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Architecture ≫
テピア
Architect ≫
槇総合計画事務所
Year ≫
1989.4
Place ≫
港区北青山
History ≫
最先端の素材・技術・デザイン
Estimation
★★★★★
   

用途は展示施設、ホール、スポーツ施設。

一見箱型施設であるが、
屋根、開口部、エントランスなどのディティールと、
各部の素材の確実な選択が
その完成度の高さを示している。

2Fエントランスへのアプローチ。

水面の上をブリッジが渡り、その水面にブリッジが映し出される。

小さな空間だが、そのには静寂を求めたマニフェストが感じられる。

槇氏の建築は、そのディティールで絶大なる支持を与えられているが、
この建築ではスチール、ガラス、アルミなどの素材を徹底的に密度高く使用し、完成している。

花崗岩のような高級感もあり、なおかつ金属としての光沢で、ハイテクでもある。

突出しているにも関わらず、立派に建築の一部として階段がある。
手摺のディテール、階段の素材等の要素が合わさって、そのような演出が感じられるのだろう。

ガラス壁面のサッシュパターンは、
より外部に近いエッジ側では大きなパターンとなり、
歩道に隣接するボユームの圧迫感を和らげている気がする。
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