夕張岳
                                     2004/6.18-6.21

  千歳空港からカーナビに誘導されて、30分ほどで、ウトナイYHに到着。 建物は古いが部屋も布団も風呂も料理(ジンギスカン鍋他)も まずまずで 料金が2950円ととても廉い。6時になっていたので,夕食を済ませ目の前が湖なので少し散歩をする。   鳥が沢山 囀っているが姿は見えない。

  19日(曇り時々雨)  5時前に目覚めて湖に散歩に行く


ウトナイ湖のコブハクチョウ

ネイチャーセンターを通りすごして樹林間を過ごし草原に出ると、エゾキスゲ、ハマナス、 ノハナショウブなどが咲いていて、センダイムシクイが盛んにチョチョピーと鳴いている。  他にも色々鳴いているが姿は見えない。

 一人の男性と出会い、これから苫小牧にクマゲラを見に行くと言うので、あつかましく一緒  に乗せて行って貰う。駐車場脇の一本の木の上の方に、大きな穴が見える。 沢山のカメラマンが待機している。 さっき出て行った、とのことでしばらく話し込んだり、鳥の写真を見せてもらっていると、「今はいったよ」と言われて、あわてて見守っていると 雛のすごい鳴き声の後、雄が飛び立っていく。 あっという間だったので、写真を撮る間もなかったが  肉眼で一瞬でも見られてよかった。  6時半になったのでユースまで又送ってもらう。  ラッキーである。

                  

 朝食を済ませ、食器を洗い、部屋にさっと掃除機を掛けて出発。   北海道三大秘湖(東雲湖、オンネトー)のオコタンペ湖を見に支笏湖 の方にドライブ雨がパラパラとしたりして天気がもひ とつで、せっかくの湖面はただの湖と変わらない。帰りは16号線で前回サイクリングした道の脇を走って千歳東から高速に乗って夕張に行く。 時間が早かったので、翌日集合の清水沢駅を見に行く。ユースから10分である。今日の宿のユースは、ログハウスの新しい家で、畑の中の一軒屋 である。部屋も料理も素敵で申し分ない。

 20日(曇り時々晴れ)今回は3泊4日であるが実動は2日しかない。 それならとウトナイ湖と夕張岳に登ろうと、インターネット で検索すると、ユウパリコザクラの会のメールアドレスがありゲートの開閉時期を 問い合わせると、会長さんから 「6/20は会の 学習登山の日だからご一緒にどうぞ」とご親切な返答をいただく。集合場所に行くと皆さん若くて元気そうな方達で、少し心配であるが関西人 の根性で、頑張ろうと思う。登山口まで三台の車で行く。運転の苦手な私にとってこの登山道が、気がかりであったので助かる。 ゲートを開けてもらって進むと,歩いている人があり、自分達のラッキーをかみしめる。

 登山口を過ぎてすぐに  ノビネチドリ、ミゾホオズキなどが出てきて カメラを向けている 「これから上にまだまだ一杯だから」と先に進む。冷水の沢で休んでいると シラネアオイが一輪 現れる。私の友達は今回シラネアオイが、初めてのお目見えの事で、大喜びでカメラを向ける。 またまた「上に一杯だから」と言われる。  ほんとにそれからはツバメオモト、サンカヨウ ズダヤクシュ、 エゾノリュウキンカ ハクサンチドリ、 ヤシオツツジ、  アズマキク、 ハクサンイチゲ  シロバナエンレイソウ、エゾイチゲ、ウコンウツギ、クロツリバナ タカネサクラ、 ナンブイヌナズナ、ミツバオーレン、ミヤマオダマキ、 ミヤマキンポウゲ、 シナノキンバイ、  チングルマ  シロウマアサツキ、ユキバヒゴタイ、 イワウメ エゾヒメクワガタ、エゾフウロ、 キバナシャクナゲ、イワベンケイ ミヤマダイコンソウ ユウパリコザクラ、ムシトリスミレ タカネグンバイ、 シソバキスミレ、エゾエンゴサク  等等等 白、黄、ピンク色とりどりでデジカメを フル回転で撮りまくる。  固有種の夕張草は丁度良い 時期であるが、ユウパリコザクラは、時期が過ぎたのか、数が少なくなっているのか 遠くに 数本確認出来たのみで残念である。

 今回18名登ったうちの、5名ほどの方は 頂上には行かないで登山道の 補修をされていた。 今後の皆さんの活躍を期待される。

 標高差1000mの登山は、結構大変であったが林道歩きを省略でき、沢山のシラネアオイの満開の 時期に登れて大満足の山行であった。

  
        シラネアオイ   遠くに夕張山を見る ノッカー地形の岩の隆起



登山口7:07--冷水の沢8:25--石原平9:20--望岳台9:38--ヒョウタン池10:42--夕張山頂12:00/12:25--望岳台14:00--馬の台分岐14:30--
ヒュッテ15:13--登山口15:30


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