佐渡島    尻立山(940m)    2007/4/24

京都22:55−新潟7:02−新潟港9:20−両津11:50−12:40(バス)−アオネバ登山口12:55−落合13:45−アオネバ十字路15:00−ドンデン山荘15:46−尻立山16:40

両津港 アオネバ渓谷

夜行バスではほとんど眠れないで新潟に着きました。フェリーで佐渡に渡り、ドンデンライナーでアオネバ登山口に着きました。来る途中のバス道に白いニリンソウが沢山咲いていました。登山口から沢に沿って登っていきますが、両側に次から次と花が咲いています。

ニリンソウの群落 青ネバ十字路

ニリンソウ、キクザキイチゲ、オオミスミソウ(雪割草)、カタクリ、ヒトリシズカ、シラネアオイ、アマナ、ミヤマカタバミ、福寿草、思いザックを背負ってしゃがみこむ姿勢の連続でくたびれますが、沢山の花が癒してくれます。十字路に近づく頃から日陰で雪が見られます。4年ほど前に出来たドンデン山荘は綺麗な宿で今日は満員の宿泊客です。

ドンデン山荘からの両津港と加茂湖 尻立山
ニリンソウ ザゼンソウ 福寿草
ヒトリシズカ アマナ エゾエンゴサク
ミスミソウ ミスミソウ ミスミソウ
カタクリ カタクリ シラネアオイ
キクザキイチゲ キクザキイチゲ キクザキイチゲ
アラゲヒョウタンボク ナニワズ エンレイソウ

      
                 金北山 (1172m)2007/4/25

ドンデン山荘7:13ー十字路7:38ーマトネ8:19ー真砂の峰9:33ー金北山11:52ー白雲台13:30

天気予報は70%の雨を示していたので、コース変更を考えたが予定通り金北山縦走になった。ドンデン山荘を出発する時は曇天ながら雨は降っていなかった。合羽、スパッツの完全武装です。樹林帯の中の登り道です。周りにはカタクリ、ミスミソウ、キクザキイチゲが沢山ありますが、昨夜の雨に濡れて重たく蕾のままです。マトネまで来ると見晴らしも良くこれから行く金北山が見えます。

マトネ(向こうに金北山) アオネバの由来の青い土の山肌

高低差の余り無い歩きやすい道を進んで行きます。イモリ平を過ぎた頃から雪道になってきます。私達を追い越して3人の男性が進んだ足跡が雪道に残っていたり、テープがまめに付いていて分かりやすいです。あやめ池はガスの中でかすかに分かる程度です。

イモリ平 役の行者近くの冬道

其処から先は60度ほどの雪の壁です。昨夜小屋で金北山に縦走すると言った時に、「きつい登りですよ。大丈夫ですか」と言われました。なるほどすごい急登ですが、雪は腐っているので一歩づつ踏み込んでいくと、何とか登っていけますが2度ほどずるずると後退してしまい、後ろのリギさんをひやひやとさせました。

あやめ平 金北山山頂

登り切ってしばらく行くとモーターの音がしだすと神社と防衛庁の施設がガスの中から急に現れます。金北山山頂です。軒下で宿で作ってもらったおにぎりを食べます。其処からは防衛庁の管理道路が付いています。防衛庁の車が霧の中から何台か追い越していきます。予定よりも早くに白雲台の登山口に着き迎えのタクシーで佐和田のユースに行きました。

               金剛山 (962.2m)   2007/4/26

ドンデン山荘9:40ー尻立山10:00ー小芝園10:46ー雪畑山分岐12:42ー金剛山13:46ー組上14:20ー白瀬口15:15

両津からドンデンライナーでドンデン山荘に行きました。小雨混じりの風の強い日です。高原の道は風をさえぎる物が無く、すごい勢いで吹き荒れています。私のザックカバーがあっという間に吹き飛ばされてしまいました。ガスで展望もありません。ドンデン池の所でわずかに霧が晴れて池が見えました。大分進んだ所で向こうから来るメンバーがありました。ドンデン池からアオネバ渓谷に行くのに、ガスっていて見過ごして,行き過ぎて戻って来たそうです。

ドンデン池 雪畑山分岐
ルートを探します 金剛山が見えました

樹林帯に入ると風は少なくなりましたが、今度は雪道です。人が余り入っていないようで道は踏み固められていなくて、ズボズボと膝ぐらいまで入ります。そっと慎重に足を運んでいきます。ルートも分かりにくく、地図とコンパスで確認しながら進んで行きます。コースタイムよりも大分時間が掛かりやっと三角形の金剛山が目の前に見えてきました。
金剛山 白瀬登山口

其処からは雪も無く急登を登り切った所が山頂でした。下りは南尾根ですから雪は全くありません。3時にタクシーを予約していましたので大急ぎで駆け下ります。キクザキイチゲ、ミスミソウ、カタクリが一面にありますが雨で開いていません。

ショウジョウバカマ ミスミソウ オオイワカガミ

下の方になるとミスミソウなどが咲いていましたがカタクリはもう枯れて来ていました。昨日までオオイワカガミが蕾しか見ていませんでしたが、ここでは綺麗に咲いていました。予定より15分ほど遅れて白瀬口の登山口に着きました。皆が下りてくるまで、地元の人がコゴミを取っていましたので私もお土産にコゴミ取りをしました。両津までタクシーで出て、レンタカーを借りました。翌日は一日観光をして夜行のバスで帰ってきました。沢山の花に出会え、又雪山を堪能する事が出来ました。

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