ブラームス 交響曲第3番 Brahms: Symphony No.3

 ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
リッカルド・シャイー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2012年
Riccardo Chailly Gewandhausorchester Leipzig(Leipzig Gewandhaus Orchestra)

シャイーの新録の演奏は、テンポの速さに戸惑ったが、深みのある弦の響きに支えられ、豊かにしなやかに歌う表情の豊かさに感動する。ブラームスと言えば秋、それも3番だと、おっしゃる方は多いと思う。シャイーとゲヴァントとのブラームスの交響曲は、全般的に快速バージョンである。これまで聴いてきたブラームズの交響曲の概念を壊すようなテンポ設定だ。念のために言っておくと、1987年~91年には、コンセルトヘボウとの全集がある。ゲヴァントハウス管弦楽団との全集は2012年~13年の録音で、3枚組BOX。ディスク1が、1番と3番。ディスク2が、2番と4番で収まっている。で、ここに4番の異稿が収録されており、3枚目のディスクには、悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲などが入っており、新しい企画でオマケ要素も多い。気になるテンポだが、HMVのサイトにおいて、コンセルトヘボウ盤とゲヴァントハウス盤の比較記事があったので、それを引用させていただくと~ (左が、旧録のコンセルトヘボウ盤)
・ 交響曲第1番 48分39秒 → 43分53秒
・ 交響曲第2番 43分05秒 → 40分13秒
・ 交響曲第3番 37分19秒 → 34分21秒
・ 交響曲第4番 40分54秒 → 37分57秒

実際に聴いてみた感想なのだが、3番に関してはテンポは速めだが、さほど違和感は感じなくなった。むしろ、気持ち良く歌っている感じがして好ましい。9分の4拍子で奏でられるクラリネットの第2主題にさしかかると踊る。弦の受け渡しは小気味良いほどに力強く、しなやかだ。重々しい第1主題に戻ってきても、さらっと聞こえてくるので不思議。奥まったところでの弦のピチカートが、メチャメチャ効いている。巧いし重くない。歌謡風のフレーズは風のように速いが、甘くて渋い音色で奏でられ、ホルンの音色に集約されていく。拍の切り替えも巧い。重い、硬い、鬱々している3番のイメージが、シャイーの演奏で一掃された感がある。その昔、硬くてゴリゴリ、渋くて苦くて鈍くて~というゲヴァントハウスのイメージが一新された感がある。これは完全にイメチェンでしょう。

第2楽章は、クラリネットとファゴットで始まる。ゲヴァントの弦の音色が、艶っぽくあでやか。甘えた表情で主題を奏でる。ええっ、こんな色っぽい表情で歌われるとクラクラしちゃう。第2楽章って3楽章に匹敵するほどのチャーミングな楽章だと気づかされた。スウィトナー盤も可愛く感じられるが、シャイーのカンタービレが、俄にゲヴァントハウスとは思えないほど。こんなにも可愛く変貌させるとは。弦の表情が、可愛かったり、儚げなげにみえたり、表情も豊かだ。高音域に艶が乗ってくると立体的に深みが出て、魅力的な音色に変貌する。
第3楽章は、チェロが甘く歌う。「れみふぁ~」と綺麗に膨らんで「らそみ」は速めにフレージングされ、語尾の締まりが良い。それでいて溜息をついているような雰囲気が漂っている。テンポが幾分速めなので停滞感はなく、ジメジメ鬱々した感触ではない。物憂げさよりも、若々しく、のびやかで、少女から大人になりかけという感じがする。深まった秋ではなく、新芽が出てきた頃のような華やいだ匂いがする。第4楽章は、ファゴットが斉唱のように歌い始める。弾力があり低音の響きも豊か。ティンパニーの音が鳴り始めると、突き進む勢いある楽章となっている。特に、低音域の響きが力強い。かなりバランスの良い響きとなっている。転調を繰り返すなかで、弦のフレーズに金管が鋭く差し込んで、インパクトと、キラっとした感覚を与えている。推進力、弾んだ雰囲気を、この分厚いオーケストレーションのなかで、いかにつくりあげるか、一つの課題をクリアした気がする。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 1989年
Claudio Abbado
Berliner Philharmoniker(Berlin Philharmonic Orchestra)

アバドの演奏は、出だしの金管音のキツい。「そぉ~れっ しらっそぉ~れっ」という弦のフレーズの強い。どどどどぉ~っという低弦の響きが厚みがあり、ガンっという感じに聞こえる。ぷわぁ~っと吹かれている金管と、「そぉ~しぃ~」という弦のボーイングの強さが、耳に刺さる気がする。第2主題のクラリネットの踊るようなフレーズを強調するために、わざとタイトに入ってくるのだろうか。第2主題では、低弦のボンボンっという響きが聞こえてくるが、木管のフレーズと低弦とヴァイオリンの旋律が、まろやかに響いてこない。全体的に、まったりした音には、どうも聞こえてこなかった。歌うようなフレーズは、快活で、爽やかに木管の音が、森林に風がそよぐ風でもなく、う~ん、彩りが豊かとは言えない気がする。モットーのフレーズが強調されてキツく感じられる。第2楽章は、クラリネットのフレーズが可愛い楽章だが、BPOなら美音だろうと期待していたが、ヴァイオリンが、主張しすぎている。木管のフレーズをバシッと叩いて、自分ひとり目立っているという感じがする。せっかくチャーミングな木管の旋律をぶちこわして、ヴァイオリンだけが浮く。チェロを主体にしたフレーズでは、ゆらゆらと揺らめいていくところは美しい。木管と中音域の弦は、相性がバッチリ。美しいハーモニーを演出して、情感たっぷりに歌っている。
第3楽章では、チェロのフレーズはコクが足らない。ヴァイオリンのフレーズは、ここでは美しく歌っており聴かせどころになっている。木管のフレーズでは、フルートと低弦のポンポンっという響きが入ってくる。弦の歌いまわしは巧いが、音の膨らみ感が味気ない。
第4楽章は、ファゴットと弦が主題を優しく歌う。テンポは遅く、コラール風になって柔らかい和音の響きとなる。アタッカ「れれっ! みっみ らっら そっそ」というフレーズも優しい。なんだかパーツごとに聞こえているが、全体的には、まろやかに響いているとは言えない感じ。中音域の響きが薄いのだろうか。芳醇な香りのする、うっとりできるブラームスとは言えない。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
クリストフ・フォン・ドホナーニ クリーヴランド管弦楽団 1987年
Christoph von Dohnányi  Cleveland Orchestra

ドホナーニの演奏は、すっきりして端麗辛口って感じ。躍動感もあるし斬新だ。1・4楽章は、筋肉質で鍛えられているが、中間楽章が、もわ~っとしてて情感が籠もってないので、3番は3楽章が命っていう方にはお薦めできない。第1楽章は、冒頭のティンパニーのどろどろというロールと、うちこみの素早さに驚かされる。これがタイトな音なのだ。ブラームスだから、もっと、まったり系でも良いのだが、ドボナーニ盤は、すっきりとした端正型の演奏である。とろみ感のある重厚な演奏を聴くと、胸焼けがしそうなブラームスで辟易しちゃうことがあるが、このドホナーニ盤は、そんなことはない。すっきりしすぎて、最初は、かなり違和感を感じた。何度か繰り返して聴いていると、気持ちが良い。筋肉質というか、マラソン選手の足元を見ているような感じで、規則正しく回転する爽やかなトルク感がある 。
弦のピチカートも重すぎず、適度な音で的確に打ち込んでくるし、硬めの感触、引き締まった音の感触が心地よいものになる。透明度も高いし、特に、木管がすっきりとした透る音質で、怜悧な感じさえ与える。弦は、強い張りつめたような、しなり感があり、鋼管のような感触を感じる。でも、冷たい音ではなく、弾力性のない硬直した音でもない。なんだか不思議な感覚だ。そう~ 針葉樹に囲まれた湖水地方のような北欧のブラームスって感じで、ちょっと涼しげな感覚だと言えばよいだろうか。スウィトナー盤は、弦に弾力性があって柔らかく、フレーズが風のように優しく、木管が小鳥のように響くというような極上の柔らかさ感覚だったが、それに比べると、ワタシの耳には、硬くて強い。でも、嫌みなく良いと思う。ホルンは、ふわーっと、フルートは柔らかく、オーボエは硬くエッジを描く。各楽器の響きを使い分けており、間髪入れず打ち込んでくる金管や打楽器が効率的で、合理的なブラームスって感じがする。
第2楽章は、抑制力が強くてストイックだ。もう少しぐらい抑揚をつけて欲しいと思ってしまうほど。可愛いフレーズになったかと思えば、すかさず暗く反転してしまう。沈みすぎだと思う。ワタシ的には、もう少し明るくて、ほのかな香り付けをして欲しい。とても牧歌的とは言い難く、1楽章が、あれだけタイトに緊張感を持っていたのだから、もう少し速めでもよかったかも。

第3楽章は、さっぱりしすぎて乾いており、中音域から低音域にかけての音幅が狭く、ボンボンっという低音の響きが少ないままチェロが終わってしまった感じだ。う~ん。これは変でしょ。嘆くような溜息はなく、膨らみより横に流れる速度が速いですねえ。それに、しっとり感、潤い感が少ないっていうか、この楽章では、靄のなかにその存在を隠してしまったような、うすぼんやりした解らない状態になっている。第4楽章は、音が立ち上がってくるし、軽快なトルク感覚が戻ってくる。木管群は素っ気ないが、弦には鋭さがあって~ えへへっ 切り込み隊長が戻ってきたぞって感じ。これこれっ。この弦の鋭さは聴いているうちに快感になる。ゲンダイ音楽のように、音を区切って飛ばすような斬新な面もあり躍動的だ。テンポが落ちると持続感が途切れて、間が持たない。あはっ。瞬発力、短距離走のパワーはあるが、地熱のように火が起こるわけでも熱くもならないし、爆発もしない。
最後まで見通しの良さを持続し、最後の最後、細かな音も聞こえて、ホントに綺麗に終わってくれる。なんだか、いつもの3番の演奏とは違って、へーえ。こんな透明感のある不思議な空間のなかで終わる3番って、 あたっけ?すごいねえ~と思った。
しかし、この演奏の志向、どんな考えで演奏されたのか、素人のワタシには、なかなか解りづらい演奏だ。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン 1985年
Otmar Suitner Sächsische Staatskapelle Berlin (Staatskapelle Berlin)

スウィトナーの演奏は、絶品だ。冒頭は、ちょっとした歯切れの良さが印象的だ。ちょっとしたことなんだけど、軽くてスイスイしてて、そのくせ、ふわっとした感覚がある。ワタシ的には絶妙っ!と叫ぶフレーズだ。フレーズのどこで区切って、重さをどこに移動していくかってことで、感覚は決まっちゃう感じがする。スウィトナー盤は、なんたって弦に弾力性があって柔らかいし、続く木管は、揺れるフレーズが風のように優しく、小鳥のように響いている。
「らっ らぁ~し らっ らぁ~しっ みっ そみ そみ そみ そみ そみ そみ ふぁみっ・・・」と続くフレーズなんぞ、音が立体的に渡っていく感じがして、ホント木霊のようなのだ。ホルンは、まろやかさには欠けているが広がり感がたっぷり。弦の響きが軽やかで、透明度と清潔感がある。木管が見通しが良く、弦のピチカートの響きが、ボンボンっと、しっかり入ってくるところのリズム感は、なんとも言えない心地よさ。秋はブラームスと言いつつ、かなり鬱陶しい演奏があって、ウツウツしてて、硬くて渋すぎて、悩みがオリのように固まって、にっちもさっちも~ 苦手な楽曲になりつつあった。沈殿しちゃうような演奏だと、うぷぷっ・・・となってしまって敬遠しちゃう。 その点、ワタシ的には、スウィトナー盤は好ましく、愛聴盤になっている。ワルツのように揺れたり、「れっどっ れ~ どっし どぉ~」と木管に呼応されると、 むふふっ、ほくそ笑んでしまう涼しさを感じる。小柄だけど、とってもチャーミングな演奏である。

第2楽章は、柔らかく沈んだ穏やかなフレーズをクラリネットが奏でる。ところどころフルートが柔らかく寄り添い、弦が下支えをしている。音のすーっとした広がりが、前に向かって進み、清々しい。「ん~タタタタ ん~タタタタ」というリズムが刻まれ、沈みがちなところを救う。沈みがちなフレーズは、清流を覗き込んで、明るさと暗さの両面を持っている。ふっと暗くなるフレーズは、淀まず、すっと流れていくし、優しくゆるやかな翳りをつくる。チェロが入ってくると、揺らぐ弦の二重奏が、風に樹木の枝が揺れている。揺らし揺られながら、広がって~いく。美しい木々、裾野の広い 紅葉シーズンの山肌を見ているような感じで、むふふっ、とても綺麗だ。何気ない広がり、素朴なフレーズだが、素材を活かした演奏のように、柔らかい響きに包まれてシアワセになる。こんなに綺麗だっけ。3番の2楽章って、今まで素朴すぎて地味だと思いこんでいたが、フルートもホルンも、あーっ。すごく美しくって涙出そう。うぐぐっ。

第3楽章は、チェロの甘いフレーズだが、さっぱり系。しっかり、すぼめるところはすぼめて、ふわっと流れてくるフレージングで、まろやかで軽やか。自然な膨らみ感というか、しっとり感があり、ぐぐっとした低音の響きは少なめだがバランスが良い。クラリネットの甘さが最後に来る。「どぉ~ れっれ どぉ~ れっれ みっ~しっし ら~そっそ ふぁ~しっし ふぁ~しっし」という木管のフレーズが、テンポよく流れ、すきっとしている。ホルンが入ってくると、しっとり感が増してくる。ハイティンク盤で聴くと、渋さがあって、霧の波止場をトレンチコートで歩いている男の後ろ姿って感じがするが、スウィトナーの演奏は、女性的だ。ヨーロッパの広い庭園の中を散策中、髪の毛の長い女が、ちょっとした雨に打たれて、髪の毛が濡れているような感じ。憂い感があって上品だ。クラリネットの甘さが秀逸な楽章だ。
第4楽章は、奥まったところから、ファゴットが流れてきて、次に暖かい艶のあるクラリネットが絡み、木管の華やかな音が、充分にハーモニーを生み出している。誠に美しい。いったんまって「ふぁぁ~ ふぁふぁっ ふぁそふぁ みぃ~」と、小さなコラールが流れてくる。そこに、ダダンっと恐ろしい音でティンパニーとトロンボーンが響く。メッチャ心臓に悪い音量で、密やかに奥の奥から、冒頭のフレーズが流れてきていたのに、目の前でティンパニーが炸裂した感じ。やられました。演出効果抜群である。
みごとな演出、流れで、どどぉ~っとした潮流も入ってくるが、気持ち良さがあり。上品に歌いあげる。ティンパニーの勢いが凄く、ごごごぉ~っという音で流れていくが、場面が引き締まり、いっきにヒートアップする。ラストに至るまで、厳しく熱く、金管の咆吼もあり、今までの穏やかさがウソのように、突き抜けて行くパワーに満ちて、ぐっと聴き手の気持ちに入ってくる。硬い決意の表明、意志力を感じさせ、そのくせ開放的で精神的にも豊かだ。チェロの有名なフレーズが、しっとりとほの甘く、爽やかに高らかに歌う。なーんて言うのか、1~3楽章までは、すこぶる自然に、しなやかに女性的だったんですけど、最後は、闘争心むき出しでガツンと一発かまされます。ホント、フルート、オーボエ、クラリネットの木管群の響きが、唸るような美しさ。品があって貴族的で、そのくせ気取らず、聴き応え抜群。そして、ふわーっっと最後には満天の星空のような響きのように、すーっと上に昇って行きます。こりゃ絶句っ。拍手です。まあ、騙されたと思って一度聴いてみてください。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
ゲオルク・ショルティ シカゴ交響楽団 1978年
Georg Solti Chicago Symphony Orchestra

ショルティの演奏は、カッチリとしたブラームスで、適度な硬さで楚々として歌う。弱音の効果があり意表を突く。冒頭のフレーズは、硬すぎず重すぎず、適度な質感だ。ガチンっと相撲の立ち会いのように頭突き状態で始まるのかと思っていた。木管の持続音のなか、ヴァイオリンのボーイングは強めで、リズミカルにキッという感じで音が跳ねて返ってくるのだが、全体のバランスとしてはスッキリ系で締まっている。ショルティのブラームスって、1970年代後半の全集だけで再録音はしていないようだ。アナログ時代の収録だが録音状態は良い。シカゴのメディナテンプルでの収録で、ゆったり感があって、デジタルの初期よりは音質は良いように思う。また、思いのほか見通しの良い演奏で、どうやら弦の数を間引いたらしい。高音域のヴァイオリンは多少甲高い感じがするが、低弦とのバランスが良い。ホルンの響きのなかでキビキビと動く。木管は儚げに弱音で弦と一緒に鳴る。筋肉隆々で硬く歌わない、つまらないブラームスかと思っていたのだが、全くの予想外で意表を突かれた。もちろん硬質感はあるが、フレージングの見通しが良く、意外とソフトタッチで描かれている。楽章最後は、ゆったり~ 余裕を持って締めくくっている。

第2楽章のクラリネットのフレーズは、ゆったり~ ゆったり吹かれている。チェロがさりげなく合わせているし、じわじわと染みてくる。とても優しいフレージングを繰り返した後に、ウネウネと始まっていくのだが、このうねり感のリズムが良い。しなりがあり、木管の彩りが豊かで、かぐわしいブレンドコーヒーのよう。
前楽章でも思ったのだが、木管の音質は、幾分くすみがち。楚々として枯れた風合いが出てくる。えっ、シカゴだよねえ。弱音での演奏に仰天。すごい良い雰囲気が出てるのだ。風が吹いているかのような、うねっ、うねうね~とした弦のフレージングが、綺麗に揺らめくさまを描いている。あまりの繊細なフレージングに超驚かされてしまった。情緒豊かに描かれている。

第3楽章は、チェロのフレーズが、深々と楚々としつつ儚げに奏でられている。前楽章も、メチャクチャ驚いてしまったが、あまりの歌謡性に、うっそぉ~なのだ。チェロの儚げな息づかい、消え去るかのようなか弱さ。消え入るかのような弱音で、ゆったり、しんみりと描かれている。今にも、泣き出しそうな雰囲気さえ漂わせている。情感を入れ込みすぎず、ちょっとはやめに合いの手を入れている木管のおかげで、テンポが停滞するわけではない。こんな弱音での巧みな演奏をシカゴ響で聴くことがあるなんて驚き。そして、ホルンが主題を吹くと、そこはかとなく悲哀感が漂う。

第4楽章は、ファゴットが、とても渋く斉唱のように歌い始める。テンポはゆったり。ここも、音量を低くしていったん静まったあとで、「れれっ! みっみ らっら そっそ」っとアタッカで来る。有名な主題であるチェロのフレーズは、渋いが甘い。ティンパニーは重すぎず、低弦の響きも邪魔をしていない。推進力もあるし、か細さがあって、キレがある。特に、低弦が重すぎになる場面でも、メリハリがあって、ほどよい重さ硬さで、歌っている。ここのチェロって、こんなに巧かったっけ。弦の見通しが良くスキッとした淡麗な響きがあってスッキリしている。ヴァイオリンのキレキレな響き、木管の響きが、綺麗にブレンドされている。ホルンは、もちろん安定感ばっちりだし。楽章の終わりも、息のなが~い、しんみりしたものだった。シューマンの3番ラインのように、ブラームスも重々しくゴリ感のある演奏が多いように思う。 しかし、ショルティの演奏は、作戦勝ちだ。見通しが良く、2楽章、3楽章が良かった。ショルティ盤で、中間の2楽章が良かったですという感想になるとは、思いもよりませんでしたね。

当盤のカップリングは、次のとおりです。
ディスク1 ブラームス 交響曲第1番(79年)大学祝典序曲(78年)
ディスク2 ブラームス 交響曲第2番(79年)悲劇的序曲(78年)
ディスク3 ブラームス 交響曲第3番(78年)ハイドンの主題による変奏曲(78年)
ディスク4 ブラームス 交響曲第4番(78年)


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 1978年
Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker(Berlin Philharmonic Orchestra)

カラヤンの演奏は、録音状態がイマイチで高音域がトゲトゲしており、低音のコントラバスは団子状態になっているようだ。せっかくの柔らかいフレーズが、まろやかに響かず穏やかさが感じづらいものとなっている。第1楽章冒頭からのホルンの響きは、とてもソフトでまろやかに吹かれており、フルートの合いの手も美しく入ってくる。ヴァイオリンのフレーズで、「しぃ~ らしそふぁみ しみそし みぃ~れど」の弦は、透明度があるのだが角が立っているというか、硬いっ。低弦が入ってくるとバランスが悪く、低音の丸みを帯びた太い音が、どこかに消えている。どうも高音域に焦点があたっており、コントラバスの音が、団子というか奥行きたっぷりには広がらない嫌いがある。チェロだけになって甘いフレーズが入ってくるところは美しいが、ところどころ歪だ。高音域がキンキン声なのだ。フルートソロやホルンは綺麗だが、みんなで合奏しましょうという場面になると、高いところに焦点がいって、なーんかバランスが悪くなって、ブレンドされていない感じがする。フレージング自体は、なだらかに流れているようで、そうでもない。滑らかさ、柔らかさに欠けている。う~ん。聴きどころは、チェロとフルートの甘いフレーズ。それと、ラストの方で入ってくるホルンだけで、もう充分って感じがします。音の響きが、完全には溶け合っていないので、聴いててしんどい。中間色の微妙な色合いが聞き取れない。

第2楽章は、クラリネットの甘く太めのフレーズは大変美しく、まろやかに歌う。チェロが寄り添って郷愁を誘う。木管のハーモニーは絶品だ。しかし、甲高いヴァイオリンの直線的なフレーズが入ってくると、全てがぶち壊しに。やっぱり、この盤のヴァイオリンは、とてもエッジがあって、とげとげしい。ツンデレだ。
第3楽章は、チェロのフレーズは、優美で、すわっと広がり感がある。コントラバスだけボコボコした響きで他の楽器とまじわらず、埒外って感じになっているが、ため感があって、フルートの乗り方も美しい。情感、情景や心情が表れているようには、あまり感じないものの、フレージングには素直に共感を覚える。やっぱり美しいと感じます。
第4楽章は、ファゴットの低音の響きが渋く、和音の響きが斉唱のように聞こえ、いったん静まったあとのアタッカ「れれっ! みっみ らっら そっそ」ここは、やっぱり強めで正解だと思う。テンポよく劇的に、力強く、れーどれ み~れみ・・・と、推進していく。「れふぁみ らっら れらそ みれど みぃ~ れどし れどし らっら」チェロと弦のハーモニーが美しく、フルートも乗ってきたところで、険しく、金管の合わさった音で、ごご ごぉ~っという音で流れ落ちていく。この主題を区切ってしまう迫力はド迫力級だ。総体的には、力強いタッチで描かれているので、キツく感じる。まろやかさという点では、真逆の演奏。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
カール・ベーム ウィーン・フィル 1975年
Karl Böhm Wiener Philharmoniker (Vienna Philharmonic Orchestra)

ベームの演奏は、かなり、ゆったりとしたテンポで進んで流麗さがある。ホント、かなり。ゆったりとした流れで、自然なふくよかさが感じられる。少し録音状態が高止まりしているというか、ちょっと高音域が硬い感じがするが、弦の豊かな響きは綺麗に入っている。昔ながらの優美な遅めのブラームスなので、重厚さはあるが、硬すぎず重すぎないというところが、ウィーン・フィルの匠の技、美音ゆえなのかもしれない。弦のキレもあり、弾力のある伸びやかな感じで、歌謡風フレーズは特に美しい。木管フレーズも綺麗に聞こえてくるし、低弦はゴリゴリには響かず、まったり~弾んでいる。オーボエの音色が、ちょっぴりペタン気味なのが特徴的だ。むははっ。ごごご~っと低弦が響く演奏もあるが、流麗なウィーン・フィルんなので、そんな無粋な演奏はしない。ラストの和音も美しい。渋すぎず軽すぎず、華麗なる貴婦人風情のブラームスである。提示部の繰り返しは省略されている。1楽章の演奏時間は10分54秒。
第2楽章は、かみしめるかのような遅めのテンポで、えっと驚かされるほど。じわじわ~ ものすごく遅い。ゆったりと弦が合わさってくると、なんとなく自然な感じに聞こえてくるので不思議なのだが、木管の演奏者はこの息の長さを確保するには、う~ん、大変だろうと思う。しっとり感のあるアンサンブルなので、テンポの遅さにさほどの違和感はない。老境にさしかった人が、まるで、じっくりと人生を振り返るかのように、まどろみ、満足げな微笑みを浮かべる充足感に満ちている。弦の豊かさに、郷愁を感じさせられながらも、満ち足りた、羨ましいような心の豊かさがある。特に、ラストの消え入るような光のような音色が美しい。第2楽章は、10分22秒だ。
第3楽章は、3番と言えば、この楽章でしょうというほど有名なフレーズだが、ここでも、ゆったり~ ゆったり~  美しく歌われている。柔らかくも儚く、優美さをもって歌う。ノビ感のあるフレーズで、息が途切れないうちに、次のフレーズが追いかけてくる感がする。低弦のテンポは密やかで、つま弾かれる音は流れを邪魔しない。やっぱ遅いよねと思いながらも、柔らかい美音で歌われると、耳がぞくぞくとしてくる。木管の透明な幾分シャープな音が、弦の柔らかい響きに埋没することなく奏でられる。ホルンの響きは、やっぱり美しいもの。ん? いつもの聞こえ方と違うという箇所があったが新鮮に聞こえる。主となる楽器の微妙な出入りというか、浮かび上がる楽器が、他盤とは異なるようだ。ラストの弦が入ってくるとこは、期待どおり、ため息が出るほどの美音で綴られている。
第4楽章は、熱い。前の3楽章とは雰囲気が異なり、ザクザクと進んでいく。えっ、なんで? どうしてなの? テンポも速めに変わっており、雄渾なブラームスという感じがする。それでも、ウィーン・フィルならではの流麗さ、キレのある柔らかな響き、弦とホルンの和音の響きに、うっとりさせられる。歌心のある品の良い金管の響きが、高音域になると寸詰まりになりかけるヴァイオリンに彩りを添える。
ベームさんのウィーン・フィルとのブラームスは、名盤とされていて、その昔は、人気があったように思う。後年、ヴァント盤のように、キリリと引き締まり北風の吹きすさぶような、荒くて怖いようなブラームスの演奏が登場してくるが、それでも、昔の名盤は何者にも代えがたい極上の年代もののワインの風合いを失わない。今、聴いても、まったり感のあるブラームスの演奏は優美で、余裕があり、心を満たしてくれる。1975年という、この時代を象徴する演奏だ。どうして、今の時代は、こうもタイトなのだろう。タイトに、なりすぎているような気がするな~。また振り子のように時代は動くだろうが、忘れたくないベームの演奏だと思う。


■ ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3
ベルナルト・ハイティンク コンセルトヘボウ 1970年
Bernard Haitink Royal Concertgebouw Orchestra

ハイティンクの演奏は、この曲に限っては、う~ん、わけわかんないという感じだ。余計こんがらがって、後味が悪い。冒頭、「そぉぉ~しぃ~」 「そぉ~れ しぃ~ら そ~れ し~ら そ~れ ら~ふぁそ~ど」 秋はブラームスと言いつつ、ずーっと聴いていると 、涼しげなシーズンなのに、妙に湿気が高くなってムシムシ感がつのってくる。もちろん夏に聴こうものなら、ムンムンしてて汗だく。春が近づいている時期に聴いてみても 、これまた、外は気持ち良いのに、耳はウツウツ、うぐっ。冒頭のフレーズが強めで、また続く弦の引きが少しタイトで、歯がキーっと締まり、イライラしちゃって、イ~っ! すっきりしない後味が悪さ。
ノー天気だと自分で思うが、適度に快適さや爽快さ、柔らかさがないと、単にもっさりした楽曲になりそうに思う。コンセルトヘボウ時代のハイティンク盤は、穏やかだろうと聴き始めたのだが、意外と弦のタッチが強く、イマイチ録音状態も良くない。ホルンから始まるのに、弦のボーイングがキツイ。なんとも言えない暗さと渋みがある。煮え切らない、もやもやした空気感、それも湿気の高い鬱っとした感じだ。甘さと渋さ、明るくなりきれない、暗い方に引っ張られる晦渋なフレーズ、かなり整理しないと、すきっと聞こえず、もわもわ籠もりそうなフレーズだ。木管は色彩感を放つが、弦がねえ~ ヴァイオリンの音がキツイ、耳に刺さる感じがする。耳障りで頭を抱えてしまいました。
第2楽章は、可愛いが、どことなく野暮ったく甘さが少ない。チェロが入ってくると彩りが深まり、「そらし どぉ~れしど~そぉ~ ら~そ ら~ どぉれしど~」という旋律のバリエーションの幅が広がり綺麗だが、これも一瞬。 ヴァイオリンのフレーズが、いつもと色が違うようで、コンセルトヘボウの割には、弦の腰がキツイ、歯の奥が虫歯でもないのに、キーっと引き締まり痛く感じられる。最後は、コラール風になって親しみやすいが、もわもわ~ もやもや~ イラっとしちゃう。
第3楽章は、チェロの甘いフレーズが聴けると思っていたのに、さっぱり系で、あまり歌わない。低音域の響きが意外と少ない。仏頂面で、期待したほどに可愛くない。無骨な男気取りなのかもしれないが、う~ん。霧の波止場をトレンチコートで歩いている感じの雰囲気で、オトコマエを気取っているのだろうか。なーんか背中が悲しいねえ。ホント最後だけなんだよねえ。

第4楽章は、劇タッチだ。ファゴットと低弦の和音が、渋いけど綺麗だし、鋭い弦の効果が現れている。トロンボーンが入ってくると、一層華やかで、色彩が豊かになる。あっ トロンボーンが出てきてコラール風に響くっていうのは、神さま登場なのかなあ。自分の内面で、邪悪なモノとの戦っているのか、嶮しさと闘争心むき出しの激しさ、熱やすさが、へえ~ 意外と格好良いやんと思わせる。いわゆる、心の葛藤を描いたものだろう。しかし、どうも ・・・ すっきり、すんなり、納得あるものとして耳に入ってこないのだ。ドラマティックに感じるのだが、まるで闘牛場の牛みたいだ。見通しの悪い演奏、録音のせいかもしれないが、最後、幻想的な感じで終わり、ハイ、今までのストーリーは夢でしたというオチのようで、へ?  
総体的に、ハイティンクの演奏として、2番は好感が持てたのだが、3番は、さっぱり。弦のタイトさが、どうもワタシ的には合わないのと、オーボエやフルートが主張し、ホルンが奥まってしまっていること。ティンパニーは、更にその奥でモゴモゴしてて、 全体的に奥行きが乏しいこと。中間色のグラデーションが描けておらず、もっさりした演奏で、音も混濁している。で、ますます3番は難しい。わかんない~と言う羽目になってしまったのでした。


ブラームス 交響曲第3番
1970年 ハイティンク コンセルトヘボウ Ph ★★
1975年 ベーム ウィーン・フィル G ★★★★
1978年 カラヤン ベルリン・フィル G ★★
1978年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec ★★★★
1985年 スウィトナー カペレ・ベルリン DS★★★★★
1987年 ドホナーニ クリーヴランド管 TEL ★★★
1989年 アバド ベルリン・フィル G ★★★
2012年 シャイー ゲヴァントハウス管 Dec ★★★★

ブラームス交響曲第3番(作品90)は、1883年に作曲されています。ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると、

1楽章 ヘ長調 6/4拍子 ソナタ形式(提示部反復指定あり)
冒頭、管楽器のモットーにつづいて、ヴァイオリンが第1主題を奏でます。静かな経過句を経て、9/4拍子でクラリネットが踊るようなイ長調の第2主題を奏でます。主題の後には第2交響曲の基本動機も顔を出し、 提示部は反復指定があります。展開部は、低弦が第2主題を暗い嬰ハ短調で、ホルンがモットーに基づく旋律を奏でます。
第1主題の動機を繰り返し、再現部に進み、コーダは、モットーと第1主題が絡み、大きな波のような旋律に収拾されて静まります。モットーが響くなか第1主題が消えるように終わります。

2楽章 ハ長調 4/4拍子 自由な三部形式あるいは自由なソナタ形式
第1主題は、クラリネットとファゴットのひなびた旋律で、各フレーズの終わりでモットーが示されます。第1主題に含まれる2度をゆらゆらと反復する動機も目立ちます。第2主題は、クラリネットとファゴットが 新たにコラール風の旋律を奏するもので、ヴァイオリンの新しい旋律(コデッタ主題)に受け継がれ、経過的な展開部に入ります。
この楽章を三部形式とみなす場合は、第2主題およびコデッタの部分が中間部に相当します。展開部は、第1主題の断片を奏して再現部を導き、第2主題やコデッタの再現は省略、コーダは、第1主題をクラリネットか奏でて終わります。

3楽章 ハ短調 3/8拍子 三部形式
木管のくぐもったような響きの上に、チェロが憂愁と憧憬を湛えた旋律を歌います。中間部は、変イ長調で、木管の柔らかい表情が特徴的で、主部の旋律は、ホルンによって再現されます。

4楽章 ヘ短調-ヘ長調 2/2拍子 自由なソナタ形式
ファゴットと弦が第1主題を示します。トロンボーンに導かれて、第2楽章のコラール風の動機が奏されます。第2主題はハ長調、チェロとホルンによる三連符で、イ短調、ト長調、変ロ長調と転調を繰り返します。 小結尾はハ短調で、展開部は、第1主題の再現を兼ねています。第1主題が木管で現れ、第1主題が細分化して展開的に発展して大きな頂点を作ります。この頂点で再現部に入り、コラール風の動機が繰り返され、同時に第1主題も弦で再現されます。ハ短調から半音ずつずりあがり、ヘ長調に達して、第2主題の再現に入り、一転ヘ短調となるという効果をあげています。コーダに入ると、第1主題が表情を変えながら繰り返され、弦の細かな反復する動きに乗って、 コラール風の動機が示され、最後は、第1楽章第1主題が回想されて終わります。

憂いのある3楽章が有名で、古くは映画のBGMにも使われたそうです。秋にはブラームスっというのが、定説になるほど穏やかで、翳りのある大人の楽曲です。ブラームス50歳の時の作品で、若いア ルト歌手への恋愛感情も織り込まれているのだとか。うふふっ 晩秋の恋は、酸いも甘いも噛み分けた・・・ってところでしょうか。まあ、ワタシ的には、若い頃に聴いても、今聴いても、あまりピンっときません。どうも、まどろっこしくて苦手です。


 

YouTubeでの視聴


ブラームス 交響曲第3番
Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 - トピック  シャイー ゲヴァントハウス管弦楽団
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第1楽章 ttps://www.youtube.com/watch?v=nvarQ35afvc
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=h4tf1EbsvxI
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=9F4_D9g0V9E
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=_KOMPRNaXoI


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - トピック  アバド ベルリン・フィル
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第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=rIHAjJnwRT0
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=fNJ79YF505A
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=t9ndxDhgZBM
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=nw-yqX5Qt-I


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
シュターツカペレ・ベルリン - トピック   スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン
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第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=W2c2H-XhKJk
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=YcyAYQ6XQHQ
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=iZJ0MHWjU8k
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=3WmEF8exVMY


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
シカゴ交響楽団 - トピック  ショルティ シカゴ響
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第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=QYUsfW38sUU
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=lmjTOhJEo5s
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=YwAcBzcKEf0
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=c1vW0ncLr5M


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - トピック  カラヤン ベルリン・フィル
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第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=_PccBOr5Ybo
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=QKSIkx6wjys
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=TFCaQtpIxGgI
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=Gsl9X0S-zes


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
Herbert von Karajan  ベーム ウィーン・フィル
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第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=DGyDxFu3BnQ
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=c-pAgvk7vPQ
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=e1FKiTegUcw
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=tgPoSmMB3TM


Brahms: Symphony No.3 in F, Op.90
シカゴ交響楽団 - トピック ショルティ シカゴ響
Provided to YouTube by Universal Music Group
第1楽章 https://www.youtube.com/watch?v=QYUsfW38sUU
第2楽章 https://www.youtube.com/watch?v=lmjTOhJEo5s
第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=YwAcBzcKEf0
第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=c1vW0ncLr5M


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