北アルプス 蝶ガ岳(2664m)常念岳(2857m)大天井岳(2922m)燕岳(2763m)
2007/8/19-8/23 6名

8/20(晴れ) 上高地ビジターセンター6:47ー河童橋6:55ー明神橋7:45/8:10ー徳沢9:00ー長塀山13:08ー蝶ガ岳14:22/15:00ー蝶ガ岳ヒュッテ15:10
アルピコの夜行バスで6時前に上高地のビジターセンターに着きました。朝食と洗面を済ませて出発です。お天気は上々で、、河童橋のあたりも人はそれ程多くはありません。今回コース設定をするのに始めて上高地を訪れるメンバーがいましたので、銀座並みの人出の多い上高地を避けたいと思い、夜行は少々きついでしたが朝に上高地を通過しようと思いました。
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早朝の梓川 |
河童橋と焼岳 |
徳沢から長塀尾根を登っていきます。樹林帯のきつい登りです。夜行バスでの睡眠不足でつらい登りとなりました。長塀山を過ぎるとお花畑や池があり、ほっと一息入れられます。
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長塀尾根 |
イワキキョウ |
樹林帯が終わると槍が岳が急に見え,疲れが吹き飛んでいきます。蝶ガ岳山頂で展望を充分に堪能して小屋に行きました。盆過ぎの月曜日ですので比較的空いていました。
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蝶ガ岳山頂から小屋と常念岳 |
蝶ガ岳山頂 |
8/21(晴れ) 蝶ガ岳ヒュッテ6:16ー横尾分岐6:38ー常念岳11:20/13:00ー常念小屋13:40
今日も快晴です。左手に穂高連峰を見ながらの快適な歩きです。お花畑にはトリカブト、サラシナショウマ、ムカゴトラノオ、シモツケソウ等晩夏の花が沢山見られます。
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ピンクのシモツケソウ |
トリカブトとシシウド |
蝶ガ岳山荘からは、常念岳は大変な登りの様に見えましたがなんなく山頂に着きました。山頂は台湾からの団体の登山客で賑わっていました。今日の宿の常念山荘はもう目の前ですので、ここでゆっくりとして国際交流を図りました。
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常念岳の登り |
常念山頂 |
展望も素晴らしく北アルプスの山々がほとんど見ることが出来ました。、明日登る燕岳の後ろに剣岳、立山連峰、鹿島槍、水晶、鷲羽、薬師、穂高、乗鞍、御岳、最高の展望でした。常念小屋は今日もゆったりと泊まる事ができました。
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穂高連峰 |
大天井岳から中央奥は燕岳 |
8/22(曇り時々小雨、霧)常念小屋6:16ー大天荘9:41ー大天井岳10:06ー大天荘10:53ー大下りの頭12:34ー蛙岩13:03ー燕山荘13:42ー燕岳14:25ー燕山荘15:00
朝から霧が掛かっていて展望は全くありません。おまけに風が強くてしっかりと踏ん張って歩かなければなりません。合羽を着ても暑くはありません。黙々と進んで行きます。時々高山植物が目を楽しませてくれます。
大天荘に荷物を置いて大天井岳を往復します。今回の最高点ですが残念ながら何も見えません。大下りの頭まで鎖場があったり、少しだけ危険な所がありますが難なく通過します。
砂礫地帯にはコマクサがあちこちで見られます。花崗岩の異様な岩が現れ出すと、やがて燕山荘に着きました。ゆっくりしてから燕岳を往復しようと思いましたが合羽やスパッツを脱ぐのが大変ですので、荷物だけを置かせてもらって出発しました。
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燕山荘が見えました |
燕岳山頂 |
岩と砂礫の道にコマクサが見られます。頂上はガスで展望はありません。山荘に引き返して、少しだけ湿った合羽などを乾燥室に干しているとすごい雨が降り出してきました。翌日の朝まで雨は止みませんでした。
8/23(曇り) 燕山荘6:24ー合戦小屋7:17ー代3ベンチ8:15ー代2ベンチ8:48ー代1ベンチ9:14ー中房温泉9:30
夜中はひどい雨と雷でどうなる事かと心配しましたが、5時過ぎには雨も上がり、槍ヶ岳や鹿島槍が見えていました。合戦小屋は店を開いた処で、今日は涼しいし下りで汗もかいていませんので、スイカよりも暖かいコーヒーの気分でした。第3ベンチ、代2ベンチと下るにつれて、下から登ってくる人が沢山います。地元の穂高西中学生200人の団体は元気一杯です。1日違いで燕山荘に泊まり合わせなくて助かりました。
中房温泉でタクシーを予約して(6300円)3日間の汗と疲れを流しました。穂高駅の近くの禄山美術館と穂高神社にお参りして18切符で帰ってきました。途中伊賀上野で集中豪雨で電車が停まってしまい、代行バスが出ましたが2時間ほど遅れて24時過ぎに王寺に着きました。
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