悠悠撮影の旅

琵琶湖は初夏の薫り

               ☆2004.6月
                 平池・守山・マキノ町・比叡山

                朝靄が消えようとしている頃、木立越しにカキツバタが見えてきた。
               爽やかな空気に青紫の色が鮮やかに広がる。
               既に何人かの方が撮影されている。もっと早く来ると良い条件に出会えるのかな?
               空いている場所に入れて貰いカメラの準備する。
               柔らかな朝日が斜めから差し込み木立やカキツバタの花が水面に映る。
               暫くすると風でさざ波が立ち水面が銀色に染まっていく。
               モリアオガエルの卵は、まだほんの少しだけしか見あたらなかった。
               雨が降り、下に雨水が溜まる頃になると沢山の卵を産むのだそうな。


               守山のなぎさ公園に、ピンクの愛らしいハマヒルガオが砂地の上でちょこんと咲いている。
              小さい葉っぱに比べれば大きな花だが、蔓が短いので殆ど地面の上で懸命に咲いている感じがする。
              訪れる人もしゃがみ込んで観賞し花とおしゃべりしている感じ・・・(^-^)

               斜光が降り注ぐ木立の中で楚々と咲く笹百合に出会った。
              前日の雨に濡れて、優しい色合いの花弁に玉露が光っている。
              ほんわりと甘い香りに包まれ幸せ気分になる。


                琵琶湖の湖面は光線によって様々な色に変化する。
               朝日が上がった頃、光る湖面をえり漁の船が横切る・・・
               葭の間から波が揺れて輝きずっと見ていても飽きない。

                マキノ高原に行く手前にメタセコイアの並木道が続く。
               四季を通じて色々な表情を見せてくれる。


           夕景を撮ろうと待っていたが、陽が沈む頃暑い雲の中に隠れてしまい湖面はグレーの色になってしまった。(左下)
          諦めてカメラをしまい、ふと空を見上げて少し焼けているのに気が付いたがそのまま車を走らせた。
          たが、空は段々赤味が増し雲の模様も面白くなってきた。
          車止めて撮りたいが中々Pがない。(>_<) かなり走ってやっとPが見つかり、
          急いでバックを取り出し何処でも良い感じで三脚立てて撮り始める頃には、
          赤い色に焼けた範囲が狭く色もあせてきた。それでもと何枚かシャッター押してみた。