。立地的には下町であり、メインストリートからは見えないという最悪の立地にも関わらず、テナントの内容、オープンエアプラザなどの開放的な空間によって集客力は阿倍野の中でも高いほうだと思う。近鉄百貨店・MIOそしてHOOP全てが葛゚鉄百貨店の運営というところがすごい。この場所は繁華街とは正反対の「下町」と言っても過言でもないくらいに静かな地域であった。阿倍野天王寺というと、なんとなくパッとしないイメージがあったが、そもそも天王寺周辺に住んでいる人は梅田なり心斎橋なりにショッピングに出かけていたと思う。そこに「HOOP」という箱の中にBEAMSやらLOFTなど、人気のある施設が存在することによって、かつて無い活気がこの「下町」にでてきている。最近どこにでもあるスタバに行列ができるほど、ここに訪れる人はそういった場所を求めていたのだろう。これくらいの物を作らないと街は変化しないな。ファエスティバルゲートよ。

ちなみに、昼間よりも夜の方がガラスのウォールが輝いて綺麗。

A写真は通天閣を見た夜景(HOOPとは関係ない)。

それにしても天王寺は大阪の顔だ。