第2日目(6月12日) ヴェヴェイ&モントルー

朝7時に朝食を取り、駅で昨日送れなかったスーツケースを3日後に訪れる
ルツェウンに送りました。
今日は、レマン湖畔の街Vevey(ヴェヴェイ)に行く予定。
この街は、ワインの集産地として栄えた街で周辺にはワイン農家が点在しているそう。
現在はロケーションの良さから、大富豪の別荘地も多く、喜劇王チャップリンの愛した
別荘もここVeveyにあるんだとか・・・もう一つ有名なのは、コーヒーの会社Nestleの
本社があるところでも知られている街です。

私達が、ここを訪れようと思ったのは、『5月の雪』と呼ばれるナルシスの花の
群生を見る為・・・・通常6月の初めごろまでが見頃ということでしたので、ちょっと
遅いかもと思いながらも、その群生が見られるというレ・プレイヤードに
行ってみることにしました。

ジュネーブからヴェヴェイまでスイス鉄道で
およそ1時間。そこには、MOB鉄道の赤い
登山鉄道が待っていてくれました。
これに乗って30分ほどで、目的の
レ・プレイヤードに着く・・・・はずでした。
が、途中の駅でわけも分からないうちに
バスに乗せられ、またまた途中の駅で
登山電車に乗せられ、無事に終点へ。
ここは、あまりツアーでは訪れる人もない
ところらしく、降りたのは、私達を含め、
15人ほどでした。

ナルシスというのは
水仙に似た白い花。
それが5月から6月の
初めに咲く様子が
まるで雪が降ったようだ
というので『5月の雪』と
言われているようです。

レ・プレイヤードの丘からは、レマン湖や遠くアルプスも見えるそうですが、この日は生憎霧が
発生して、かすかにしか見えず、残念でした。
1時間半ほどいて、ヴェヴェイの街に戻り、そのままMontreux(モントルー)の街へ。

このMontreuxという街もレマン湖畔に面したリゾートの街。スイスが世界的に観光国として
デヴューするに当たって果たした役割は大きいそうです。
レマン湖畔にある街の中でも、最も気候と景色の良いモントルーの街は
18世紀の貴族たちが1日がかりでやってくるほどの人気の街だったとか・・・・
スイスで最初にホテルが出来たのもMontreuxだそうです。
そして、もう一つこの街を有名にしているのが、7月にある『モントレージャズフェスティバル』
丁度、今頃開かれている頃ですね!ジャズに少しでも興味のある方は、
このフェスティバルのことは聞いたことがあるのではないでしょうか?
この街に着いたのは午後2時、先ずはホテルに行ってみました。
チェックインにはまだ早かったのですが、OKとのこと。

このホテル、小さいのですが
なんと100年以上続いているホテルだそうで、あちこちに
アンティークの家具などが
置いてありました。
部屋のタンスや照明も
アンティークでした。

これらは、食堂に置いて
あったアンティークの時計と
鮮やかな花が描かれた
チェストです。

ホテルで一息入れた後、早速Montoreuxの街を
散策に・・・・・
先ずは洒落たケーキ屋さんで、ティータイム。
その後は、湖畔沿いの道をぶらぶらと・・・・・
湖畔には←こんなホテルがたくさん建っています。
やはり、リゾートって感じがしますよね

湖畔をぶらぶら歩くこと40分(結構
歩きでがありました)湖に浮かぶように
建っているシヨン城に到着です。
このお城、貴族のお城ではなく、9世紀に
イタリアからアルプスを越えてやってくる
東方商人たちに、通行税や物品税を
かけるために建てられたというもの。
フランスの詩人バイロンがその詩『シヨン
の囚人』を詠んだのは、ここに幽閉されて
いたジュネーブの宗教改革者ボニヴァルが
モデルと言われています。

さて、このお城のチケットブーズと案内所に日本人女性がいました。
帰りは電車に乗ってモントルーに戻ろうと駅に行くと案内所の女性と一緒になりました。
その方はスイスに住み始めてもう34年になるのだと・・・・・。
そして、『この季節、苺と杏が美味しいのよ。スーパーで是非買って食べてみて!』と
教えてくれました。 買ったのはもちろんいうまでもありせん。

そして、この日の夕食は近くのレストランで食べたピザとサラダ。
そのピザの大きいこと・・・・直径がゆうに40センチほどありました。
なにしろサイズはそれ一つなので、サラダを取り、夫とシェアして食べましたけど
あちらの方は、みんな1人1枚づつ食べているのにはびっくり!
それに見ていると、ピザをナイフとフォークで器用に食べているのです。日本人のように
手でつまんでなんて食べないんですね。そして、ピザの端っこの硬いところは残すんですよ。
所変わればですね。 ↓は私たちが食べたピザとサラダ。

こうして、スイス2日目の長〜い1日が終わったわけですが、それは、日の入りが
とても遅いからで、1日が有効に使えるからです。
何しろ太陽が沈んで暗くなるのは午後9時半ころなのですよ・・・・・
で、日の出が遅いかと言えばそうではなく、ちゃんと6時前には明るいのです。

モントルー2日目の明日は、ロシェ・ドゥ・ネーという展望台に行きます。