北アルプス     餓鬼岳(2647.2m) 
                2009/9/23-9/25 2人

24日 白沢登山口6:15ー紅葉の滝7:12−魚止の滝7:39−最後の水場8:19−大凪山10:17−百曲がり12:14
餓鬼小屋13:23−餓鬼岳ー餓鬼小屋

朝4時に起床です。昨夜は雲が垂れ込めていましたが今朝は綺麗な星空です。テントをかたずけて朝食です。昨夜のポトフ鍋の吸い物に道中に買ったかやくおにぎりとりんごです。白沢口の駐車場にはすでに2台の車が停まっていました。沢沿いに登って行きますが木の橋や梯子が至る所に掛けられていて、足元ばかりを見ながら気を抜く所がなく、緊張の連続です。白鬚草弥、ダイモンジソウがあちこちで咲いています。

白沢沿いの橋 木の橋 魚止の滝

最後の水場を過ぎると沢から離れて急高の山道になります。標高差1700mは北アルプス1ではないでしょうか。2000mを越える頃からダケカンバなど黄葉の紅葉が始まっています。百曲がりの近くになると展望も少し得られるようになりますが、雲がかかっていて山名はわかりません。(下山時に鹿島槍と認定)山頂近くで先発の5名に追いつきました。

クロマメノキ ウラシマツツジ ゴゼンタチバナ

今日の餓鬼小屋は団体の20名が下の大部屋で個人客は8名だけで上の小屋の個室に3人だけの贅沢でした。小屋から5分程で山頂です。クロマメノキの熟した実が沢山なっていて口に放り込みます。クロマメノキやウラシマツツジの葉が紅葉して、燕岳や唐沢岳へ縦走路に彩を添えています。5時の夕飯までは充分に時間があるので山頂でゆっくりと天望を楽しみます。しかし雲があちこちに掛かっていて良くわかりません。

唐沢岳方面 小屋前からの餓鬼岳

25日 小屋6:22−大凪山8:02−最後の水場9:14−登山口11:30

朝焼けの燕岳方面と槍ケ岳 中央に富士山と雲海


5時からの食事に備えて小屋の外に出ると素晴らしい景色です。一面の雲海の上に富士山が、左に煙たなびく浅間山、目の前に燕岳がその向こうに槍の頭から穂高連峰が見えます。4日前にいた双六岳も見えます。昨日は雲で山名が良くわからなかったのに今朝は綺麗に見えます。朝食を済ませて出発です。急坂なのでゆっくりと景色を楽しみながら下ります。最後の水場で水を補給して最後の沢道を慎重に下りました。

シラヒゲソウ ダイモンジソウ シュスソウ
帰りの紅葉 沢沿いの梯子場 百曲がりの崖崩れ

明日の八が岳の登山口の清里まで高速を使わないで19号線を走ります。途中諏訪湖の高木温泉に200円で入ります。桶が備えてありませんが近所の道を聞いた親切な方に貸してもらいました。今日は清里のYHに泊まりました。朝夕食事がついていなかったので途中のスーパーで買いだしました。今日の客は3名でした。

  山行記に戻る  トップページに戻る