第3日目 (11月5日) バティック工房見学&ケチャックダンス鑑賞  そのA

バスに戻り、次に行ったのは、バティックの工房でした。
バティックには、手書きのものやスタンプで型を押すもの
プリントなど、いろいろなものがあります。
右の写真は、手で蝋引きをしているところです。
基本的な図案はあっても、細かいところは、蝋引きする
人に任されているため、一つとして同じ模様の物は
ないのだとか・・・・

左の職人さんはもう30年以上この仕事に
携わっているのだそうです。スタンプで
型を押して蝋引きしているのですが、
寸分の狂いもなく型を押していくのは
熟練の技なのでしょう・・・・・

蝋引きした後に彩色していきます。
若い女の子が一心に彩色していました。
これは、出来上がったら何になるのでしょうね・・・・
はみ出さないように蝋引きした中に器用に彩色
していました。

←は、彩色した後、蝋を削りながら、落としている
ところです。この後、お湯につけてもう一度蝋を
良く落すのだそうです。

布全体を染めているところです。→
この後、布を乾燥させて、用途によって切り分けます。

←染め上がった布を乾燥させているところです。
こうした過程を辿って出来上がるバティック。
手間隙かけて出来上がる製品は、とても
美しいものだと思いました。
これだけ、手をかけているのですから、少々
高いのも頷けるというのもです。

手書きバティックとプリント、スタンプによる型押しバティックでは、全然値段が違います。
私は、手書きのハンカチをお土産に何枚か買い求めました。


昼食を取った後は、またジョグジャカルタからバリ島・デンパサールへ戻りました。
ホテルへ行く途中で、添乗員さんのご好意で地元のスーパーに寄ってもらいました。
私は、海外旅行に行くと必ず地元のスーパーに行きます。
その土地にしかない調味料とか、お菓子などが買えるからです。
今回は、インドネシア人の生徒さんに教えてもらったトラジャコーヒーを買いたくて
行ったのですが、とても人気のあるコーヒーで売り切れてしまっていました。
がっかり・・・・

そこで、ガイドさんお勧めのバリコーヒーを
買ってみました。
他に天然塩が有名と聞いていたので、
それも買いました。あとは、ナイゴレンの素や
ジャワカレーの素、ジャワティーなども
買ってきました。

上の段左がジャワティー、右がカレーの素
下の段左がバリコーヒー、中が天然塩、
右がナシゴレンの素。


夕方、少し早めにホテルを出てケチャックダンスの会場へ・・・・・
このケチャックダンスは、他の踊りと違い、ガムランを一切使わないのです。
上半身裸の男たち50名から100名が、火の回りに円陣を組み、『チャチャッ、チャチャッ』と
声を上げながら、体を左右にゆすり揺すります。

もともと、このケチャックは、海から魔物が上がってこないように祈る儀式として
踊られたもの。
長い間、外国人や部外者の目に触れてはならないものだったのだとか・・・・
それが、1030年代にドイツ人画家・ウォルター・シュピースにより、インドの叙事詩
『ラーマーヤナ』と組み合わされ、観光客の前でも踊られるようになったんだそうです。
ケチャとは、猿の軍隊を表現しているらしいです。

最初のレゴンダンスでも、このケチャックでもそうですが、
男性が踊る中、トランス状態に陥ることがあるそうです。
これは、踊っている最中に、神々や霊などの超自然的な
力によって忘我・恍惚状態に陥る為とか・・・・
特に死者の寺での儀式的な奉納舞踊でトランスに入る
事が多いそうです。

ダンスを鑑賞した後は、夕食を食べに
レストランへ・・・・
レストランに到着すると、なにやら
やっている様子・・・・人も車もたくさん・・・・
中に入って行くと、なんと結婚披露パーティーを
やっていました。思わず『お幸せに!』と
祈りました。

今日の夕食はロブスター料理。

左から、前菜・スープ・メインのロブスター他です。
そろそろ食べ終わるかなというころ、少女の
ような踊り子さんが3人現れ、私たちのために
ダンスを踊ってくれました。
こっちに来てから、何回ダンスを見たことでしょう・
夕食後は、せっかくバリに来たのだから、エステも
体験しなくてはということで、添乗員さんに言って
希望者だけ、時間を取ってもらいました。
ホテルへ帰る途中、エステの店で降ろしてもらい、
終わった後は、お店の車で送ってもらいました。
体験したのは、バリ式オイルマッサージ。
少しはお肌がすべすべになったかしら・・・・

さて、今回の旅行も残すところ、あと1日になってしまいました。