中央アルプス 越百山(2613m) 南駒ケ岳(2841m) 空木岳(2864m)
                 
                            2007/10/1-10/3


10/1 伊奈川ダム ケサ沢駐車場11:50ー空木方面分岐12:00ー南駒ケ岳分岐12:46ー下のコル13:32ー上の水場15:13ー越百小屋16:10
10/2 越百小屋6:19ー越百山7:17ー仙涯嶺8:50ー南駒ケ岳10:34ー空木岳12:47ー木曽殿山荘14:15
10/3 山荘5:40ー見晴台6:17ー八合目6:36ー仙人の泉7:09ー北沢7:43ー八丁のぞき8:24ーうさぎ平8:46ー金沢土場10:30ー駐車場10:35


10/1 平端駅を6時10分過ぎに出発して中央道の中津川ICから19号線を走ります。須原から伊奈川ダムの方に入ります。駐車場の手前20分の処で水道工事の為11時半まで通行止めに遭いました。その間に昼食と用意を済ませてケサ沢駐車場に着いて直ぐに出発しました。生憎と小雨が降り出していて合羽のズボンと傘で歩き出しました。樹林帯の中の道で展望も何もなく、ただ黙々と1400mの高低差の急坂を登っていきます。登り始めは暑くて汗をかいていましたが、上になるにつれて気温も下がり、越百小屋に着いた時は震えている者もいました。先客が4名いて今日の客は私達を入れて9名となりました。5時からの夕食に備えておじさんは忙しくて、期待していたコーヒーは音沙汰なしでした。ネットで見たように天ぷらと茶碗蒸しの夕食でした。

霧の樹林帯 越百山の夕食

7時からてきぱきとおじさんの指揮の下に布団を整えて、寝るしかありません。小屋の柱時計が1時間ごとに時報を鳴らして睡眠の邪魔をして、皆寝不足で朝を迎えました。

10/2 夕べからの雨は止む事を知らず、出発を遅らしているとおじさんに、風が出ると危ないので早く出発するように促されて、合羽の上下を着て歩き出しました。越百山の頂上は展望は全くありません。しばらく平坦な道を進んだ後は仙涯嶺の岩だらけの危険な道です。青空が覗きますが一瞬の事で、又墨絵の世界になってしまいました。ウラシマツツジやミヤマダイコンソウ、チングルマが紅葉していてその美しさに少しは慰めになります。

紅葉のウラシマツツジとガンコウラン 一瞬の青空

今日は標高差の合計が2000mあり、アップダウンの繰り返しです。空木岳がもう直ぐの頃に太陽が覗き、皆慌ててカメラを構えますが直ぐにガスに覆われます。晴れたときに下を伺うと紅葉が大分進んできていて、晴れていれば素晴らしい展望だろうと悔やまれます。

霞む赤椰岳の向こうに南駒ケ岳 一瞬の岩場の紅葉

その後はもう晴れる事もなく空木岳山頂を踏むだけで、急坂の岩の道を下って木曽殿山荘に着きました。砂糖漬けの梅とお茶が温かく迎えてくれました。夕食は美味しいおでんと山菜ごはんが付いていました。

木曽殿山荘が浮かび上がりました 北沢の怖い吊橋

10/3 5時からの朝食を済ませて、今朝も小雨の中の出発です。泊り客のほとんどは池山尾根の方に行きます。6人だけが須原の方に下ります。義仲の力水で水を入れます。見晴台ではさっぱりで 「秋雨や 今日もためいき 見晴台」 すっと一句が浮かんできます。北沢の釣り橋は板が濡れていて、ツルッと滑りそうになり慎重に進みます

崖崩れになった道 ケサ沢の下山口

うさぎ平まで来ると林道歩きです。幸いにも舗装のされていない道で所々崖崩れがあったのかガードレールがへし曲がっている所があります。今日も工事中の為、11時半からの通行出来る時間に合わせてゆっくりと整理体操のつもりで下りました。19号線のフォレスト木曽「恋路の湯」でゆっくりと3日間の汗を流して18時奈良に帰ってきました。

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