北八ケ岳   天狗岳(2645.8m) ニュウ(2351.9m)
                              2007/11/4ー5

11/4 平端6:25ー唐沢鉱泉11:30ー第一展望台13:12ー第二展望台13:37ー西天狗岳14:17ー東天狗岳14:47ー 中山峠15:45ーニュウ分岐15:58ー中山16:15ー高見石小屋17:13

渋の湯から入り、高見石小屋としらびそ小屋に泊まる2泊3日の周遊コースを設定しました。しかし1日目以外は天気予報は悪いようでした。急遽コースを変更して唐沢鉱泉から入り展望の良い天狗岳に登る1泊2日のコースにしました。

唐沢鉱泉 第一展望台からの蓼科山方面 展望台からの天狗岳

何とか天狗までの3時間だけ天気が持ちますようにと祈りました。唐沢鉱泉の前から樹林帯を登って行きますが日曜日の事で下ってくる人が結構いました。急に見晴らしが開けて展望台です。目の前の天狗岳から赤岳、蓼科岳やアルプスの山が見渡せます。赤茶色に紅葉したカラマツ林が見事です。

展望台からの赤岳 第二展望台 西天狗への登り

西天狗岳は大小の岩をよじ登ります。山頂近くなると雪が残っていて登山道は雪解け道でドロドロです。
西天狗の山頂から今日泊まる予定の高見石小屋に行けそうにないのでキャンセルの電話を入れました。しかし食事の用意をしているのでキャンセル料4000円がいると言われ、頑張って行く事にしました。

カラマツの紅葉と蓼科山 赤岳方面

快晴に近かった天気も東天狗では雲が大分出てきて、時間もなく早々に出発です。中山からの下りは北斜面で雪が沢山残っています。凍っている所もあり慎重に進みます。ゴロゴロ岩の長い下り道で日が暮れてきて急ぎます。やっとの事で小屋の明かりが見えほっとしました。ストーブとコタツの入った暖かな小屋で今日は私達5人だけの貸切です。

東天狗岳山頂 東天狗からの下り 中山からの下りの雪

皆で「4000円の節約の為に頑張ってよかったね」と言い合いました。夜歯を磨きに外に行くと星空が輝いていました。

11/5 高見石6:54/7:03ー高見石小屋7:08ー白駒池7:37/7:46ー白駒湿原8:03ー稲子湯分岐8:39ーニュウ     8:49/9:30ー縦走路10:09ー中山峠10:22ー黒百合平10:28ー渋の湯分岐11:12ー唐沢鉱泉12:07

 暖かいロールパン等の洋食の朝食を済ませて、高見石に登ります。今日泊まる予定のシラビソ小屋にキャンセルの電話を掛け、了解を得ます。

高見石からの白駒池 高見石からの小屋 高見石小屋
ストーブとランプの小屋 白駒池 白駒湿原

快晴ガ予想される天気で、白駒池や金峰山、アルプスの展望ガ得られます。小屋に戻り白駒池に行きます。紅葉は終わりナナカマドの実がわずかに残っています。苔むした岩にシラビソやトウヒの樹林帯、白駒湿原を通りニュウに向かいます。大きな岩の塊をよじ登ってニュウの山頂に出ます。

白駒池と蓼科山方面 北アルプス方面

富士山が遠くに南北のアルプス、手前に昨日登った天狗岳がどしりと聳えています。今日は天気は期待していなかっただけに、素晴らしい展望に皆大満足です。充分に展望を楽しんだ後は縦走路に戻り、開けた黒百合平に出ます

東天狗岳と奥に西天狗岳 富士山と金峰山方面

。後は北八つ独特の岩と苔と針葉樹の道をドンドン下って唐沢鉱泉に出ます。鉱泉の源泉でしょうか、湧き出た水がたまり湯の花を作り2段の池になってまるで中国の九塞溝を思わせます。唐沢鉱泉で2日間の汗を流して奈良に戻ってきました。

唐沢鉱泉前のカラマツの紅葉 鉱泉の源泉

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