第5日目 (11月6日) キンタマーニ高原 ほか

いよいよ今回の旅行の最終日・・・
1日目と3日目は同じホテル・・・アストン バリ リゾート&スパというところ。
このホテル、ブノアという地区にあって、海に面しています。
ホテルに戻ってくるのはいつも夜・・・で翌朝出発というパターンなので
ホテル内をぶらぶらしたことがありませんでした。

朝食を食べるダイニングから、プールや海がすぐ傍に見えるので、
最後の朝食後に少し散歩をしてみました。

プライベートビーチがあって素敵でしょ?
こんなところに居たら、時間がゆっくりと
流れていきそう・・・・
ホテルは4階建てです。バリのホテルには
面白い規定があって、やしの木の高さより
高くしてはいけないんだそうです。
やしの木たって、木によって高さ違うのにね!
とってもアバウト。
また、1ヘクタールあたり何室という規定も
あるとか・・・・

朝食後は、ウブド地区に向けて出発!!ウブドは、美しい田園風景が広がるところ。
伝統芸能や芸術の中心地として各国の芸術家が住み着き、観光客に人気の地区。
まず、バリの伝統クラフト・アタでバッグや小物などを作る工房へ行きました。
アタは、バリに自生する水草で、製品はその蔓を自然乾燥させ、一定の太さに
裂いてから編み上げていくのだそうです。

編みあがった製品は、天日で3〜4日乾燥
させた後、水洗いし、パームシュガーを
塗り、その後ココナッツの殻で3〜4日
燻して出来上がり。燻すことで防虫・防腐
効果が出て、非常に耐久性があると
言われています。
大切に使えば、100年は持つのだそうです。
職人さんが専用のスティックを使い、一目
一目丁寧に編んでいました。

職人さんが編んでいるところ

私も自分用に以前から欲しかったバッグを一つ
買い求めました。
日本の価格の5分の1以下の値段でした。
それで、100年持つとしたら・・・・
すっごくお買い得ですよね!!

モンキー・フォレストとネカ美術館を見学しました。バリ・ヒンドゥーの信仰では、
猿は、マハーバーラタなどの神の使い、ハノマンとして尊敬を集めているそうで、
バリには、猿のいる聖域が各地にあります。モンキーフォレストはその一つ。

ネカ美術館は、絵画収集家のステジャン・ネカ氏が設立した美術館で、
伝統的なバリ絵画から現代アートまでを展示しています。私は、独特なスタイルのバリ絵画を
観るのがとても楽しみでした。
バリ絵画には、カマサン・ウブド・バトゥアンなどのほか全部で5つのスタイルが
あるそうです。1時間ほどしかいなかったので、駆け足の見学となりました。
もう少し時間をかけて見たかったです。

美術館見学のあとは、バリ島・デンパサールの
街から北へ70キロほど行ったキンタマーニ高原へ。
右の写真は、途中に通ったトゥガララン地区に
広がる、ライステラスとい呼ばれる棚田。
写真では、色がはっきりしませんが、とてもはっきり
した濃い緑色の田んぼが渓谷沿いに幾重にも
重なって広がっていました。インドネシアでは、
一年に二度お米を栽培するそうです。

バスに乗ること、2時間半、避暑地として人気のあるキンタマーニ高原に着きました。
キンタマーニ高原標高1500メートルのところにあり、そこからはヴァトゥール山や
その噴火よって出来たカルデラ湖のヴァトゥール湖が見えます。

ヴァトゥール山

ヴァトゥール湖


ここからは、デンパサールに向けて戻ります。
途中タンパクシリングという小さな街に
寄りました。
この街は10〜14世紀にワルマデア王朝が
栄えたところ。
スカルノ元大統領が『夏の宮殿』を建てた
ところとして有名です。
この街にあるティルタ・エンプル寺院は、
聖なる水の意味があり、尊い聖水が
今でも湧き出ています。
人々はこの聖水を祈りを捧げる時に
汲んだり、その水を引いた沐浴場を
利用するために訪れています。

この後、木彫りの村・マスや銀細工の村・チュルクなどを通り、デンパサールまで
戻りました。そして最後に連れて行ってくれたのが、あのどうしても買いたかった
トラジャコーヒーの店でした。ここで、試飲をさせて貰い、念願のコーヒーを手に
入れました。ストレートで飲むのに適したコーヒーでとても美味しいんですよ。

これで、3日間の旅程全てが終了・・・・
後は、夕食後空港に行き、関空行きの
飛行機に乗るだけです。
左の写真の左端が今回の添乗員さん。
そして、右から2人目がガイドさんです。
この日は最終日なので、民族衣装で
案内してくださいました。
とても流暢な日本語を話すので、
聞いてみたところ、2年間勉強しただけ
だそうで、とても驚きました。

彼のお陰で、ガイドブックには載っていないようなことまで、知ることが出き旅が
とても有意義なものになったと思います。どうもありがとう!!