「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
Dvorak: Symphony No.9


ケルテス ウィーン・フィル 1961年
Istvan Kertesz  Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)



録音状態は、う〜ん。リマスタリング盤だが、高音域がちょっと強めでツンツン。
最後には、ちょっと・・・疲れてくるかも。ケルテスのデビュー盤であり、 名盤の誉れ高い1枚だが、すごいツンデレ風の演奏だ。
カップリング:ドヴォルザーク 交響曲第9番、弦楽セレナード
1楽章
名盤の誉れ高い1枚なのだが、元気過ぎて、ワタシ的にはイマイチ好きになれなかった盤である。
序奏部分から、少し明るい。で、ハキハキしてて、高音が幾分キンキンしてて〜 甲高い声で喋られているような気がする。 ティンパニーの音は少し堅めで、パリパリパリ・・・と、高めの雷のような残響を響かせる。
もっと、丸みがあってもいいんじゃーと思うほど、なんだか強烈。熾烈な凄みがあり、 叩きつけるようなところと、弦の切れ味が鋭く、聴いてて疲れるのだ。
希望があるような雰囲気がしない。う〜ん。新世界でしょ? う〜ん。と唸りながら、聞き進めていたのあが、昇っていったと思ったら、急降下するかのような、激しい楽曲だと気づいた次第だ。ある意味、強烈で、若い方には向いているのかもしれないが、 どうも、年齢を重ねるに従い、ちょっと〜 ドンビキ風になってくるような、ツンデレ要素の強い演奏である。

2楽章
「新世界より」のなかでも、またケルテス盤の白眉でもある。小学校の時に聴いたなあ。
このケルテス盤は、あの激しい1楽章とうってかわって、かなりの弱音で奏でられる。ボリュームを調整しないと聞き取れないほどになってしまう。

3楽章
弱々しい2楽章から、いきなり激しい。低音の弦が、小気味良いほどのテンポだが、これが煽られていくようで、そのうちにアンサンブルが危なっかしくなってくる。すげ〜 ティンパニーがずれそうになっている。いや、残響のせいだろうか?
いや〜 どう聴いても、壊れかけ寸前だけどなあ。
牧歌的なフレーズに入ってからは、ほっとさせられるが、この楽章は分裂気質なのだろうか。
ともかく、これがウィーン・フィルなの? と、驚かされる。

4楽章
力強い低弦から、金管が入ってきて盛り上がる。再度、これがウィーン・フィルか? えっ シカゴじゃなかったっけ。というほど、きしんだような弦で、悲鳴を上げてしまうのだ。 あの艶やかさは、どこへ行ったやら〜 ほとんど、金切り声に近い。
ティンパニーも乱暴な・・・と、言いたくなるような雰囲気があり、とても荒々しい。
金管の副旋律主張した吹き方も面白い。低弦が力強く入っている。かなりゴリゴリしている。
う〜ん いささか荒っぽいというか、暴れ馬的なケルテス盤で、聴き馴染んだ楽曲だが、かなり疲れる。
これが名盤なんだってねえ。どういう評価だったのだろう。
う〜ん、もっと他にも競合盤は、星の数ほどあると思うのだが。
う〜ん、ワタシ的には強烈すぎて・・・。何度か繰り返して聴くのだが、確かに、生き生きしてて躍動感満載の演奏ではあるのだが、粗いなあ〜 勢いだけかなあ〜 まあ、これだけエネルギッシュな演奏も珍しいかなあ〜 やっぱ強烈だな〜。
と、ブツブツ感想を述べてしまう始末でした。
クレンペラー フィルハーモニア管弦楽団 1963年
Otto Klemperer  Philharmonia Orchestra of London

これもありかっ

録音状態はまずまず。かなり澄んだ音だが、低音は幾分こもりがち。
横綱というか、テコでも動かない牛というか・・・。すげっ。びくともしませんって感じ。
重くて、固くて、意地でも動かないって感じの演奏だ。超個性派。
1楽章〜2楽章
ケルテス盤が暴れ馬なら、クレンペラー盤は、落ち着き払ったテコでも動かない牛のような演奏になっている。でも、決して鈍重ではない。なかなか〜手強い。
走り出したいオケの手綱を、しっかり握りしめて制御しているようで、う〜ん。じわじわ〜横綱相撲のような堂々とした取り口で、びくともしない。
木管の音自体は、ひらべったく響かない。艶っぽくもなし。色気のないコワモテ的な音である。
演奏は、明晰とも言えるが、テンポが遅いため、隙間が見えそうになっている。
しかし、いろんな音が、その隙間から見えてくる。
勢いだけで演奏された盤を聴いていると、埋もれてしまうところもあるようで、ほ〜ぉ こんな音も鳴っているんだな。と意外にも思える。
だが、その反面、勢いがないと面白くない楽曲でもあるし・・・。好みはかなり分かれると思う。
テンポは、最初から最後まで、あまり変わらず、煽られることはない。ティンパニーも重くて暗いし。
う〜ん。重すぎだよなあ。やっぱり。
勢いの良さが、この楽曲にあってしかるべきなのかもしれない。が、じわじわ〜と押し切られ、ボディーブローのように効いてくるのが、クレンペラーさんの怖いところ 。

3楽章
慌てず騒がず、う〜ん クールな出だしだ。弦の厚みはたっぷり〜 びくともしませんわ。こりゃ〜
オケがウズウズしてて、う〜 こりゃ危ない。フライングしそうだ。

4楽章
このクレンペラー盤の白眉って感じである。この横綱相撲は、どうなるのだろう。
ひーっ あのケルテス盤とはうってかわって、重量級。
チェリビダッケの新世界ってあったっけ? あったら比較したいものだ。
木管なんぞ、落ち着き払った吹き方で、上り下りは一様である。う〜 舌がもつれそうなのぼりくだりの激しい盤が多いなか。これもストレス溜まる。
予想どおり、やっぱり最後まで盛り上がらなかったが・・・
最後まで、遅いテンポで押し切って演奏してしまうところが凄い。
ノイマン チェコ・フィル 1972年
Vaclav Neumann  Ceska filharmonie
(Czech Philharmonic Orchestra)

まっ こんなモン

録音状態はまずまず。演奏は端正で、すっきりした演奏。
滋味で、ことさら燃えるわけでもないのに、じんわり熱っぽくなってくる。ノイマンさんにしては、ライブのように熱い演奏だ。
70年代アナログ盤の交響曲全集(7枚BOX)
1楽章
これは、アナログ時代(70年代初頭)交響曲全集盤からの1枚。ノイマンは、全集を3回録音しているが、その1回目となるもの。
序奏は、穏やかに始まる。「み〜れみし〜 ど〜しどそ〜 ら〜 らそらし ど し〜」
フルートでのフレーズは、息づかいが、ふんわりしている。
決して艶のある音色ではないが、牧歌的で丁寧だ。
低弦の「れ−みしっ!」と、歯切れ良く強い音色が入ったあと、ティンパニーが入ってくる。
「たかたん〜 たかたん〜っ」 ティンパニーは、まろやかに響いている。
ドボナーニ盤のように、とてつもなく、激しく、情熱的にティンパニーを叩く盤もあるが、ここでは穏やかだ。
う〜ん。やっぱノイマン盤は、穏やかにすぎるのか・・・。と思ったが、いや、どっこい。
かなり弦の厳しい、きっちり、最後まで、がっしりと弾ききった響きが残っている。
大型スピーカー向きで、ボリュームをあげてみると、必ずしも万全ではないものの、まずまず迫力ある演奏になっている。奥行きが足らないのか、金管類が、そばで鳴っている感じがする。

「み〜そしみ そ〜みど みし〜 (ちゃ〜らら ちゃ〜らら) み〜しみ そみど〜れそ」
「ど〜みそど れ〜どらふぁ み〜そどみ ふぁ〜どしら」
かなり熱っぽく高揚してきて、豪快に鳴ってきている。頂点を経た後は、牧歌的に戻る。
「たらら〜ら たらら〜ら たらーらら ららら〜 たったたらら〜」 木管の響きもまずまず。
特に、美音ではないが、すっきり端正で、無駄がないような感じがする。緊張感もあって、後のデジタル盤より、ずーっと良い演奏のようにも感じる。
ホルンとトランペットは、ちょっと下手どすなあ。ティンパニーは、あまり良い響きがしませんなあ。
なーんて感じるところも、ところどころあるのだが、総体的には、すっきり端正な、アッサリ風味で演奏されている。
金管が鳴り始めると、特に、派手に、熱っぽく演奏されなくても、充分にこの楽曲は、美しい展開を見せるし、歌うフレーズもちりばめており、じんわり、いいな〜っと感じる滋味さがある。
静かに燃えているって感じで、表現は抑制され、ストイックである。
チェコ・フィルの弦の美しさは、録音状態によって、ちょっと艶が足らないけど、弦だけで演奏されているところなどは、素朴なんだんが、美音だ〜っと感じる。
楽章最後には、テンポをあげてくるし〜 結構、熱っぽくなっている。

2楽章
「ふぁ〜 そ〜 ふぁ〜 そ〜 ふぁ〜 そ〜 ふぁ〜 そ〜 らら・・・」
ホルンの音色が、う〜ん。4音目の「ふぁ〜っ」の語尾が長め、かつ強めで飛び出ている。
イングリッシュホルン 「み〜そそ み〜れど れみそみれ〜」 甘い音色だが、素朴感がたっぷりある。
巧いっていうよりは、素朴だ。素朴だが、木訥としている分、じんわり聞かされる。
演出せずに、オーボエと共にあり。という感じ。アンサンブルとしては、どうかと思うが、つまり巧くはないが、超ノスタルジックで〜 ほろりとさせる要素があるのだ。
この、木訥とした語り口には、負けると思う。この演奏で、目くじら立てて怒る人がいないだろう。
(まっ あほくさ〜という人はいるかもしれないが・・・ キャパシティが狭いのかも)
演出は、してないね〜 これは。で、だからこそ、この楽章が、しみじみと感じられるのかも。
まあ。他の盤が、どうも演出が感情で、個性的すぎるのかもしれないのだが。(大笑)
アンサンブルは下手だよ。下手だけど・・・。耳を傾けさせるだけの語り口なのだ。 「ふぁらら〜 そみふぁ〜 れふぁみどれ〜 ふぁらら〜そみふぁ〜 れふぁみどれ〜」 「れふぁみどれ〜 れふぁみどれしみど れふぁみど れしどら れしどら れ〜れ〜どし」 「み〜そそ〜 みふぁれ〜」 ああ、こんな素朴に奏でられると、じんわり来ちゃう。 
「どみれし ど〜 どみれし ど〜 どみれし どらしそ どみれし どらしそ どらしそ ど〜しら」
ヴィオラとチェロの弦の響きが豊かで、オーボエの響きが、素朴に牧歌的に、心豊かに郷愁を誘う。
この2楽章は、白眉だなあ。はあ。こりゃ〜良いですね。涙が出そう。

3楽章
「ふぁっ どぉっ ふぁ〜ど〜らふぁ〜 ・・・ チャカチャン チャカ チャカチャカン・・・」
ティンパニーも迫力あり、弦の4音の拡散された響きは充分。
ティンパニーが強く叩かれているのは、もちろんなのだが、奥で、小太鼓的な響きも聞こえてくる。(ティンパニーの弱音)
畳みかけてくるティンパニーの連打 おお。そこそこに迫力あるじゃん。
弦の強さ、金管の力強さ。すっぱり、きっぱり系 テンポはゆったりめ。
弦の高音の硬い響き、チャカチャンチャン。の特徴あるリズム、ちょっと圧倒されちゃった。
「どどふぁふぁ そっしらそふぁ どどふぁふぁ そっしらそふぁ・・・」
舞曲風でもなく、カシカシと鳴っているんだけど。几帳面すぎるか〜と思いつつ、熱っぽさに、ほだされる。 
フルートで始まる主題 「ふぁれど ふぁれど らっそ らっそ らっそ」
「らどど〜 れどそ〜ら らどど〜 ふぁみれど〜れどらど〜ら そらふぁ〜」 
いろんな音が鳴っているんだな〜っと、トライアングルも鳴っていることに気づいて驚いた。
他の盤では、勢いでフレーズだけを追いかけてきていたのだろう。多彩な音色に気づかなかった。
金管の短いパッセージのなかで、ちょっと、へっ?と思うところもある。
弦が、「どどふぁふぁ どっしらそふぁっ」と繰り返しているフレーズでは、他の盤だと弦が前面に出て強め。金管は、抑え気味に、演奏していることが多いのだが、ふ〜ん。
このノイマン盤では、金管さんが目立ってて〜 さほど、巧くないくせに前に出てくるのだ。
ふふふっ。こりゃ〜面白い。ライブ盤のように聞こえてくる。
録音のバランスが悪いと、目くじらを立てるのじゃーなく、ほほ〜っ。このパートが強いと、こんな風に聞こえるんだ。と楽しめる。そんな面白みがある。

4楽章
「どぉ〜れ どぉ〜れ ど〜れ ど〜れ どれどみどふぁどそ・・・ ど〜れ ど〜み」
弦が2度目から、すぐに畳みかけてきてテンポが、ぐぐ−っとあがる。
すかさず、金管が、「ふぁーそら そーふぁふぁ ふぁーみれみ ふぁ〜ふぁ〜」
ここの楽章の音色は、めちゃ 抜群に美しいっ。録音状態が変わったように、透明度が高くなっている。
リマスタリングした際に、変えた? 
弦は、カスカス的に聞こえるんだけど。よくワカンナイ。
テンポは、まずまず。奥でシンバルが鳴っているのも聞こえるし、立体的に響きだす。
弦の「れそし れ〜し れ〜ふぁれし」、木管の音色も、ぐぐ〜っと明るく魅力的に響くし、コントラバスのごっつい音色も、ばっちり。へえ〜 どうなってるんだ。
ホルンも、まろやかだし。メチャ綺麗じゃん。

勢いだけで、一気呵成に行ってしまうか、ごっつい圧力パワーで押してしまうか。
個性的な盤が多いなか、滋味だけど、内声部まで通って聞こえて、端正で、さほど熱っぽくもならずに、タンタンと演奏してくる。でも、それで絵になってくるというか。
いや。ノイマンさんにしては、熱ぽいんだと思う。ライブ盤的な雰囲気のする1枚。
ただし、クーベリックさんやショルティ、ケルテス盤に比べたら、そりゃ〜 地味・滋味・ジミです。
他の盤が、超個性派揃いなので、分が悪いのだと思うんだけどなあ。
(ジミも個性だ)(食傷気味の楽曲だし、つい他の盤を手に取ってしまう)(仕方ないよなぁ・・・)
クーベリック ベルリン・フィル 1973年
Rafael Kubelik  Berliner Philharmoniker
(Berlin Philharmonic Orchestra)

いかすぜっ

リマスターされていて録音状態は良い。 しっかり硬めの楷書体ではあるんだけど、伸びやかさもあって、さすがって感じ。しかし、最後まで、教科書的で破綻しないところがスゴイと思いつつ、何故か、ワタシ的には手が伸びない1枚。 お堅い上司的な存在。

1楽章
リマスターされているので録音状態は良い。昔から名盤と言われる1枚。
で、まず最初に驚いたのは、硬いティンパニーの響きだった。
硬いのだが、ルカ教会での録音なので、残響が適度にある。
クーベリックさんなので、演奏は楷書体だろうな〜とは、想像していたのだが、予想以上に、きびきびしているし、ティンパニーも金管類も、結構な馬力なのだ。 この音の響きで、ガツンといかれた。
ライブ盤ではないので、おとなしいかなっと勝手に踏んでいたのだが・・・ 意外や意外。熱い。
弦部は硬い。しなやかではない。必死になって弓を上げ下げするボーイングのような気がする。
でも、決してガシガシじゃ〜ない。
「らしら らしら らしら〜 れみれ れみれ れみれ〜」という旋律のヴァイオリンの旋律を聴いていると、おみごとに艶のある布が、はためいているようで・・・。
「ん〜たらっら ん〜たらっら」、独特の粘りもコブシもあるんだけど、木管も弦も、リズミカルで、軽やかさがあって、う〜ん。ヴァイオリンの音色の透き通った美し さも感じるし。
ちょっと、ひんやりした上質のお酒を、気持ちよく、いただいているようだ。こりゃ良いわっ。
しかし、この小節まわしは、一種独特かもしれない。
1楽章最後、弦と金管があわさっているところは、とても不思議な空間が広がる。
弦が両翼配置になっているんだろうか。第二ヴァイオリンは、右スピーカーから出てくるみたいだけど。
全ての楽器配置が、どうなっているのかわからないが、金管と打楽器、そしてヴァイオリンを中心とした弦の音が、面白いように両スピーカーから力強く出てくる。
金管も、小刻みに炸裂してて。いひひっ。思わずニンマリ笑えてしまった。
ちょっぴりスピードは遅めなのだが、パワフルでありながら繊細でもある音の響きとリズムが、結構、面白く楽しげに感じられる演奏だ。

2楽章
金管類はお休みの楽章で、誰もがご存知の旋律だが、ねちねち、じとじと、めそめそした感情移入型ではなく、結構な理知的風。
ちょっとクールで、素朴さや土俗的な風合いはないが、これだけ、ぴちっと、ぴしっと、緊張感を感じさせ、それを持続させる演奏は珍しいかもしれない。
ある意味、教科書を読んでいるような感じも受けるが・・・。う〜ん。どうだろう。ちょっと硬いかな。
でも、上級武士のような、きっぱり潔い感じを受けるというか。
高貴なほど自制心があるというか。聞き取り手も、しっかり受け取らないとダメだよなあ〜と思わせる。
やっぱ、ストイックな感じのタイプで、ちょぴりタイト気味。ひとことで言うと、教科書のような。辞書のような 硬さを感じるけど・・・。これが、妙に襟を正せて、気持ちよかったりする。

3楽章
「たらら ん たった たった たた たん」というリズムが、メチャ面白い楽章なのだが、このクーベリック盤は、上品なスーツを着たグレーロマンス風のおじさんが、妙ちくりんに踊り出しているような〜
妙な雰囲気だ。ワタシ的には、もっと原始的でも良いんだけどなぁ〜 
血湧き肉躍る感じの雰囲気が欲しいんだけど・・・。
ティンパニーの響きは良く聞こえて面白いのだが、全体的には、妙に上品ぶっているというか。ウィンナーワルツとハンガリー舞曲のハーフのような感じがしちゃって、どっちつかずの、イワユル出来損ない的な感じがする。乗りきれず面白くない。 もっと土俗的で良い楽章なのに〜
1楽章だと独特のコブシがまわっていたのに、なんだか、この楽章は上品すぎちゃって、ちょっぴり残念。
フルートなどが奏でる牧歌的な旋律が、ゆったり気味なのが、余計そう感じさせるのかもしれない。
まっ 逆に言うと、原始的なリズムと、優雅さを兼ね備えているとも言えるんだけどねっ。
分析的とも言えるかもしれないし・・・。
しかし、ワタシ的には、もっと炸裂気味にバババンと鳴らして欲しいかも。

4楽章
1楽章同様、弦と金管があわさっているところは、とても不思議な空間が広がる。
もっと、畳みかけてくるかと思ったのだが、わりと、すんなりスマート。ただし、明晰的で、分離されてて、聞きやすいとも感じる。
ショルティ盤のように、ぐいぐい、ごっついパワフルさはないし、勢いだけでやられるタイプじゃないので、3楽章同様、都会的だな〜という印象を受ける。
ジャケット写真のような、都会的で聴くような新世界かも。間違っても、ベタで、コテコテの大阪の新世界ではない。関西人のワタシには、うーん。どうもなあ。味が薄いこと・・・。と思っちゃうのだけど、東京の方には、これで良いかもしれないし。 どうも、これは好みですわ。
一流の演奏だし、バランス良く、シャキシャキと演奏されているし、ヴァイオリンの小回りの効いた旋律美や、フルートの可愛げのある音色、音の広がりや響きも、まさしく一流で〜 文句なし。
金管の響きの上品な咆吼、力強さ、しなやかさ、強靱さ。うん。文句ないよねえ。
最後のコーダは熱く締めくくってくれたので、満足っ。

でもまあ、やっぱ、ひとくちで言っちゃうと、教科書的な、模範的な、一流の演奏だと言えちゃうかなあ。
破綻しないところが、関西人のノリで言うと、面白くないって感じなんだけど・・・。
まっ これは蛇足でしょう。(ケチをつけてスミマセン)
  コンドラシン ウィーン・フィル 1979年
Kiril Kondrashin Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は極めて良い。 伸びやかでしなやか。明るく開放的で、鮮やかな金管群、艶のある弦、可愛い木管。どれをとっても音色が美音っ。それに、ほどよい残響があって〜 言うことなし。
カップリング:ドヴォルザーク 交響曲第9番、スラヴ舞曲第1番、3番、8番、2番(ドラティ指揮 ロイヤル・フィル 1983年)
1楽章
「み〜み れみしぃ〜 どぉ〜ど しどそぉ〜 らぁ〜そら しっ どっ しっ  みっみぃ〜〜」
序奏部分は、ゆったり静かに沈んだ感じで出てくる。
2度目の序奏はフルートが登場するが、この音色がとっても綺麗なのだ。
なんと、艶があって清潔感の漂う音なんだろう。
次に、「れぇ〜みしっ れぇ〜みしっ」低弦のフレーズと、「パカ パン」っというティンパニーが鳴る。
この迫力もほどよく、威勢が出てくるが、低弦の響きに余韻がある。
やっぱりウィーン・フィルの音色には艶があり、キレもあって、残響も豊かで、瑞々しいっ。う〜ん。
この音の良さに、まず、ノックアウトされる。
硬くもなく、柔らかすぎず、ティンパニーの締まった音のなかで、リズムが湧き起こり、ホント、瑞々しい音が飛び交っているのだ。
「らっど どしら しれれ しれ〜 どっら らしど しどしそら〜」
「らっど どしら しれれしれ〜どっららしど しどしそら〜」というフレーズは、すごく速い。
思わず、へっ と思うほど速めのテンポで、フレーズが大切にされていないっていうか、アッサリと行かれてしまうので、驚いてしまう。
だが、これが、ぶっきらぼうっていうか、素っ気ない感じがするのだが・・・ 反面、これが推進力となって、高揚感が出てきて良いんだなあ〜 巻が速いっていうか、音のはじける音が凄く綺麗だ。
素朴なフレーズなのだが、荒々しい雰囲気があり、粗野でもあるが、テンポを落とすところは、見事に歌いあげる。このメリハリ感がすごくあって、瑞々しい音が、すっと張ってくるのだ。
艶のある音と共に、繰り返してくる場面にさしかかると、あーっ なんて良い音なんだろう。と、もう既に惚れ惚れしてしまっている。
「らっど どしら しれれ しれ〜 どっら らしど しどしそら〜」
「らどどらどぉ〜 らどどらどぉ〜 しれれしれ〜 しれれしれ〜」と奏でる弦の瑞々しい歌いっぷりに、う〜ん。やられてしまった。
音色は鮮やかでフレーズは流麗なくせに、ちょっぴり粗野に無骨に歌う、そのバランスの妙に、う〜ん。やられた。 素っ気ない方が心をつかまれるのだろうか。はあぁ。。。溜息しか出ない。
金管の鮮やかな音、余韻を残して〜 ずーっと続き、広がっていく。オーボエの音も、通るし〜 クラリネットも甘すぎず、 ホルンの音色も、とろけちゃうような響きを持っている。それに、弦のうねりが、ものすごく、しなやかなのだ。美音だ。美音で、残響もほどよく入ってて、こりゃ〜 耳のご馳走でしょう。
それ以外に言う言葉が見つからない。

2楽章
ホルンと、コーラングレ(イングリッシュ・ホルン)の音色が、美味しい。
とろけるような美音で彩られて、鼻にかかった甘いフレージングが、多少素っ気ないほどにフレージングされているのだが、それが一段と甘く感じられるのは、不思議だ。
音の弱音部分にさしかかると、しみじみと、ジワジワ〜と滲みてくる。
「ど〜れ ど〜れぇ みぃ〜 みぃぃ〜っ」
この、多少ぶっきらぼう的なフレーズが、見事に昇華していくのは、う〜ん。すげっ。
最後、明るい金管の音色で締めて終わるところなんぞ、ひやぁ〜 太陽の沈む直前、光を放つ瞬間のようで、あまりにも美しすぎる。
弦の弱音の響きも、見事だ。「れふぁみどれぇ〜 そしし そみふぁ〜 れふぁみど れぇ〜」
はあ。もう恍惚感が漂って来そうなほどで、間合いの豊かさ、甘すぎず、速すぎず、素っ気ないほどなテンポなのに、なんでぇ〜 どぉ〜して〜というほど美しいんだろ。
木管さんたちの美しい声が、入れ替わって出てくるところなんぞ、しみじみ〜美しく、歌われていて。特に弱音になると、心を鷲づかみにして聞き入ってしまった。言葉も出ない。 
低弦のピチカートの響きが、さりげなく、すっと入ってきているし、弦が入ってくると、すぐに、艶のある色彩が鮮やかに変わるし、流れがスムーズに変わるのだ。見事っ。
中間部分は、テンポを速めていくが、金管の鮮やかな音と弦の綺麗な通る音色とが絡み合って、再度、コーラングレの音色に戻る。ホント、弱音フレーズには、しみじみ〜っ。
滲みいってくる瑞々しい響きには、何ものにも代え難い。う〜ん。色彩豊かなパレットを使って、見事な絵画ができあがりました。という感じだろうか。

3楽章
「ふぁっ(タカ タンタン) どぉっ(タカ タンタン)ふぁ〜ど〜らみぃ」
「どど ふぁふぁ そっし らそふぁっ」 「どど ふぁふぁ そっし らそふぁっ」
エコーのように同じフレーズを吹いているのがよくわかる。
「タララン ラッタ タララん タララン ラッタ タララン・・・」
このリズムが大変躍動的で、タララン というリズム感が抜群で、滑り落ちるようなリズム感を、タタタ タタタっと畳みかけてくる。
弦が風を起こすようなフレーズを間に挟んで、ティンパニーのタタタンという音の迫力も満点だ。
聴けば聴くほど、このリズム感がすごく難しそうなのだが、このリズムの猛烈な激しさと共に、歌謡風フレーズが伸びやかに絡み合って、う〜ん。すげっ。という感じ。
コンドラシン盤は、この炸裂感と共に、歌謡風がとっても綺麗に甘く絡む。
ホント、木管フレーズが綺麗に通ってくる。熱くて、原始的で、厳しいリズムに、歌謡風の甘いフレーズが絡むので、二倍美味しいって感じになっている。
ひや〜 この3楽章って、この落差がすごい。
鳥のようにポロポロポロ〜と鳴いている木管も楽しいし、炸裂しているところが面白い。

4楽章
残響の残す弦の響きと、明るく開放的な金管の音色に、まずやられる。
伸びやかな、艶のある音色が、やっぱり最高っ。格好良いっ〜っと、思わず絶賛しちゃう。
裏の弦の響きも良く聞こえてくるし、パンっ パンっという音の広がり感が、小気味よく響いており、ホントにこれが70年代最後の録音とは思えないほど、立体感と透明度を持ち合わせている艶のある残響が収まっている。
すごく伸びやかで、しなやか。そして艶のある音色は、う〜ん。これこそ、ウィーン・フィルだと思う。
ケルテス盤も有名盤だけど〜 このコンドラシン盤の方が、断然に録音状態も良いし、柔らかい。
土俗性ウンヌンは、もうどうでも良くなって、この美音の玉手箱のような演奏には、ハイ、完全脱帽。
チェロの甘い細かいフレーズとか、木管の弾むようなリズムとか、極めつけは金管の鳴りっぷり。
畳みかけて来る弦のフレーズと、弾みながら可愛く囁く木管、そして明るく放つ金管。
気持ちよいほどに伸びた金管の音色〜 むはぁ〜 とっても格好良い。
すごっ〜 はあぁ〜 聞き終わった途端に、放心状態。メチャメチャ新鮮で、耳垢が落ちた気分。 これぞ、クラシックっ!洗練されたあか抜けした音に、すごい土俗性のリズム感を洗練し、推進力も抜群。それでいて、鮮やかな音色に、のびやかに歌う旋律美。
う〜ん。これは完全にやられました。
聴きなれた、耳タコ状態になっていた新世界が、まだまだ奥の深いシンフォニーだったと、改めて気づかされた1枚。
メロディーラインの美しく、そして、抜群のリズム、メチャクチャ巧いオケで、なんと美音の塊のような演奏で、う〜ん。これは楽しいっ。そして痛快。やった〜という、悦楽気分で聴き終えた新世界である。
もう、これ最高っ!
ノイマン チェコ・フィル 1981年
Václav Neumann  Ceska filharmonie
(Czech Philharmonic Orchestra)

アホくせぇ

録音状態はイマイチ。オケのバランスが悪い。リズムも悪いし、ちょっと・・・。
ノイマンは、ドヴォルザークの交響曲全集を録音しているが、これは2回目の録音でデジタル時代の盤である。全集BOX6枚組の1枚 1981年〜87年
1楽章
冒頭は、ちょっとくすんだ風景で、ふわ〜っと出てくる。
ホルンの「ふぁふぁ〜」 フルートの音色もおとなしく、ちょっと地味かしらん。
低弦とティンパニーの音は、締まっているが、テンポが遅めで、エンジンのかかりがイマイチかもしれず、金管のキレのある音はリアルに響き、タタタタタ・・・と来るところの圧は少なめ。
チャンチャラッタン・・・というリズムの刻みは良いし、まずまずだが、ここの金管の煌めきは、弦が、くすでいるわりには、キラキラしてて派手めで、トータルでの音質が一定していない。
舞踏風のリズムは、まろやか。
ツンツンしていない分、穏やかに聞こえて、どちらかというと、高齢者向き。
弦の響きは柔らかく、木管も地味で、リズムはホント、穏やかで優しい。なのに、この金管の派手なこと・・・ うぐっ。
木管の響きは直接的で、奥行き感はイマイチだし、ワタシ的には、もっと弾んで、推進力のある演奏の方が好きだ。
この1楽章では、金管が、もっと派手にやってくれ〜っと言わんばかりに吹かれ、ティンパニーが、結構大きめに叩かれてい
るので、リアル感があるように感じるだけで、それで、もっている感じがする。
ノイマンさんの演奏は、70年代のアナログと、80年代のデジタルがあるが、う〜ん、同時に聞き比べをしていないので、なんとも言い難いが、少し穏やかに、丸くなったような気がする。闊達感が後退したかもしれない。
後年、93年、95年にも録音しているが、それはワタシは所有しておらず未聴である。

2楽章
ちょっと・・・ この木管の色艶のないこと。えっ ここは聴かせどころなのに・・・ 一世一代の晴れ舞台って感じの場面なのに、芸がないような気がする。覇気はないし、歌わないし、音は割れてるし、息が漏れているような、はあ?
う〜ん、これは緩い。アカンやろ。

3楽章
鳴り物が入ってきて、派手に鳴り始めるのだが、もっと畳みかけたパワーが欲しい。
ティンパニーの音はリアルで、残響が残り、皮の揺れが感じられるので面白い。弦の受け渡しは、まずまずなのだが、もう少しキレが欲しいかも。低弦は良く響いており、多少はリズム感がでているが、これはティンパニーの響きで持っている。
クラリネットの音は良いが、フルートは野暮ったく、木管全体で歌ってくれないので、う〜ん 不完全燃焼になってしまう。
あーっ なんてことだ。ここは、木管の出番だというのに・・・。ポポポ・・・と囁いているだけだ。
もっと前にのめり込んで走っていくような雰囲気があればなあ。
で、あちゃ。金管の音が・・・変ですけど。割れているのか外したのか。金管の咆吼が、やはり汚い。
強めになると音が割れ、金管全体で揃っていないように思う。
この楽章で、木管が、色気を出して歌わないのでは、どうしようもない。

4楽章
金管が頑張る。ここぞーっと頑張る。ティンパニーも派手に叩いている。
弦も、めいっぱい弾いている。低弦の響きも、まずまず。
もっと、弦が聞こえてきてほしいところでは、力なく、消えていくし、弦と木管は、完全に一本調子だ。弾力がなく、しなやかに鳴らない、音に艶がないので、そのうちに飽きてくる。
このイチバン楽しい9番で、ノビノビ開放的に歌ってくれたら良いものを、弦が伸びない。リズムが一辺倒で、たたみかけたり、タメたりしない。総体的には、ワタシ的には、どうもつまんない演奏だと思う。
これだけ、聴きどころ満載の楽しい楽曲なのに、弦と木管に、活気、覇気がないと、どうも・・・。
金管の派手な音だけを聴かされてもつまんないです。ティンパニーも、バタバタバタ・・・。
ラストの盛りあげ方も、最後には息切れしちゃった感があり、あちゃーっ。ゴール手前で失速してしまいました。
マゼール ウィーン・フィル 1982年
Lorin Maazel  Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

おぇ〜キモイ

録音状態は、乾いた感じで、ちょっぴりドンシャリ傾向。テンポ良くメリハリのある演奏で、1楽章は猛烈なパワーで突っ走っていく。これは圧巻。しかし、4楽章は、テンポに迷いが生じたのか、 酔ってしまうような感じで、う〜 気持ち悪い。このテンポ、ワカラン。
カップリング:ドヴォルザーク交響曲第7番〜9番 2枚組
1楽章
冒頭、どす黒い暗雲たれ込めた感じがしているなか、ぱぱぁ〜っと金管が鋭く鳴り、フルートの音色が儚げに奏でていく。
また、そのなか、つんざくような低弦とティンパニーが鳴る。いや〜 このあたりの演出は凄い。
頭のなかで、郷愁をめぐらせるなかに、はっと現実に引き戻すホルン、郷愁のフルートの音色。
で、これからの未来に暗雲が立ちこめるような象徴的なフレーズ。う〜ん。なんとも言えない、未来の見えないドグマ世界が広がっているようだ。

ウィーン・フィルとは思えないような、硬めの響きで終始しており、おっとりとした艶っぽい演奏ではなく、鋭角な響きで、鋭いインパクトのあるアタッカが入ってきて、ところどころ、はっ。と、させられる。
あの艶やかな声は、つぶれて〜 だみ声になって荒っぽい感じがするので、まさかウィーン・フィルとは思えないんじゃないだろうか。ホント、うっそーって感じだ。
弦の強いはじけるような鋭さ、タイトさが序奏のなかに響き、そこに牧歌的な木管のフレーズが交錯するのだが、いやいや、なかなか〜鋭いっ。怒濤のような、前につんのめっていくようなスピードで。う〜ん。激しいっ。特に、破裂音的な1発目の音が凄いのだ。
「たららら たららら たららら〜っ」と、スポーツカーに乗せられたような気分だ。いやいや、これは蒸気機関車だっけ。ハイ、新大陸のアメリカに乗り込んで来たんだっけね。
ドヴォルザークは、機関車に乗っていたんでしょうねえ。
「そっそ みれぇ〜 そ〜しれっれ れ〜 れ〜みれ どれど らふぁみれぇ〜」 木管が柔らかい。
えっ 弦は、あれだけ締め付けておいてタイトだったのに、木管は、なんてソフトなんだ。
とにかく、楽器やフレーズで、役割がハッキリ決まっているというメリハリの強い演奏である。

荒々しいフレーズと共に、牧歌的なフレーズもしっかり織り込まれており、うん。なんてドラマティックなんだと、まるで、怒濤の大河ドラマを見ているような感じだ。
現実と、頭のなかに詰まった思い出、そして、先行きの不安。過去と未来と、そこに立っている1人の人間ドラマ。って感じですねえ。それが凄いパワーで突き進んでいくので、う〜っ熱いに決まってるわい。

ホント、過去を振り切って、勇壮に、パワフルに突き進む、強い意志を感じさせ、これが新世界に乗り込んできた気概なんだと、自分を奮い立たせるようなパワーを感じさせる。う〜ん。うなるような演奏だ。
スピードも上げるのも速いし、アクセルの踏み込みが、ぐいっと効いている。
速いフレーズと、とろり〜としたフレーズとの区別が、しっかりついてて、唖然とさせられるほどだ。
特に、高音域の弦の回転がリズミカルで速く、まるで舞曲のように、弾みながら展開していく。

ホント、演奏が、導火線に火をつけたように、次々と仕掛けられた爆発物が破裂していくような感じで進み、金管の咆吼があり、ティンパニーのロールがあり、前に蹴散らしていくようなパワーがある。
目の前で、物がハジケ飛んでいくように感じられる。パワー全開の1楽章である。
いや〜 久々に感動しちゃった。めまぐるしい人生の幕開けを、とってもドラマティックに描いている。
自信を取り戻し、突き進む気概を奮い立たせるに充分な、凄い演奏である。
もう1楽章で、新世界に降り立ったアナタの気概は、充分解りました〜って感じ。恐れ入りました。

2楽章
家路というテーマで有名な楽章だが、この楽章は、しっとりと歌いあげている。
イングリッシュ・ホルンの奏でるフレーズが有名だし、安心して聴ける楽章だが〜
なにげないんだけど、結構、内声部の音が浮かんで消えていくところがあった。1楽章も、何気ないところで、えっ。こんなフレーズが埋まっていたんだ。と感じるところがあったし。
で、下手な演出はしてないので、する〜っと耳に入って、すわーっと抜けていく感じで、すごくナチュラルである。もちろんVPOなので、音に不満はなし。
イングリッシュ・ホルンがメインなので、「み〜れ〜みしれ〜 み〜 れ〜 みぃ〜しぃ〜 れぇ〜」
ここは充分に歌わせている。で、最後のホルンが消えるなかを、「れふぁら れふぁら れ〜」と、チェロとフルートを、ちょっと小走りに駆け上らせている。
あっ そうか。これで、だれないんだねえ。フレーズとフレーズの合間が空かないというか、詰まっているという感じさせないぐらいに詰まっていているので、緊張感が切れない。また、最後の方は、速めに演奏しているし緊張感のあるなか、 すわーっと風が吹くような泣きが入ってて、巧いというか、さすがって感じがする。

3楽章
この楽章は、ノリノリだ。速めでティンパニーの刻みも勇壮だし、木管の良い音に、パララっと弾ける金管、弦のポンポンと弾む響きに、う〜ん。ご満悦。
トロンボーンの「ふぁみれ れどそ」っていう和音の響きも入ってくる。この楽章のリズムは、血が騒ぐ。
音が、弾けて飛んでるわぁ。
ただ、ワタシの装置が悪いのか〜 音が立体的というより、左右スピーカーが、ばらけて聞こえてきちゃうような気がするんだけどなあ。一瞬密度が薄くなってしまっていような。う〜ん。
豊穣感のある収穫祭を描いたような楽章だと思ってたのだが、マゼール盤で聞くと、寒空に立っているような気がする。う〜ん。何故なんだろう。トライアングルなんぞ、歓喜を表すような華やかさではなく、すきま風が入ってくるような感じなんだけど。 まっ 最初はノリノリにはなるのだが、繰り返して来るところは、全くもって豊かさは、ほとんど感じられず、ドライで速い。あれまっ・・・。せっかくのウィーン・フィルなのにぃ。

4楽章
裏拍子、奥でリズムを刻む音とか、おおっ 良い。と思って聴いていたのだが、テンポが、、、う〜。
いったんテンポを充分にあげといて、ゆったり〜っと息を吐き出している。
で、そっから、どうするのかな〜って思っていたのだが、テンポをあげるのか、あげないのか、どっからや〜っ。行くのか、行かないのか。テンポが、あがったと思ったら、萎んでしまうし〜 
行きたい、行こうとしているのに、なんだか迷いがあるのか、一瞬の気の迷いで〜 ええっ。どうなってるの。走りかけたのに、急ブレーキがかかるし、えっと、思うところで速めてしまうし。 ギアの入れ方が、ちょっと異質だ。
よくわからん・・・。船酔いのように酔ってしまった。
騎手の計算どおりに馬が走らず、自分の意志で、かかってしまったような〜 
それとも、息切れしちゃったのか、どーなっちゃったん? 手綱さばきが、えっ シッパイしちゃったの?
とにかく、この最終楽章は、リズム感やテンポが、どうも解りません。マゼール盤は、する〜っと聴くと、さほどでもない普通っぽい演奏なのだが、ちょっとボリュームをあげて聴くと、内声部の音がよく聞こえてくる。
前につんのめるようなリズム感があり、熱い演奏だし、計算が巧いというか。う〜ん。
しかし、1〜3楽章まで走ったのは良かったけど、最終コーナーで躓いたというか、コケタというか・・・。

思わず、1楽章だけ4回連続で聴きました。ハイ、最初は凄いです。ショルティ盤と双璧だと思っちゃったんですけどねえ。 策士が策に溺れちゃったというか。よくわかりません。それにしても、情緒ってモノが影も形も無いっていうか、人間味が感じられないって言うのも正直なところで・・・ 。無機質、即物的って感じがしちゃう新世界でした。
ショルティ シカゴ交響楽団 1983年
Georg Solti  Chicago Symphony Orchestra

あちゃ〜

録音状態は良い。ダイレクトに響き、パワフルな音量で、最初から最後まで、圧倒される。マッチョな筋肉質の髭だらけの男が、バズーカ砲をぶちまかす感じで、圧倒されて〜
アハハ〜っと終わる。これだけやられると圧巻だ。超個性的で、確信犯的で面白い。
邪道な聴き方だと思うが、ストレス発散にはもってこい。
1楽章
序奏は、ものすごく静かに、そろぉ〜っと始まるのだが、序奏後のスピードと音量に、ただただ圧倒される。
低弦とティンパニー、そして金管類は、さすがにシカゴ響だけあってパワフル。
まるで獲物を狙ったチーターのように、飛びかかるように走って行く。
パパ〜ん フルートの響きのなかからは、想像できないほど、れ〜みらっ!という低弦と、ティンパニーの響きで一撃される。おなかに響く、ドスン、ズドンっという感じだ。

有無を言わせないような、金管とティンパニーの威圧感で、いきなり圧倒。
はぁ〜っ スゴイ。と言っている間に、1楽章があっという間に過ぎ去ってしまう。

このショルティ盤は、ゴリゴリ、ギシギシ言わせるコントラバスと、ぶお〜っと吹ききってしまう金管と、強烈な一撃を食らわすティンパニーの大きな音で、ボリュームを上げて聴いていると 、まるで地面が揺れるかのようだ。
ヴァイオリンの響きは、艶やかさとは縁遠く、ワタシ的には好みではない。
この弦は、硬くてタイトすぎる。
ひとくちで言うと、マッチョな筋肉質の髭だらけの男が、バズーカ砲でもぶちかましてくるかのようだ。
そう〜まるで、映画「ランボー」の世界が広がっているのだ。
驚きで、目がまん丸。ひえ〜っとのけぞってしまう原始的な勢いがある。もう少し抑えて〜理性を〜品良く〜と叫びたいのだが、巻き込まれちゃって。。。
この盤は、う〜ん、ちょっと、ト盤(とんでも盤)に近いかも。
若い人は好むかもしれないが〜聞き込んできた人には、ちょっと・・・苦笑ぎみかもしれない。
まあ、しかし、このパワーは凄い。

2楽章
さすがに、テンポを落として静かに演奏してくれるのだが・・・
ショルティ盤のフレーズは、ちょっと短めで、枯れた胸中が一杯だ。しかし、どことなく男臭い。
汗くさいというか、むさ苦しいというか。
寂しさとか、悲しさとかも感じるのだが、極端な話、ヤモメ男が、ぼそぼそ〜喋っているような気もするし。
なんかなあ〜 中途半端だなあ。1楽章がランボーで、2楽章がヤモメ男では、ちょっと。
チェロの音色はいいな。と思う。ちょっとかすれた声の男性が歌っているように感じた。
録音が良いので、各声部の見通しは良い。

3楽章
ショルティ盤のスケルツォは、まあ〜 ティンパニー協奏曲かと思うほど。大活躍する。
歯切れがものすごい。抑揚がないとも言えるが、もう少し〜 色気が欲しいのだが、1楽章からマッチョで、色気はない。パンっと終わる。あれま。

4楽章
すげーっ。低弦が響く。金管も、ファンファーレだ。わ〜 ここまでしてくれたら突き抜けてて爽快。
テンポは速い。う〜ん。テンポを落とさず、一気呵成に行ききる。
ひえ〜 アンサンブルは乱れない。やべっと思ったのが、2箇所ほどあったが、そんな重箱の隅をつつく暇も与えず、猛烈なスピードで、目の前を通過する。アクセントがはっきり、くっきり〜 鋭角にとんがっているのは珍しい。 誰にも判るだろうが、最初にアクセントがついている、一層、推進力が高く感じられる。
つけいる隙がない。
まるで、デリカシーが無いと言うか。ふ〜む。クヨクヨしてないわな。
すげ〜熱気がムンムン漂ってきて、ライブ盤かと思うほどで、汗がほとばしるような新世界である。
猛烈な開拓精神旺盛の「新世界」。剛速球で投げ込まれてくるようで、のけぞってしまう。
う〜ん。それにしても、ショルティ盤を聴くと、9番「新世界」のあの2楽章は、いったい何だったんだ〜
この演奏だと、ちょっとなあ。違うだろう・・・。という気がするけど、ここまで行かれると、拍手ですかねえ。
いや、やっぱ、拍手でしょ〜っ(笑)

ショルティはどう解釈したのか。よくワカラン。こうでなくっちゃ〜という断言調の口調で言い渡されたようで、きっぱり、はっきり〜 明快そのもので、嫌みはあまり感じない のだが、でも、あっそ。
アンタの意見はそうなんだ。でも私は違うなーっといってサヨナラしてしまうかもしれないし。
好き嫌いが、ハッキリしちゃうのは免れないと思う。みんなの共感は、あまり得られないかもしれない。
それでも、このショルティは、それにしても存在感はあるのだ。かなりマッチョで、パワフルで、自信満々なのだ。威圧感ありで圧倒される。 でも、その姿に、徹底して行ききるところ行ききっているところに、ワタシ的には好感が持てるのだ。
ハイ、少なくとも、このショルティ盤は、ストレス発散に良いと思います。
ドホナーニ クリーヴランド管弦楽団 1985年
Christoph von Dohnányi  Cleveland Orchestra

ばっちグー!

録音状態は良い。ヌケも良いし、ティンパニーの響きも豪快。
かなりスタイリッシュな演奏。スマートなドヴォルザークが浮かび上がる。やっぱ、ドホナーニさんは、理知的でキザやねえ。
交響曲第7番、8番、9番 3枚組BOX
1楽章
序奏は、透き通るように始まる。みみれ〜みし れどそ〜 ら〜 そらし ど し・・・ 
(みみっ ホルン) このホルンは、長くのばさず、とても短い。
その序奏後のコントラバス:れ−みしっ ティンパニー:タカターン
この間髪入れない5度の掛け合いの迫力と、大音量にまず驚かされる。
スピードと迫力、特にティンパニーの合いの手が速い。
で、序奏後も、切り口が鮮やかなほど、すぱっとしていて、
たらーらら たらーらら チャチャチャ・・・ チャン ターン! あっけないほど速くティンパニーの連打がある。
その後、木管群が、軽やかに たらら〜ら たらら〜ら たらーらら ららら〜 たったたらら〜 
リズムが体に馴染んでいるのだが、馴染みすぎて、楽器が変わっていることに気づかないまま、いつも1楽章が終わってしまう。
主題の変化に追いていけてない私。(泣)
ドホナーニ盤は、かなり活きが良いというか、ぐいーっと流されてしまう。

2楽章
ふぁ〜 そ〜 ふぁ〜 そ〜 ふぁ〜 そ〜 らら・・・
イングリッシュホルンによる みそそ みれど みふぁそみれ〜
「家路」として超有名な一節である。元々、この2楽章は、激しい1楽章と、スケルツォの3楽章に挟まれて、とってつけたような浮いた感じがするのだが、ドホナーニ盤は、しみじみと歌い上げている。
どみれし どらしそ・・・ ヴィオラとチェロの弦の響きが豊かで、オーボエの響きが郷愁を誘う。
名残惜しそうに、みーそそ みれど〜 と語る。
中間部のフルート ふぁーそら どーれどど そらしふぁふぁ〜そふぁれれ 
弦の透明度と木管群の響きの豊かさ。ちょっとトリルを入れるようなアンサンブルの小気味よさが、印象に残る。

3楽章
ふぁ ど らふぁそれっ・・・ チャカチャン チャカ チャカチャカン・・・ ティンパニー
これまた厳しいスケルツォに戻る。特にティンパニーが強く叩かれている。
木管の強い吹き方とトライアングルの響き、低弦の3連の響き 畳みかけてくるティンパニーの連打
潔すぎるような口調で、キッパリ スッパリ・・・ 
まるで、チャンバラ映画でも見ているような気分になる。このスケルツォは、冒頭から斬りまくり状態で、攻撃的だ。
その後の木管の美しいフレーズに助けられる。チェロの甘いフレーズも垣間見られて、ほっと一息つかせてもらえる。ただし、ドホナーニ盤は、この女性的なフレーズも、さっさと流れてしまう。
軽やかなワルツのような主題は、もう少しタメて欲しいのだが、こちらの意に染まらず。
う〜ん。頭を抱えて唸ってしまった。
なんで〜 ど〜してぇ。待ってえぇ・・・。
なんとも忙しい。ダンディなのだが、早撃ち名人のように、また戦闘に戻ってしまう。あーっ モッタイナイ!
再度主題が戻ってくる時には、少し穏やかにはなっていたが、それでもちょっと速いかなあ。

4楽章
しーど しーど しーどっ しどしどしど・・・ 弦が2度目から、すぐに畳みかけてきてテンポが、ぐぐ−っとあがる。すかさず、金管が ふぁーそら そーふぁふぁ ふぁーみれどふぁふぁ・・・
きやぁ。もう速いっ。
もう、やってられん・・・ 怒りたくなってくるのだが、なんと表現したらよいのやら。
テンポが速めで、綺麗なことは綺麗なのだが、ひえっ〜としているし。
ショルティ盤のような、原始的マッチョさとは正反対で、理知的すぎるかも。
決して、聴き手を煽るわけでもなく、自分で勝手にテンションをあげていくタイプでもなく。
テンポをあまり揺らさず、淡々と速めに、次々と切れの良いアンサンブルを決めていく。クールなエリート社員のようだ。
木管と弦の絡みや、金管にティンパニーが絡むところなど、間髪入れずクールに決まる。高度なテクの、気持ちのよい、テニスのラリーを観戦しているかのような気分でもある。
ただ、パワフルさがあるものの、ちょっと近寄りがたいとでも言おうか。もう少し、媚びがあってもよさげなのだが、ちょっと素っ気ない気がするのも否めない。この楽曲なら、多少やぼったくても良いんだけどねえ。

単なる即物的でもないし、クールで、冷たいという表現でも、ちょっと足らない。やっぱ、スタイリッシュに決めすぎなのかなあ。 クリーヴランド管のアンサンブルはお見事です。ティンパニーの連打も強烈です。聴かせどころもシッカリ鳴っているし、演奏は文句のつけようがなくポイントは高い。
でも・・・ これほど、キザに、ぱしっと決められてしまうと、ワタシ的には肌合いがあわないようで。う〜ん。
パーヴォ・ヤルヴィ  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 1993年
Paavo Järvi  Royal Philharmonic Orchestra

まっ こんなモン

録音状態は良い。勢いのある爽やかな演奏だが、やっぱコクが少ないっていうか、あく抜きされすぎちゃった感じがする。まあ、オケの音質もあるし、仕方がないとは思う。
カップリング:ドヴォルザーク交響曲第9番、序曲「謝肉祭」、スケルツォ・カプリチオーソ
1楽章
冒頭は、ゆったり〜 ゆったり気味に出てくるが、ホルンは警告を発するような大きな咆吼をする。
フルートも、結構ゆったりとフレーズを吹いているが、続く弦の響きとともに、すご〜く大きな、ババンっと響く、ティンパニーに度肝を抜かれる。
出だしが、ゆったりしているだけに、インパクトは大きい。
このティンパニーの響きは、う〜ん。こりゃやりすぎでしょ。と苦笑いしたくなるような大きな音だ。
皮の揺れが見えるかのような余韻を残すのだ。どひゃん〜 
このティンパニー 真横にマイクが置いてあるようで〜 ものすごくインパクトがある。(笑)

で、このCDは、パーヴォ・ヤルヴィさんの若かりし頃の演奏である。
イギリスのロイヤル・フィルの自主製作盤ってことで、CDジャケットはイカサナイし、悲しいことに超低価格で売られているモノだ。コストパフォーマンスは大事だし、安いに、こしたことはないが〜  こりゃ、あんまりかもしれない。
だって、良い演奏なんだもん。
録音状態は良いし、勢いもあり、若々しい。金管もティンパニーも、弦だって良い。
まっ ちょっと演出過剰気味で、「ぱぁ〜ぱ ぱぁらぁ ぱ〜ら らったったぁ〜」と、ちょっと間の抜けたようなテンポの揺れ が感じられるものの、平均して良いと思う。
音質は、色彩感が豊かで、カラフルすぎるかな〜とは思うけれど、金管が伸びやかで開放的だし。
妙に、ゆったりとしたとろこもあるが、平均以上に良い演奏だと思う。

2楽章は、かなりテンポを落として、ゆーったりと歌う。
そんなに遅くなくても良いんだけどな〜でも、緊張は途切れていない。特に、コーラングレが良い音で鳴ってくるわけでもないのだが、しんみり感は充分にあり。

3楽章
出だしが、ふわっと出てきて、あれっ。
もっと、勢いのある押し出しの良さがあるのかと思ったが、ここはイマイチだった。
ノリ感はあるが、都会的っていうか、サッパリ系で重量感はあまりない。
明るくて若いというか、柔らかいものの、引きずったような感覚がないのと、リズムに粘りがないので、サッパリしすぎて、う〜ん。薄味だ。勢いはあるし、良い音では鳴っているのだが、コクが少ない。

4楽章
弦の音が軽めで、清々しい。金管は良く鳴っているが、はあ。やっぱ軽いかなあ。
もちろん金管も、ティンパニーも、よく鳴っているのだが、低弦の響きが薄いというか、低弦の粘りけが少ないような気がする。
フレージングにキレはあるんだけど、やっぱオケの音質かもしれないデスね。良い意味のアクが出てこないというか、どうしても深みとか、苦み感というか、クサミというか、変なニオイがしないのも、う〜ん。
ちょっと、困っちゃった。
で、えっ なんで ここでいきなりテンポアップ?って場面があるが、えへへ。

総体的には、まとまってて、清々しい演奏だけど、既に、聞き込んだ楽曲だけに〜 う〜ん。若い方にはお薦めのCDでしょうか。
ハイ、もう何十年も聴いてますって方は、わざわざ買わなくても良いかもしれません。(苦笑)
ヤルヴィさんの若い時の演奏なので、購入したCDだが、やっぱり、瑞々しいですね。特に個性的ではないし、ぐぐっと気持ちに訴えかけてくるほど、入れ込んだ演奏でもないけど。十二分に聴けるCDだと思う。 まっ そういう意味では、バナナのたたき売りみたいに安くしないで〜欲しい1枚かも。
あっ ティンパニーが大好きって方には、お薦めです。

で、ワタシ的には、新世界よりも、序曲「謝肉祭」と「スケルツォ・カプリチオーソ」の演奏が、ノリノリ感のある、勢いある演奏で、なかなかに楽しめました。地味な 存在の小品が、とっても輝いてて驚きです。
この小品の方が、お買い得だったかもしれません。(笑) 
まっ それにしても、交響曲が終わると同時、間髪入れずに、謝肉祭が始まるので、かなり驚かされちゃいますけどね。アンコールには、バッチリっ。拍手喝采って感じ。 これ、計算尽くだとしたら役者です。なかなかやるな〜 ロイヤル・フィル。オチャメだなあ〜っ。 ニヤリと笑えてしまいました。
1959年 セル クリーヴランド管弦楽団 SC  
1961年 ケルテス ウィーン・フィル Dec ★★★
1963年 クレンペラー フィルハーモニア管弦楽団 EMI ★★★
1972年 クーベリック ベルリン・フィル ★★★★
1972年 ノイマン チェコ・フィル Sup ★★★
1977年 C・デイヴィス コンセルトヘボウ Ph  
1978年 スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン DS  
1979年 コンドラシン ウィーン・フィル Dec ★★★★★
1980年 テンシュテット ベルリン・フィル EMI  
1981年 ノイマン チェコ・フィル Sup ★★
1982年 マゼール ウィーン・フィル ★★
1983年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec ★★★★
1984年 ドホナーニ クリーヴランド管弦楽団 Dec ★★★★
1985年 カラヤン ウィーン・フィル  
1990年 インバル フィルハーモニア管弦楽団 T  
1992年 ジュリーニ コンセルトヘボウ SC  
1993年 P・ヤルヴィ ロイヤル・フィル RPO ★★★
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