知床の山     羅臼岳 1661m    2007/9/3

  木下小屋4:30ー極楽平6:12ー仙人坂6:34ー銀冷水6:53ー大沢入口7:08ー羅臼平7:51ー羅臼岳9:00ー羅臼平   10:00ー木下小屋13:10

木下小屋の宿泊者は私達以外は7名ほどで皆同じ時間に出発となりました。樹林帯ですが何とかランプなしで歩ける明るさでした。今にも降り出しそうなお天気です。タカネトウチソウが一面に咲いています。
タカネトウチソウの道 タカネトウチソウ チシマクモマグサ

大沢あたりに来るとぽつぽつと降り出して風も強く合羽を着ても暑くはありません。キャンプの出来る広い台地の羅臼平辺りにはチシマクモマグサ、イワキキョウ、イワブクロ、クワガタソウ等の花が咲いています。ナナカマドやゴゼンタチバナ、ツバメオモト、タケシマラン等の赤や青の実もなっています。

岩の道を進む 羅臼岳山頂

大きなゴロゴロとした岩山を登り詰めると羅臼岳の頂上に出ます。風が強く展望も全くありません。写真だけを撮って下ります。大沢辺りまで来ると風もやみ、霧もなくなりました。木下小屋まで戻ってきて、ホテル地の涯の温泉に入って斜里岳の登山口、清岳荘まで移動しました。

ナナカマド ヒメミヤマウズラ 木下小屋

           斜里岳  1547m    2007/9/4

  清岳荘登山口5:20ー二股6:20ー上二股8:19ー馬の背8:50ー斜里岳9:13/10:00ー馬の背10:25ー上二股10:47ー  二股12:46ー清岳荘14:15

雨は降っていないものの、今日もどんよりとした天気です。沢沿いの道を何回か渡渉を繰り返しながら登っていきます。二股からは本格的な沢歩きとなり慎重に進んで行きます。上二股まで来るとほっとします。

沢沿いに歩く 二股からの道 滝の横を進む

馬の背辺りに来ると時々太陽が覗きます。山頂近くになると晴天になり、斜里の町並みが綺麗に見下ろせます。屈斜路湖や摩周湖の島も綺麗に見えます。阿寒の山や昨日登った羅臼岳も遠くに見えます。今日は羅臼の時ほど風も強くありません。神社の処でゆっくりと時間を取って食事にします。

馬の背からの道 斜里岳山頂と清里の町 遠くに羅臼岳

下りは新道コースを下ります。熊見峠からは山頂や馬の背、歩いてきた道が見渡せます。帰りの沢道は水嵩が大分少なくなっていました。清岳荘から 雌阿寒の野中温泉に移動です。

熊見峠から馬の背と山頂 ミソガワソウ 3年前に新しくなった清岳荘

           雌阿寒岳 1499m    2007/9/5

  野中温泉登山口5:10ー7合目7:06ー雌阿寒岳7:49ー野中温泉登山口9:00

登山届けを出して出発です。薄暗いアカエゾマツの樹林帯を登っていきます。来年の蕾をつけたエゾイソツツジが沢山あります。1合目、2合目と標識がありいつの間にか7合目まで来ていました。溶岩のゴロゴロとした道です。

メアカンフスマ ガンコウランの実 眼下にオンネトー

メアカンフスマもまだ残っていて可愛い花をつけています。晴天ではありませんがオンネトーのコバルトブルーの湖面が見えます。岩の上にスタンドと発電機が置かれています。何をするのでしょうね。硫黄の臭い匂いがし出すと、あちこちで煙を吐きだし鉄を含んだ赤い色の火口湖が異様な姿で見られます。山頂からは阿寒湖の向こうに雄阿寒岳が綺麗な姿で聳えています。

火口湖 山頂からの阿寒湖と雄阿寒岳 オンネトー

阿寒富士の方面は雲があって何も見えません。今回阿寒富士からオンネトーの方面に下りたかったのですが、宿の方が山頂で阿寒富士の姿が見えないときは、迷いやすいので来た道を引き返すようにと言われていましたので、山頂で景色を楽しんだ後同じ道を引き返しました。野中温泉に戻ってから車でオンネトーまで移動して池の周りをのんびりと散策しました。今回3つの山を登り、浜小清水まで移動して明日はゆっくりと観光です。

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