第6日目(6月16日) チューリッヒ & ザンクトガレンの街へ

今朝は起きてみると、雨の音が・・・・・
なので、もともと1日くらいはハイキングに行かずに、どこか観光に行こうと
話していたので、この日はチューリッヒとザンクトガレンへ行くことにしました。
予め、そういうこともあるかと、電車の時刻を調べてありました。
ザンクトガレンの街までは、ルツェルンからはチューリッヒ乗換えで、約2時間ちょっとです。

この街の起源は古く7世紀にまで遡るそうで・・・・
アイルランドの修道僧ガルスが612年にボーデン
湖畔のアルデンから10キロほど離れたところに
建てた小さな僧院がこの街の始まりと言われて
います。街の名前ザンクトガレンは『聖ガルス
St.Gallus』からきたもの。
この街は13世紀から繊維業が盛んで、第2次世界
対戦前はアメリカに大量にレースなどの織物を
輸出したことで、大きく発展したそうです。
←は駅前にたつ市庁舎。

駅を背に何本かの細く入り組んだ小路をどれでもよいから左に進むと旧市街に出ます。
これらの通りには、特徴のある出窓のある家々が立ち並んでいます。
それが↓の写真です。

この出窓のある建物を見ながら右に進むと狭い道の
間から、大聖堂が見えてきます。
この建物は写真でみて分かるとおり、2本の塔が
とても印象的。スイスの代表的な後期バロック様式の
教会で、現在の建物は、1755〜69年にかけて
建てられたもので、中には見事なバロック様式の
祭壇があります。
この大聖堂の東側、コの字形に隣接する建物は、
旧修道院で、大聖堂とともに世界遺産に登録されて
いるそうです。金色と緑に彩られた教会内部は
本当に見事なものでした。


午後からはチューリヒに・・・・
ここは、商工業・金融・のほか、文化・芸術の中心であるスイス最大の都市。
下の写真はチューリヒ中央駅です。私たちがスイスに滞在している間、
丁度サッカーのUEFA EURO 2008が行われていて、駅には↓のようが大きな垂れ幕が
掛かっていました。ベルンやバーゼルで試合が行われていたようです。

先ずは駅を出て、バーンホフ通りを歩きました。
この通りを1キロほど歩くと、チューリヒ湖。
ぶらぶらウインドウショッピングしながら
歩いても30分ほどで着いてしまいます。
私たちは、途中チューリヒ発祥の地と言われて
いる『リンデンホフの丘』に行ってみました。

ここには大きな菩提樹(リンデンホフ)が
茂り、公園になっていてお年寄りがのんびり、
チェスを楽しんでいました。
公園で一緒になったわんこ・・・・カメラを
向けると、立ち止まりこちらを見てくれました。

このリンデンホフの丘の東側には、リマト川が
水をたたえています。そしてその向こうには
旧市街の町並みが見え、丘の上にはチューリヒ
大学と連邦工科大学の建物が見えます。

丘を下りると、大きな時計塔が目印の教会が
見えてきます。これがチューリヒで最も古い
聖ペーター教会。この時計塔の時計は
文字盤の直径が8.7m.もあり、時針3m.、
分針4m.とヨーロッパ最大なんだとか・・・・
そばまで行くと、その大きさがよくわかります。
そして、ここで結婚式を挙げることが
出来るのは限られた地元の名士のみ
なんだそうですよ。

そして、またバーンホフ通りに戻り、少し
行くと細長い緑色の尖塔が印象的な教会
聖母聖堂が見えてきます。ここは12世紀から
15世紀にかけて建てられたゴシック様式の
代表的な建物。
聖堂部分には、シャガールが描いたという
ステンドグラスがあり、大規模なパイプ
オルガンも見事でした。
写真撮影が出来なかったのが残念!

この聖母聖堂とリマト川を挟んで反対側に
見えるのが、スイス最大のロマネスク様式の
教会である大聖堂。2本の塔をもつユニークな
建物は11世紀から12世紀初頭に建てられた
のだそうです。
ここのステンドグラスもとても美しいもの
でしたが、上手く撮影できず、残念でした。


さて、この日の夕食は、スイスに来たら是非食べたいと思っていた、『ラクレット』という料理。
これは、ラクレットというチーズの名前がそのまま料理の名前になっているのですが、
チーズを温めて溶かし、それを茹でたじゃが芋を始め、野菜につけて食べるというもの。
写真左がその機械にチーズをセットしたところ。写真右・・・少し見づらいですが、チーズが
溶けているのがわかりますか?

このチーズ、かなりぶ厚くて量が多いのですが、しつこくなく、あっさりめ・・・・なので2人で
完食!!。じゃが芋のほかには人参やブロッコリー・カリフラワーといった野菜がでました。
念願の料理が食べられて、この日は満足・満足!!

さて、明日も雨なんでしょうかね〜