大雪岳 富良野岳 美瑛岳                               
                                                     H16.7.8-7.12
                                                    同行者 K, N ,U

 8日(木) 空港近くのオリエントレンタカーの事務所でホンダのフィットを借りる。ナビに層雲峡ユースの電話番号  を打ち込み Nさんの運転で出発。途中 「とうま」 の道の駅で昼食と買い物をする。フルーツトマトときゅうり  がとても美しい。 3時前にユースに着き荷物を置せてもらい、銀泉台に車を置きに行く。大雪ダムから入った道は、  舗装のしていない砂利道であるが、 それほど高低差もなく狭くもない。    銀泉台にレンタカーを、明日下りて  きた時用に残してUさんの車で4人で戻る。     途中大函や銀河流星の滝を見学したりして、ユースに戻る。

 9()雨 4時半起床して自前の朝食を食べる。食堂に電気ポットがあり味噌汁とコーヒーを入れて活を入れる。  雨合羽とスパッツをつけて、傘をさして宿から歩いて5分の乗り場へ、  6時発の一番の ロープウェイとリフト  に乗って 黒岳7合目に着く。

6:35登山届けを出して出発。次から次と現れる高山植物に   雨にもめげず、写真を撮り  まくりながら黒岳山頂に到着(7:55)黒岳石室でトイレを 借りて少し休憩、 雨はやみそうになく 展望もほとんどなし  だが、花は最高でハクサンイチゲ、ハクサンチドリ カラマツ  ソウ ハタザオ コメバツガサクラ イワウメ ミヤマキンバ  イ メアカンキンバイイワヒゲなどが満開である。

 北海岳(10:13)を過ぎて 前のパーティの後を 着いて  歩いていたが、彼らが 白雲の非難小屋泊り  と聞き私達は  銀泉台まで行かなければ いけないので少しスピードをあげる。  小泉岳は分からないうちに通り過ぎ、 赤岳の登りの頃は雨も  ひどくなりカメラのレンズも曇ってしまう。 コマクサ平では  コマクサが今を盛りと沢山咲いている。それ以外でもイワブクロ、  エゾコザクラ  ミネズオウ エゾツガサクラ チングルマ   コケモモ  イワヒゲ キバナシャクナゲ クモマユキノシタ   チョウノスケソウ  ホソバウルップソウ   ジムカデ エゾオヤマノエンドウ キバナシオガマ
ツマトリソウ    ミツバオウレン ショウジョウバカマ イソツツジ エゾツツジなどが次から次と見られる

 銀泉台に13:50到着  ドロドロになった靴やスパッツを   洗い場で洗って、下山届けを出して、Nさんの運転でユースに  戻る。 荷物を2台に積み込み旭川空港にレンタカーを返しに  行く。   Uさんの車一台に荷物をきゅうきゅうに詰めて、
 十勝吹上温泉白銀荘に向かう。  美瑛のスーパーで食料の買  出しをする。 朝食の献立が難しいので雑炊にする事にする。  それなら夕食は鍋で同じ材料で味噌味と醤油味の雑炊ができる。  ホタテ、 鮭、 鱈 鶏肉、つみれ、豆腐、あげ、野菜 など  を買いこむ。  白銀荘につく頃には 雨も少し小雨になって  いたので、キャンプ場の水道で 靴やカッパを洗って、 まず  乾燥室に干してから、温泉に入る。
吹上温泉は 冬に湯治の旅  で来て気に入って今回ここを中心に廻りたいと思い計画をたてた。

 12人部屋の2段ベットで三方囲いがあり 前はカーテンで周りを気  にしなくて良い。  乾燥室も完備して食堂も食材以外なんでも  用意されていて、温泉は申し分ないし素泊まり2600円でとても廉い。

 10()雨 4:30起床6:20望岳台より今日も合羽を着ての  ての出発となる。「十勝岳はつまらないので カットして美瑛岳  だけにしよう」と私が提案したが、Uさんが「それは登った人の  言うことで始めての人は、百名山でもあり登りたいよ」と、言う  ので、KさんとNさんは 十勝岳経由 美瑛岳に、 Uさんと私は  美瑛岳だけと 始めから分かれての出発となる。 雨も昨日ほど  は降っていないので どうせ私たちの方が 短い時間だからと、  コザクラとイワヒゲの群落の道を 写真を撮りながら、ゆっくり  と登っていく。 途中で携帯が鳴って、つながらなかったものの  多分十勝岳の頂上からだろう、と私達もピッチをあげる。十勝岳  分岐で休んでいると、Kさんらしき話声 が聞こえてくるので、振り返ると 彼女達2人である。十勝岳から美瑛方面に  来る人は誰もいなくて、初めてあったのが私達だったようで、うまく再会出来て大喜びである。    4人で美瑛岳山頂  に到着 (12)  昼食を食べている間に一組だけの登山客に出会う。  下りは 雲の平までは 行きとは違う道を  下り、雲の平では、どろどろの急峻を下り、ボンビ川の沢を渡ると後は花畑の気持ちの良い道を下って、望岳台に到着。   今日も靴や合羽を洗って乾燥室のお世話となる。

 11() 曇り 朝起きて乾燥室から合羽を 取ってきて、たたんでいると、  「雨は降っていませんか」と言われて、  窓を開けると、なんと今日も雨でがっくりする。 KさんはUさんと一緒に待っていると言う。  なんとか一番簡単な  コースで3人で登ることにする。2人ともアミノバイタルを飲んで、気合を入れての出発となる。登山口の十勝岳温泉に 車で上って行くと、雲が切れて雨もあがっている。三段山分岐を過ぎる頃から、沢山の高山植物が現れ、贅沢にも食傷ぎ  みである。富良野岳の頂上に着いた頃は (9:15) 雲が時々切れて 十勝岳や三段山が見えたりしる。コースタイムより  早く来れたし天気も良くなったので 三段山を廻って帰れるかなと 思ったが、上富良野岳分岐に来る頃は、すごい霧と  風で、又合羽を着込んで、考慮の余裕もなしで十勝岳温泉の方に下る。  D尾根の300階段は歩きよい傾斜で思っていた  ほど大変ではない。       13:50 十勝岳温泉に到着    Uさんは眠っていてあまりの速さに驚いている。
 ほんとの露天の吹上温泉が、近くにあるのでトイレで水着を着込む。 Nさん以外棄権したが、彼女も温泉に来ると男性が  沢山フルチンで入っているので、入らないと言う。半パンを着ている私は足湯だけと思い、入りに行くがやはり思い切っ  て水着になってはいる。目の置き場に困り、そうそうと切り上げる。富良野や美瑛の四季彩の丘を通りながら旭川の駅近  くのフゥイトネスホテルに向かう。


  12()晴れ 大雪が始めての2人が、旭岳にやはり登りたい、とい   うので行こうとしたが、2日前よりロープウェイが修理に入っていて、   動かないので結局あきらめる。 朝食の後又皆で常盤公園まで散歩にい   く。 11時前にチェックアウトをして旭山動物園にいく。オランウータ   ンの餌の時間で、高い塔が離れてつあり間を中ずりになって渡らなけ   れば、ならないように工夫されていて、  自然にパフョーマンスが、   見られるようになっている。 水中トンネルを人が通ってオットセイを   見たり、白熊やペンギンが身近に見られる。月曜日なのに、たくさんの   見学者でにぎわっている。
  空港に向かう途中農協のスーパーに寄って海産物の干物のお土産を買う。

   Uさんに旭川空港に送ってもらい5日間の、たくさんの思い出を持って、Uさんと北海道に別れをする。残念ながら雨   ばかりで眺望に恵まれなかったが、  沢山の花との出会いは満足するものであった。自炊宿の経験も楽しかったし、   露天風呂もちょぴりスリルがあったし、 工夫されて特徴ある動物園も楽しかった。

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