第6日目  6月22日 (木) 

ヴィクトリア&アルバート博物館〜アルフィーズアンティークマーケット

今日はロンドン最終日、この日は夜のフライトだったので夕方までにヒースロー空港へ行けばよく、ほぼ1日観光に
使う時間がありました。行きたいところは色々あったのですが、ヴィクトリア&アルバート博物館とアルフィーズ
アンティークマーケットの2つに絞り、荷物をホテルに預けて先ずは博物館に出かけました。

このヴィクトリア&アルバート博物館は工芸品や装飾美術品のコレクションで世界的に有名な博物館で、V&Rの通称で
知られています。1852年、国民の教養を高めるために創設された産業博物館がその前身で、当時のヴィクトリア女王と
アルバート公が基礎を気付いたので、その名が博物館の名称に残っているのだそうです。
世界中から集められた美術品を国別に網羅したギャラリーのほか、陶磁器、銀食器、鉄工芸などのカトラリー別の展示も
とても豊富です。ギャラリーの総延長は11キロメートル、展示室の数は150室と聞くとその規模、収蔵品数ともに
世界最大級だというのもうなずけます。何しろ収蔵品の数は400万点にのぼるのだとか・・・

あとは時間があまり取れなかったので、ガイドブックに載っていた
「これは必見!」というものに絞って見ることにしました
先ずは、16世紀の貴族のドレスから、日本人デザイナーの
三宅一生さんのシャツまで長いファッションの変動が手に取るようにわかるドレスのコーナーの行きました。
見ていると、昔のヨーロッパの人は結構小柄だったことが
分かりますし、ファッションが繰り返されていることも分かりました。

正面玄関を入ったところのシャンデリアに目を奪われました。
このシャンデリア、コッツウォルズに行った時のガイドさんに是非
見るようにと言われていたもの。これだけでも見る価値があると
仰っていたのもです。
ガラスで出来ているようですが、とても素敵なシャンデリアでした。

次に見て周ったのが、銀食器のコレクションです。
もう見ていてため息が出るような素晴らしいものばかりでした。
細工がとても繊細で、こんなものまでと言うものまで、
銀で作られているのです。
貴族のお屋敷で使われていたのでしょうが、
これは手入れをするのが大変だっただろうなと変なところで
感心していまいましたが、そんなことは使用人の仕事なんですよね。
へんなとこで庶民の気持ちがでてしまいました。
こうした銀食器は日常も使われていたのでしょうか?
それとも特別な食事会のときのみ使われていたのでしょうか?
食器だけでなく、十字架やチェスなどのゲームまであらゆるものが
銀で作られていてびっくりしました。

正面玄関のシャンデリア

そして、最後に見て回ったのが、ガラスのコレクションです。古いものから新しいモダンなもの、そしてステンドグラスの
コレクションまで見ごたえがあるものばかりでした。
これだけのコレクションを見るだけでも2時間以上がかかってしまいしたので、全ての展示物を見ようと思ったら
一日では足りないでしょうね。

本当は、いの一番に陶磁器のコレクションを見たかった
のですが、エレベーターでその展示室に行こうと思っても
どうしても行けません。守衛さんに聞いたところ、
陶磁器コレクションは予約制になっていて、予約してないと
見られないと言われてしまい、ちょっとショックでした。
←の写真は博物館を正面からみたところです。
中は写真が撮れないようですので、他の写真は博物館の
写真からお借りしました。


さて、午後から行ったのは地下鉄のメリルボーン駅から歩いて15分ほどのところにあるアルフィーズアンティークマーケット。
駅を降りると何やら中近東風の露店がずらりと並んでいて、ちょっと驚きでした。
途中のサンドイッチ屋さんでフランスパンのようなパンに野菜やハムなどを挟んだパンを買い、歩きながら食べました。
普段日本にいたらこんなこと、しませんが、そういうことが似合う場所なんですよね!
なんだか同じパンでも一味美味しく感じるから不思議です。

→がそのマーケットの建物。インドアではロンドン
最大級で約400もの店が入っているそうです。
でも、なんだかやってるんだか、やってないんだか
よく分からない感じでした。
お客さんも少ないし、これはちょっと冷やかしでは
入れないかなと思いましたが、今回入らなかったら、
また何時来れるか分からないのですから、
やっぱり見ておかないとと言うわけで思い切って
ドアを開けて入りました。
中は古書ファッションやジュエリー、古書、インテリア
用品などが多く、私たちが欲しい陶磁器や銀器の
お店は少なかったです。

このマーケットは、チャーチストリート通り沿いにあるのですが、他にも個人のアンティークショップが何軒もありました。
私が探していたスージークーパーの専門ショップもあったのですが、高いのです。日本で買うのとあまり違わない値段に
びっくりしました。これも日本人がこれでもかと探して買って行くからのようでした。
他のショップのオーナーさんがこういうのを探しているというと、まだ開けてないダンボールの中まで探してくれましたが
とうとう、欲しいものには巡り合えませんでした。


そうこうしているうちに、そろそろ空港へ向かわなければ
ならない時間です。
地下鉄に乗り、またパディントンにあるホテルまで、
荷物を取りに・・・・
最後に5日間お世話になってホテルマンのお兄さんとツーショット。

パディントンの駅から来た時と同じ、ヒースローエキスプレスに
乗って空港へ。
あっというに過ごしたロンドンの街に別れを告げて
機上の人となりました。
帰りも香港で乗り継ぎ、私は関空へ、友人は成田へ。

まだまだ魅力一杯のイギリス、またいつかイギリスの田舎を
のんびり旅したいそう思った今回の旅でした。