目次
1,99年までのウータン活動方針の概要について(省略) |
2,2000年の問題点とウ一夕ンの取組む方向 |
| @ 99年12月、アメリカ・シアトルにてWTO閣僚会議が開かれた。しかし、NGO、労組など世界から集まった団体と、途上国の反発等により閣僚会議は、主催国のアメリカ・バシェフスキー通商
代表部が一方的に中止宣言を打ち出した。もしこれ以上関税率が下がれば、自由貿易の拡大によって、林産物・紙・チップなどの輸入が増える。日本への輸入量は林産物でも5.8%増えると予想されるとの報告も発表されていたのだ。今までの貿易自由化の経緯からすれば生産地での原生林破壊が進み、日本などでは消費拡大され、環境汚染となる。これ以上の関税引下げは「NO!」なのだ。その意味で、今年もWTO問題に対する取組みは重要だ. A 熱帯材は1970年代をピークに輸入量が減り、異常な伐採により枯渇し始めている。現に輸入港 のひとつである大阪南港では90年当初に多く見られた熱帯材は、いまほとんど見られない。それに変わって、日本各地ヘロシア材の輸人が急増している。もちろん原生林破壊によるもので、1997 年と99年中の輸入量(約600万立方メートル)の予測が丸太では第1位となっている。熱帯材は約330万立方メートル、加工された合板材が200万立方メートル(丸太換算で約340万立方メートル)で、ロシアの輸入丸太と製材を合わせた量と同量になっている。インドネシアぱかりかサラワク州でも合板工場が出来て、丸太輸出から合板 輸出に変わってきた。例えばマレーシアの木材企業リンブナン・ヒジャウ社等は、マレーシアで生産するのに採算性が合わずか、ロシア、パブア・ニューギニア、アマゾン、ガイアナ等に進出し、多国籍企業となった。今後5年後ぐらいで日本の新規住宅着工は約100万戸に減少となる予測。一方、老朽化や手抜き工事で作られた住宅の改変で廃棄物(4.5億トンの約2割)が増え、2005年以降も大量の建築廃材が出ると予想されている。長寿命化建築物の取組み−−自治体キャンペーンが必要だ。 B 一方昨年からウ一タンで取組みを始めた紙・パルプ問題であるが、紙等の使用量は1950年に比 ベ95年はなんと36培にもなり、カナダ、アメリカ、ブラジルからの輸入で7割強、その他ニュージーランド、チリ、オーストラリア、インドネシア、ロシア等から。1970年代より増え始め、石油ショックで輸入は一時減ったが、80年代前半からのOA機器の需要や円高により爆発的に増えた。 その頃から海外において、ユーカリなど単一林の植林を始めたのである。単一林は生態系を破壊したのは当然のことである。紙需要へ削減の取組み・PRと単一植林の監視が必要だ。 C そして今度は、COP3で「CO2排出量削減のために有効として森林は吸収源となる」と認められるや、製紙会社、電力会社や商社等は植林事業を積極的に取り組みだした。殆どが製紙・パルプ用の早生樹の植樹で、短期で伐採されるのでCO2吸収とならない。熱帯材伐採でCO2は生産地で6%強増えていることを考えると、まず熱帯林伐採を止め、その他温暖化の大要因であるロシア等の原生林 伐採によるメタン放出を止め、原生林の保護を図ることだ。被害も予想され「森の救援基金」も必要だ。木材は金属、非金属などに比べ、生産し、維持し、再利用する上でエネルギー使用量やCO2排出量が500〜2000倍程少ない。短期収穫‥短期廃棄でない木材の成長量(日本の植林材は60〜70年)で、建築物に利用されるか、家具材にされるべきだ。紙などは再生材で作るべきである。何百年もかかって大きくなった熱帯林や北方林の原生林材を使用すべきでない時期に来ている。法隆寺 は金属を使用せずずっと建っている。とりわけ風土に合って、運搬距離が短くCO2排出量が少ない 国産の木製品の効果的な有効利用は必要だ。ニれらに関するウータンのPR冊子の発行がのぞまれる。 D 21世杷を迎え未来のためにも、ウータンとして環境教育の取組みをどうするか。各学校などにPRするための方法を考えねばならないだろう。また好評だった「森林とんぶり」を引き続き取組み、 森林問題を普遍化させる。考えるから行動を呼び起こすことを拡げる時にしていきたいものだ。 E ウータンとして、今年から来年ぐらいにかけて短期・中期・長期計画をも策定して、全国の森林保護グループや国産材有効利用の団体との意見交換・交流や全国会議が必要になるのでないか。今年の夏ごろに全国会議も出来たらいいのではないかと事務局で話し合っている。例えばWTOと国産材問題、紙使用削減と植林問題、その他自治体キャンペーンの再興など取り上げられないだろうか。 |
3,ウ一夕ン(個別)活動方針 |
| @自治体キヤンぺ−ンー〔1〕a)型枠材総量削減、b)建築抑制、C)維持補修強化、d)建物 の省エネ・CO2削減化等、e)環境配慮材での設計、f)建物の耐久性強化、9)環境基本 計画進捗調査、 〔2】キャンペーン自治体は−−高石、泉大津、茨木(?)−−6月頃に A国際的な森林問題キヤンぺ−ンーーa)WTO問題、b)紙問題と植林問題、C)全国会議実 施の呼びかけ B林業地との閑わり−−a)10周年枝打族、b)三沢さんや国産材住宅推進協会等の建物見 学 C調査企画−−【1〕海外調査一今後実施したい、 〔2】紙とCO2関連−−a)紙はウ一夕ン会員にも調査協力求む、b)CO2と植林問題は、 JATANや熱帯林きょうと等と連携し、紙問題中心の調査・発表(12月)? 〔3】a)熱帯材の調査、b)針葉樹材の調査。c)各国の森林破壊問題、d)環境先進国の 政策調査についてはインターネット利用・翻訳への依頼、新開等での資料チェックな ど D事務局メンバーと会員の拡大−−a)入門セミナーr森林どんぷり」5回、b)ハイキング、C) ウータン・バンフでPRや参加型プログラムの実践を、 E広報・宣伝−−a)ウ一夕ン・リーフレツト第3版作成、b)家具バンフ第2版作成、C)通信ウ ータンは今 森林保全へ実践している例、森林問題だけでなく新しく問題点になる例を 寄稿? F物品販売・出前講座−−a)販売は99年強化を、b)出前は強化できるか?c)猪俣氏の原 稿企画検討中 G環境教育−−a)授業用スライド2種作成、b)調査活動、C)講演会の開催 H中・長期計画の策定−−21世把を迎え大イベント多し、年途中に計画 |