三菱商事への質問状

2007年3月1日作成

 三菱商事がインドネシアでバイオエタノールやバイオディーゼル燃料の生産に向け調査・検討中との報道があり、メールにて以下の質問状を送りました。回答があれば、回答もこのページにて載せる予定です。

三菱商事への質問状(2007年3月1日、500字以内という制限あり)
 2月24日の日経新聞朝刊に「インドネシアでバイオ燃料生産」という記事が載っていました。貴社ではインドネシアでバイオエタノールやバイオディーゼル燃料の生産に向け調査・検討中とのことですが、バイオディーゼルの原料とされるであろうパームオイルに関しては、大規模なオイルパームプランテーションの開発により、貴重な生態系を持つ熱帯林が破壊されてしまうという問題が起こっております。さらに、インドネシアでは、プランテーションの開発を進めているところが、泥炭湿地帯であることが多く、プランテーションの開発のために、火災も含めて、大量の二酸化炭素が排出されているという問題が、指摘されています。また、バイオエタノールの原料となるキャッサバやサトウキビの生産のためにも、森林が伐採される可能性もあります。そして、農薬や化学肥料などを使えば、エタノール生産のために、多くのエネルギーを消費してしまうことにもなります。すばらしい社会環境活動についての方針をもつ貴社がこのような問題点について、どのように考えるのか、お答えください。
三菱商事への質問状(字数制限がなければ送ろうと思っていた全文)
(もし、三菱商事のかたがご覧になったら、こちらも読んでください。)
三菱商事様
 貴社の社会環境活動についての基本理念はとてもすばらしいものと思います。三綱領では「かけがえのない地球環境の維持にも貢献する」とされ、企業行動指針では「企業活動のあらゆる面において地球環境の保全に努め、持続可能な発展を目指す。」とされています。さらに、三菱商事環境憲章では「資源の開発やその他事業投資・取引などの展開にあたっては地域社会および生態系への影響に配慮する。」とされています。
 さて、2月24日の日経新聞朝刊に「インドネシアでバイオ燃料生産 伊藤忠、年10万キロリットル 三菱商事・三井物産も検討」という記事が載っていました。貴社ではバイオエタノールやバイオディーゼル燃料の生産に向け調査・検討中とのことですが、バイオディーゼルの原料とされるであろうパームオイルに関しては、大規模なオイルパームプランテーションの開発により、貴重な生態系を持つ熱帯林が破壊されてしまうという問題が起こっております。森林の破壊は地球温暖化にも直結するだけでなく、オランウータンなどの貴重な野生動物さらに、未発見のものも含め多様な生物を絶滅させるおそれを生じさせています。また、住みかを奪われたゾウなどの動物たちと住民とのトラブルも生じています。また、森とともに生きる先住民達の生活を悪化させ、自然と共生するために、人類にとっても大事な先住民族の文化も破壊されていっています。さらに、インドネシアでは、プランテーションの開発を進めているところが、泥炭湿地帯であることが多く、プランテーションの開発のために、火災も含めて、大量の二酸化炭素が排出されているという問題が、指摘されています。
 また、バイオエタノールの原料となるキャッサバやサトウキビの生産のためにも、農地の確保のため、森林が伐採される可能性もあります。そして、農薬や化学肥料などを使えば、エタノール生産のために、かえって多くのエネルギーを消費してしまうことにもなりかねません。
 すばらしい社会環境活動についての方針をもつ貴社がこのような問題点について、どのように考えるのか、お答えください。
 なお、この質問は、私が制作している「世界の森を守れ」というWebサイトに公開いたします。貴社からの回答がありましたら、それも、「世界の森を守れ」のWebサイトに公開いたします。もし、回答がない場合も、回答がなかったことをWebサイトで、公開いたしますので、よろしくお願いいたします。
 なお、「世界の森を守れ」のサイトに、貴社のWebサイトの社会環境活動のページへのリンクをさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。