第4日目 6月20日(火) コッツウォルズバスツアー
                              カスルクーム・テッドベリー・バイブリー

今日は今人気の高いコッツウォルズ地方に行くことに。
ロンドンから郊外へ200キロほど行ったところにあり、小さな村が点在し、イギリスの原風景がそのまま
残されているところです。

最初は自分たちで電車に乗って行こうかと思ったのですが、電車の駅からの交通の便があまり
よくないようなので、My Busというところの日本語ツアーを申し込むことにして予め、日本からファックスで
予約を入れておきました。

朝、8時に集合だったので、ホテルの食事を食べていたのでは間に合わないと思い、前日にスーパーで
朝食用に色々買い込み、それを部屋で食べて出かけました。
ツアーの人数は全員で20名ほど。話の上手なガイドさんが付いてくれました。

最初に訪れたのはカスルクームというとても
小さな村。17〜18世紀に建てられたという
石作りの家が残っています。
家々の床から屋根に至るまで地元で取れる蜂蜜色をした
「イエローストーン」と言われる石で出来ているのだそうです。
また、家々の塀や牧草地の壁はドライストーンが使われていて、セメントなどは使わずに全て石のみで積み上げられているというから驚きです。
左の写真はその石造りの家と石のみで積み上げられた塀。どの家も花や緑がきれいで可愛いでしょ?

右の写真は昔市が立ったところ。その近くには
パブがありました。
道にはゴミ一つ落ちてないんですよ。
しばらく歩いていくとお土産やさんがあったので
そこで絵葉書とこの村のことを書いた
冊子を買いました。

これが村のメーンストリート。
家々の窓や入り口のところには必ず花が
飾られていました。

そして、この後大事件なんちゃって・・・・
道端の花の写真を撮っていたら、左手の甲が
近くの葉に触れたと思ったらチクッとして、
見る見るうちに腫れてきてびっくり!
ガイドさんに言ったらどうやら葉に毒の棘があり
それに刺されたみたい。
2時間もすれば大丈夫と言われましたが、半日

ぴりぴり痛いし腫れも引きませんでした。

次に訪れたのがテッドベリーという村。
ここにはチャールズ皇太子の別荘があり、
街には皇太子御用達のお店が3件ありました。
本屋さん・自転車やさん・チーズやさんだそうです。
右の写真はその一つ、チーズやさんで。
ちょっと見難いですが、ガラス窓にチャールズ皇太子の
紋章があります。御用達として認められ紋章が
飾られるようになるには、皇室の方が買い物に
来てから3年以内にもう一度買い物に訪れたら
御用達の店として紋章を掲げていいかどうか申請し、
認められると晴れて御用達の店として認められるのだとか。

さて、この村は先のカスルクームに比べると村と言うより街と言ったほうがいいような大きなところ。
そして、たくさんのアンティークショップがあることでも有名なんだとか・・・
2つの中心となる通り沿いに何軒ものショップがありました。でも冷やかしで覗くにしてはちょっと高級そうなものばかりで、
庶民はちょっと気が引けました。が・・・
ここでは、1時間半ほどの自由時間があり、その間に各自昼食も取らなければいけません。
ガイドさんから、イギリスに来たら、是非「フィッシュ&チップス」と「ジャケットポテト」を食べてみてと言われていたので、
そのどちらかを食べることに。パブでギネスビールも飲んで見たかったので一軒のパブに入りました。
が、そこではお目当てのものはどちらも置いてなかったので、ギネスとライ麦パン(だったかな?)のサンドイッチを
食べました。
食後、パブのカウンターを写真に撮らせて欲しいと頼むと、イケメンのお兄さんは快く承知してくれ、
しかもカウンターの中に入って撮っていいよと言ってくれました。

ちょっと入った路地からの眺め

パブのイケメンのお兄さんと

そして、最後に訪れたのは、バイブリーと言う村。ここは日本でも馴染みの深い詩人&デザイナーの
ウイリアム・モリスが「イングランド一美しい村」と賞賛したところ。
村の中心を流れるコルン川はたくさんの水鳥が遊び、鱒が泳いでいる清流。その上流には
1900年代に始まった鱒の養殖場バイブリー・トラウト・ファームがあって、夏には鱒つりが楽しめるし
そのショップでは鱒の燻製やパテなどを買うことができます。

左の写真はコルン川。左手奥に鱒の養殖場があります。
また、この辺りは羊毛の取引が盛んだった所で
14世紀に建てられた羊毛取引所アーリントンロウが残っています。
下の写真はそのアーリントンロウを背景に撮ったものです。

イギリスにはフットパスと言うものがあるのだそうです。
それは人間本来の歩く権利を保証したもので、元々
道があったところに羊を飼うためとか何とかで柵を
作ったけど始めに道があったのだから、その道を
廃止する権利は誰にもなく、歩く権利があると言う
考えから生まれたものだそう。
道と行っても土道で、そんな道がいたるところにあって
みんなハイキングをするように歩いているのです。
このバイブリーでも、川沿いに車を止めてシューズを
履き替え歩きに行く人がたくさんいました。
いつの日かまた訪れることがあったら、私もフットパスを
のんびり歩いてみたいと思います。

ここには何軒かのホテルがあるのですが
下はそのホテルの一つ、「スワンホテル」です。
創業は1650年という老舗のホテルで客室数18の
可愛らしいホテルです。創業当時はコーチングインという
いわゆる旅籠屋だったとか。
私の行った季節は6月だったのでホテルの壁面に絡まる蔦は素晴らしい緑をしていましたが、秋にはそれが真っ赤に色づいて又違った様相を見せてくれるそうです。

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