大雪山系         トムラウシ山 (2141m) 
                  2008/7/21-7/23  4人

21日(曇り) 層雲峡ロープウェイ8:10−7合目8:57−黒岳10:14−赤石川11:21−北海岳12:36/13:05ー白雲岳分岐13:59−白雲岳14:27−白雲岳分岐14:51−白雲岳避難小屋13:15

昨夜礼文島でユースの人たちの盛大な見送りを受けて稚内に着きました。稚内から4人用の得割切符で旭川までJRで来ました。途中で利尻山の全貌が車窓からやっと見ることが出来ました。
今日の行程は短いからとユースの朝食を取ってからの出発にしました。朝は天気が良かったので早くに目覚めていたので後悔しました。

チシマノキンバイソウ チングルマ・エゾツガザクラ等の群落

黒岳の7合目まで来ると祭日の事で沢山の人が登っていました。石室までの道はエゾツツジ、エゾツガザクラ、イワヒゲ、イワブクロ、イワウメ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、チシマツガザクラなど次から次と群落していました。赤石川辺りに来ると雪も残っていました。白雲岳分岐で荷物を置いて白雲岳まで登りました。周りの雪渓が綺麗な縞模様を作っていました。

北海岳からのお鉢 白雲岳から
白雲岳山頂 避難小屋が見えました

避難小屋は空いていて一階は私達以外4人だけでした。外でラーメンを炊いていたら意外とガスが少なくなり、慌てて小屋の中で炊く事にしました。飲み水を煮沸しなければならないので、この後ガスが足りなくなってはと管理人に相談すると1つ分けてもらえました。(結局3日間で大きなガスボンベ1つで足りました)

22日(雨) 白雲岳避難小屋4:30−忠別岳8:21−忠別避難小屋分岐9:20−五色岳10:32−ひさご沼避難小屋12:26

朝から雨で出発を見合わせるメンバーもいましたが、私達は予備日がないのでとにかく出発しました。雨は小雨が降ったり止んだりと1日中していました。止んでいる時を見計らい適当な所で休憩をしました。遠くにトムラウシ山の王冠が見えて、まだまだ向こうだなと思いました。

遠くにトムラウシの王冠が見えます(高根が原) コマクサ

忠別岳に着いても避難小屋は中々ありませんでした。着いたらゆっくりと休憩したいと思っていましたが、道から往復25分とのことであきらめました。ハイマツとナナカマドが両側から迫った細い歩きにくい道が続きます。五色岳に来ると沼の原から来た10人と出会いました。化雲岳からは雪渓があったり神遊びの庭といって広々とした所で目印を頼りに進みます。疲れも出てきてやっとひさご沼避難小屋にたどり着いた気分でした。

忠別岳 ひさご沼避難小屋

小屋は停滞していた若者が2階に上がってくれて、下の良い所を取ったつもりでしたが、その後次から次とやってきてその夜は満杯となりました。

23日(雨) ひさご沼避難小屋4:45−南沼分岐8:13−トムラウシ山頂9:00−こまどり沢12:27−短縮コース分岐ートムラウシ温泉17:00

今日も雨で停滞する人が多くて伝言を頼まれます。長い雪渓を突っ切って化雲岳からの道の稜線に出ます。大きなゴロゴロ岩の歩きにくい道でペンキに導かれて進みます。

ヒサゴ沼 雪渓を渡る

ナキウサギの鳴き声が身近に聞こえたかと思うと一瞬姿を現し消えていきました。山頂近くになってからが雨が大降りになり、雷も遠くで鳴っていてひやひやと登ってやっと山頂にたどり着きました。長居は無用とさっさと下りトムラウシ公園でゆっくりとガスを炊いて休憩です。その頃からトムラウシ温泉からの登山者とすれ違います。

南沼分岐 トムラウシ山頂

その後からの道はどろどろの田んぼのような道が続きます。こまどり沢まで一旦下りドンドンと登っていきます。ずいぶん長く歩いたつもりでしたがやっとカムイ天上の標識が出てきてがっかりです。でもドロドロ道が少しはましになってきました。短縮コースの分岐を羨ましく見ながら温泉コースを突き進んでやっとの思いで温泉に到着です。

トムラウシ公園 コマクサ

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