ブラームス 交響曲第2番 Brahms: Symphony No.2

 ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
カルロ・マリア・ジュリーニ ウィーン・フィル 1991年
Carlo Maria Giulini Wiener Philharmoniker(Vienna Philharmonic Orchestra)

ジュリーニのVPOとの演奏は、遅いテンポで鬱々と進む。まるで老境だ。結論から言っちゃうと、聴き手にとっても最晩年に聴く演奏かもしれない。おじいちゃんになって椅子に座ったまま、コトンっと息絶えて死んじゃったという感じで、それで本望と思う方には、どうぞ聴いてくださいっという感じがする。しかし、ワタシ的には、どうもそういう環境や心境には至っていないので、受け付けづらい。今はとっても聴けない。歌心はあると思うけれど、心臓の鼓動としては、やっぱおじいちゃんなのである。血気盛んなワカモノには、とってもついていけない。このスピードは違和感があると思うし、20代~40代の働き盛りには危険だ。70代に聴いても脱力感にかられるかもしれない。ウィーン・フィルだからと言って艶やかなサウンドをイメージしちゃうと、これまた裏切られる感じがする。弦主体の構成だとは思うけれど、カンタービレ調とは言い難い。推進力に欠けているため、全体的に枯渇した感じで停滞感がある。快活に進まないので脱力感に襲われ衰弱しちゃった感じがする。聴いている方が萎えてしまう。
どうしてこんなにも遅いのだろう。虚脱感を感じるぐらいの歌なのだ。息づかいも浅めだし密度が濃いとは言い難い。木管もホルンも、こりゃ~吹いてて疲れるだろうと気の毒に思っちゃう。力の入れ方が、オン・オフと区切られ、メリハリつけて鳴ってこないため間が持たない。カラダから水分が抜けてしまう感じがする。
4楽章では、ちょっと甦ってきた感じがするが、最後の弱々しい動きが悲しげに聞こえる。喜怒哀楽に動きが弱々しく感じる。風前の灯火状態で、最後は、精一杯歌って奏でるが、弱いので涙ぐましくなっちゃう。とにかく、まだ逞しく生きていこうとする方にはお薦めしません。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
リッカルド・シャイー コンセルトヘボウ 1989年
Riccardo Chailly Royal Concertgebouw Orchestra

シャイーの旧録にあたるコンセルトヘボウとの演奏は、素っ気なく感じるほど若々しく、キビキビしている。軽量級の演奏だが見通しの良い新鮮さが感じられるものだ。1987年~91年のコンセルトヘボウとの全集と、2012年~14年のゲヴァントハウスとの全集があり、ワタシが所有しているCDは、ウェーベルンの曲が収録されているが、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」とのカップリングされているものもある。冒頭のホルンのフレーズは、良い録音だし柔らかい音色で響いている。弦のシルキーなフレーズも、透き通った音色にも、むふふ~っ。天空に伸びていくかのように、すわーっと響いている。第2主題のチェロのフレーズは、柔らかなシルキーな音色で品良く膨らんでおり、奥まったところで叩かれるティンパニーのリズムも良く、嬉しい響きでご満悦になってしまった。金管が入ってくるあたりから段々とスピードアップしていく。木管のフレーズは、ちょっと速く、もう少し馥郁とした香りの高いフレージングでお願いしたいが、素っ気ない歌い回しでスイスイ進んで行ってしまう。提示部を繰り返して18分44秒のクレジットとなっている。30代の演奏で、若々しいエネルギッシュなところが好ましい。

第2楽章は、チェロの奏でる主題が爽やかな朝日を思わせるもので、分離も良く透明度が高く、重すぎないフレージングで、丁寧に歌われている。他盤のように重苦しい雰囲気は、シャイーには無縁と言う感じ。すきっとした爽やかさで、よく膨らんだフレージングとなっており、やっぱり歌い回しが巧いと思う。
第3楽章は、輪郭が鮮やかでチャーミング。流麗さが感じられる。運動神経抜群の速めの回転でバレエ音楽を聴いているかのよう。フルートやオーボエも、しっとりとした質感で品良くまとまって弦に絡んでいる。軽やかに身をこなし、オーボエの響きに聞き惚れしまう。第4楽章は、穏やかに小声でオケが囁き出す。奥まった感から、唐突に爆発して走り出す楽章だ。まるでハイドンの驚愕みたい。両端の楽章が速く、キビキビしてて、リズミカルだ。弱音の響きのとおりも良く、瑞々しさがある。
中間部分のもわっとした部分も、音の混濁がないし、弦の和音は美しい。ノリノリで、ラストに向かって高揚感があり、金管のパッセージに乗せられていく。厚みの少ない演奏かもしれないので、重厚感のあるブラームスが好きな方には、むいてないとは思うが、スピード感にのれば、歌い方も巧いし新鮮に聴ける演奏だと思う。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
ヴォルフガング・サヴァリッシュ ロンドン・フィル 1989年
Wolfgang Sawallisch London Philharmonic Orchestra

サヴァリッシュの演奏は、ちょっと薄めの響きだが内声部の情報量が多い。多層的に聞こえるが見通しの良い演奏だ。ホルンと木管の美しいハーモニーで始まり、ホルンの柔らかさ木管の透明度の高い主題となっている。あまりホルンは目立たないが、爽やかな自然感たっぷり。フルートの二重奏フレーズは美しいし、弦は腰高だけど息づかいは柔らかい。特にチェロの第2主題が登場してくるシーンは、とても聴き応えがある。穏やかな主題の演奏だ。ブラームスの交響曲第2番は、4曲のなかでは、あまり目立たない地味な楽曲だが、柔らかく穏やかで自然感たっぷりなので、癒やさされ心が広がるような佳曲だと思う。内声部のフレーズが、控えめながら、美しくハーモニーを構成している。流れが良い演奏で、楽章のラストでは、お腹に響く低音の響き、ティンパニーの存在が大きく、ドスンっと圧倒的に響くので驚かされる。低弦の支えがあってこそのヴァイオリンで、低弦の存在が大きい。弦とホルン、木管のそれぞれの存在が、バランス良く混濁しないで、それぞれを引き立てて活き活きしている。
第2楽章は、チェロの主題で、爽やかだが、ふわー、もわ~っとしたフレーズで綴られる。ホルンの存在は、ここでも大きく、弦を包み込むように響く。木管の彩りも優しく、チェロも豊かにフレージングされていて、滋味だが穏やかな一幅の絵のよう。低弦のボンボンという響きに、ヴァイオリンは優しく寄り添う。単に柔らかいと思っていた楽章だが、ティンパニーを強めに叩かせてアクセントを効かせている。しっとりと丁寧に描かれ静謐なのだが、なにやら心情的には、穏やかさと共にざわついた感もする。主題が、複層的ななかに描かれていたのかと驚きつつ、どこか宗教的な調べ持っている。奥が深いと感じた。

第3楽章は、木管のフレーズが美しい楽章で、単にチャーミングとは言えない多層的なフレーズに耳を奪われる。滑るような振り子のような舞曲風フレーズは、さっぱりとしながら慌ただしさも醸し出して、とても楽しい。アンサンブルの良い演奏で美しい和音を聞くことができる。オチャメな楽章でもあるが、低弦の響きがさりげなく、重すぎないで層の厚みを感じさせ、陰影がスパイス的に効いているよう。自然に描かれているというバランスの良い楽章となっている。しっとりして美しい。第4楽章は、密やかに奏でられているが、いきなり熱を帯びてくる。なかなか見応え(聴き応え)のある演奏で、楽章ラストに向けて再構築して、熱く、ひえぇ~っと言う感じで炎が舞う。中間部は、さらっとしつつも主題が登場すると一斉にがなり立てるかのように強奏される。まあ~ ここでも、楽章のラストに焦点を合わせ、賑々しく(品は確保されている)、テンポアップして走り出していくんだ。驚き。表情をびくともさせず、まあ、楷書体で端正に演奏しているくせに、ぐぐぅ~っとテンポアップして燃える。硬いだけでは面白くないが、表情が豊かだし情報量も多い。金管の迫力と同じ音をカシカシカシ~っと執拗に奏でている弦。いちだんとヒートアップして、ラストになだれ込んでいく様は、なかなかに聴きごたえあり。かなり意表を突かれる。2番の最後は、一段と、恐ろしいぐらいに燃えており、あまりの強烈さに圧倒されてしまった。えっ、ライブ盤? いやいや、セッションでございます。
サヴァリッシュさんって、こんなに燃える、熱くなるんだ~っと驚きました。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 1988年
Riccardo Muti Philadelphia Orchestra

ムーティの演奏は、流麗で、軽い絹織物のようなエレガントさ。冒頭のホルンの優しい音色と呼応するフルート、弦の寄り添い方が、大変優しく美しい。続くチェロの主題に入っていくところが、とてもスムーズで弱音の美しさがある。ヴァイオリンのフレーズは、段々と力強く、河の流れのように押して、強く膨らんで、そして静かになっていく。チェロの第2主題は、柔らかいシルキーな音色は、かなり聴き応えがある。音質だけでなく音の強弱、細さと太さ、横への広がり、弦の静まり方の妙技がすごい。それに金管のふぁぁ~っという、吹き方まで細部に神経が行き届いており、それでいて神経質ではない。柔らかいなかに余裕が感じられるというか、言葉では言い尽くせない、ゾクゾクする美しさ。弦がか細く弱い音で奏でられているなか、すーっと通っていく木管のフレーズを聴くと、もはや耳のご馳走、醍醐味である。また、ホルンの主題が戻ってくるところでの木管と弦の音の受け渡しが、とても美しい。ホント、ムーティの演奏は、大変美しく、芳醇な香りを漂わせて進む。間合いの美しさ、ほのぼのとした空気感のなかに、すーっと風が通っていくような、佇まいの美しさを感じる。ブラームスと言えば、北の冷たい空気が、凍ったような大地をなでるような厳しさがある。冷え冷えとしたなかで、シーンとした張り詰めた空気感。ギリギリ痺れたように、緊張の続く息苦しい演奏もあるが、このムーティの演奏は真逆だ。ふぁ~っとした雅びで、エレガントで品の良い演奏だ。余裕があって、広がりの大きさ、音と音の間合い、細やかな気配りが感じられる。これほど美しい歌い方で良いのだろうか。こんな芳醇なブラームスの2番を未だかつて聴いたことがない。夢見心地のような、あっという間の楽章だった。もう十分に幸福感に包まれてしまった。

第2楽章は、息の長いチェロの主題がある。 色調が長調というよりも短調だが、どことなく明るい、沈んだような、くすんだ感じの雰囲気が不思議に感じられる。ホルンの靄にかかったようなフレーズが重なり、木管の「ふぁ~ ふぁ~ れそれ ふぁれそれ ふぁ れ そぉ~ ふぁれそれ・・・」と、もわもわとした心情が悲劇的に演奏されており、主人公の苦悩が垣間見られる。ヴァイオリンのフレーズが入ると、ホルンに包まれ、ほっと息をついたような素朴な日常のシアワセを感じる。弦の静かに燃えるような主題が、悲劇的に浮かび上がってくる。この楽章の言いたいことが、なんとなくわかった感じに。他盤だと、何が言いたいのか、靄にかかったように、はっきりしないのだが、この演奏は、ひときわ劇的要素を加えているので、心理状態(みたいなモノ)が、ちょっとは解ったかもしれない。
第3楽章は、チェロの甘いピチカートのうえを木管が美しく奏でる。オーボエの音色は柔らかく、クラリネットには甘さが添えられている。ホルンと木管のコラボレーションが、美しい牧歌的なフレーズとなっている。気分を変えて軽やかにスケルツォが始まる。滑るかのようなフレーズは大変チャーミングだ。奥行きのある録音なので、音の反響が気持ち良く、倍音のように響く。低音の弦の響きも重厚さを増して、中音域の弦と木管の香りの高い芳醇さは、う~ん、すごい。間接的な極上のシルキーな響きに包まれる。牧歌的で素朴な楽章なのに、これほどの幸福感、極上感を味あわせていただくのって、とってもシアワセ。

第4楽章は、遠くから歓喜の声が聞こえてきたかと思ったら、いきなり、舞曲風に歌い出す。他盤だと、えっ、いきなり酔っ払いが乱入したのかと思うほど唐突なのだが、角が取れたまろやかな響きで、歓喜の声を静かにあげる。陽気すぎず賑々しくもなく、あくまでも品良く演奏される。他盤では、この楽章に至るまでの牧歌的で、日常的な幸福感は、どこへ行ってしまったのだろうと、ぶち壊してしまう、迫力ある演奏が多いが、ムーティの演奏は、楽章間のつながりが図られ、落ち着いている。チェロを主体にした弦の美しさが際立っており、弦のまろやかさが損なわれることのないように、金管は控えめ。こうでなくちゃーっ。
総体的には、大変まろやかで芳醇な演奏だと思う。幾分、音像が甘いところがあるが、大変芳醇でコクがある。フィラデルフィア管弦楽団の音質の良さが、最高潮に達したかのような、とっても嬉しい演奏だった。
渋い色調ではなく、軽い絹織物のようなエレガントさ。優美な弦の音質が、とても美しい。まあ、専門家のセンセイは眉をしかめるに違いないが~ 凍てついた大地に這いつくばるような暮らしをしているわけでもないワタシにとっては、美音に包まれた、この演奏は、最高のご馳走だ。まあ、これだけ、よく歌い、カンタービレの効いた、しなやかで流麗な演奏は、何ものにもかえがたい。ワタシ的には、ようやく2番が好きになってきた。もう~最高。大変嬉しい演奏でした。拍手~っ!


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
コリン・デイヴィス バイエルン放送交響楽団 1988年
Colin Davis Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks(Bavarian Radio Symphony Orchestra)

デイヴィスの演奏は、音の厚みに欠けているようで、デッドというか軽いというか冴えない。中庸的演奏とも言い難いし、なんて言えばよいのか困ってしまう。冒頭のホルンとフルート のフレーズが印象的で、牧歌的な雰囲気が、一度に広がってくる楽曲である。バイエルン放送響なので、のびやかな明るめの音色が楽しめる。弦の響きは綺麗で、木管にもついつい耳が行ってしまう。木管の良い響きが聞こえてくるのは嬉しいが、せっかく弦の音が綺麗なオケなのに聴きどころが、ちょっと硬いのか、薄いのかしらん。ワタシ的には、まろやかさシルキーさが、ちょっと足らないような気がする。チェロの甘いフレーズも、充分に前に出て歌ってくれないし、すっきりした旋律美を持っているのに、もう少し歌って欲しい気がする。普段、耳に届かない伴奏型のフレーズの方が耳に飛び込んでくるのは嬉しいのだけど、主旋律がさっぱり~では話にならない。金管が大きく鳴ってくるところは、大きな夕陽が落ちるって感じなのだが、和音の響きが美しいはずだが、なーんか薄い。
第2楽章は、チェロの響きが、ちょっと寂しそうに、たれんとして下がってくるフレーズである。木管の溜息のような音と弦が絡むフレーズが、ゆったりとしたなかで、奥でホルンが柔らかく鳴る。しかし、木管と金管のまろやかな響きより、霞にかかったぼんやりした雰囲気が出てしまう。改めてじっくり聴くと、ムズカシイ楽章だと思う。いろんな楽器が断片的に流れて来て、フレーズが絡んでいるのだが、デイヴィスの演奏は、隙間が空いているような感じがしちゃう。何故なんだろう。ホルンが柔らかく包み込んでくる楽章だと思っていたのだが、ホルンの包み不足なのかなあ。最後は熱くなって終わるが。う~ん。

第3楽章は、オーボエのフレーズが、とっても温かく可愛い。フルートとのかけあいが、まろやかな響きを醸し出す。それが終わるとテンポを速めて、タタタタ タタタタとスキップしていく。語尾をちょっと強めたレガート気味のリズムが心地良い。ここのオーボエは、ちょっと平たいが良い音だ。やっぱ良い音だわと、バイエルン響の響きに、うっとり。演奏は良いのだが中庸的。静かで、ぐっと来る濃厚さに欠けてるので、なにかひと味足らない、コクがあるというよりは薄口で~ あっさりした感じが否めない。
第4楽章は、静かに小声で喋っていると思っていたら、いきなり 唐突にティンパニーがガシッと入ってくる。じゃ~ ジャジャ 「しっし~しっ みっみ~れ しれっ・・・ふぁどみ ふぁどみし」と爆発。でも、この演奏は、中間の音が抜け落ちてしまってて、バランスが悪いんじゃないかと思う。木管の奥行きは良いが、弦の中音域と低弦の響きが薄い。のっぺりした和音に聞こえる。えっ、こんなフレーズだっけ。なんか音足らないような気がする。
「れっれぇ~し れどしど れっれ~ふぁみどらど らしれし~」と、ヴィオラとチェロのフレーズが聞こえてくるが、力が無いのだ。なんとも頼りなげに聞こえてくる。快活な楽章だし踊るような滑るテンポが、パワー不足だ。コーダ部分は、さすがに熱くは鳴っているのだが、全体的に音の密度が薄いような感じがして終わってしまった。重厚なブラームスが、薄口っていう印象を受けるのは、う~ん。どうしだろう。音の中音域、低音域が、抜け落ちてしてしまっているようだ。ミキシング時のバランスが悪いのだろうか。中庸と言われる演奏は好きだが、ハイティンク盤の方がコクがあるし、引き締まっているような気がする。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 1988年
Claudio Abbado Berliner Philharmoniker(Berlin Philharmonic Orchestra)

アバドの演奏は、とても綺麗で軽やかで、のどかな雰囲気を醸し出しており、この楽曲にマッチしていると思う。冒頭が、命って感じの楽曲だが、なんか腰の弱い出だしだ。フルートの音色が安定しておらず震えている。だが、チェロの第2主題 「れぇ~ しどれぇ~ しど そふぁみ れどれみ~」「どれみ~ どれみ~ どら~そふぁ しらぁ~」では、シルキーなチェロは、かなり聴き応えがある。弦の響きは良いが、木管が綺麗に聞こえない。低弦の響きが勝って奥行きがペタンとしている。低弦が去ったあとは、木管が前に出てきてくれるので、綺麗には聞こえるが。影の部分と、「すーっとえみふぁ しぃ れみふぁ みふぁそ みふぁそ ふぁそらぁ~っ」と、伸びやかに晴れ間が垣間見られるシーンは美しい。くすんで鬱屈している要素を残しているようで、すかっと存分に伸びてないところが屈折している。天下のベルリン・フィルだから、音の受け渡し方が雑っていうわけではないだろうけれど、ぴたっと噛み合わさっていないというか、隙間が見えちゃう感じがする。気のせいかな? なんだか木管がうねっとしてて気持ちが悪い。第2楽章は、フレーズが間断なく続くと、もわぁ~っとした雰囲気が立ち上ってきて苦手である。フレーズのうねりが、歌謡風に歌わないと、きれめなく、ずるずるっと息継ぎなしで「そらえふぁれ それふぁれ・・・」と歌わないとイケナイ羽目になる。
主体となる楽器は、どこに居るのかと迷子になりそうな雰囲気だ。強弱が同じで、凸凹感が少ないと、何もかも浮いてこない感じがする。アバド盤は、ヴァイオリンが出てくると美しく輝くが、どこか、もたっとしている感じがした。
第3楽章は、シンプルでキュートなフレーズの詰まった楽章である。木管のフレーズは、もう少し転んで欲しいが、チェロの合奏が入ってくると、アクセントをつけてなだらかに滑る。

第4楽章は、1番の最終楽章のように歓喜の声をあげる。で、それが、楽章の冒頭からいきなり。大音量で、びっくりシンフォニーさながらである。へ? 病気じゃないの?と思うぐらい、ワタシにとっては、とっても変な感じで、つきあいづらい。第2楽章で、青春時代特有で悩みまくり、第3楽章で恋人でも見つけたのか、第4楽章は結婚の約束できたのかと訊きたいけれど、ひとり勝手に感極まって踊りまくられてもねえ、ベートーヴェンの合唱の最終楽章のように、なんで~ どうして~ こんな最後で、はじけることができるのかと疑問に思っちゃう。演奏も、突然大音量で噴き上がる場面がある。スピード感も出て楽しそうなのは、とっても伝わってくるが、かといって、ため息が出そうなほど、惚れ惚れとはさせてくれない。
ラストに向けての盛り上げは巧いが、フルートが入ってきて、柔らかさが醸し出されたかと思ったら、ティンパニーは、硬いデカイ音で入ってくるし、低弦の響きも大きい。ヴァイオリンは、しなやかさよりもエッジが立っていて鋭さが勝っているようだ。ファンファーレの場面は、トランペットは巧いしハーモニーが美しいが、ラストだけでは。う~ん。ちょっと。すーっと風が通るような、雰囲気も少しは感じるのだが、やっぱ、どことなく硬さがとれておらず、また、すーっと自然と心が広がるような演奏でも、ちょっと違うようだ。どこか、ぎこちなく、のびやかに振る舞っている、ふりしているだけのような演奏に感じてしまいました。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン 1984年
Otmar Suitner
Sächsische Staatskapelle Berlin (Staatskapelle Berlin )

スウィトナーさんの演奏は、バラエティに富んでいて面白い。軽妙だが劇的、オペラ的な演奏で楽しめる。ブラームスの交響曲第2番って、地味な存在だけど、ほのかに甘く牧歌的な雰囲気の漂う楽曲で、結構、なごむ楽曲だと思う。冒頭のホルンの和音が印象的で、このホルンが良し悪しを決めちゃうってぐらい。「れぇ~どれ~」ホルンは、誰が吹いておられるのか知らないけれど、形のない、靄のかかったかのような空気感のなかから、弦が柔らかく寄り添ってくるところは形容しがたい雰囲気がある。不安げな心情に近いとでも言うか、不安げに聞こえてくる。憂いを感じさせる渋みのサウンドが、ふわーっと浮かんでは沈み、また、風が起こって、立ち上がってくるような感じがする。この曲を、ブラームスが作曲したのは、1番からすぐ後で早書きだったと言われている。牧歌的な雰囲気は持っているけれど、渋くてオジンクサイ。格好良くない。しかし、あの堅牢な1番の後の曲とは、まるで別人が書いたとしか思えない曲である。スウィトナーの演奏は、音の流れが横線を描き、揺らぎながら、たなびきながら流れていく感じ。この流れは、やっぱりみごと。フルートや弦の音色が柔らかく、控えめな色遣いで奏でられている。カラヤン盤がゴージャスな西陣織だとしたら、スウィトナー盤は紬のようだ。結構、複雑に糸が絡んでて、一筋縄でいかないところがブラームスらしいが、ホルンやトロンボーンの音色には、ついつい吸い込まれて、靄のなかで、まどろみ、幻想的な絵巻模様を背景に織り込んでいく。ふと、ワーグナーの楽曲をイメージさせられた。
第2楽章は、なにやらワーグナーの楽劇を思い浮かべてしまったが、この楽章も、まるでオペラの間奏曲のように聞こえる。スウィトナーの演奏が、まるで物語に付随した楽曲のように聞こえちゃうのだから不思議だ。 トリスタンとまでは行かないけど、旋律が、歌曲っぽく奏でられているよう。チェロ、ファゴット、弦の絡みが、人の動きに合わせて蠢いているかのように感じる。弦が主題を奏でているように、あまり感じないところが面白く、バックにはまり込んで歌っている。木管があがりくだりする、その動きの方に耳がそばだつ。そこに弦が絡むので、この上がり下りする旋律の動きが面白い。2番って、メチャ地味な楽曲だけど、幻想的な楽曲でもあるようで、演奏家によっては、不思議感がつのってくる。このスウィトナーの演奏は、劇的効果がバッチリで、余計面白く聴けちゃう。第3楽章は、これがホントの間奏曲みたいで~ 田舎の宮廷音楽の舞踏会風である。ホントのどかで、田舎臭いのだが、どことなく微笑ましく感じられる。コミカルさもあり、軽快さを失っていない。歯切れの良さも手伝って、足取りが跳ね上がってくる感じだ。

第4楽章は、ワタシ的には晦渋な場面であるが、フルートが勝手に歌い出し激しく爆発してしまう。速い。無窮動風のコラールにも聞こえてくる。いきなり怒りだしたかと思ったら終息して、のびやかなフルートが歌うし、暴れ馬的な最後の楽章だ。悲劇のような怒濤の楽章だけど、やっぱり歌う気持ちがあるようで熱い。熱いが、ころころと優美な木管のフレーズが気持ち良い。聞き込めば、もっと心地よさが出てくるように思う。「チャチャぁーチャ チャチャチャチャ チャチャぁーチャ チャチャチャ」と、脳天気っぽく歌うところと、粘りを持って終息させるところの対比も、みごとだ。なんだか、カラダが巧く動かなくって、イライラしているかのような。おじいちゃんの癇癪が爆発しているみたいにも聞こえてくるんだけど。なんかなあ。優美な感じは少ないし、地味なことは地味だし。つかみどころが、うーん。難しい。歳をとれば、この曲が解るのかもしれないけど。
でも、スウィトナーさんの演奏は、バラエティに富んでいて面白いデスね。スウィトナー盤は、カラヤン盤のような派手さはないが、軽妙だが劇的、オペラ的。1・2楽章は、牧歌的で、もわ~っとした靄のような揺らぎが、楽しめて聴ける。3楽章は間奏曲。4楽章は、どことなく悲劇っぽいオペラの終わりみたいである。ブラームスが好きな方には、え~ 変だと言われそうだけど。ワタシ的には個性的だが嫌みなし。楽しく聴けることは嬉しいしシアワセだと思う。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 1983年
Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker(Berlin Philharmonic Orchestra)

カラヤンの80年代のブラームスで、派手な演出で、テカテカ、こてこて糸引き納豆みたいな演奏だと思ってしまった。ブラームスの交響曲第2番は、まろやかなホルンで始まる「田園交響曲」と言われている楽曲である。低弦とホルン、ホルンと弦と木管のフレーズが穏やかに流れてくる。 録音状態は、幾分くぐもっててヌケが良くない。せっかくの弱音の美しさが聞き取りづらい。2番目の主題である弦の美しいフレーズ、フルートが受け継ぎ、再度、弦が。途中で二声に分かれてハーモーニーを描き出す。弦が、ことのほか美しく、1980年代のカラヤン盤特有の綺麗すぎる演奏だ。弦がレガート状に繋がって、段々と盛り上げていく。馬が走っているかのような、けたたましさ。そしてぶ厚い音が響く。金管の派手なこと。こんなに派手に鳴らさなくても、いいんじゃぁ~。 ティンパニーまで叩かれると、壮大な空間が広がってしまい、のどかさがぶっ飛んでしまった。これでは牧歌的どころではない。ゴージャスこのうえない皇帝陛下の綺麗に刈り込まれた幾何学模様の庭園のようだ。庭園散策なのかと、嫌みの1つぐらい言いたくなるほど。
第2楽章は、ちょっと悲しげなチェロのフレーズが流れる。たらら~っと流れていくので、拍感覚がわかりづらい。 録音状態がイマイチのためか、すっきりと聞こえないまま、ゴブラン織りのような厚みを感じる。
第3楽章は、素朴で、セレナードのように甘美な演奏だ。とろみのあるフレージングで、木管(オーボエ)がエキゾチックに吹かれている。第4楽章は、バンバン ガシャガシャ、ガシガシ バンバン ガシガシ バンバン。嵐が吹いているように聞こえる。粘っこいフレーズが流れ、迫力満点の演奏だが、なんだかゴチャゴチャしてて、綺麗なフレーズなのに、ねばっこい。壮大に演奏する気満々なのだが、こってりしすぎ。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
ベルナルト・ハイティンク コンセルトヘボウ 1973年
Bernard Haitink Royal Concertgebouw Orchestra (Amsterdam Concertgebouw Orchestra) 

ハイティンクの演奏は、穏やで後半熱くなってくる。いたって中庸だが、まろやかなコンセルトヘボウの音の美しさは、何ものにも代え難く、しなやかで瞬発力もある。とにかく最初の導入部のホルンとフルートの音色に、ノックアウト。低弦の美しい支えと共に、まろやかで、たおやかな美しいフレーズだ。とても残響が美しく、格調も高く、質の高い演奏だと思う。スウィトナーさんの振ったシュターツカペレ・ドレスデンの演奏も好きだが、それよりも少し重量感があってコクがある感じがする。透き通った音色が、すーっと頭の上を通過するような弦の弱音でのフレーズは、思わずヒクヒクとしちゃう、鳥肌ものの雰囲気が漂う。弦の柔らかいシルキーなチェロ。この時代のコンセルトヘボウの何とも言い難い、手触り感抜群の響きだ。音の分離が良く、立体的な雰囲気が出ている。弦のカシカシ感が出ているが、甘いチェロの主題は絶品だ。ティンパニーの入ってくる力強いフレーズは硬め、ヴァイオリンの音色も硬めではあるが、低弦に支えられ引き締まった感じを与える。

第2楽章は、牧歌的だが明朗だ。ホルンの柔らかい音色と木管のしっかり通った音が、凜としている。 ホルンの和音と弦のフレーズが、希望に満ち満ちてくる。決して、朗々と歌うわけではないが、力強くも弱くもない、ちょうど頃合いで、穏やかなリズムのなかで、バランスを保っている。第3楽章は、1楽章と同様に木管の音色に思わず聞き入ってしまう。素のままのようでコクがあり、甘美ではあるが濃すぎず、跳躍してくるフレーズは陽気すぎず、慌てず騒がず、いたってシンプルだが素朴すぎず、スマート。
質感は柔らかいのだが、リズム的には硬めで締まった感じがするため、全体の感覚としては、頃合いになるのだろう。弦のピチカートも残響を残して綺麗に入っているし、ホントに1973年の録音かと耳を疑ってしまう。アナログ時代の最上級の録音。

第4楽章は、冒頭の小声で囁く木管フレーズが流れてくるが、いきなりティンパニーが入って荘厳な雰囲気となる。直接音でバンバン、ドンドンとやられたら、目を剥いてしまうフレーズだが、ハイティンク盤は、恐ろしく奥行きの深い、まろやかな録音で、美しく聞こえる。音の響きがピラミッド状で、極上ブレンドに仕上がっている。音響効果と音色の良さ。上質のブレンド感覚に脱帽。堂々とした構築性、重厚さや堅牢さが売りのようなブラームスとは、また違う一面を描く。情緒たっぷり、甘み、とろみ感が、どちらかと言えば勝っているアバド盤やジュリーニ盤とは違った質感だろう。
最終楽章の終わりになって、ティンパニーを初めとして、厳めしく、大総力で勢いを持って駆け上ってくるが、やっぱり美しいものは美しい音の洪水だ。他の盤に比べると、メチャ地味な存在のCDだが、なかなか。やっぱ美しい。コンセルトヘボウの音と、若い頃のハイティンクさんのエネルギーが、ベストマッチングしたような演奏だと思う。


■ ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2
イシュトヴァン・ケルテス ウィーン・フィル 1964年
Istvan Kertesz Wiener Philharmoniker (Vienna Philharmonic Orchestra)

ケルテスの演奏は、エネルギッシュな演奏で闊達だ。高音域が、幾分ヒス気味で、まろやかさが欠けている感じがする。ホルンと木管の掛け合いとという美しいハーモニーで始まる主題では、伸びやかに歌う。木管のフレーズを主体に金管が絡み合った主題で、どちらかというと、弦は添える感じの役割をしているようだ。チェロの第2主題 「れぇ~ しどれぇ~ しど そふぁみ れどれみ~」「どれみ~ どれみ~ どら~そふぁ しらぁ~」では、弦の柔らかいシルキーな音だ。かなり聴き応えあり。ヴァイオリンの高い音が入ってくると、ちょっとツンツンして聞こえてるのが残念だが、強いフレージングで勢いがある。主題を繰り返し、トロンボーンの響きが重なって輝いており、ちょっと光が痛いという感じになっている。木管の響きにも、多少音痩せしているところも感じるし、う~ん、ケルテスさんが1970年代に再録できなかったのは惜しい。
第2楽章は、朝露に輝く草原のように爽やかなチェロが印象的だ。録音状態としては、イマイチで、ホルンの音色が奥まり、音像があまり明確ではない。ヴァイオリンが興奮気味に、悲劇的に強く泣くと、全体のバランスが、悪くなる印象だ。モワモワした感じの困惑気味のブラームスって感じがする。第3楽章は、チェロがピチカートで、オーボエが弾んでみたり、滑るようなフレーズがあったり、コミカルに舞踏会風踊ってみたり、楽しい場面が設定されている。
第4楽章は、びっくりシンフォニーのように、いつも驚かされるが、この爆発はちょっと興ざめしちゃうぐらい強い。弦の二重奏的なところは美しいが、金管が強い吹き方をしており、ちょっと悲しい気がする。最後のテンポを速めてトゥッティに持って行くところは、一気に駆け抜ける。まるでライブ盤のように熱気が伝わってくるが、つんざくような音のラッシュで耳が痛くなるかもしれない。演奏を聴いた後、香りの高いブレンドコーヒーを味わいたいと思ってしまった。



ブラームス 交響曲第2番
1959年 モントゥー ウィーン・フィル Dec
1960年 ワルター コロンビア交響楽団 SC
1964年 ケルテス ウィーン・フィル Dec ★★
1966年 バルビローリ ウィーン・フィル EMI
1973年 ハイティンク コンセルトヘボウ Ph ★★★★★
1972年 ザンデルリンク シュターツカペレ・ドレスデン De
1977年 カラヤン ベルリン・フィル G
1979年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec
1982年 バーンスタイン ウィーン・フィル G
1983年 カラヤン ベルリン・フィル G ★★★
1984年 スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン DS ★★★★★
1988年 アバド ベルリン・フィル G ★★★
1988年 C・デイヴィス バイエルン放送響 R ★★★
1988年 ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 Ph ★★★★★
1989年 サヴァリッシュ ロンドン・フィル EMI ★★★★
1989年 シャイー コンセルトヘボウ Dec ★★★★
1991年 ジュリーニ ウィーン・フィル G ★★★
1991年 チェリビダッケ ミュンヘン・フィル EMI
1996年 ヴァント 北ドイツ放送交響楽団 R
2006年 ハイティンク ロンドン交響楽団 LSO
2012年 シャイー ゲヴァントハウス管 Dec
★印がついていないものは、未聴です。


 

YouTubeでの視聴

ブラームス 交響曲第2番
Brahms: Symphony No.2 in D, Op.73  シャイー コンセルトヘボウ
Concertgebouworkest Provided to YouTube by Universal Music Group
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=vBba9XIdDgk
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=oFg71mDB9Os
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=ydtosj9zalk
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=BPXmmdYJGUI


Brahms: Symphony No.2 in D, Op.73
フィラデルフィア管弦楽団 - トピック  ムーティ フィラデルフィア管弦楽団
Provided to YouTube by Universal Music Group
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=gH3vT8w-J-A
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=_u_lqpUWJL4
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=EiSM9efpTEo
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=EjfTMDtk75g


Brahms: Symphony No.2 in D, Op.73
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - トピック  アバド ベルリン・フィル
Provided to YouTube by Universal Music Group
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=ZTCDO6-DnWU
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=Tt4q02UoUzk
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=0GBgQlC3M6I
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=ZqorvMTPKdE


Brahms: Symphony No.2 in D, Op.73
シュターツカペレ・ベルリン - トピック  スウィトナー シュターツカペレ・ドレスデン
Provided to YouTube by Kontor New Media GmbH
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=WtYmTMTLGaw
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=MRJeZIfjCx4
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=im5W4Vo6rKI
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=oiACJuj6emM


Brahms: Symphony No.2 in D, Op.73
Concertgebouworkest   ハイティンク コンセルトヘボウ
Provided to YouTube by Universal Music Group
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=Xitv-JcRV_8
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=D4gwyTqDvek
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=cZY6KLeXdf8
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=7uJWzxZNqJw


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