高島トレイル
                      
愛発越から水坂峠

                           2011/5/3-5/5
       高島トレイル運営協議会主催 サポート付き ソロテントでトレイルスルー 20名

5/3 マキノ駅9:50−国境BS10:23−採石場登山口10:45ー乗鞍岳12:30/12:52−芦原岳14:21−黒河峠16:00

高島トレイル80kを2回に分けてソロテントで縦走する催しが協会主催であり参加しました。サポート付きとあり、どの程度のサポートか分からなかったで問い合わせると、テント、シェラフ、マット、食料、水などは運んでもらえ、日帰りの荷物で歩けると聞き参加しました。
個人参加10人と団体参加10人の20名です。サポートしてもらわずに15k以上と思われる荷物を持って歩く人も4人ほど居ました。登山口にはキンキマメザクラが満開で迎えてくれました。いきなりの急坂ですが結構早い速度で登って行くので付いていくのが大変です。600mを過ぎた辺りからブナ林が現れました。イカリソウ、オオバキスミレ、イワナシ、カタクリ、イワウチワなどが次から次と咲いています。曇り空で黄砂の影響で野坂岳、敦賀湾などの展望もかすかに見える程度です。

イカリソウ イワナシ 黒河峠のテン場 ブナ林

乗鞍岳、芦原岳とアップダウンを繰り返しながらテント場の黒河峠に着きました。サポートの車が先着して待ってくれていました。早速テントを設置して、買出しを頼んでいたアルコールとわずかな摘みで酒盛りの後、それぞれに自前の夕食です。私はアルファ米の赤飯と缶詰め、味噌汁であっという間に終わってしまいました。

5/4出発6:00−三国山7:18−明王の禿8:16−赤坂山9:18−粟柄越9:26−寒風11:12/11:40-大谷山12:05/12:20ー抜土13:50

      
オオバキスミレ 寒風 イワウチワとカタクリ バイカオウレン 明王の禿

黒河越から赤坂山自然遊歩道が始まりますが雪がたっぷりと残った道です。今日は朝から良いお天気です。登山道は雪の残っている所が結構あります。イワウチワやカタクリ等が次から次と咲いています。今日の行程は短いので休憩がたびたびあり、ペースが取りにくいです。三国山から荒々しい岩の明王の禿や赤坂山でゆっくりと休憩しながら展望を楽しみます。大塚や割谷の頭にも寄り道をします。寒風や大谷山で2回に分けて食事タイムです。天気が良いので若狭湾や琵琶湖が綺麗に見えます。今日のテント場は近江坂の河内林道の予定でしたが雪が一杯残っていて車が入って来られないので、福井県側から廻って粟柄谷林道を通って抜土がテント場です。広場の前の林はイワウチワの群落です。早い時間に到着したのでクロモジとタムシバを煮出してハーブティーをご馳走になりました。今日の夕食はおにぎりとナポリタンヌードル、みかんです。

ミヤマカタバミ エンゴサク イワウチワ 抜土のテン場

5/5 出発5:30−近江坂6:30−大御影山7:30−大日尾根9:00−p88710:07−三重岳11:07/11:35−水谷別れ12:20−p674 12:52−ワサ谷分かれ13:23−武奈嶽14:12−水坂峠16:00

昨日は予定よりも1時間手前がテント場だったので、今日の行程は9時間50分です。朝3時半ごろから他のテントの人が動き出したので私達も4時に起き出してラーメンとおにぎり,野菜ジュースの朝食です。5時半から歩き出しました。ここは何回も歩いたコースです。大御影山までは至る所にイワウチワが咲き乱れています。その先はブナ林が見事です。大御影から三重嶽までは始めて歩くコースです。ぐんぐん下って又登って行きます。

福井の街と海 ブナの巨木 イワカガミ 三重嶽

大日尾根から南に方向を変えてぐんぐんと登って行きトレイル最高峰の三重嶽(974.1m)に到着です。1回目の食事タイムです。琵琶湖と敦賀方面が見渡せます。その先の武奈嶽までの永い事、やっとの思いで到着です。でも両サイドの展望が慰めてくれます。赤岩山西峰を過ぎるとやせ尾根の岩場があり、緊張して進みます。標高が下がってくるとイワカガミが咲き出していました。その後は下り一方ですが帳尻を合わせるためか,急坂をすごいスピードで下っていきます。椿が一杯の椿ロードを過ぎるとまもなく水坂峠で今回のハーフトレイルの終点です。10時間半良く頑張りました。迎えの車を目にしてやっと終わったのだという安心感と満足感を味わうことが出来ました。くつき温泉で3日間の汗を流して帰路に着きました。

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