この問題は、日米環境活動支援センターが取り組んでいます。また、「トーメン/スリラン
カ問題連絡会」も結成されました。
お問い合わせは
日米環境活動支援センターの宮崎さんまで(宮崎さんのメールへ)
トーメン/スリランカ問題最新情報(7)〜(20)は、日米環境活動支援センターから送られてきたメールをそのまま掲載したものです。
トーメン/スリランカ問題最新情報(20) |
| 【報告】 ピヤラタナ師の来日にともなって、エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会からトーメン に対して出された要求書が、6月14日にトーメン/スリランカ問題連絡会を通してト ーメン側に提出されました。 14日にトーメン/スリランカ問題連絡会共同代表者の大倉神父と佐久間事務局長は、 トーメン東京本社で地球環境室長の吉田正樹氏と会い、現地からの「要求書」を正式 に手渡しました。また、その際にピヤラタナ師との面会を6月28日におこない、回答 をすることを確認してきたということです。提出された「要求書」(和訳)は次の通 りです: ********** 2000年6月6日 JAPAN 東京都千代田区丸の内3-8-1 トーメン丸の内ビル 株式会社トーメン 代表取締役社長 田代 守彦 殿 拝啓 Stop financing Eppawela Phosphate Mining Project 周知のように、日本の株式会社トーメンは、エッパーワラの燐鉱石を採掘するために 法人組織となったSarabohoomi Resources社(非上場企業)〔所在地:Colombo 01, Janadhipathi Mawatha, No.41〕の全株式の内、25%を所有しています。 その事業計画には、56平方キロメートルにおよぶエッパーワラにある私たちの先祖伝 来の土地で行われる実地探査と採掘、および生態系のバランスが非常に壊れやすい沿 岸地のトリンコマリーにおける450エーカーの広さの燐酸肥料製造施設の建設が含ま れています。この計画によって26ヶ所の村落と23ヶ所の主な灌漑用貯水池、さらに「 ラジャラタ(Rajarata)」に水を運んでいるジャヤ・ガンガ(古代の人々が作った運 河)が5キロメートルに渡って破壊されるのをはじめ、その他多くの天然資源と遺跡 などが破壊されることになります。 その事業計画によってスリランカにもたらされる恩恵はなく、多くの恩恵は株式会社 トーメンと当該プロジェクトのもう一つの外国資本パートナーであるIMC−アグリコ 社によって分けられることになります。企業側はエッパーワラの燐鉱石をその事業計 画において非常に価値があるものと見積もっているにもかかわらず、それに見合った 公正な利潤がスリランカ政府、あるいはスリランカ国民にもたらされることはありま せん。 2000年6月2日に最高裁判所において、エッパーワラの燐鉱石採掘事業に反対する地元 住民によって提出された基本的権利に関する訴え(申請番号884/99)に対して判決が 下されました。その判決によって、エッパーワラ地域に住む国民はこの天然資源の保 護者として認められたのです。それ故に、貴社はそこに住む国民に対して当然しなけ ればならない正当な注意を払うことなく政府との契約に取り掛かることは不可能です 。 過去において貴社は、この事業の交渉に関して不透明で非民主的な態度をとってきて いるので、私たちはこの事業に関る貴社を信用することができません。この天然資源 の保護者として私たちは、私たちの社会的、環境的および文化的権利は、事業と称さ れるものから来る恩恵とは異なるものと考えています。またそれに関連して、エッパ ーワラでの貴社の事業はこの国のためにならず、私たちの環境、社会的権利、それに 伝統的な生活様式を破壊するものであるということもわかっています。その上この事 業は、将来の燐酸肥料の需要に見合うように私たちを貴社のような多国籍企業に依存 させ、私たちの財産である燐鉱石を30年で取り尽くすことになるのです。 それ故に、私たちは貴社に対して、非常に非民主的で不透明、かつ特にエッパーワラ とスリランカの一般国民の権利に反するこの事業計画の契約に加わるべきではないと いうことを強く要求いたします。 さらに、スリランカの天然資源を今後さらに損なうおそれのあるSarabohoomi Resources社の株主であることを止めるよう、強く要求いたします。 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(19) 2000年6月12日 |
| 【案内 1】 住民代表来日!報告集会(6/28)の案内 日時:6月28日(水)午後6時30分開場 会場:江戸東京博物館・会議室(JR両国駅隣) 内容:ビデオ「エッパーワラ 2000」上映 報告「トーメン・スリランカ問題の経過」 澁谷利雄(和光大学教員) 連帯挨拶 宮崎さゆり(日米環境活動支援センター) 住民代表の訴え「私たちを追い出すな!生活を奪うな!」 ピヤラタナ師(エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会代表) 質疑討論 参加費:1000円(住民代表渡航費カンパ) ※集会案内チラシ郵送をご希望の方は、事務局の佐久間さん [rc21@asahi-net.email.ne.jp]までご連絡下さい。多数の方の報告集会への参加を期 待しております。 【報告】 トーメン/スリランカ問題連絡会は、スリランカ大統領宛の英文手紙を6月10日に駐 日スリランカ大使館に郵送しました。スリランカ大統領宛の手紙(日本語オリジナル )は以下の通りです。 <スリランカ政府への要請書> 2000年6月10日 スリランカ大統領 Chandrika Bandaranayaka Kumaratunga 殿 拝啓 スリランカでは今、日本の総合商社トーメンが米国の肥料メーカーIMCアグリコ 社とともに出資を計画しているエッパーワラ地区での大規模な燐鉱石採掘事業に反対 する住民運動が起こっていると伝えられています。 私たち日本の市民は、日本の企業が参加するこの事業によって、採掘予定区域内の 多くの住民たちが立ち退きを余儀なくされたり、ユネスコによる世界文化遺産の認定 候補地でもある同地域の文化遺産や住民たちの生活基盤である運河、貯水池、寺院等が破壊され、さらには地元住民たちの健康被害も危惧されることに、深く憂慮しています。 私たちは、日本の市民の責任として、トーメンに地元住民たちが強く反対している本事業への出資を断念するよう働きかけています。 私たち日本の市民は、貴殿ならびにスリランカ政府に対して、本件事業が環境と地 元住民たちの生活基盤を破壊する恐れのある限り、許可しないようお願いするものです。私たち日本の市民は、貴殿ならびにスリランカ政府が豊かな自然と環境との調和 ある国づくりを進められるよう期待しております。 敬具 トーメン/スリランカ問題連絡会 共同代表 大倉一美(カトリック司祭) 【案内 2】 連絡会第3回事務局会議のご案内 日時:6月13日(火)午後7時〜9時 会場:真生会館第2会議室(JR信濃町駅前) 議題:第1次キャンペーン(6月末)の準備 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(18) 2000年6月7日 |
| 【スリランカの声】 スリランカのジャーナリストであるローハン・ウィジエシンハさんは、前回の朗報に 対しての感想を次のように書いて送ってきていますので、それをここにスリランカの 声として皆さんにお伝えしたいと思います。 以下、ローハンのメール(6月6日付)から一部抜粋 「私達は裁判所の判決をとても喜んでいます。しかし、闘いは終わっていません。米 国企業のフリーポートと政府は、まだ判決に対するステートメントを発表していない のです。私達は企業側と政府は判決を不服として控訴すると考えています。そして事 業計画を推し進めようとするでしょう。それ故に、日本においてのあなた達の活動が 重要なのです。もし、トーメンにこの事業計画への投資を止めさせることができれば 、それこそフリーポートに手を引かせる最後の打倒となるはずです。」 【経過報告】 トーメンと豊田通商への「問い合わせ」文を5月16日付で郵送しましたが、まだ回答 がトーメン/スリランカ問題連絡会の方に届いていません。連絡会の佐久間さんがト ーメンに電話で確認したところ、「回答を作成中、できる限り早く郵送します」 と の返事をうけたそうです。 ※トーメン東京本社が5/8に下記に移転しており、地球環境室長も代わっています。 新住所:千代田区丸の内3-8-1 トーメン丸の内ビル 電話:代表03-5288-2111 地球環境室03-5288-2076(吉田正樹室長) 【ビデオ「エッパーワラ 2000.4」の紹介】 スリランカ在住の日本山妙法寺の浅見上人が一時帰国され、その際に在米スリランカ 人ジャーナリストが撮影したビデオ「エッパーワラ 2000.4」 をトーメン/スリラ ンカ問題連絡会に提供されました。現地の人々の暮らしの様子や燐鉱石採掘事業の模 様などが撮影されていて、わかりやすいビデオです。ナレーションは英語で、30分も のです。貸し出し・頒布をご希望の方は大倉神父[jonikura@eb.mbn.or.jp]までご連 絡ください。なお料金は、当キャンペーンへのカンパとして、貸出料が3000円、頒価 5000円(送料込み)とさせていただきます。 【ご案内】 連絡会第3回事務局会議 日時:6月13日(火)午後7時〜9時 会場:真生会館第2会議室(JR信濃町駅前) 議題:第1次キャンペーン(6月末)の準備 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
朗報: トーメン/スリランカ問題最新情報(17) 2000年6月2日 |
| 【朗報】 スリランカの活動家からの連絡によると、6月2日にスリランカ最高裁の三人の判事は 全員一致で、エッパーワラの原告達に差し迫った基本的権利の侵害が認められるとし て次のような判決を下しました。 1)地質鉱物局(Geological Mines Bureau)が国立科学財団(National Science Foundation)およびその他の専門機関の協力のもとで、エッパーワラの燐鉱石に関す る包括的な調査を完了させるまで、被告全員はエッパーワラの燐鉱石に関する如何な る行動もしてはならない。 2)その調査では燐鉱石の埋蔵量や環境への影響など重要な要素を確証すること。 3)調査結果は公表されること。 4)被告は原告それぞれにつき25,000ルピー(およそ350ドル)と、加えて別に 12,500ルピーを支払うこと。 以上のような判決をスリランカの活動家たちは「勝利」(Victory !)と評していま す。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(16) 2000年5月26日 |
【報告】 5月16日に「トーメン/スリランカ問題連絡会」は、トーメンと豊田通商の社長宛て にエッパーワラの開発案件に関する申入れ・質問状を送付しました。その手紙を下記 に公開いたします。ご一読下さい。 ******** 2000年5月16日 株式会社トーメン 代表取締役社長 田代 守彦 殿 トーメン/スリランカ問題連絡会 共同代表 大倉一美(カトリック司祭) 同上 渋谷利雄(和光大学教投) 〔連格先〕〒204‐0022東京都清瀬市松山l‐2l‐l2 カトリック清瀬教会気付 Tel:0424(9l)0l04 Fax:0424(9l)96l5 スリランカでの燐鉱石事業に関する問い合わせ スリランカでは今、御社が出資を計画しているエッパーワラ地区での大規模な燐鉱 石採掘事業に反対する住民運動が起こっていると伝えられています。 現地からの情報によると、この事業によって、採掘予定区域内の少なくとも万2000 人が立ち退きを余儀なくされるほか、ユネスコによる世界文化遺産の認定侯補地でも ある同地域の文化遺産や住民たちの生活基盤である運河、貯水池、寺院等の破壊、さ らには地元住民たちの健康被害も危倶されています。この事業計画について、住民た ちには何も知らされていないこともあって住民たちの不安はいっそう増しているとの ことです。 私たちは昨年10月に、米国ワシントンDCで活動している「日米環境活動支擾センタ ー」からの呼ぴかけに応え、御社に本事業計画への出資見直しを求める要請書をお送 りしました。 私たちは現地からの支援要請を受けて、この4月l8日、本件に関する日本の支援グ ループとして「トーメン/スリランカ問題連絡会」を発足させました。連絡会には、 環境保護団体や消費者団体、海外進出企業監視グループ、弁護士、研究者など日本の NGO関係者が参加しています。 ご存知のようにスリランカでは今、内戦による政情不安が拡大し、政府が事実上の 「戦時体制宣言」を行い、当面、新規の事業投資は見合わせる方針を明らかにしてい ます。かかる状況下で、地元住民らが強く反対している事業に日本企業が出資するこ とはリスクという面でも見直す必要があると思います。私たちは、御社に地元住民ら が強く反対している本件事業への出資を断念するよう重ねて申し入れるとともに、以 下の事項について質問させていただきます。 記 1.昨年l0月26日付のご回答によると「事業化調査中」とのことですが、この「事業 化調査」の内容(調査項目と実施方法等)について教えてください。また、事業化調 査にあたって、地元住民たちにどのように説明もしくは対応されているのか教えてく ださい。 2.本件事業計画案では、御社と米国IMCアグリコ社、現地のLanka Phosphate Ltd. 3社の共同出資となっておりますが、3社の業務上の関係、とくに御社の関わりにつ いてどのように予定されているのか教えてください。 3.本件事業計画案の概要(採掘・生産規模、工程、事業年数、製品の内容、製品の 販路等)について、具体的に教えてください。 4.御社はこれまでに、燐鉱石関連の事業(採掘事業ならびに燐酸塩肥料等の製品の 販売等)に携わった実績はあるのでしょうか。あるとすれば、その内容を教えてくだ さい。 5.ご存知のように、これまでに世界各国で行われている燐鉱石の採掘及び加工処理 事業においては深刻な環境間題や健康被害が起こっていると聞きます。御社では、か かる事例について既に情報をお持ちと思いますが、燐鉱石の採掘事業で産出される廃 棄物(中には放射性物質であるラジウムがかなり含まれている)の処理も含め、どの ような対策等を考えておられるのか、教えてください。 以上、ご多忙のところとは存じますが、上記連絡先までご回答いただければ幸いで す。 ******** <豊田通商への添付文書> 2000年5月16日 豊田通商株式会社 代表取締役社長 千輪 博 殿 トーメン/スリランカ問題連絡会 共同代表 大倉一美(カトリック司祭) 同上 澁谷利雄(和光大学教授) 書類送付のご案内 拝啓 新緑の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 さて、突然の連絡で恐縮ですが、このほど御社が資本提携および業務提携された( 株)トーメンに同封別紙の問い合わせ文を送付しましたので、ご参考までに、コピー をお届けしました。ご一読いただければ幸いです。 この度の御社と(株)トーメンの資本提携によって、御社は(株)トーメンの筆頭 株主となられたことから、トーメンに役員を派遣の上、経営再建にあたられると聞い ております。トーメンが出資を予定し、現在、事業化調査を進めているスリランカで の燐鉱石採掘事業は、「トーメングループ経営再建計画」においても、また御社にと ってもリスクが大きいものと思われます。 本件につきまして、御社が日本の企業グループを代表するトヨタグループの一員と しての見識の下に、適切なるご判断をいただけますよう要望いたします。 敬具 【お知らせ】 トーメン/スリランカ問題連絡会の第2回事務局会議を下記のように開催します。ご 多用のところとは存じますが、ご参集ください。 ■日時:5月30日(火)午後7時〜9時 ■会場:真生会館・第2会議室(JR信濃町駅前) ■議題:6月末キャンペーンに向けて ※当日は進出企業問題を考える会の事務局会議(6:30〜)と合同で開催します。 連絡先:佐久間真一[rc21@asahi-net.email.ne.jp] 【訂正】 前回(5月21日)に配信した「トーメン/スリランカ問題最新情報(14)」の番号 は(15)の間違いでした。訂正してお詫び申し上げます。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(14a) 2000年5月22日 |
| 【ピヤラタナ師への招待状】 来る6月末(6月26日〜7月1日)に「エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会」の主宰者ピ ヤラタナ師を日本に招いて、トーメン/スリランカ問題のキャンペーンが実施される 予定です。「トーメン/スリランカ問題連絡会」の共同代表者である澁谷利雄先生の スリランカ訪問(5月20日〜24日)のおりに、エッパーワラのピヤラタナ師に渡され た招待状は次の通りです: 2000年5月20日 スリランカ、エッパーワラ ガルカンダ寺 マハーマーンカダワラ・ピヤラタナ師様 拝啓 私たち日本の市民は、エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会の皆さんの活動に連帯の意 を表するとともに、地元住民の皆さんをはじめ多くのスリランカの人々が反対してい るエッパーワラでの燐鉱石採掘事業に日本の企業トーメンが出資を予定していること に憂慮しています。 私たちは、この問題について日本国内で世論を喚起し、トーメンにエッパーワラ住民 の生活と文化遺産、環境を破壊する同事業への出資を見直すよう求めるため、4月1 8日に「トーメン/スリランカ問題連絡会」を発足させました。連絡会には、環境保 護団体や消費者団体、多国籍企業監視団体、弁護士団体などの日本のNGO関係者が 参加しています。 連絡会では、きたる6月末に、エッパーワラでの燐鉱石採掘事業問題に関する市民向 け報告集会やトーメンへの申し入れなどを行うため、地元住民を代表して貴方に来日 をお願いすることにしました。来日日程と主な予定、滞在先等は次のように計画して います。 1.来日日程 2000年6月26日(月)〜7月1日(土) 2.主なスケジュール 6月26日(月) 来日歓迎夕食会 6月27日(火) トーメン・スリランカ問題連絡会とのミーティング 国会議員向け報告会(記者会見) 6月28日(水) トーメンへの申し入れ 市民向け報告集会 6月29日(木) 予備日(連合など関係方面訪問、都内観光など) 6月30日(金) 予備日 7月 1日(土) 帰国 3.滞在先 東京都清瀬市松山1-21-12 カトリック清瀬教会 4.滞在費等 渡航費と滞在費は日本側で全額負担し、渡航費は事前にお渡しします。 以上、ご多忙のところとは存じますが、よろしくお願いいたします。 敬具 トーメン/スリランカ問題連絡会 共同代表 澁谷利雄(和光大学教授) 共同代表 大倉一美(カトリック司祭) 【お願い】 6月来日予定のピヤラタナ師への旅費カンパをお願いします。「トーメン/スリラン カ問題連絡会」の賛同費(年間)は、団体1口5000円・個人1口3000円となっていま すが、旅費カンパはトーメン/スリランカ問題最新情報を読んでいただいている皆様 の御志の範囲内で送っていただければ幸いです。もちろん旅費カンパを賛同費として 送っていただいても結構です。送金は下記の郵便振替でお願いいたします。郵便振替 口座番号:00120-3-178053 口座名:進出企業問題を考える会 *通信欄に「トーメン/スリランカ」と明記してください。 また海外からの送金は、<国際郵便為替の場合/送金先・受取人> 〒204-0022 東 京都清瀬市松山1-21-12 カトリック清瀬教会 大倉 一美神父 <電信為替の場合/銀行口座> 銀行支店名:第一勧業銀行 神保町支店(店番号010) 普通預金 口座番号:1570436 口座名:進出企業問題を考える会 代表 大倉一美 (お願い)銀行振込の場合、送金者の住所及び内訳がわからないため、できる限り国 際郵便為替での送金でお願いします。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(14) 2000年5月8日 |
| 今回はトーメン/スリランカ問題の核心となっている「燐鉱石」をよく知るために、
サンフランシスコのバークレーを中心に活動するNGO「プロジェクト・アンダーグラ ウンド」のウェブサイトから、燐鉱石に関する基礎情報を取り出し、以下にまとめて お送りいたします。 ******** 【基礎情報:燐鉱石について】 1)燐鉱石のある場所 燐鉱石の鉱床は地球の表面に広く見られるが、良質で商業開発に適したものは限られ ている。現在の主な生産地域は、米国、ブラジル、モロッコ、西サハラ、イスラエル 、ロシア、チュニジア、ヨルダン、中国、南アフリカ、トーゴ、セネガル、カザフス タンとなっている。 2)燐鉱石の使用目的 植物と動物の栄養素として必須の要素である燐は、燐鉱石を主な産出源とする。米国 で使用される燐鉱石の90%は、燐酸(Phosphoric Acid)と過燐酸(Superphosphoric Acid)に変えられ、それらはアンモニウム燐酸塩肥料を製造するための媒介として使 用されている。また、残りの10%は化学工業に使用され、家畜飼料添加物、洗剤、農 薬、炭酸飲料、マッチ、アルミニウム磨き粉、木材、写真フイルム、歯磨きペースト 、髭剃りクリーム、石鹸、化粧品、布染め剤、ガソリン・オイル添加剤の製造に利用 されている。 燐はATP(アデノシン三リン酸)のような生体に欠くことのできない多くの分子と一 体となって存在している。ATPは生体内でエネルギーの獲得と利用に重要な働きをす る物質であり、またそれは遺伝子コードに必須のDNAやRNAの支柱となるものである。 3)環境内の燐 燐は燐鉱石やその鉱床から環境に入ってくる。燐鉱石の中には、燐灰石(Apatite) やグアノ(Guano)と呼ばれる海鳥糞がある。風化や侵食作用によって燐鉱石は、徐 々に燐を水溶性の燐酸塩イオンとして環境内へ放出する。そして、植物は肥料または 栄養分としてその燐酸塩を吸収するのである。 植物がバクテリアによって腐った場合、燐酸塩は再び環境へ放たれ環境中に戻ってい く。最終的に多くの燐酸塩は、侵食作用と浸出作用によって水の中に洗い出されるこ とになるが、再び、水に溶けた燐酸塩は植物と海藻の栄養分として役立つことになる 。研究は燐酸塩が植物と海藻の成長に限定的に作用する物質であるということを明ら かにしている。つまり、その量が十分でなければ植物はゆっくり成長するか発育が妨 げられることになり、また、その量が多すぎれば成長過多(特に海藻において顕著に 見られる)ということが起こるのである。 4)燐鉱石の採掘作業について(ヨルダンにあるヨルダン燐鉱石採掘場についての記 述引用) 「操業中の燐鉱石の採掘と開発は、多様な容積の入れ物を備えた電動の自動ラインを 使って、機械化された露天掘り技術を用いて行われている。砂、石灰石およびその他 の物質から成る余計なものは、自動ラインで突いて取り除かれ、露出した燐鉱石は割 ったり穴をあけたりして取り出される。こうして選別された燐鉱石は大型トラックに 積まれ、それをこなごなにしてふるい分ける採掘場近くの工場へと運搬される。この 工場では、質の悪い燐鉱石は取り除かれ、残りの燐鉱石は貯蔵所で蓄えられ、さらに その次の加工処理工場へと運ばれるのである。」 5)燐鉱石の加工処理工程について 燐鉱石が発見された場所にあった砂や粘土などは、燐鉱石と分離されなければならな い。そのための「浮揚工程」では、燐鉱石の細かい粒を浮かび上がらせてすくい取る ために、攪拌水流システム、化学薬品および気泡が使われている。 燐鉱石から化学肥料を製造するのに必要な燐酸を製造するために硫酸が使用され、そ の時にできる副産物が燐石こう(Phosphogypsum)である。燐鉱石の鉱床にはウラニ ウムやカドミウムが含まれているので、典型的に燐石こうはラドンとその他の放射性 物質を含んでおり、非常に有害な物質である。 6)燐鉱石採掘の環境への影響(米国フロリダ州の事例紹介) 米国フロリダ半島のメキシコ湾岸中央に位置するタンパ市から、内陸へおよそ50キロ メートルのところに位置するボーン・バリー岩層(Bone Valley Formation)から採 掘される燐鉱石の産出量は、米国全体の4分の3、世界全体の4分の1を占めている。こ の地域では、20万エーカー(800平方キロメートル)以上がフリーポート社とIMC‐ア グリコ社によって露天掘りされている。採掘された跡地は、まるで豪雨の後に沢山の 車が通った痕跡のように見え、そこには沢山の溝と穴、そして山のように積まれた廃 泥と何千エーカーの軟泥の窪みが残されている。燐鉱石の採掘にともなう廃棄物とし て産出する燐石こう(Phosphogypsum)を積んだ山が20あり、それらは10階立ての塔 と同じ高さで、400から600エーカー(1.6から2.4平方キロメートル)の土地を占有し ている。 かつてこの廃棄物は地元の川に投棄処理されていたが、現在はそのような慣行は米国 環境保護庁によって禁止されている。というのは、燐石こうには放射性物質のラジウ ム(半減期1602年でラドンに変わる)がかなり含まれており、それを廃棄物として安 全に取り扱い貯蔵する方法がないからである。 米国環境保護庁はラジウムには発癌性があり、女性に乳ガンをもたらすリスクのある と発表している。しかし、同庁によると、ラジウムへの被曝量を測定することは特別 な機器を使っても非常に難しいということである。「燐鉱石調査のためのフロリダ研 究所」(Florida Institute for Phosphate Research)の研究によると、燐鉱石採掘 場の近くで育った食物から測定される放射能はその他の土地に比べて統計的に高い数 値を示しており、またその他の研究によると、フロリダの燐鉱石採掘場がある地域住 民のガンに罹る率は、その他の地域に比べると3倍高くなっているということである 。 燐鉱石の採掘によるその他の影響は、採掘によって作り出された穴や沈殿池による蚊 の増加が上げられる。また採掘過程には非常に多くの爆破が実施されているので、安 全操業の点において問題があると言える。 <参考引用文献> ・「プロジェクト・アンダーグラウンド」のウェブサイト http://www.moles.org/ProjectUnderground/drillbits/5_02/vs.html http://www.moles.org/ProjectUnderground/drillbits/971207/97120701.html ・「IMC-アグリコ社」のウェブサイト http://www.imc-agrico.com/overview.html 【お願い】 6月来日予定のピヤラタナ師への旅費カンパをお願いします。「トーメン/スリラン カ問題連絡会」の賛同費(年間)は、団体1口5000円・個人1口3000円となっていま すが、旅費カンパはトーメン/スリランカ問題最新情報を読んでいただいている皆様 の御志の範囲内で送っていただければ幸いです。もちろん旅費カンパを賛同費として 送っていただいても結構です。郵便振替口座番号:00120-3-178053 口座名:進出企 業問題を考える会 通信欄に「トーメン/スリランカ」と明記してください。 また海外からの送金は、<国際郵便為替の場合/送金先・受取人> 〒204-0022 東 京都清瀬市松山1-21-12 カトリック清瀬教会 大倉 一美神父 <電信為替の場合/銀行口座> 銀行支店名:第一勧業銀行 神保町支店(店番号010) 普通預金 口座番号:1570436 口座名:進出企業問題を考える会 代表 大倉一美 (お願い)銀行振込の場合、送金者の住所及び内訳がわからないため、できる限り国 際郵便為替での送金でお願いします。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(13) 2000年5月4日 |
| 【お願い】 6月来日予定のピヤラタナ師への旅費カンパをお願いします。「トーメン/スリラン カ問題連絡会」の賛同費(年間)は、団体1口5000円・個人1口3000円となっていま すが、旅費カンパはトーメン/スリランカ問題最新情報を読んでいただいている皆様 の御志の範囲内で送っていただければ幸いです。もちろん旅費カンパを賛同費として 送っていただいても結構です。送金は下記の郵便振替でお願いいたします。できる限 り5月9日までに納入していただけるようお願いいたします。郵便振替口座番号: 00120-3-178053 口座名:進出企業問題を考える会 通信欄に「トーメン/スリランカ」と明記してください。 また海外からの送金は、<国際郵便為替の場合/送金先・受取人> 〒204-0022 東 京都清瀬市松山1-21-12 カトリック清瀬教会 大倉 一美神父 <電信為替の場合/銀行口座> 銀行支店名:第一勧業銀行 神保町支店(店番号010) 普通預金 口座番号:1570436 口座名:進出企業問題を考える会 代表 大倉一美 (お願い)銀行振込の場合、送金者の住所及び内訳がわからないため、できる限り国 際郵便為替での送金でお願いします。 ●次回事務局会議のご案内 日時:5月9日(火)午後6時30分〜9時 会場:真生会館(信濃町駅前)第2会議室 議題:6月末(第1次)キャンペーンの検討 ※皆さんご多忙のところとは思いますが、ご参集ください。 ******** 「トーメン/スリランカ問題連絡会」 (Japanese Citizens for Eppawela)の発足集 会(4月18日)で発表されたウォルターズ博士からのメッセージを紹介します。 2000年4月9日 日本にいるスリランカの友へ スリランカの歴史と文化を専門とし、エッパーワラ周辺の村に長年過ごしたアメリカ 人の仏教学者として、私は日本での支援グループの発足とすべての努力に対し、スリ ランカの人々と自然環境に成り代わって深く感謝いたします。日米環境活動支援セン ターの宮崎さゆりさんより親切に最初の相談会の集まりに関するニュースを受け、さ らに環境と古くからの生活様式を守るための闘いにエッパーワラの人々が勝利するこ とを助ける日本の支援グループの活動に対して、私の確信と感謝の気持ちを表わすこ のメッセージが、日本語に訳されて読まれる今回の発足集会の知らせを受けています 。私はすでに佐久間真一氏と澁谷利雄教授とあいさつを交わしており、エッパーワラ の人々への連帯と支援を分かち合う国際協力への基礎を据えることを大変喜んでいま す。 ここ数年来、秘密裏に行われていた土地取引交渉に反対してきている称賛すべき男女 は、ほとんどが田舎に住む農業従事者達で、彼らは世界で一番古く現在でも生き続け ている「水と土壌を保護する生態系」内にある先祖代々の土地に住んでいます。1998 年2月以来、彼らは定期的に大規模な反対集会を実行してきています。最近のものは 、多分知っていらっしゃるかもしれませんが、2000年3月30日にスリランカの首都コ ロンボで開催されました。またその催しは、頃合い良く日本における支援グループの 最初の集まりに呼応しています。国内中から商業組合のメンバー10,000万人以上が、 エッパーワラの人々の闘争への連帯を表わすために首都に集まりました。エッパーワ ラの農民達は、コロンボへの高い旅費の工面が大変であるにもかかわらず、1,000人 以上もこのデモ行進に参加したのです。 人々の運動は全く草の根のもので、この運動は「エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会 」というこの問題に関心のある地域住民達による積極的な活動家グループに率いられ ています。その委員会のリーダーは、マハマーンカダワラ・ピヤラタナ師であり、同 師はたとえどのような脅迫があっても死に至るまで、エッパーワラ保護の立場を堅く 貫くとたびたび申し立てた誓約によって、率直ではっきりとものを言う仏教僧侶であ るとすでに証明されている人物です。私は、マハトマ・ガンジーのすばらしい無抵抗 不服従運動をモデルとした反対運動のための統括的な計画を支持する幾千の歓声が上 がるのを、目の当たりに見ています。厳格に無暴力に身を捧げるということは、たと えこの無理強いの行動を止める手段として市民的不服従が必要となるならば、人々は それを実行する準備が出来ているということを意味します。これにはもし必要ならば 、アメリカと日本のブルトーザーの前で進んで自らの命を捨てるということも含まれ ているのです。さあ、私達の結束した努力でそのようなことが決して起きないように 、エッパーワラの人々に手助けができることを願おうではありませんか。 私がピヤラタナ師と会ったのは、第一回目の集会(1998年2月)がおこなわれるちょ っと前のことでした。そしてそれは、ちょうど現政府が1995年か1996年の間に、フリ ーポート・マックモラン/IMC-アグリコ社およびトーメン株式会社との間での再開交 渉が秘密裏に取り交わされていたという最新ニュースが漏れた時でした。この政府は 交渉を続けないということを公約の一部として政権を得ており、現大統領によって明 白にされたその公約は、彼女が1994年にエッパーワラでの選挙キャンペーンの際にし たものでした。私はピヤラタナ師とあったとたんに彼に魅せられたのですが、日本の 方々がこの6月にピヤラタナ師に会ったならばたぶん私が抱いている彼と彼の活動と 勇気に対する常に深い尊敬の念を共有することになると思っています。私は彼を通し て、エッパーワラ内とさらにスリランカ中にひろがる支援のネットワークによって、 エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会のもっとも活動的なメンバー達と個人的に知り合 うことにもなりました。スリランカには強く結束した運動ができあがっているのです 。私は昨年その委員会の「国際代表」に選出され、それを誇りに思っています。そし て、私はその立場から、日本においてエッパーワラへの支援運動が大きくなっている ことを知って特に喜んでいます。 もし開発が認可されたならば、企業側は地元の団結した反対運動を考慮することなく 計画を進めることは、彼らの過去の記録と現在使っているレトリックから考えると明 らかであると思われます。また喜んで手伝う地元の協力者達の妨害によって、企業側 の活動に対しての効果的な地元住民による監督はほとんどできないと考えられます。 企業側に参加する協力者の動機については熟考が必要でしょう。多くの研究調査が明 らかにしている「密約」交渉を企業側はすでに行なっており、研究調査はそれを経済 的愚行、政治的に仕掛けられたダイナマイト、環境的惨事そして人的悲劇と証明する ことでしょう。先におこなされた公聴会では、事業計画を進める立場にあるスリラン カ側の弁護人達がスリランカ最高裁に対して、その事業計画に障害となる法律があれ ば政府はたやすくそれに代わる新しい法律を作ることを述べており、さらに私とIM C-アグリコ社のピッジ氏(事業開発部長)との間で交わされたe-メールでの質疑応 答によると、ピッジ氏は同社が法律、環境そしてエッパーワラの住民に対して無関心 であることをほのめかしています。 IMC-アグリコ社はスリランカ政府に援助をしているので、米国大使館はこの事業 計画に対してどのような行動も起こせないふりを装っており、IMC-アグリコ社は 人々の反対の叫びを無視することができると推測していることは明らかです。それ故 にエッパーワラ住民の反対運動への国際的な連帯協力がきわめて重大になってきてい るのです。というのは注意深い国際的な監視のみが、おそらく企業側とスリランカ政 府に対する監督を可能にする、と思われるからです。 日本での活動は、特にこの闘いに勝つためにはきわめて重大と思われます。どのよう な国際的な運動でも活発な日本の参加によって総括的な勢力を得ることに加えて、ト ーメン株式会社自身が環境問題を非常に気にしていることを表わしており、さらに 1999年10月にトーメンに提出した私の報告書で指摘しているように、手遅れにならな い前にこの事業から手を引く良い判断力をトーメンが備えていることを私は望んでい るからです。日本におけるあなたがたの努力と注意力を介して、多分エッパーワラの 問題は日本の問題となるでしょう。トーメン株式会社の投資がなければIMC-アグ リコ社は、少なくとも表面上において、事業計画に関する環境と人権問題への保証が 必要な国際的な金融機関(世界銀行、IMF、アジア開発銀行など)から融資を受け なければならなくなり、いずれにせよこの事業からのトーメンの撤退は計画の進行を 阻止し立往生させることになるでしょう。 言うまでもなく私は日本での支援集会の結果を非常に待ち望んでいます。私のウェブ サイトに日本での活動に関する項目を作りたいと思っていますので、あなたがたが作 成した英語又は日本語をエレクトロニック文章にして送っていただくことを歓迎して おります。ピヤラタナ師の示唆によって私は、太平洋のこちら側で今まで以上にエッ パーワラの計画に反対するアメリカのグループを組織することに努めたいと思ってい ます。それにおいて日本での活動努力が私の手本と刺激になるでしょう。 エッパーワラの住民と環境へのあなたがたの関心と支援に対して心の底からありがと うの言葉を再び捧げたいと思います。私達の努力が実を結びますように。 成功を祈って ジョナサン・ウォルターズ エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会国際代表 ホイットマン大学教授、宗教学部長 前アジア研究プログラム長 ******** ●ウォルターズ博士が日本の支援グループの誕生について書いた記事 ”Japanese rise up against Eppawala mining” がスリランカの英字新聞「サンディ・タイムズ 」に載っています。是非読んでみて下さい。ウェブ・サイトは以下の通りです。 http://www.lacnet.org/suntimes/000423/specrpt.html#14LABEL3 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(12) 2000年4月27日 |
| 【報告1.】 4/18(火)に日本の支援グループが立ち上がりました。その報告をトーメン/スリラ ンカ問題連絡会の佐久間真一さんのメール記事から一部抜粋してお送りします。 ********** 「トーメン/スリランカ問題連絡会が発足!」 ●昨日(4/18)、トーメン/スリランカ問題の報告&支援グループ発足集会が都内の シニアワーク東京で開催され、本件に関する日本の支援グループとして「トーメン/ スリランカ問題連絡会」(英文名:Japanese Citizens for Eppawala)の発足が確認 されました。集会は参加者16名と少ない人数でしたが、この日の日本の支援グループ 発足に、・エッパーワラ現地での反対運動のリーダーで6月末の来日予定者でもある ピヤラタナ師、・ウォルターズ博士(エッパーワラ燐鉱石鉱区保護委員会国際代表・ 在米)、・日米環境活動支援センター代表の宮崎さゆりさん(在ワシントン)からメ ッセージが届けられ、紹介されました。(注:この日に発表されたピヤラタナ師のメ ッセージを報告2でお読みください。) ●次回事務局会議のご案内 日時:5月9日(火)午後6時30分〜9時 会場:真生会館(信濃町駅前)第2会議室 議題:6月末(第1次)キャンペーンの検討 ※皆さんご多忙のところとは思いますが、ご参集ください。 ●賛同費納入のお願い 連絡会共同代表の一人・澁谷さんが所用で5月20日からスリランカに出かける予定と のことから、6月末のキャンペーンについて現地関係者と打ち合わせを行い、来日の 招聘状と渡航費等を手渡してくることにしました。 そこで、上記5月9日の事務局会議にて来日者の渡航費等を澁谷さんに託したく、呼 びかけ賛同人の皆さんの賛同費を、できる限り5月9日までに納入していただけるよ うお願いいたします。賛同費(年間)は、団体1口5000円・個人1口3000円のそれぞ れ1口以上でお願いしています。送金は下記の郵便振替でお願いいたします。 郵便振替口座番号:00120-3-178053 口座名:進出企業問題を考える会 ※通信欄に「トーメン/スリランカ」と明記してください。 以上、ご不明の点などありましたら、佐久間(rc21@asahi-net.email.ne.jp)まで お問い合わせください。引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。 【報告2.】 ピヤラタナ師からのメッセージ 2000年4月10日 拝啓 日本はスリランカのエッパーワラで計画されている破壊に関与しています。 エッパーワラはスリランカの乾燥帯に位置する非常に古い村で、3,000年以上の歴史 があります。それは水の力によってもたらされた古代文明を象徴し、私達の祖先達が 創造したものです。現代人はそのような村の下に宝の燐鉱石があるということを、 1971年になるまで知りませんでした。 エッパーワラ燐鉱石の主要部分は1971年に発見されました。この燐鉱石の鉱床は 1,000平方キロメーター以上に広がり、その範囲にはスリランカの最古の都市である アヌラーダプラとカラーウェワ、タラーワ、エッパーワラそしてその他多くの古い村 が含まれています。 米国のIMC-アグリコ社と日本のトーメン株式会社、そしてランカ燐鉱石有限会社 の事業計画のもとにおいて、燐鉱石の実地探査区域は56平方キロメートル、そして総 事業区域は800平方キロメートルになる予定です。 実地探査区域内には、灌漑のための主な貯水池が23ヶ所、村が26ヶ所、カラーウェワ からアヌラーダプラにつながる大水路のジャヤ・ガンガが5キロメートル、その他の 小水路が100キロメートル以上あります。また12,000人以上が住む2,000家屋がこの事 業によってあり得る強制移住の脅威にさらされています。 ジャヤ・ガンガはおよそ54キロメートルの長さを持つ運河で、それはユネスコによっ て世界的な驚異と遺産の一つとして発表されています。この区域内にはまだ明らかに されていないその他多くの遺跡が存在しており、それらはこの事業計画によって完全 に破壊されることになります。 この事業計画への主要な出資はIMC-アグリコ社(出資率65%)によってされます が、日本企業のトーメン株式会社が25%の出資をすることを聞いて私達は悲しんでい ます。その事業はスリランカ名で、「Sarabhoomi(豊かな国)」という名前で公表さ れていますが、この投機事業に対するスリランカの事業体の投資率はわずか10%です 。しかしながら、この事業は人権侵害と一番ひどい環境汚染企業として世界的に悪名 高いフリーポート・マックモラン社によって着手されていました。 私は、その事業によってあり得る破壊の脅威にさらされている歴史のあるガルカンダ 寺の僧長です。もしその事業が実際に行なわれたら、その寺院と伝統的な仏教の教育 センターである僧院学校に居住する50人の僧侶達はどこにも行く所がないでしょう。 また、私達の寺院を礼拝する人々や僧侶達に食の施しを与えてくれる人々、そして区 域内に住んでいるその他の人々も皆同じ問題を抱えているのです。現在、私達は海外 の会社とこの事業によって利益を得る政治家を含む支持者達からの耐え難い脅威の下 で暮らしています。 私達の住んでいる所は、とても純真に仏教を崇拝する地域社会です。しかし、私達は 国民によって選ばれた政府が私達の魂を売る時までじっと口を閉ざしていることはで きません。それ故に、私達はありうる破壊に反対するための運動を1993年に始めまし た。私はこのキャンペーンをとおして多くの僧侶、環境団体とその他の団体組織から 支持を受けています。そして今日、私は商業組合、科学者、報道関係者そしてその他 多くの仲間からの連帯を得ています。 私達が知るところによると、日本は環境、文化そして生命を敬う国であり、さらに日 本は他の人達の権利を尊重する仏教国であるということですが、不幸にも日本は計画 された破壊に味方する株主達が住む国の一つです。 大地、水、空気そしてエッパーワラを取り巻く環境は私達の命の一部であるゆえに、 抗議行動を弱めるつもりはありません。私達は多国籍企業によって破壊される母なる 自然の声無き部分を見捨て、未来の世代が所有することになる私達の豊かな財産を破 壊させることはできません。 私達は国民によって選ばれた政府は資源の被信託者であり、国民はそのような資源の 所有者であると考えています。それ故に、たとえ政府が契約書にサインできたとして も、私達を殺してからその後になってようやく私達の心臓部である燐鉱石を採掘する ことができるのです。 あなたがたに私は次の質問を投げかけなければなりません。 * 私達の遺産、文化、環境そして生命の崩壊が含まれるこの破壊事業の一部に日本企 業が加担することを許せますか? * 日本企業のトーメン株式会社がお金のために幾千人の人々を現在住んでいる場所か ら移動させることを許せますか? * 日本企業が私達の子どもやそれに続く世代の財産を盗むことを許せますか? * 日本企業が多国籍にわたる殺人者であり人権侵害者である企業と手を組むことを許 せますか? もし許せないならば、これらの悪と闘い生命と母なる自然を守るためのあなたがたの 連帯を、私達は歓迎したいと思います。 あなたに三宝の祝福がありますように マハマーンカダワラ・ピヤラタナ師 ガルカンダ寺 エッパーワラ スリランカ Tel: 025-49387 【お願い】 6月来日予定のピヤラタナ師への旅費カンパをお願いします。「トーメン/スリラン カ問題連絡会」の賛同費(年間)は、団体1口5000円・個人1口3000円となっていま すが、旅費カンパはトーメン/スリランカ問題最新情報を読んでいただいている皆様 の御志の範囲内で送っていただければ幸いです。もちろん旅費カンパを賛同費として 送っていただいても結構です。 送金は下記の郵便振替でお願いいたします。できる限り5月9日までに納入していた だけるようお願いいたします。 郵便振替口座番号:00120-3-178053 口座名:進出企業問題を考える会 通信欄に「トーメン/スリランカ」と明記してください。 また海外からの送金は、 <国際郵便為替の場合/送金先・受取人> 〒204-0022 東京都清瀬市松山1-21-12 カトリック清瀬教会 大倉 一美神父 <電信為替の場合/銀行口座> 銀行支店名:第一勧業銀行 神保町支店(店番号010) 普通預金 口座番号:1570436 口座名:進出企業問題を考える会 代表 大倉一美 (お願い)銀行振込の場合、送金者の住所及び内訳がわからないため、できる限り国 際郵便為替での送金でお願いします。 以上、どうぞよろしくお願いします。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(11)2000年4月6日 |
| 【報告1.】 トーメンの新社長に田代守彦氏が4/1付で就任しました。それにともなって引責辞任 した元社長の辻明弘氏は相談役に退いています。さらに取引金融機関(東海銀行など )が債権放棄に応じることになり、トヨタ自動車グループの豊田通商が資本、業務面 で提携することも発表されました。 豊田通商株式会社(Toyota Tsusho Co.)は、トーメンが再建計画の一環として計画 中の第三者割当増資総額約300億円のうち75億円を引き受ける予定。それにともない 豊田通商は持ち株比率10%の筆頭株主となり、トーメンに役員を派遣する予定。 参考サイト: 豊田通商 [http://www.toyotsu.co.jp/] トーメン [http://www.tomen.co.jp/] 【報告2.】 3月30日にスリランカの首都コロンボで、エッパーワラ地区のリン鉱石採掘事業計 画に反対するための大規模なデモ行進が行なわれました。デモ行進参加人数は一万人 以上と新聞報告されており、セイロン商業組合(CMU)とその他9つの組合、環境 団体、女性団体、農業団体その他各非政府組織、さらに仏教僧侶、カトリック司祭ら がデモ行進に参加したということです。 地元の反対にもかかわらず、政府が外国の大企業との契約を進めていることに対して 強い懸念をしめしている多くの人々は、リン鉱石採掘事業への反対と採掘予定地内に ある28ヶ所の村に住む2,500家族(12,000人)の闘争への団結を表明するために デモ行進に参加したということです。 このデモ行進についてはスリランカの各新聞社はもちろんのこと英国のロイター通信 社も取材報道しており、その記事の中には「米国のIMC−アグリコ社と日本のトー メン社の提携によるリン鉱石採掘事業計画」とはっきりと書かれています。さらに詳 しい新聞記事内容をお読みになりたい方は、 [http://people.whitman.edu/~walterjs/localpress.html] を御覧下さい。 事前にこのデモ行進についての情報を日本の一部のマスコミに流しましたが、残念な がら日本では報道されなかったようです。もし、日本のマスコミによるこのデモ行進 に関する報道を耳にした人がいらっしゃいましたら、スリランカの方にその事実を伝 えたいと思いますので、是非お知らせ下さい。 【お知らせ】 下記のようなエッパーワラ支援グループの発足集会が開催されることになりました。 皆様が関係している団体のニュースレターやインターネットなどで関係者やお知り合 いの方々にお伝え下さい。集会まで時間がありませんので、皆様のご協力をお願いし ます。 ■日時:4月18日(火)午後6:30〜9:00 ■会場:シニアワーク東京(東京都高年齢者就業センター)第二セミナー室 ※所在地:千代田区飯田橋3-10-3 最寄駅:飯田橋駅より徒歩7分 ■内容: 1.スリランカの概要とリン鉱石採掘問題(報告:渋谷利雄) 2.支援グループの目的と活動について(提案:大倉神父) 3.スリランカ、アメリカからのメッセージの紹介 4.討論 ※現地から関係者を招いてのキャンペーン行動(6月末に予定)の詳細提案も行ない ます。 ■参加費:1000円(6月に予定するキャンペーン経費のカンパ込み) ※近日中に案内チラシを作成します。配布または郵送可能な方は、佐久間( rc21@asahi-net.email.ne.jp)までご連絡下さい。 ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(10) 2000年4月3日 |
| 【報告1.】 4/18(火)に日本の支援グループが立ち上がることになりました。 3/28に開催された「トーメン/スリランカ問題相談会」において、日本での支援グル ープの立ち上げについて次のように決まりましたので、その結果報告を佐久間真一さ んからのメール記事(3月30日受信)から一部抜粋してお送りします。 ********** (1)支援グループの目的と活動: 日本の支援グループは、日本の総合商社トーメンが出資を計画しているスリランカ・ エッパーワラ地区での燐鉱石採掘事業問題について、現地の地元住民らの要請に基づ き、本件に関する日本国内での世論喚起やトーメンへの申し入れ活動、現地で環境と 人権、文化を守るため同事業に対する反対運動を展開している「エッパーワラ燐鉱石 保護委員会」の活動に連帯した支援活動を目的に、以下のような活動を行う。 ・本件に関する世論喚起のための諸活動 ・トーメンへの申し入れやスリランカ政府などへの要請活動 ・現地から関係者を招いてのキャンペーン行動(6月末に予定) ・現地の「エッパーワラ燐鉱石保護委員会」や住民との交流、支援活動 (2)支援グループの名称・連絡先・代表等: 1.名称: トーメンのスリランカ燐鉱石事業問題・エッパーワラ住民の生活と文化、 環境を守る会 2.連絡先: 〒204-0022東京都清瀬市松山1-21-12カトリック清瀬教会気付 Tel:0424-91-0104 Fax:0424-91-9615 3.代表: 渋谷利雄(和光大学教員)、大倉一美(カトリック司祭) 4.事務局: 支援グループの運営は、呼びかけ人で構成する事務局会議で行う。 5.事務局責任者: 佐久間真一(進出企業問題を考える会) 6.財政: 呼びかけ人、賛同人・団体の賛同費と一般カンパでまかなう。賛同費(年 間)は団体1口5000円・個人3000円(一口以上お願いします)。支援グループの口座 は、進出企業問題を考える会の郵便振替口座(00120-3-178053)を利用。 (3)支援グループの発足集会 下記のような支援グループの発足集会が開催されることになりました。皆様が関係し ている団体のニュースレターやインターネットなどで関係者やお知り合いの方々にお 伝え下さい。集会まで時間がありませんので、皆様のご協力をお願いします。 ■日時:4月18日(火)午後6:30〜9:00 ■会場:シニアワーク東京(東京都高年齢者就業センター)第二セミナー室 ※所在地:千代田区飯田橋3-10-3 最寄駅:飯田橋駅より徒歩7分 ■内容: 1.スリランカの概要とリン鉱石採掘問題(報告:渋谷利雄) 2.支援グループの目的と活動について(提案:大倉神父) 3.スリランカ、アメリカからのメッセージの紹介 4.討論 ※現地から関係者を招いてのキャンペーン行動(6月末に予定)の詳細提案も行ない ます。 ■参加費:1000円(6月に予定するキャンペーン経費のカンパ込み) ※近日中に案内チラシを作成します。配布または郵送可能な方は、佐久間( rc21@asahi-net.email.ne.jp)までご連絡下さい。 【報告2.】 3月28日の相談会では、上記の支援グループの発足についての話し合いに先立って、 当センターがまとめた資料報告書を元にしてエッパーワラでのリン鉱石採掘事業の経 過と問題点が整理されました。渋谷利雄さんが先日現地を訪問した際に入手した本件 に関する図書による追加確認として、新たに明らかになったことは、現地では1974年 から国内消費向けに国営企業のLanka Phosphate Ltd.が採掘を開始されており、この 採掘事業自身も問題となっているということです。 その後、渋谷さんによるスリランカの歴史や文化、政治の概要、エッパーワラでのリ ン鉱石採掘の歴史と現況について、資料と写真、渋谷さんが持ち帰った鉱石などを見 ながらのレクチャーがひらかれました。渋谷さんの説明によると、今回の採掘計画で 影響を受ける施設、例えば仏教寺院(26)や貯水池(28)、ジャヤガンガ(大水路5 ・、小水路100・)などは歴史的な文化遺産であるだけでなく、今も地元の人々の大 切な生活基盤であるということです。 また、渋谷さんのアドバイスにより、次のような訳語の統一がなされることなりまし た。 燐酸塩および燐鉱石はリン鉱石に統一、エッパワラはエッパーワラに、マハマンナカ ダワタ・ピヤラシナ師はマハマーンカダワラ・ピヤラタナ師、ニハル・フェルナンド 氏はニハール・フラナーンド氏、バラ・タンポエ氏はバーラー・タンポー氏に。 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
トーメン/スリランカ問題最新情報(9)2000年3月19日 |
| 【報告 その1.】 前回そして前々回と、イギリスのワーウィックで行われる「世界裁判」で、エッパワ ラの現状を証言することになったスリランカの活動家バラ・テンポエ氏(セイロン商 業組合リーダー)の渡英費用への寄付金を皆さんに呼びかけましたが、その結果、合 計315ドルの寄付金が集まりました。お金は「進出企業問題を考える会」の協力で 2月25日にスリランカの指定銀行へ振り込まれました。 足りない渡英費用への寄付を米国に呼びかけ、さらに日本へとその和を広げる役目を 果たしたスリランカの活動家でジャーナリストのローハン・ウィジェシンハ氏からは 、早速、次のような喜びのメールが3月3日に届きました。 ********** Dear Sayuri, Thank you very much for collecting such a generous amount of money. Along with that collected by Jonathan in the US it covers about 75% of Bala Tampoe's flight costs. I am sure that the CMU will be very happy with this. I have contacted them, and asked them to acknowledge receipt of the money as soon as they get it. Thank you once again, and all those who contributed so generously, for helping the people of Eppawela. Best wishes Rohan 注: 手紙の中に書かれているCMUは、バラ・テンポエ氏の所属団体のCeylon Mercantile Industrial and General Workers Unionの略です。 ********** 寄付金を送ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。 【報告 その2.】 この3月はじめにエッパワラを訪問し関係者と会って話しを聞くことが出来た澁谷利 雄氏(和光大学教員、スリランカ文化研究者)の聞き取り調査報告によると、現地の 人々は「ランカ燐酸塩有限会社」(Lanka Phosphate Ltd.)の従業員も含めて、この 事業計画にこぞって反対しているということです。また3月8日のシンハラ語紙「ディ ワナ」には、「政府はリン鉱プロジェクトを認可する決断をしている」という記事が あったそうです。 【報告 その3.】 現在、日本でのエッパワラ支援グループを立ち上げるための準備をしています。現時 点での支援グループの目的は、現地スリランカから関係者を日本に招いてのキャンペ ーンを展開することです。 「進出企業問題を考える会」事務局長の佐久間真一氏の強力な後押しにより、3月2 8日に支援グループ立ち上げのための相談会が下記のように開かれます。多くの方の ご参加をお待ちしています。 ********** <トーメン・スリランカ問題相談会のご案内> 前略 トーメンが出資を計画しているスリランカのエッパワラでの燐鉱石採掘事業問 題について、すでに皆様方に日米環境活動支援センターの宮崎さゆりさんからメール が届いていると思いますが、本件について日本国内での支援グループを立ち上げたく 、ご案内とお願いをさせていただきます。 3月11日にスリランカから戻られた渋谷利雄さん(和光大学教員・スリランカ文化研 究)とお会いし、トーメンが出資を計画しているスリランカのエッパワラでの燐鉱石 採掘事業について、渋谷さんの現地での聞き取り調査結果等の報告を受け、本件に関 する日本での支援グループの発足と現地から関係者を招いてのキャンペーンを展開す るための相談会を下記にて開催することにしました。 <トーメン・スリランカ問題相談会> ■日時:3月28日(火)午後6時30分〜9時 ■会場:真生会館会議室(JR信濃町駅前)※進出企業問題を考える会の名で借用 そこで、皆様方に上記相談会へのご参加と、4月に発足を予定している支援グループ (詳しくは3/28の相談会で検討します)の呼びかけ人・団体になっていただきたくお 願いする次第です。なお、これまでに宮崎さゆり/大倉一美(カトリック東京正平委 )/黒田洋一(JATAN)/籠橋隆明(弁護士・日本環境法律家連盟)/田中優( 市民フォーラム2001)/中村尚司(龍谷大学教員)/山崎美知子(主婦)/青山貞一 (環境総合研究所)/米澤興治(ホームページ「世界の森を守れ」責任者)/新庄文 明(大阪大学教員)/水原博子(日本消費者連盟)の各氏には呼びかけ人の了承を得 ているほか、何人かの方々にあたっています。 なお、詳細は3/28の相談会で検討しますが、スリランカ現地から関係者を招いてのキ ャンペーンの概要は次のように予定(宮崎さんと調整中)しています。 <日程>6月末の1週間(6月末にはトーメンの株主総会がある) <主な活動>1)記者会見、2)国会議員向け報告会、3)トーメンへの申し入れ行 動、4)市民向け報告集会、5)交流会(来日者と支援関係者) <予算案> スリランカから関係者2〜3人の招聘を予定し、日本の支援グループで 来日者の滞在費とできれば1名分の航空運賃(合計で25〜30万円)を賄いたいと考え ています。 以上、皆様、ご多忙のところとは存じますが、よろしくお願いいたします。 佐久間真一(進出企業問題を考える会) ********* 尚、3月28日の相談会に参加できない方でも事前に討議事項をお知らせして皆さんの 御意見を当日参考にさせていただくことが可能です。支援グループに賛同していただ ける個人・団体、また何か協力ができそうな方は是非私(宮崎)か佐久間さん [rc21@asahi-net.email.ne.jp] の方に連絡を下さい。追って、28日の討議事項を お知らせします。どうぞよろしくお願いします。 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
宮崎さんへメールを送ったところ、以下のような返事が来ました。(一部カットしています。)
基金への寄付を募集 |
| イギリスのワーウィックで3月に開催される「世界裁判」で、エッパワラの現状を証言する予定のスリランカの活動家バラ・テェンポエ氏をイギリスに送り出す基金への寄付金の送金先(郵便振替を利用)をお知らせいたします。 口座番号: 00120-3-178053 加入者名: 進出企業問題を考える会 振替用紙の通信欄に「トーメン/スリランカ問題カンパ(世界裁判用)」と明記して 下さい。 日本からの寄付金はスリランカの活動家達にとって感激のニュースになると確信します。 尚、そちらの管理されているサイトに「トーメン/スリランカ問題」に関する情報を 転載されても問題はありません。より多くの方にこの問題を理解していただければ幸 いです。 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり |
トーメン/スリランカ問題最新情報(8) |
| ●トーメンからの回答書 現段階でのエッパワラ開発案件に対する見直しの可能性を問うために、当センターか らトーメンへ送ったメール(2月9日付)に対する回答が2月14日に届きましたのでお 伝えします。 ******* 2000年2月14日 宮崎さゆり様 株式会社トーメン 地球環境室長 高林 暁 主題に関する、2月9日付貴Eメールを拝受しました。お問い合わせの件につきまし て、以下ご返事申上げます。 1.本件に関するお問い合わせは、引続き地球環境室宛てにお願いします。 2.本案件につきましても、これまでにご返事申し上げております通り、事業化調査 を進め、案件の環境面についても幾重にも調査を重ねて参ります。 先日、ウォルタ ーズ博士がお送り下さった種々の資料につきましても、参考にさせて戴きます。 こ れらの調査の結果、本案件が地域の環境や住民に著しい影響を及ぼすと判断された場 合には、弊社は本案件を採り上げることはありません。 事業化調査は未だ極めて初期の段階にあり、昨年10月下旬にご返事致しましたこと に加えてお伝えする情報は今のところありませんが、事業化調査が完了しましたら、 その情報を開示する所存であります。 以上 |
トーメン/スリランカ問題最新情報(7) |
| ●トーメンが2000億円の債権放棄請求、再建計画を発表 同上のタイトルについて、すでに2月8日付の朝日新聞を読んでご存知の方も多いと 思います。新聞紙上で公開された情報によると、、社長をはじめ役員の大半が6月ま でに退任し、さらに子会社・関連会社約460社のうち業績の悪い207社を清算・売却す るほか、約1900人いる社員を1500人に削減するという計画です。トーメン/スリラン カ問題の支援者で企業経営に詳しい方によると、「企業経営においては、このような 再建中の場合に新規投資は行ないにくいと考えるのが一般的」 ということです。そ こでトーメンに対して、現段階でのエッパワラ開発案件に対する見直しの可能性を問 う目的で、当センターから次のようなメールを2月9日に送りました。それに対する 回答はトーメンからまだ送られて来ていませんが、こちらに届き次第皆様にお伝えし たいと思います。 ******* 【2000年2月9日にトーメンへ送った質問書】 2000年2月9日 株式会社トーメン 地球環境室長 高林暁様 昨日、www.asahi.comにてトーメンの再建計画発表のニュースを入手しました。社長 をはじめ役員の退任、そして子会社・関連会社の清算・売却及び社員の削減という記 事を読んで、以下の二点の確認と質問をさせていただきたくメールをお送り致します 。 1)今後標題件に関する問い合わせ先は、今まで通りの「地球環境室長 高林暁様」 でよろしいですか? 地球環境室は「環境先端企業トーメン」にとって大切な部署と 思われますので、今回の再建計画の影響は受けないとは思いますが、念のために確認 させて下さい。 2)企業経営においては、今回のような再建中の場合には新規投資は行ないにくいと 見るのが一般的と考えられますが、短刀直入に言って、事業化調査中のエッパワラ燐 鉱石採掘事業への投資を見直す可能性は今回の再建計画発表で強まったと考えてよろ しいのでしょうか? 現在エッパワラの問題は国際的なキャンペーンになりつつあります。この3月には英 国のワーウィックで開催される国際イベント的な「市民による世界法廷」で、モンサ ント社やユニオン・カーバイド社と並んでエッパワラの開発案件に関わっているフリ ーポート・マックモラン社も人権と環境を無視した営業方針を追求されることになっ ています。その際、エッパワラの問題もスリランカの証言者によって広く語られる予 定です。予想としてはこの後にエッパワラの問題が英国、アメリカ、日本、インドネ シア、スリランカを結ぶ国際キャンペーンに進展するのは必至と見られています。 すでに、そちらはウォルターズ先生が準備されたエッパワラの資料をお読みになった ことと思います。ウォルターズ先生からは、トーメンからの返事はまだもらっていな い、という話しを聞いています。資料はエッパワラでの燐鉱石採掘事業計画の可否を 判断する上で極めて貴重なものであったと思われますが、十分な役目を果たしたでし ょうか。 今一度、「環境先端企業トーメン」の名において、この事業計画からの勇気ある撤退 を切にお願いしたく、社長および役員の方々にこの声をお届けくださいますようお願 い申し上げます。 敬具 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり ******** ●英国のワーウィツクで開催される「世界裁判」について この催しについては、前回のトーメン/スリランカ問題最新情報(6)の中で書きま したが、詳細情報が送られてきましたので再びここでお知らせします。この催しの正 式名称は“Peoples’ Permanent Tribunal on Global Corporation and Human Wrongs” (世界規模の企業と人類の不正行為に対する人民常任法廷) となっていま す。イギリスのワーウィック大学で3月22日から25日の三日間の開廷中に審理の対 象となる企業は、「ユニオン・カーバイド社」 「モンサント社」 「フリーポート・ マックモラン社」です。 この「人民常任法廷」(Peoples’ Permanent Tribunal)という催しは過去20年間に 、多様なテーマをもって各地で開催されて来ました。今までこの催しを進めてきたの がイタリアのミラノを中心として活動している組織「Permanent People’s Tribunal 」で、今回のワーウイック大学で行なわれる催しに関しても、「ワーウイック大学法 学部」とニューヨークに本部のある「Council on International and Public Affairs」と共にオーガナイザーとしての役目を果たしています。 それが開催される主要目的は、1)世界的な企業の直接的関与によって苦しんでいる 人々の声に耳を傾けることによって、「グローバル化」を別の視点から討論する公共 の場を提供すること、2)1976年にアルジェリアの首都アルジェで発表された「 人権に関するアルジェ宣言」によって提案された「人民による法組織(体系)」を広 めること、です。「アルジェ宣言」には人権に関する規範が説明されており、それは 国家、或いはその他権力者や私的組織が自らの規則を引き合いに出すことによって行 われる人権侵害を憂慮して発表されています。さらにそこには国際的な平和と人類に 対しての犯罪や少数民族や人々の基本的権利への侵害、さらに計画的で重大な個人の 自由と権利への違反に対して判決を下すに正当な機関としての法廷が述べられていて 、そのような法廷のあり方が今回のような催しの基礎となっているということです。 これに関する詳しい情報が必要な方はお知らせ下さい。英文参考資料をお送りします 。 【日本の皆さんへのお願い】 前回も呼びかけましたが再度お願いのお知らせです。 イギリスのワーウィックで行われる「世界裁判」で、フリーポート・マックモラン社 に関するエッパワラの現状を証言する予定のスリランカの活動家バラ・テェンポエ氏 (セイロン商業組合リーダー)をイギリスへ送り出す基金を広く募っています。セイ ロンの金額で70,000ルピー(およそ$1000≒11万円)が必要です。日本からこの基金 に寄付をしていただける方はいらっしゃいませんか。一口1,500円として、寄付を集 めたいと思います。寄付金の送金先(郵便振替を利用)は次の通りです。尚、スリラ ンカへの送金の都合により、寄付金の集金最終日を2月20日にしたいと思いますので 、よろしくお願いします。 口座番号: 00120-3-178053 加入者名: 進出企業問題を考える会 振替用紙の通信欄に「トーメン/スリランカ問題カンパ(世界裁判用)」と明記して 下さい。 (以上) ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* |
以下のトーメン/スリランカ問題最新情報(4)〜(6)の文章は、forestメーリングリストで公開された、日米環境活動支援センターの宮崎さんから、小倉さんへのメールからのものです。
トーメン/スリランカ問題最新情報(6) |
| >>1999年12月17日付でトーメンへ送付したエッパワラでの燐鉱石採掘事業計画に関する >資料一式は、無事にトーメン側に届き、12月21日にはトーメンの地球環境室の高林暁 >氏から受け取った旨の返事をもらいました。トーメンへ送付した資料のうち、ウォル >ターズ博士によるカバー・レターとトーメンへの正式報告書 >[http://people.whitman.edu/~walterjs/tomen1.html] 、そしてビデオ >[http://people.whitman.edu/~walterjs/movie.html]はウェブ・サイト上で公開され >ています。 > >昨年末から新年一月前半にかけて、スリランカの活動家であるプラサナ・ウェラワラ >ダンさんとスリランカ在住の日本人の方から届いた最新情報をまとめてお伝えします >。 >A. 12月21日に行われたスリランカの大統領選挙では、現政権がエッパワラの開発の >中止を約束していた対立候補者を押さえて勝利しました。 >B. 昨年末に環境破壊問題に取り組んでいるエッパワラの集会所に手榴弾が投げ込ま >れ爆破されましたが、幸いにもこの事件で死傷した人はいませんでした。犯行の声明 >等は出ていないということですが、エッパワラの燐鉱石採掘事業の賛成派、つまり現 >政権側の犯行である可能性が強いということです。さらに、エッパワラのあるアヌラ >ーダブラ県地域の政治家は暴力団との関わりも噂されているということです。 >C. 近々、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事を書いている米国人ジャー >ナリストが、この問題を取材するためにスリランカを訪問する予定です。 >D. 今年の3月23日から25日にかけてイギリスのワーウィックで「世界裁判」が行わ >れます。これは司法権の伴わないイベント的な裁判ですが、環境を破壊し人権を無視 >した行いをしている悪名高い企業がこの裁判で審理されます。そこではエッパワラの >開発計画に参加しているIMC-アグリコ社と関連を持ち、この開発に影で関わっている >「フリーポート・マックモラン社」(非公開企業)も審理される予定です。同社はイ >ンドネシアのイラン・ジャヤにあるグラスベルグ採掘場で環境と人権問題に対して無 >責任な態度をとっているので有名な企業で、同社の問題を追求している活動家が世界 >中からイギリスに集まります。その際にエッパワラの事業計画も証拠として提示され >、証言されることになります。 「世界裁判」というのはICJのことでしょうか。 非公開企業=株式非上場企業、でしょう。 イラン・ジャヤ=イリアン・ジャヤ(西パプア) >E. スリランカの活動家達は、最高裁で3月に行われるこの問題の基本的権利に関す >る証言聴取を待ち望んでいる、ということです。 > >【日本の皆さんへのお願い】 >1.現在、スリランカの活動家と僧侶の方々の訪日を実現させ、トーメン社長への直 >訴と記者会見を通してエッパワラの危機的な状況を日本市民に広く訴えようという計 >画が進んでいます。この実現のために日本国内で世話役をしていただける方はいませ >んか。一緒に「エッパワラ支援の会(仮称)」を日本国内で立ち上げて、訪日実現の >ための具体的な動きを始めたいと思います。世話役になっていただける方、或いは何 >らかの協力が可能な方は是非、私の方に御一報下さい。どうぞよろしくお願いします >。 > >2.イギリスのワーウィックで行われる「世界裁判」で、エッパワラの現状を証言す >る予定のスリランカの活動家バラ・テェンポエ氏(セイロン商業組合リーダー)をイ >ギリスへ送り出す基金を広く募っています。セイロンの金額で70,000ルピー(およそ >$1000≒11万円)が必要です。日本からこの基金に寄付をしていただける方はいらっ >しゃいませんか。一口1,500円として、寄付を集めたいと思います。集金の方法など >は現時点では未定ですが、寄付をしていただける方は私の方にお知らせ下さい。折り >返しお知らせしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 > >******************************************* >US-Japan Environmental Action Center >P.O. BOX 305 >Washington, DC 20044-305 USA >Phone/Fax: (301) 887-1390 >ujeac@igc.org >******************************************* > |
トーメン/スリランカ問題最新情報(5) |
トーメンへの申入書に賛同していただいた方々へ 当センターから11月28日にトーメンへ送ったメールとそれに対するトーメンからの返 事を公開します。 ********** 【11月28日にトーメンに送った返事】 株式会社トーメン 地球環境室長 高林 暁 様 前略 11月25日付の貴Eメールを拝受致しました。サンクス・ギビングの休暇をはさみ、 御返事が遅れてしまいました。現在当センターは、ウォルターズ博士の持つ情報と意 見をより詳しく正確にお伝えするために、貴社に提出する報告書一式を博士に作成し てもらっています。その報告書一式は英文のままそちらに提出する予定ですので、そ れをもってウォルターズ博士の正式の意見としていただきたいと思います。 故に、前回こちらからお送りしたウォルターズ博士の意見の和訳要約文の原文につ いてですが、貴社がウォルターズ博士からの正式の報告書一式が届く前に、是非入手 して吟味したい、とお考えでしたらその旨を当センターにお知らせください。早速お 送りいたします。しかし、その取り扱いに関しては、あくまでもウォルターズ博士か ら当センター宛のメール通信のなかで述べられていた意見という注釈付で原文の語句 を吟味していただきたいと思います。御返事をお待ちしております。 草々 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり ********** 【11月29日にトーメンから戻ってきた返事】 1999年11月29日 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり 株式会社トーメン 地球環境室長 高林 暁 ご返事拝受しました。ウォルターズ博士の原文の扱いに就きましては、宮崎さんのご 判断にお任せします(当方のお願いの主旨は、11月25日付の弊メールにてお伝えのと おりであります)。 いずれにしましても、ウォルターズ博士の正式な意見を読ませ て戴くことにします。 ご返事有り難うございました。 以上 ********** 以上のメールのやり取りでも分かるように、トーメン側が明確にウォルターズ博士の 正式の意見を知りたい意向を示していることは嬉しいことです。そのトーメンの要望 に応える目的で、昨日(1999年12月17日)、スリランカのエッパワラでの燐鉱石の採 掘事業計画に関する資料一式をトーメンへ送り出しました。これらの資料は、ホイッ トマン大学のジョナサン・ウォルターズ博士の多大な努力によってまとめられ、提供 されたものです。資料には次の内容が含まれていました。 1. ウォルターズ博士によるカバー・レター(2頁)とトーメンへの正式報告書(10頁 ) 2. 地元の抗議運動に関する資料 3. エッパワラ事業計画によって起こる地域住民と環境の荒廃・破壊に関する証拠資 料 4. フリーポート・マックモラン社とIMC‐アグリコ社による環境と人権への虐待 に関する資料 5. ビデオ“Not In My Backyard Either” 6. 書籍“EPPAWALA-Destruction of Cultural Heritage in the name of Development” (D.L,O, Mendis著、VISHVA LEKHA出版(スリランカ)、1999年) 以上の資料は詳細でかなりの分量のものである故に、トーメン側がこれらを検討した 後に、開発案件についての曖昧な答弁は出来なくなると想像されます。特に、事業化 調査に取り掛かった段階のトーメンにとって、これらはエッパワラでの燐鉱石採掘事 業計画の可否を判断する上での貴重な教育的資料になることでしょう。私は、トーメ ンを本当の意味での「環境先端企業」に導くことができるこれらの資料をトーメンへ の「クリスマス・ギフト」だと思っています。 スリランカ在住の方からの報告によると、大統領選挙の投票日(12月21日)を目前にし て選挙運動が一層激しくなっており、選挙投票日と投票後の数日間はあちこちで暴動 などが起こるであろう、ということです。また、選挙運動に乗じてタミル人の反乱が 起きており、先日のワシントン・ポスト紙にもスリランカ政府軍がスリランカからの 分離独立を求める過激組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)の230人を殺害し た、との記事が載っていました。このLTTEはスリランカ東部にある政府軍の主要基地 を襲ったそうです。エッパワラで採掘された燐鉱石の加工施設と荷出し港(トリンコ マリー)は、スリランカの東部(北部寄り)に位置しており、ウォルターズ博士によ ると、これはスリランカ北東部に居住するタミル人の過激組織の攻撃対象になり得る もので、その攻撃を迎え撃つためにスリランカ政府軍がトリンコマリーの燐鉱石関連 施設に配備されることになるだろう、ということです。 さらに、本日入った情報によると、スリランカの米国大使宛の公開書簡がスリランカ の活動家フェルナンド氏によって作成され12月16日付で送付されたということです。 この公開書簡は米国大使からの返答を求める圧力を呼ぶためにスリランカの主要新聞 (政府寄りでない)の日曜版(英語)に載せられる予定で、広くスリランカの一般市 民の目に触れることになります。この公開書簡(英文)をお読みになりたい方は当セ ンターまでお知らせください。早速お送りしたいと思います。 尚、前回お知らせしたトーメンとジャパン・タイムス紙のスティーブン・ヘッセ氏、 そしてこの「トーメン問題最新情報」を読んで参加の意志を頂いた方を交えた会見は まだ実現していません。ヘッセ氏の会見希望に対するトーメンからの返答がないとい うことです。 最後になりましたが、この10月から始まった「トーメン/スリランカ問題」に関する 一連の運動に皆様からの御支援・御協力を頂き本当に感謝しております。来る2000年 に持ち越されることになったこの問題に、更なる御支援・御協力を皆様方から頂きま すようよろしくお願い申し上げます。それでは皆さんよいお年をお迎えください。 ありがとうございました。 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり ******************************************* US-Japan Environmental Action Center P.O. BOX 305 Washington, DC 20044-305 USA Phone/Fax: (301) 887-1390 ujeac@igc.org ******************************************* 小倉 正 OGURA Tadashi @Matsuyama-City EMail:oguogu@jca.apc.org |
トーメン/スリランカ問題最新情報(4) |
| > > 当センターから11月24日にトーメンへ送ったメールとそれに対するトーメンからの返 > 事を公開します。 > ********** > 【11月3日にトーメンに送った質問書】 > 株式会社トーメン 地球環境室長> 高林 暁 様 > 日米環境活動支援センター> 宮崎さゆり > 拝啓 > 11月4日付のEメールに書かれていた貴社からの質問にお答えする目的で、エッパ > ワラ問題に関する私どもの入手情報先であるジョナサン・ウォルターズ博士の総合的 > な意見を貴社にお伝えしたいと思います。 > > ウォルターズ博士は、1984年からスリランカで古くから伝わる治療手法と文化の研究 > をされていた方で、現在は米国ワシントン州にあるホイットマン大学宗教学部の学部 > 長を勤めていらっしゃいます。エッパワラでの広範囲にわたる現地調査を手掛けた博 > 士は、エッパワラを破壊する事業に反対する僧侶、地元住民、環境活動家、学者、農 > 民、地元商人など5000人を代表する草の根市民組織「エッパワラ燐酸塩保護委員会」 > (The Committee to Protect Eppawala Phosphate)の60人の委員の一人に選出され > 、米国において同委員会の国際担当代表者として活動されています。また、エッパワ > ラにおける博士の独自の調査によって、地元科学者などの行った調査結果の正確度が > 確認されたということです。 > > 尚、貴社から当センター宛てに送信された10月26日、10月28日そして11月4日付の > Eメールは英訳されウォルターズ博士の元へ届いています。これは、米国における情 > 報発信者であるウォルターズ博士に貴社からの回答書を読んでもらい事実確認などを > する目的で当センターと「アジア・太平洋環境問題交流会」が協力しておこなってい > ます。 > > 以下は、11月4日付けの貴社のEメールを読んだウォルターズ博士によって、当セン > ターに送られて来た博士の総合的な意見の和訳要約文です。エッパワラ地区での燐鉱 > 石採掘事業の是非を判断する上での貴重な参考意見になるのではないかと思われます > ので、よろしくお取り扱い頂きますようお願い申し上げます。 > > ●スリランカ政府およびその法規制について > スリランカの環境関連法規制がこの事業計画を適正な方向へ導くという保証は全くあ > りません。なぜならば、スリランカ最高裁判所での事情聴取の際に、政府は企業に都 > 合の良いように法律を変える用意があることを認めています。実際、ベティ・ウィラ > コーン(Betty Weerakoon)大臣らは、このような事はすでに起きていると証言して > います。その上、企業が法律に反することをした場合の保釈金はたったの50万ドルで > 、この金額は企業にとっては何の反省もせずに支払える程度のものです。 > > ●「採掘跡地の回復作業」について > 企業がこの事業計画を推進した場合には、企業が責任を持って最善の回復作業をエ > ッパワラ地区において実施することを望みますが、この回復作業が可能であると無条 > 件に主張することこそ、企業側にはエッパワラ地区がどういう場所であるかについて > の認識が欠如しており、またそれを意識的に無視していることのはっきりとした証拠 > と思われます。エッパワラは2000年前に古代人の手によって造られた生態系保護地区 > の中心地です。さらに最近になってこの場所は、ユネスコの世界遺産地の候補地とな > りました。なぜならば、エッパワラは環境を保護し、生態系を管理することにおいて > 、2000年前の人々の努力が今日においても機能している最古の場所だからです。古代 > のスリランカの王達は、卓絶した技術を持つ水力工学を修めた技師達を雇い、運河と > 小さな貯水池の複雑な灌漑システムの創造を通して、2000年前にスリランカの乾燥地 > 帯に当たるこの地を乾燥地からエデンの園のような楽園に変えたのです。60マイルに > 渡ってほんの2〜3インチ差の勾配しかないカラウエワ‐ジャヤガンガ灌漑システムは > 、今日においてさえ作り直すことは不可能です。雨水は、雨の多い中央高地からジャ > ヤガンガ(灌漑システム)によって運ばれ、それによってエッパワラの土地は潤され > ています。そしてそこに、古代にその灌漑システムを造った人々の子孫が、2000年間 > にわたって仏教を信奉する伝統的な村を作り生活しているのです。また、天然の森と > 雑木林は、薬用ハーブ類、果実、貴重な樹木、古代の遺跡によって構成され、数えき > れない野生動物が村のまわりにある古い森に住んでいます。そのような殆ど信じられ > ないような大地の豊穣の一部は、地下水を通って古代の水田とジャングルにもたらさ > れた「燐鉱石からしみ出た液」(phosphate seep)によるものと考えられます。私は 、探査許可を得ている56平方キロメートルの中で、古代スリランカの歴史を秘めた証 > 拠となるものが含まれていない場所など一ヶ所もないと考えます。誰もそのような古 > くからあるシステム、社会、歴史、生態系、人間の文化を剥ぎ取って、それを元に戻 > すなんてことはできません。特にその大地に含まれる貴重な要素を取り出した後にお > いての回復は不可能です。たとえ採掘によって水が永久的に汚染されなくても、エッ > パワラに豊穣をもたらした「燐鉱石からしみ出た液」は戻りません。また、露天掘り > された跡地に表土がかぶせられても古代の森は戻りません。さらに、この事業によっ > て立ち退かされた住民が30年間後にこの地に戻ってきても元の生活は戻りません。さ > らにこの事業を進める企業はブルトーザーで壊された考古学的に貴重な場所や野生動 > 物の生息地、水域を回復させることができるのでしょうか? > > ●この事業計画を進める企業の信頼性について > トーメンから送られて来たEメールを読むと、私たちはトーメンから、この事業計 > 画においては環境に害を与えるようなことはしないのでそれを信じるように、お願い > されているように思われます。私たちはこの事業計画に参加している企業の言うこと > を本当に信じることができるでしょうか?企業側は、環境への影響がないと判断され > た場合にのみこの計画を進めると約束していますが、結局は事業計画の見直しはなく > 、2000年の文化の地で露天掘りをしようとしています。同様にして、私たちは企業側 > が環境に対する最大限の努力をして露天掘りの被害がその他の地に及ばないようにし > 、採掘跡地の回復作業をし、損害賠償を定めて立ち退き費用の支払をして、またその > 他さまざまな懸念を解消するつもりであると信じさせられています。たとえ環境に対 > する良い評判がトーメンにあったとしても、トーメンのパートナーとなっている米国 > 企業の「フリーポート‐マックモラン社とIMC‐アグリコ社の複合企業体」に関し > ては強い疑問があります。環境と人権を考慮することなく事業をしてきたこれらの悪 > 名高い企業と仲間になることによって、トーメンはその良い評判が疑われるでしょう > 。もし、トーメンが責任ある企業ならば、なぜこれらの企業をパートナーに事業をす > るのか、そこが私にはよく理解できないところです。 > > ●採掘面積が極めて限られているという主張に対して > 総探査許可面積に占める採掘面積は極めて限られているという主張がされています > が、プロの地質学者と地元住民の双方は、かなりの燐灰石層が当該地区の全域にわた > って存在することを知っています。この判断は主として地表面からのみの判断に基づ > いており、私自身もその判断の根拠となる証拠を数カ所において確認しています。し > かし、たとえ企業側の採掘がこのように地表面からだけの判断によって進められたと > しても、きわめて多数の家族が立ち退かされ、さらに自然環境と社会環境のどちらも > 荒廃することになると考えられます。実際に当該地に出向いて燐灰石層を間近に見る > ならば、これについては全くの疑問の余地がないことがおわかりになるでしょう。実 > 際の採掘に向けての当該地への最初の侵入は、この地域の請負業者によってなされま > した。その業者と外国資本企業との関係性はあきらかにされていませんが、その業者 > による調査を阻止するために地元住民との間の暴力事件が1999年の6月に起きていま > す。私はこのような恐ろしい事件が今後も起きると考えています。あたかも人々や環 > 境への危害が仮説に基づいており、またその危害は予防することができると企業が断 > 言している事実は、環境を考慮するという企業理念にもかかわらず、私に企業側に対 > する不信の念を抱かせ、また仮説ではなく実際に先祖から引き継がれた土地や社会秩 > 序、生活の糧、伝統を失う何千人もの人々に対する不安を湧き立てせるものです。も > し企業が本心から、古代の文化を露天掘りすることによって起きる環境汚染と人々の > 苦しみを和らげたいと望むならば、企業側はこの事業計画によって何も起こらないと > 言って自分たちの立場を守るよりも、起こる可能性のある結果を公然と認めなければ > ならないでしょう。さらに、スリランカの地質学者たちはエッパワラ地区の燐灰石層 > は見積もりよりもはるかに多いという地元の理解を確証しています。そして私は企業 > が5億ドルの投資予定(生産工場建設、船舶輸送のための施設建設、工場と輸送施設 > をつなぐ鉄道建設などに使われる)をしながら埋蔵量の見積もりに関して私たちと同 > 様な予測をしていないということが信じらないのです。企業側に与えられた採掘許可 > 案によると、企業は56平方キロメートル内に発見される全ての燐灰石と「燐酸塩に関 > 係する鉱物」を採掘してもよいことになっており、またその範囲が将来において56平 > 方キロメートルよりも広がることになる場合には、「緩衝地帯」(buffer area)に > 採掘地を拡大しても良いことになっています。このような内容を考慮すると、企業側 > が彼らの事業活動において見合う市場調査を何もしていない、などということは私に > は信じられないことです。 > > ●探査許可を取得した地域全域が荒廃の対象地になる懸念の根拠・理由 > 1. 灌漑システム(ジャヤガンガ)の汚染と破壊、さらに全地域における地下水の > 汚染と破壊が考えられます。 > 2. 燐鉱石の採掘によってこの地域の肥沃な土壌の衰弱化がスリランカのイバン・ > アメラシンヘ博士(Dr. Ivan Amerasinghe)によって理論的に主張されています。つ > まり、今まで燐鉱石からしみ出た液が自然に地下水に流れ込み、全地域の土壌を肥沃 > なものとしていたが、燐鉱石の採掘によってそれがなくなり、土壌の衰弱化は免れな > いだろうと考えられます。 > 3. 2000年間この地域全体の「水と土壌を保護する生態系」を保つ役目をしてきた > 運河と小さな貯水池の移動による生態系の破壊が考えられます。 > 4. 発癌性のあるチリなどが空気中に放出されます。 > 5. トリンコマリー港への廃棄物(有毒な化学物質と燐石こう)の投棄によって、 > 結果としてもたらされる海洋生態系の崩壊が考えられます。尚、インド洋でもっとも > 深いトリンコマリー港は、第二次世界大戦で英国海軍が軍事拠点にしていた場所で、 > 米軍も原子力潜水艦の基地として興味を示している場所です。 > 6. 燐酸肥料はその生産と使用の双方において、環境への弊害を引き起こしていま > す。 > 7. 政府のような強い力を持つ企業は、エッパワラの人々による激しい抵抗と必要 > ならばその命をブルトーザーの前に投げ出すという多くの人々の誓いを全く無視し続 > けて来ています。私は地質学者や経済学者ではありませんが、プロの民族誌学者とし > てそしてスリランカの社会と歴史の学者として、はっきりとこれらの人々が虚勢を張 > っているわけではないと証言することができます。このため、エッパワラで最も間近 > に起きる破壊と荒廃は武装衝突によってもたらされると考えられます。その衝突は企 > 業が実施する「事業化調査」においても必然的に起こるでしょう。人々は祖先から引 > き継いだ故郷を破壊する費用を企業が見積もっている間、その横で黙ってそれを見て > はいないでしょう。つまり、エッパワラの人々は企業がエッパワラに来ることを阻止 > するつもりなので、結果的には、調査や建設を進めるためにはエッパワラが武装兵力 > によって占拠されるということになります。実際にこのような事件が、昨年の春にカ > デガワで地質サンプリングの最中に起きて、武装勢力とその場に集まった1000人の衝 > 突が起きています。 > (以上) > > 追記:基本的な事実確認事項としてウォルターズ博士は、当初に探査許可を受けた地 > 域の面積は56平方マイルではなく、56平方キロメートルであることを認めています。 > 現地の事情に詳しい博士によると、その後に追加された許可地があるので、正確には > およそ70平方キロメートルであるということですが、今後は探査許可地の面積に関す > る情報の混乱を避けるために、「探査許可地域」という用語を使う限りにおいては、 > 当初に許可を受けた56平方キロメートルをもってそれに該当する面積値とすることに > しました。これに関しては、貴社への申入書賛同団体と賛同個人の方々に対して、当 > センターからの訂正事項としてすでに伝えてありますので、今後この件に関する誤解 > は回避されることと思います。情報発信者の責任として、この点に関する誤認をお詫 > び申し上げる共に、御理解いただきますようお願い申し上げます。 > > エッパワラ問題に関するビジュアルな情報は、ウォルターズ博士によるウェブサイ > ト[http://people.whitman.edu/~walterjs]がありますので、是非ご覧ください。ま > た、貴社に提出することを目的としたエッパワラに関する資料一式も同博士によって > 準備されていますので、それが整い次第、郵送させていただきます。今回の博士の意 > 見と共に、郵送予定の資料を重役会で回覧していただき、貴社の英断に寄与すること > になれば真に幸甚と存じます。 > > 敬具 > ********** > 【11月25日にトーメンから送られて来たメール】 > 日米環境活動支援センター 宮崎さゆり 様 > 株式会社トーメン > 地球環境室長 > 高林 暁 > > スリランカにおける開発案件について > > 主題に関する11月24日付貴Eメールを拝誦しました。 > > 繰り返しになりますが、弊社といたしましてはスリランカ国の法律と国際金融機関の > 融資上の環境関連基準を遵守し、事業の地域環境や住民への影響の調査を慎重に幾重 > にも重ねる所存であります。 その中には、ウォルターズ博士の > 意見に言及されている灌漑システムとその周辺の環境影響や生態系への影響等に対す > る十二分な吟味も含まれます(スリランカの厳しい環境関連法規制のもとでは灌漑シ > ステム所在地は探査すらできませんし、その周辺地域での探査・ > 開発についても極めて厳しい制限が課されています)。 そのうえで、本プロジェク > トが環境面で著しい影響を及ぼすと判明した場合には、弊社と致しましては本プロジ > ェクトを手掛けることはあり得ませんことをご理解下さい。 > > なお、ウォルターズ博士の意見の原文をお送りいただけるようでしたら幸甚です。 > ウォルターズ博士の意見の中には、科学的専門用語や慎重に取扱うべき一国の政府 > や司法制度に対する批判も含まれており、弊社と致しましては博士の意見の主旨を、 > 万が一にも誤まって解釈するようなことが無いようにしたいと考えており、この点を > お願い申し上げるものです。 お手数ですが、ご手配のほど何卒宜しくお願い申し上 > げます。 > > 以上 > ************ > 上記に公開したメールの内容で、トーメン/スリランカ問題に関する進展状況の一部 > を理解していただけるかと思います。加えて、スリランカ在住の日本人の方から送ら > れて来たホットな現地情報によると、 > 1) 最近スリランカの有名な僧侶の一人がアメリカ大使館へ抗議に行ったが、民間 > 企業に対して大使館側は何の対応もできないということが明らかにされる。最終的に > はスリランカ政府に抗議を行なっていくのが一番効果があるという見方を現地の人々 > は取っている様子である。 > 2) エッパワラで政治集会がらみの爆弾事件が発生。トーメン/スリランカ問題と > の関わり合いはないということだが、今後の抗議の行方に少なからずの影響が予想さ > れる。 > 3) 現在スリランカは大統領選の最中で、エッパワラの問題が選挙にうまく利用さ > れろうだ、という見方ができる。つまり、現政権が企業側との契約を維持するという > 立場を取ると、反勢力の立候補者は住民の立場に立った選挙公約を掲げると予測され > る。 > 4) 大統領選挙の最中の故に、今後の治安の悪化が心配されており、それに乗じた > LTTE(タミル人組織)のテロ活動も激化する可能性がおおいにあり。 > 5) トーメンの名前はスリランカではかなり知れ渡っている。 > ということです。 > > ●トーメンへの申入書賛同団体および個人の方々へのお願い > トーメン地球環境室長の高林暁氏との会見が予定(日時などは未定)されています > 。これはジャパンタイムズ紙の環境問題コラムニストのスティーブン・ヘッセ氏の声 > かけで実現する予定の会見です。ヘッセ氏はトーメン/スリランカ問題に関心があっ > て会見に同行したい方を求めています。どなたか会見に参加できる方はいませんか? > 今までのトーメンの回答・返事を読んで、さらに深く尋ねてみたいと思っている方は > いませんか?そのような方は是非、当センターへお知らせください。あなたの意向を > ヘッセ氏に伝えて、会見のアレンジを進めることが出来ます。参加希望の受付最終日 > は11月30日です。以上、どうぞよろしくお願いします。 > > ******************************************* > US-Japan Environmental Action Center > P.O. BOX 305 > Washington, DC 20044-305 USA > Phone/Fax: (301) 887-1390 > ujeac@igc.org > ******************************************* > 小倉 正 OGURA Tadashi @Matsuyama-City EMail:oguogu@jca.apc.org |
エッパワラの問題について、トーメンのホームページへのリンクの許可と英文の翻訳についてメールを送りました。すぐに、以下のようなご返事をいただきました。
| 2000年1月27日 米澤興治様 株式会社トーメン 地球環境室長 高林 暁 主題に関する貴E−MAILを拝読しました。 弊社ホームページの本件に関する英文メッセージへのリンクのご意向につきましては 了解しました。 なお、当該メッセージの原分 (和文) は日米環境支援センター宮崎さゆりさんから 10月26日に戴いたお問い合わせに対して同日ご返事申し上げ、宮崎さんからお問 い合わせに参加された方々にもお伝え戴いたものであります。米澤さんのご参考まで に本メールに添付します。英文メッセージは、この原文の完全訳ではありませんが、 原文の主旨に忠実に沿ったかたちで作成したものです。米澤さんがお申し越しの訳文 としてご利用戴けるかと思います。 敬具 |
トーメンの主張 |
| 1999年10月26日 日米環境活動支援センター 宮崎 さゆり 様 株式会社トーメン 地球環境室長 高林 暁 スリランカに於ける開発案件について 拝啓 本日弊社宛ての貴E-Mail「スリランカのエッパワラ地区における燐鉱石 採掘事業計画見直しへの申入書」を拝受致しました。 本件に就きまして、事実の誤認や誤解に基づく部分があるように見受けられま すので、現状と弊社の基本的な考え方について以下お答え致します。 1.弊社は、現在、パートナーの燐酸肥料メーカーである米国IMCアグリコ 社とともに、スリランカ国エッパワラ地区において燐鉱石採掘と燐酸肥料 の生産事業プロジェクトの事業性の総合評価であるフィージビリティー・ スタディー(事業化調査)に取り掛かった段階にあります。事業化調査と は、事業の環境面や地域社会・住民への影響等の慎重な調査を含む総合評 価です。従いまして、事業の可否は未だ確定しておらず、事業には未着手 であります。 2.環境面の影響を含め、事業の実現性を科学的に総合評価する為の事業化調 査であり、調査で得られる科学的データに基づいて、環境面から事業化の 可否をIMCアグリコ社とともに判断していくものであります。 3.スリランカの法制上からも、このような事業を行うには、国際的に信用の おける第三者環境調査機関による環境アセスメント(社会影響評価を含む) を実施のうえ、政府がその結果を承認することが条件づけられています。 また、資金面を手掛ける金融機関も、融資に当たっては、スリランカにお けるこのような環境規制をクリアーすることを条件づけています。 4.弊社は、開発プロジェクト案件を進める上で環境保全を極めて重要視して おります。環境上大きな問題がある事業を実行することはあり得ません。 弊社の取締役会は、そのような事業を承認しません。 5.このように、環境規制上の諸条件を遵守すること無しに、本事業を実現す ることは有り得ないことをお分かり戴けると思います。 6.本件に関して、「山手線の内側相当の面積を剥ぎ取るように採掘する」と の伝えられ方がされておりますが、その様な計画はありません。スリラン カ政府より地中に燐鉱石が存在するかどうかを調査する探査認可を受けて いる地域の総面積は、56平方キロメートルありますが、その探査認可地 域の中にあって、燐鉱石の採掘を行うに適した部分は相当限定されます。 これまで得られている地質学的データからは、燐鉱石が地中に存在し採掘 の対象に適した地域は、探査認可を取得した中の極めて限られた部分と推 定されているからです。その地中に燐鉱石がどのように存在していて、ど の地点をどの程度の範囲で採掘するのが望ましいかを事業化調査の第一段 階において精査することになります。その後、その結果に基づき、環境や 地域住民への影響が開発に適するか否かの精査を行うなど、まだまだ何重 もの調査を行うものです。 以上ご説明申し上げました通り、事業化に向けて必要な情報がまだ殆ど揃って おらず、科学的な調査に着手したばかりであるというのが実情であり、エッパ ワラ地区の実態をはっきり把握した上で、法規性を遵守した環境面の判断を慎 重に行うというのが基本方針であることをご理解戴くようお願い申し上げます。 敬具 |
トーメンのエッパワラ問題についてのホームページ(英語)へのリンク
http://www.tomen.co.jp/whatsnew/text.htm