ほんまは友達との合同誌用にマンガで描いてたんですが取りやめになったんで原稿仕上げるのがほったらかしになってました(苦笑)せっかく下書きしたのにポイ捨てしちゃうのもなんなんで一部だけピックアップしてアップ。それに合わせて小説を書いてみました。でもマンガと小説ってなんだか勝手が違って、気付いたら別物になってました。あはは。でもまぁ、せっかくなので小説もアップ。泥門2年生カルテット読んでやって下さいませ。 ***
新しく建てられたロッカー室。 その部屋の一番奥にあるロッカーにプレスキックティーを戻しながらまもりは呟くように尋ねた。 「どうして戻って来いって言わないの?」 誰にと言わずとも今その部屋に残っている2人の人物には通じるはずだった。 持ち主の帰りを待っているのは黒いプレスキックティーだけではないはずだから。 「言えるわけねぇだろ・・・糞マネ。」 ヒル魔はノートパソコンを閉じると疲れた目を手の甲で抑えるようにして立てた左膝へと頭をあずけた。 「きっと一番戻ってきたいのはムサシなんだ・・・」 窓の外を見つめながら栗田が続けた。 彼の見つめる窓の外には工事に使ったスコップやブロックがまだ積まれたままになっている。 武蔵工務店。 ムサシ君のお父さんの会社。 棟梁のお父さんが入院して、ムサシ君がその穴を埋めるために学校を休学してもう何ヶ月が過ぎたのか・・・。 アメフトのためなら他人の都合などお構いなしのヒル魔君が、ムサシが去るのを止めずにいたのは、誰よりもムサシ君自身がアメフトをしたいはずだから。 そして、したいのにできない事情を知っているから。 試合に勝つごとに部室を増築するようにしているのはもしかしたらムサシ君のためなのかもしれないとまもりは思っている。 棟梁が倒れ仕事の受注が減っている工務店へ少しでも仕事を入れるために。 そして彼がここに来る機会を作るために。 『ムサシの私物だ。』 先程のヒル魔の言葉。 その言葉に彼がどれだけムサシ君の帰りを待っているかが伝わってきた。 恐らくはセナやモン太君にも伝わったはず。 一足先に帰って行ったあの二人が『ムサシ』という存在を気にしていることに気付かないまもりではなかった。 キッカーが喉から手が出るほど欲しいという状況もある。 事情を知らないあの子達はきっとムサシ君を連れ戻そうとするだろう。 セナはきっとそうする。 チームのためだけではなく、ヒル魔君や栗田君のために。 そして・・・あの子達がそう動くだろうことを、ヒル魔君も気付いているはずだった。 勘のいい彼が気付かないわけが無い。それなのにあの二人を止めないのは・・・本当は彼がそうしたいからなのではないだろうか? 「不器用なんだから。」 思わずもらした小さな呟き。それなのに地獄耳は聞き逃さなかったらしい。 「あ?」 何か言ったか?糞マネ。と不機嫌そうな声が飛ぶのに 「な〜んにも。」 と返すと、まもりはそっとプレスキックティーを置いた。 このティーが使われる日はそう遠くないかもしれない。 それは希望でも願いでもなく、予感に近かった。
*** でも今はアメリカに行っちゃってるのね〜ん・・・って! ムサシの立場は!? なんか放置されてますよね。昔入院した時の桜庭君みたいだ(苦笑) いっそ、日本でアメリカメンバーと一緒になってたりしないですかね? さらに王城とアメリカメンバーが試合したりとかしてくれないですかね? 桜庭君のラジオ番組にアメリカメンバーが出てたりとかして、パンサーが「セイジュロ・シンって知ってる?」とか聞いて、試合をすることに!とか・・・夢見がちですか?そうですか・・・(苦笑) まぁ、それはそれで置いておいて、ムサシ!ムサシ!!戻ってきて〜〜。
*** ちなみに、まもり姉ちゃんが探してたプレスキックティー。てっきり高価な代物なんだと思ってたんですが、調べたら500円で売られてる物でした。
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