第2日目 (11月4日) バロンダンス鑑賞&ジャワ島観光

バリ島2日目は、バロンダンスの鑑賞から始まりました。
朝の9時半から、ダンス鑑賞というのは、ちょっと???でしたけどね。

バスに乗って、バロンダンスを見る会場に・・・・・
バロンダンスは、本来死者の寺プラ・ダラムで儀礼として演じられる舞踏「チャロナラン」でしたが、
外国人の手によってショーの要素が加わり、
観光用として公演されているもの。
善=バロン(聖獣)と悪=ランダ(魔女)の果てしなき戦いを通して、善と悪、生と死聖と邪というバリ独特の相対概念を表現しているのだとか・・・・

ダンスと言っても、劇になっていて劇の終盤に聖獣バロンと魔女ランダのすさまじいまでの
戦いが演じられますが、この戦いは永遠に終わらないということで、幕が下ります。
この劇には、『善は常に悪とともに存在する』というバリ人特有の世界観が
表されているそうです。

聖獣バロン

座っているのがサデワ王子

1時間ほどバロンダンスを鑑賞したあとは、
バスでデンパサールの街中を車窓から見ながら
昼食を取るレストランへ。今日は中華料理でした。
こちらに来てから取る食事も3回目ともなると
自然にテーブルを囲む仲間が出来てきます。
私たちのテーブルには、一人参加の女性2人、
一人参加の男性、そして添乗員さん。
ご夫婦はご夫婦同士で一緒になるようです。

昼食後は、空路ジャワ島のジョグジャカルタへ。
そして、世界遺産に登録されているプランナバン寺院に行きました。

プランナバンは、およそ5キロ四方に渡って、
いくつもの遺跡が残る巨大寺院群です。
その中心部がシヴァ神殿のあるロロ・ジョングラン寺院。
このお寺は856年に建てられたと推定されています。
中央に聳え立つシヴァ神殿は、天に伸びるように
建っていて、見る者を圧倒します。
高さは47m.あって、ヒンドゥー教寺院としては、
東南アジア最大だそうです。

ロロ・ジョングラン寺院

プランナバン寺院群全景

神殿の外壁には、古代インド叙情詩ラーマヤナを
モチーフとした緻密なレリーフが掘られていました。
周囲には1584年の火山爆発などで半壊した
小さなお堂224棟が転がり、修復を待っているそうです。
ガイドさんの話によると、これらの建物はコンクリートなどを
一切使用せず、石に凹凸を彫りそれを組み合わせて
建てられているのだとか・・・・
なので、半壊した建物の石を見つけても、
それらの組み合わせを見つけるのが至難の技で
全て修復するには、膨大な年数がかかるということでした

夫も2年前にここを訪れたことがあります。その時は、ロロ・ジョングラン寺院の中を
見学することができましたが、その後地震の被害に遭い、危険な為と修復の為に
中に入ることができなくなっていて、私たちは中に入れませんでした。
上の写真を見ていただければ、お分かりと思いますが積み上げた石が崩れて
倒れ掛かっています。また、全景写真でも赤い鉄骨が組まれ、修復作業が
行われていることが分かります。
日本の昔の寺院建築もそうですが、これらの寺院を建てた人々の努力を思うと
それは並大抵ではなかっただろうと思います。
ツアーだったので、見学時間はおよそ1時間、本当はもっと時間をかけて
じっくり見学したいところですね。

夕食後は、ラーマヤナ舞踏劇の観賞に行きました。古代インド叙事詩『ラーマーヤナ』に
舞踊の振りをつけて、1960年に創作されたもの。アヨーディア国を追放された
ラーマ王子が、シータ姫をめぐり、魔王ラーバナと戦う勧善懲悪のストーリー。
伝統的な様式に喜劇の要素を取り入れていて、バリ舞踊のエッセンスが
集約されているようです。
夕食後に観たせいか・・・・・それとも1時間半という時間のせいか・・・・・
事前に日本語で書かれて劇のあらすじを渡されていたのもも、途中で何度睡魔に
襲われたことか・・・・・(笑)同じツアーの隣の女性は完璧に船を漕いでいました。
写真を取ろうと思ったのですが、結構動きが早くて、私の写真技術では
上手く撮れませんでした。

代わりに動画を載せようと思ったのですが、上手くいきません。
息子に聞いてみて載せられるようになったら、載せますね。
バロンダンスの動画もあります。
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地震の被害で崩れている塔