紙ヒモの使い方

 「紙ヒモ普及活動奮戦記」の掲載以来、このページに関する反響は大きく、紙ヒモをどのように使えばいいのかという問い合わせもありました。ここでは、こうした問い合わせに対する栗岡さんのアドバイスを紹介します。

紙ヒモ使用上の注意

 紙ひもは雨に弱いので、雨天の日の回収には少し注意が必要です。その注意とは、ひもだけもってブラブラさせない、といったごく簡単なことです。静岡でも紙ひもで回収が始まった当初は、晴れの日でさえも紙ひもが切れた、というクレームが時々ありましたが、すぐに皆、扱い方がうまくなり、古紙を持つときはひもだけ持たずに背面に手を添えるようになりました。今では雨の日でもまったくクレームはありません。
 もし、雨に強い紙ひもを作ってしまいますと、水に溶けにくくなり古紙と一緒に再生することが難しくなって、紙ひものメリットが半減してしまいます。ちょうどティッシュペーパーと同じです。丈夫なちり紙を作ろうとするあまり、湿潤紙力増強剤を使っているため水に溶けにくく、紙でありながらトイレで使えないものがティッシュペーパー(一部を除く)です。紙ひももティッシュ同様紙力増強剤を使用すれば雨にも強いものができますが、かわりに水に溶けにくい=再生しにくいものになってしまいます。
 また、結び方はビニールひもと同じなのですが、外側のセロハンを破ってしまい外側からひもを出そうとしたり、ひもの引き出し方向(矢印がついているはずなのですが)を間違えて「よれて使いにくい」といったことがおこります。
 私ははじめそのことに思いいたらず、注意書きをまわさなかったため、相当苦労して使っていらした人がいたようでした。気づいてからあわてて、図解入りの注意書きをまわしたところ、大勢の人から「はじめにほしかった」とお叱りをうけました。 


図解入り注意書き


紙ヒモの使い方

 スーパーの袋の中に上下逆さまにしないように入れて、ひも口を袋のしばり口から出しておき、それを引っ張って使うのが一番楽だと思います。「何があっても袋から出さないこと」がポイントです。特にヒモが残り少なくなり、形が崩れかけているときに出してしまうと扱いにくくなってしまいます。
 サイズは一重でしばる人は20号か25号、二重にぎりぎりとしばる人は15号がよいのではないかと思います。私自身は20号を使っております。一度に多量をまとめて束ねたい方は太い30号(少しつかいづらいです)がむいているでしょう。
 回収業者さんに、回収の前に「紙ヒモはリサイクルできるので、切り捨てないように」と注意しておく方がいいと思います。静岡では当初、紙ヒモを知らない業者さんが、ビニールヒモ同様切り捨ててしまうということが、よくありました。
 王子製紙や日本製紙などほとんどのメーカーも紙ひも化の動きを喜んでいるようですが、古いタイプの機械を持つ一部の中小メーカーの中には、紙ひもと新聞を一緒に溶かすことに難色示したところがあったようです。そのあたりのことは古紙問屋さんがその都度対応するでしょうから、大丈夫だと思います。


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