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プロコフィエフ 交響曲第2番
Prokofiev: Symphony No.2


プロコフィエフの交響曲第2番(ニ短調作品40)は、1925年に作曲されています。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
1923年からパリに住んでいたプロコフィエフは、20世紀前半パリで活躍していた作曲家たち、いわゆるフランス6人組(オネゲル、ミヨー、プーランク、デュレ、タイユフェール、オーリック)が注目を集めていたため、もっと前衛的な楽曲を〜と、
「鉄と鋼でできた」交響曲を作って雪辱を果たそうと考えて、この曲を作曲したそうです。
しかし、25年に初演したものの、パリの聴衆や、作曲家仲間の反応は冷淡であったそうで、ただ一人、プーランクのみが、熱狂的な拍手を送ったそうです。

2楽章の構成で、第2楽章は6つの変奏曲になっています。約35分の楽曲です。
第1楽章 - Allegro ben articolato
第2楽章 - Theme & Variations
 主題 - Andante
 第1変奏 - L'istesso tempo
 第2変奏 - Allegro non troppo
 第3変奏 - Allegro
 第4変奏 - Larghetto
 第5変奏 - Allegro con brio
 第6変奏 - Allegro moderato
 主題 - Andante molto, Doppio movimento

1楽章は、機械的で硬く、モソロフの「鉄鋼所」のように聞こえたり、オネゲルの「パシフィック231」の機関車のように、突っ走って行く巨大な鋼の化け物のようでもあり、少し、とっつきづらいです。しかし、何度か聴いていると、辛くなってくるわけでも悲痛な感じがするわけでもなく、ツボにハマれば、多少は、おもしろく感じられるのではないでしょうか。
ただ、2楽章が、変奏された6つの曲が詰まっていることすら、ワタシには解らずに・・・終わってしまいました。(泣)

ネーメ・ヤルヴィ スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 1984年
Neeme Järvi
Scottish National Orchestra

これもありかっ ←1楽章  さっぱりワカラン ←2楽章

録音状態は良いが、少し残響が多めで、丸みをおびた優しい音の響きである。
ツンツン、尖った感じの演奏ではないので、初めての方にも、聴きやすいかも。
1楽章は鋼鉄のように、2楽章はぷわっとした楽章で、6つの変奏曲で構成されているというが、さっぱり・・・。これって変奏曲なの?ワタシには理解できませんでした。 ← プロコフィエフ交響曲全集4枚組BOX
1楽章
「みっみっみっみ みっれどぉ〜」 「れらっ みっらぁ〜 そらっ みっれっしっ らぁ〜」って感じで、悲鳴をあげて突っ走っていく。でも、このフレーズ、繰り返して聴いていくと、「れっ みっらぁ〜」「そっら みっ ふぁみれ〜 みっふぁっしっ らぁ〜」っと、ピアノ協奏曲に似たようなフレーズもあって、なかなかに、聴かせてくれる。
いっけん、硬いし、確かに晦渋な印象を与えるのだが、どこかニヒルなのだが、可愛い一面が、見え隠れしたりする。
何度か繰り返すと、この主題が、浮かび上がって、口ずさんでいることに気づく。

N・ヤルヴィ盤で聴くと、暴力的でも、悲痛でもなく、冷たいし、硬いけれど、気持ち的に高揚感は湧くが、辛くて痛くて、悲しくて〜という感覚とは無縁のような気がする。

録音状態は、少し残響が多めなので、ツンツンっとしてこないので、痛いという感覚にならないのかもしれない。
また、冷たくて、冷え切って〜 という感覚でもないし、確かに冒頭こそ悲鳴が聞こえるが、また、軋んだ音が放出されているが、乾いているわけでもなく、この主題が繰り返して流れてくる都度、そのバックには、付点のリズムが転がっていたり、打楽器の歯切れの良い音が鳴っていたりする。
音は確かに、不協和音の塊のようでもあるのだが、騒がしい音、つまり騒音のような響きではない。
「ふぁら らそ ふぁ〜 ふぁそ ふぁそ ふぁら らそ ふぁぁ〜」
低弦で、またヴァイオリンで、「ららしっ らしら ららし しし らしら ららし しし らしら〜」という感じで、普段聴いている音が、音としてシンプルに聞こえてくる。
無節操に流れてくるわけじゃ〜ないように思えるし、ツボにハマると聴きやすいように思う。

2楽章
あの1楽章の鋼鉄のような硬いフレーズが、突然、溶解してしまったかのような、神秘的な雰囲気のする抒情的で、妖しいフレーズが出てくる。
ふわとっ宙に浮かんだ、とりとめもないような柔らかさがあり、変奏曲と言われても、えっ?
どんな主題が変奏しているのか、わからない。
ゆらゆらしているような、木管と弦が、ぷわっと浮いているかのような、鋼がいっきに液体に変わったような感じだ。
で、6つの変奏曲が、約2分程度、長くて4分弱の短い変奏が続く。

う〜ん、しかし、この肝心の変奏のところが、つかみどころがなく、おフランス風かと思えば、いやいや、1楽章の匂いは、しっかり残ったフレーズもあるし、ホント、つかみどころがない。
変奏曲だという感じすら、全くしないのだ。
ラストの変奏曲6番目だけが、1楽章の主題が回想されて、統一感があるものの・・・
いや〜 この2楽章、いったい、何だったのだろう。何度繰り返して聴いても、さっぱり〜 ハテナマークが飛び交うだけで、
ワタシには、さっぱり煙に巻かれた感じで、終わってしまった。

2楽章は、6つの変奏曲になっているが、プロコフィエフのことだから、フランス6人組の各作曲家の作風でもモチーフにして、ニヒルに、ひっかけてあるのかも〜と、きっとそうに違いないと思ったのだが、う〜ん いくら聴いても、どうも解らなかった。
これはさすがに、深読みしすぎだったようだが、ど素人では、天才作曲家の意図は汲めないのだろう。
超ガックシである。(泣) 
また、ワカラナイかもしれないけれど〜 諦めずに聴いてみようと思います。


1984年 ネーメ・ヤルヴィ  スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 Chandos ★★★★

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