「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ベートーヴェン 交響曲第1番
Beethoven: Symphony No.1


ベートーヴェンの交響曲第1番(作品21)は、1800年に作曲されました。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
ピアノソナタ第8番「悲愴」や七重奏曲、6曲の弦楽四重奏曲などともに、初期の代表作として知られています。
第3楽章にメヌエットとしながら、実質的にはスケルツォを導入したりして随所に試みが認められますが、ハイドン、モーツァルト等の古典派の作曲技法の影響が見られ、完全な2管編成のため「軍楽隊の音楽」と揶揄されたといいます。

第1楽章 ハ長調 4/4拍子、2/2拍子 序奏つきのソナタ形式(提示部反復指定あり)
作品の冒頭の和音は、その調性における主和音であるべきですが、下属調の属七の和音が使用されており、なかなかハ長調は確立されず、調性が不安定です。通常の古典派の感覚を逸脱したもので、独創性が認められるもの。
第1主題は、モーツァルトの交響曲第41番第1楽章にも似た力強い旋律で、ハ長調の調性を強く確立させています。この第1主題(C-G-H-C)の上昇4度の動機は、全楽章に統一感を与えているものです。

第2楽章 ヘ長調 8/3拍子 ソナタ形式の緩徐楽章(提示部反復指定あり)
冒頭は、フーガ風に開始されます。

第3楽章 ハ長調 4/3拍子 複合三部形式
メヌエットとされていますが、実質的にはスケルツォです。

第4楽章 ハ長調 4/2拍子序奏付きソナタ形式(提示部反復指定あり)
序奏のヴァイオリンの旋律が、G音から始まる上行フレーズが繰り返し提示され、だんだん長くなって最後にはF音に達し属七の和音の響きが形作られます。次に、1オクターブ上のG音まで達して、この1オクターブの上行音形と、それに続く旋律が第1主題としての役割を果たしています。
断片的な動機が発展して、主題が生まれるという形は、後の交響曲にも見られるものです。序奏の後の主部はロンド風でハイドン風、第1主題は、第1楽章の副主題(C-E-G-F-E-D-C)の完全な逆行となっています。

 

アバド ウィーン・フィル 1988年
Claudio Abbado  Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

いかさねぇ〜

録音状態はイマイチ。弦のフレーズは優美なのだが、低音が、ほとんど団子状態で響いており、残響の多さだけでなく、明瞭に分離されていない。ライブ盤
カップリング:
1〜4 ベートーヴェン 交響曲第1番
5〜8 ベートーヴェン 交響曲第4番
 

1楽章
木管の和音で始まる。なんだか、よくわかんない和音で〜 どうも耳が悪いらしいので、わかんないです。
ハ長調なんでしょ。でも変なんですよね。
2番目の和音なんぞ、ききわけられないです。おまけに、ピアノと違って木管の音だしねえ〜聴き取りづらい。
音程狂ってますよ〜と、この前、掲示板で指摘されたんですけど。絶対音感なんかあるわけないし、音楽は専門ではないのでねえ〜 楽典なんぞ読んだことないし知らんし・・・
「ふぁ〜そぉ (どぉ〜れ) しぉ〜ど そぉ〜そそ らぁ〜(そら)しそみれど・・・」

とにかく、ハ長調って一番基本になる調だと思うんですけど、出だしが、えっ? なんか感覚が違う。
何度か繰り返して聴いてみたけど、最初の音は、ふぁ〜なんだろうなあ。って感じだ。
CDのブックレットを拝読すると、・・・ハイドンのように同主短調によるのではなく、下属調の属七和音という、主調からみれば下行変質された第7度音を伴う主和音という極めて不協和で不安定な和音から始めている。という言葉があった。
どうやら、他サイトで拝見していると、ヘ長調、イ短調、一呼吸おいて、ト長調の和音となっているらしい。
ふ〜ん。(と、ほとんど開き直って、聴く以外に方策はない)
まあ、ここが、ベートーヴェンさまのひと工夫なんでしょうねえ。

で、序奏が終わると、なんだか安定してきて、ほっとひと息。ハ長調らしき感じになっていくのだ。
ヴァイオリンが始まると、「らどれっ らどれっ・・・」と、リズムが生まれて、「らどみっ らどみっ・・・ れぇ〜しらどれっ」
「れぇ〜 どぉ〜みそっ (パパパっ)」・・・
「れれれれ どどどど しっ らしどれ  みみみみ れれれれ どどどど しどれみ・・・」と、この音が出てくると、ハイドンなんだか、ベートーヴェンなんだか、ちょっとわかりづらくなるけど、爽やかな感じで、草原を歩いている感じに聞こえてくる。
このリズム感が、ステキな楽曲なのだ。でも、カシッと締まった感じがしないので、う〜ん、リズムが・・・ 埋もれてる。

2楽章
「れぇ〜 そそ そぉ〜しっし ・・・ らぁ〜しぉ〜そ れしら れぇ〜しら れどれしら・・・」
ふわっとした演奏で、優美な感じはするが、カチッとした感じがない。アンサンブルが緩いわけではないのだけど〜
リズム感が少なく、低弦が、ボコンボコンっという感じで響いている。(← ノイズじゃなかったんだ。)
VPOの 芳醇な香りは感じられず、ちょっとヤワで、素朴すぎるかもしれないな〜と思う。

3楽章
弦で、「ふぁっ しぃ〜ど れぇ〜み ふぁっふぁっそ らぁ〜し〜ど れぇ〜み みみみ らっ・・・」というフレーズから始まる。
で、弦が可愛く何度か繰り返して行くと、ティンパニーが入ってくるのだが、このティンパニーが、ぼわんとした響きで、なんとも締まらない。弦が主体で、リズム感が埋もれそうな感じだ。
音がハッキリせず、濁っているし〜 どうも、せっかくのリズムが鈍く、木管フレーズも浮かび上がってこないし、運動機能性が低く、メリハリ感が生まれてこないように思う。
で、なんだか、いきなり音量が大きくなって、ドスン ドスンという、鈍い音で響く。
う〜ん、シンコペーションが、くっきり明確に表れない。これじゃー、メタボでしょっ。

4楽章
「らぁ〜」「らしど らしどれ らしどれみ らしどれ ふぁ〜 らしどれみふぁそぉ〜・・・」というヴァイオリンだけのフレーズになっている。この冒頭は、面白い出だしで、そこからは爽やかな快速になっている。ハハハ〜文字通り序奏ってわけである。
弦のフレーズは綺麗に奏でられており、愉悦性は高いのだが、でも、低弦の鈍い響きが、うぷぷ。ただ単にごごごぉ〜という鈍い轟音状態になっており、音になって聞こえてこない。
木管と高音域の弦での響きは良いのに、低弦が入ると重すぎて音がつぶれてしまうので、単純に、残響のせいではないように思う。
総体的には、流麗なのだが、音響が悪いのと、リズム感がもう少し欲しい感じがする。どうも、鈍い感じがしちゃって〜
こんな演奏を聴くと、ピリオドでの演奏の方が、やっぱりスキッとしてて良いかなあ〜と思ってしまいました。(謝)


  シプリアン・カツァリス 1987年 リスト編曲ピアノ版
Cyprien Katsaris

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。とっても軽快で、素晴らしい運動機能性を持っているが、それがイヤミにならない。明るく軽妙で、粒立ちも良く、ホント楽しい。
カップリング:
1〜4 ベートーヴェン 交響曲第1番(1987年)
5〜8 ベートーヴェン 交響曲第4番(1988年)
リスト編曲 ピアノ版

1楽章
このCDは、リスト編曲のピアノ版で、カツァリスさんのピアノ演奏で、とても愉悦性の高いものである。
ピアノ1台でオケの楽曲を弾くっていう、リストの作品を、う〜ん みごとに表現しているように思う。
先日、アバドのVPO盤を聴いた際に感じた冒頭のもわっと感が、クリアーに描かれている。
冒頭、小さく可愛く分散音を入れて始まる。「ふぁ〜そ どぉ〜れ そぉ そそそ らぁ〜」
力強くもあり、ふわっとして力を抜くところの微妙な音量の加減が、とってもステキで、息をのんでしまうほど。

カツァリスさんの演奏は、音を足している〜と言われているようだが、はたしてどうなのかどうか、ちょっとワカンナイ。
リスト編曲の譜面は見ていないのでなんとも言えないのだが、トリルなんかはチャーミングだし、オケ版で交響曲を聴いているのと、ピアノ版とは、さほど雰囲気が変わらないように思う。
ベートーヴェンが作曲した時に、こんな風にピアノの前に座り、譜面を起こしていたのかしらんと思うほど。きっと、ピアノに向かって交響曲を書いていたんだよぉ〜と思う。 まっ このあたりは、リストの才能によるところは大きいんでしょうが・・・。
で、序奏の部分が終わったのち、テンポをあげて 「らどれぇ〜 らどれぇ〜 らどれれ どどれれ れふぁらっ・・・」と、弾んでいくところが、なんともチャーミングで、ピアノ音が粒立ち良くハッキリしている。
このリズミカルなタッチと、速いテンポで、いっきに引き込まれてしまう。

2楽章
リズミカルだが、決して硬質的なキツい音ではなく、むしろ柔らかい。柔らかいが、音がしっかりとしており、木管のフレーズも弦のフレーズも、きちんと弾きわけられているように思う。
あたりまえと言っちゃ〜 あたりまなのだがろうが、オケの響きを再現(実際には、再現じゃないが)しているかのようで、とても楽しく聴ける。付点のリズムなんぞ、フルオケだと重たくなってしまうところが、軽快で〜
オケより、こっちのピアノ編の方が楽しいんじゃーないだろうか。

3楽章
「しぃ〜ど れぇ〜み ふぁっふぁっそ らぁ〜し〜どれぇ〜みみみ らっ・・・」という軽快な付点リズムが心地よい。
オケ版だとティンパニーが入ってくる楽章だが、このカツァリス盤でも力強さがあり、まったく問題なく、違和感を感じずに、まるで、最初からピアノ曲だったかのように聞こえる。左手の打音が、かっちりと叩き込まれており、重厚な弦の和音部分も、ピアノで過不足ないし〜 むしろ心地よいほど。変拍子のように変わる場所も、すっと、変な違和感なく聴ける。
鈍重な響きなんぞ皆無で、あるべき音が全て鳴ってます〜って感じに聞こえる。

4楽章
この楽章は、カツァリスさん全開っ!とってもステキな楽章だ。なんという軽快で、ノリノリに弾かれていくのだろう〜 とっても楽しい楽章で、文句なしに楽しい。素速い指まわしで、3連符の速いことっ。それも、すごく綺麗で、はぁ〜っ ステキっ。
らっ みみぃ〜 どっ ふぁふぁぁ〜 音のノビが、実際い弾かれている以上に、のびて聴こえる。
「タ タぁ〜ンタ タ タぁ〜ンタ」を繰り返しているところが、綺麗な放物線を描いて、運動しているというか、モノが動いているかのようで、とても楽しい。それにしても、よくまわる右手だこと。惚れ惚れしてしまった。
一気に聴き進んで、あっという間に終わってしまった。
まあ、軽く3回は繰り返して聴けちゃいますね。とってもナイスっ。

1番って、つまらん曲だと思っていたが、いや〜 カツァリスさんのピアノ版で聴くと、なんて楽しいんだろ〜と思っちゃいました。フルオケの重くて鈍い演奏を、イヤイヤ聴くなら、絶対このピアノの方が、断然楽しいですっ。お薦め。

1988年 アバド ウィーン・フィル ★★★
リスト編曲ピアノ版
1987年 カツァリス   Teldec ★★★★
所有盤を整理中です。

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