第8日目 (6月18日) リギの展望台へ & ハイキング
そして・・・・ ハイジの村マイエンフェルトへ
ルツェルン滞在5日目・・・今朝も起きたら、ものすごい雨。
リギ山に行く予定にしていましたが、この分だと無理かな・・・・と
思いながら、朝食を食べていると、雨が上がってきました。ラッキー!
ホテルをチェックアウトして、荷物をガラガラ押しながらルツェルンの駅へ。
ここで、4日後に行くサンモリッツの駅まで大きなスーツケース
を送りました。
スイスは、これが出来るから便利ですね。日本で言う『チッキ』というものと
同じで、『ライゼゲベック』というシステムが。
これは、鉄道のチケットを持って入れば、前もって荷物を鉄道で次の滞在地の
駅に送れるというもの。私たちのように鉄道を使って旅行しているものにとって
とても便利なシステムだと思います。
この日行く予定のリギ山は、ルツェルンの東に聳える独立峰。この山頂から
北を望むと地平線まで山らしい山がないのだとか・・・・・下界から山を見上げて
『あの山の山頂に立てば、きっと素晴らしい眺めに違いない』と18世紀の
ヨーロッパの人々は考えたのでしょう。観光地としての山・・・・・
それまで無かったアルプスの観光化という考えがイギリス人を中心に始まり、
そのきっかけになったのがこのリギ山だったのだそうです。
リギ山に登るには、ルツェルンから3つのコースがあります。
私たちは、行きと帰りのルートを変え、途中ハイキングをしながら
丁度1周するようにしました。
先ずルツェルンからSBBでアルトゴルダウの
駅まで行き、青の登山電車に乗りました。
←がその青の登山電車です。これに乗って
終点のリギ・クルムまで行きます。
そこから少し登ったところが山頂。
その山頂にはスイスで初めてと言われる
山岳ホテルがあり、そこから見るご来光は
それは見事なのだとか・・・・・
私たちが行った時は、朝までの雨のせいで
ガスってしまい、360度と言われる
パノラマは見られませんでした。 残念!!
山頂から線路伝いにハイキング開始。
8.2キロのコースの5分の3ほどを
歩き、途中駅のリギ・カルバートから
終点のフィッツナウまで赤の登山電車に
乗りました。
右の写真は、丁度赤の登山電車と青の
登山電車がすれ違うところ。この赤の
登山電車は1871年に出来たヨーロッパ
初の登山電車です。その4年後に青の
登山電車が出来たのだとか・・・・・
この日途中で普段は走っていないSLに
お目にかかりました。
のんびり林の中の道を歩いたり、花々の咲き乱れる草原を歩いたり・・・・
なんだか非日常は感じで時間がゆっくりと流れる気がしました。
やがて民家の間を抜け、牧草地に出て、牛のカウベルの音が聞こえると、
リギカルバートの駅。ここからは赤の登山電車にのって主点のフィッツナウに
向かうことに。写真は電車から見たフィーアヴァルトシュテッター湖と途中で
出会った人懐こいわんちゃん。
下の写真がフィッツナウの船着場とルツェルン行きの船。ここから約1時間で
ルツェルンの街に着きます。雲が多少多かったのですが、良いお天気・・・・
日差しと風を受け、とても気持ちがよかったです。
1時間もすると、ルツェルンの街が見えてきます。下の右の写真は船からみた
ホーフ教会です。左の写真は途中の街。
さて、今日はこの後、次の目的地である、マイエンフェルトに向けて移動です。
途中1回乗り換えを入れて、2時間40分ほどで到着。
ヨハンナ・シュピリの名著『ハイジ』は、1880年にスイスで生まれ、発表から1世紀以上
経った今も世界中の子ども達に愛されている本ですが、そのベストセラーの故郷が
このマイエンフェルトという小さな村。
日本人のツアーだと、バスで訪れ、ハイジゆかりの場所を何箇所か行くだけで、次の
目的地に行くことが多いのですが、ハイジ大好きの私は、2泊して、ゆっくりハイジが
生まれた村を歩き、その昔へ思いを馳せてみたいと思ったのでした。
そして、もう1つの目的は・・・・ここに野生のシクラメンが咲いていると
ガイドブックに載っていたからです。
先ずは、今日泊まるB&Bにチェックイン。↓がそのB&Bと部屋の様子です。
夕方遅くの到着だったので、この日は
街の様子を見るだけに・・・・・
その後B&Bのお隣がレストランだったので、
今夜はそこで食事をすることにしました。
マダムと息子さんでやっているレストランで
地元の方が外のテーブルでワイワイと
飲んだりしていました。
マダムは英語が出来ないようで、食べたい
物を説明するのに、身振り手振りで説明。
頂いたのはスープとじゃが芋料理&サラダ
さあ、お腹も一杯になって満足したことだし、明日に備えて、
今夜は早く休むことにしましょう・・・