(2004年10月8日)
| 手紙書きキャンペーン インドネシアの紙製品 〜第1弾〜 環境にやさしいイオン社に熱帯林にも やさしくなってもらおう! |
インドネシア・スマトラ島のリアウ州南部に位置する熱帯低地林地域であるテッソ・ ニーロは、世界的にも生物の多様性が非常に高く、地域の固有種であるスマトラゾウ も生息していることから、WWFがゾウの保護区として提唱している地域です。インドネ シア政府もテッソ・ニーロ地域の森林の重要性を認め、2004年7月にその一部を国立公 園に指定しました。 テッソ・ニーロの周辺は、産業植林やアブラヤシのプランテーションの認可地に囲 まれています。産業植林やプランテーションは、天然林を皆伐することによって造成 されるため、環境に多大な影響を及ぼします。また、地域住民によって伝統的に利用 されてきた土地も伐採対象となっており、土地が奪われることになります。それだけ ではなく、動物や魚の数が減少し、水資源が枯渇するといった影響が心配されていま す。 APRIL社は、アジア・パルプ&ペーパー(APP)社とともにインドネシアで最も大きな 紙パルプ会社のひとつです。原料の多くを、天然熱帯雨林を皆伐したものに依存して います。APRIL社が伐採認可を取得した土地の多くは状態のいい天然林で、テッソ・ニー ロの周辺を囲むように伐採認可を取得しています。また、最も大きなプララワンの認 可取得地は、世界自然保護モニタリングセンター(WCMC)によって未開拓林(原生林) に分類されています。 また、APRIL社の製品は古紙を全く利用していません。現在、日本における平均古紙 利用率は60%に達しています。PPC用紙などの印刷情報用紙の古紙利用率はまだ2〜3割 ですが、古紙利用率の高いPPC用紙は多数生産されています。森林環境への影響を低減 するため、また天然資源を有効利用するために、古紙は最大限に利用すべきです。 日本国内でAPRIL社のコピー用紙「PaperOne」を扱っている会社のひとつが、イオン 株式会社です。イオン社が経営するジャスコでは、PaperOneが山積みで販売されてい ます。 JATANは2003年5月、イオン社に対して、報告書を提出してAPRIL社の環境や社会への 影響について指摘し、APRIL社の製品の取り扱いを再検討するよう働きかけてきました。 同年7月には、同社の環境・社会貢献部部長および商品開発担当マネージャーとの会合 も行なっています。しかし、同社は現在でもPaperOneの取り扱いを続けています。 イオン社は、小売店の中でも環境への取り組みには積極的な会社です。さまざまな 環境社会貢献活動を行っており、同社の環境方針の中でも「グリーン購入を推進し、 環境負荷の少ないものを使用・購入するよう努めます」と明記しています。また、同 社はグリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する今年の「グリーン購入大賞」において、 経済産業大臣賞を受賞しました。 イオン社にさらに環境にやさしい企業になってもらうため、また、APRIL社による環 境や社会への悪影響を食い止めるために、APRIL社の製品の取り扱いについて真摯に再 検討するよう、私たちからも手紙を書いて要望しましょう。 宛先: 【E-mailの場合】 cs@aeon.info (お客さまからのイオンへのご意見・ご要望・お問合せ先) 【郵送の場合】 〒261-8515 千葉市美浜区中瀬1-5-1 イオン株式会社 環境・社会貢献部 部長殿 文案(独自の手紙を書かれると、より効果的です) ---------------------------------------------------------------------------- 拝啓 私は、インドネシアのスマトラ島で、現地の紙パルプ会社であるAPRIL社が、ゾ ウをはじめとするさまざまな生物が生息するテッソ・ニーロ地域などの豊かな森林を 皆伐し、環境や社会に対して悪影響を及ぼしていることを知りました。テッソ・ニー ロ地域は、今年7月に国立公園に指定されたと聞いています。また、そうした操業によ って生産された紙製品を貴社が取り扱っていることを最近知り、驚いています。 貴社は、環境への取り組みには大変積極的な会社で、さまざまな環境社会貢献活動 を行っていることを存じ上げております。また、貴社の環境方針の中には、「グリー ン購入を推進し、環境負荷の少ないものを使用・購入するよう努めます」と明記され ています。それにもかかわらず、保護価値の高い熱帯林を皆伐して生産された紙製品 を取り扱っておられることは、残念でなりません。貴社の環境方針に則り、APRIL社の 製品の取り扱いについて、真摯に再検討していただくことを切にお願い申し上げます。 敬具 名前: 連絡先: ---------------------------------------------------------------------------- インドネシアの紙製品の問題については、http://jatan.org/ipp/をご覧下さい。 熱帯林行動ネットワーク(JATAN) |