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Architecture ≫
WATERLOO INTERNATIONAL TERMINAL
Architect ≫
Nicholas Grimshaw
Year ≫
1993
Place ≫
London
History ≫
TGVの国際ハイテクステーション
Estimation
★★★★★
 

グリムショウらしい、エンジニアリングの要素が詰まった駅。
この駅はTGVターミナルなので、その辺の駅のように
気軽に中には入れない。
しかし、そのターミナル以外にも見ごたえは十分にあった。
TOPの写真はターミナルの巨大アーチ。
その連続がすごい。大スパンを飛ばしながら、
延々続く。
ブルーのトラスが色鮮やかであり、
構造美を表現している。
この中には入れなかったが、
以下の写真はこのアーチ側面にあるエントランスホール。

メカニックな表情を持ったエントランスホール。
蛇行しながら連続する。
狭い空間だが、吹き抜けへの一体感、ガラスのノンサッシュ壁など、様々な小技で内容のある空間が作られている。
連続するガラス。
DPGだが、サッシュを使わずに90度のガラスを上部に取り付け、ノンサッシュで限りなく透明に近づいている。
エントランスのドアは警備上の為か、なにやらごちゃごちゃとしてる。
写真では分かり辛いが、吹き抜けから一層部分に入るエッジが面取りされている。
細かい配慮で、これだけ一体感のある空間ができる。もはやそこには「吹き抜け」と「一層」という概念がなくなり、「L字」という空間が成立している。
TGV以外のプラットホーム。
このプラットフォームは昔、偶然なにかの写真集で見たことがあった。このブルーに光るFL仕込みガラスブロックに囲まれた階段室は、昔卒業設計の参考にした。偶然の出会いに少し感動。
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