「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

R・シュトラウス 家庭交響曲
R.Strauss: Sinfonia Domestica 


R・シュトラウスの「家庭交響曲」(作品53)は、R・シュトラウスの家庭の様子を描写した楽曲です。
今までの交響曲とはイメージが違ってて、概念がガラガラと壊れそうな標題交響曲です。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
曲は切れ目無く演奏されますが、4部に分けることができます。
第1部は、最初に、家庭の主人の主題が提示されます。発想記号にgemächlich(ゆっくりして、あるいは、のんびりとして)やträumerisch(夢見るように)などが使われ、この人物の性格を描写するものです。
その後、妻の主題がsehr lebhaft(きわめて活発に)という発想記号で提示され、次いで、子供、そして叔母と叔父が登場します。
第2部は、子供が遊び、そして母親の子守歌に包まれて眠る様子だそうです。
第3部は、子供が寝る中、仕事をする夫、愛の交歓、妻の気づかいの様子が描写されるもの。
ここまでは音楽が途切れることなく続きますが、次の第4部との間は区切られています。
第4部は、子供が起きて、フガートの作曲技法により、両親は子供の教育方針を巡って喧嘩を始めるもの。
子供が泣くほどに激しいものとなりますが、やがて落ち着き、2人は歌を歌い、高潮してクライマックスに至るもの。
大管弦楽の効果が最大限に発揮される場面で、賑やかな家庭生活が描かれて幕を閉じるというストーリー仕立てです。

演奏時間は約43分で、4管編成ですが、ティンパニーは1人で、サクソフォーンが4本使われているのが特徴です。
特に、第4部は金管楽器が極めて躍動的、とても賑やかになり、5度以上(特にオクターブ)の跳躍フレーズが多用され、例えばトランペットのハイC連発、ホルンによるハイF連発やハイA、1オクターブ半の急下降など技術的に困難な箇所も多いそうです。管楽器、弦楽器とも難度が高く、編成も大きいことから、実演ではあまり聴く機会がありません。
オケ泣かせの楽曲なんですねえ。
聴き手にとっては、う〜ん。どうでしょ。R・シュトラウスの大ファンでない限り、ちょっとツマンナイ曲かもしれません。

マゼール ウィーン・フィル 1983年
Lorin Maazel
Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

まっ こんなモン

録音状態は良い。なにせ楽曲についていけてないので、コメントしづらいのですが、美音です。
カップリング:
1〜5 R・シュトラウス 家庭交響曲
6 R・シュトラウス 交響詩「マクベス」
R・シュトラウスの曲って、ご大層で賑々しいが、この家庭交響曲って、変なタイトルだと、ずーっと思っていた。
もう1つの標題のある交響曲は、アルプス交響曲で、まあ、その曲も、山に登って降りてくるシーンを描いている。
単にって言っちゃ登山家に怒られるが・・・ 山登りに興味のないモノにとっては、はあ? なのだ。

で、家庭って、お家のことでしょ。家での出来事って言ったら、たいてい、日々の営みって平凡じゃーないですか。
それが交響曲? はあ? なのだ。
夫婦の大げんかシーンでも描いているのか、結婚と離婚までの、天国から地獄シーンでも描いているのかと思っていたのだが、どうやら、子供が主体らしい。まあ、聴くと、ほんわかしたシーンが思い浮かべたりできるが、う〜ん。どうもなあ。
ひととり、さらっと聴いただけでは、つかみどころがないように思う。

ホルンの音色が美しいなあとか、確かにオーケストレーションの美しさは感じられるのだが、これは〜 一般受けしないようにワタシは思う。細かく細分化されたインデックスと、シーンごとの解説がなければ、聞きづらい。
まず、1部の冒頭で、チェロがダンナで、活発なヴァイオリンが奥さんで、オーボエが子供で・・・ということから、始めないと、どーも整理がつかないのだ。
で、オバサンやオジサンまで登場してくるっていうので、ワタシの単純なアタマでは、もはや手に負えず、むむむ〜。
この曲はプロ向けでしょうねえ。それに、ながいっ。長大すぎる。

マゼール盤で表記すると第1部のテーマだけで5分15秒
2部が6分33秒、3部が6分6秒、4部が12分17秒、5部が14分25秒である。

はあ、あのね〜 40分以上も、他人の家庭の出来事ことなんか、いちいち見てられないわ。って思う。たまの休日、それも朝に聴くには、全くもってむいてません。あー 自分ちの掃除・洗濯に追われているのに、なんで、こんな曲を選んでしまったんだろう。そこまで、主婦は、のんびりしてられないのである。
まだ、山に登っている方がいいかも。(← アルプス交響曲のこと)
お花畑が出てきたり、牛が歩いていたり、雷に驚いたりして〜 スカッとする。

まあ、冗談はさておき、クライマックスの演奏家なかせの部分は、もちろん、破綻していないし、美音で綴られている。
しかし、難解な楽曲ではないのが、どう聴いたら良いのか、解説がないと、ホント難しい。
あれこれ空想するのは、好きなのだが、細かな旋律が多く、単に耳のご馳走だけで、ワタシの場合は終わってしまった。

う〜ん、やっぱり・・・、何も、作曲家ご自身の家の出来事を描写しなくても・・・と、思ってしまうのだ。
ネタが切れたわけでもないだろうに、楽曲にすることのチャレンジ精神旺盛というか、アイディア豊富というか、もはや苦笑の世界というか。なんともコメントしづらい楽曲である。
ある意味、描かれているシーンが、ストーリーとして提示していただければ、わかりやすいというか、イメージしやすいが、そこまで、テーマがしっかり繰り返して、シツコイぐらいに提示されていないというか、素人に解るようには書かれてないというか。
知識なく聴くと、はあ? なんだこれ?って感じになっちゃうような気がする。
ワタシ的には、ある意味、ミュージカルや、劇付随音楽みたいなモノかなあ。と勝手に思っていますが、そうだとしたら、もっとシンプルでいいのにねえ〜(勘弁してよ)

子煩悩な天才音楽家が、子供をモチーフにした音の描写なんでしょうかねえ。
演奏家にとっては、どうなんでしょ。挑戦しがいのある楽曲なんでしょうか。
まあ、あまりに長いので、フィナーレの部分だけでも、後日他盤と聞き比べてみてもいいかな〜と思っています。(謝)

1983年 マゼール  ウィーン・フィル ★★★★

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