「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ラウタヴァーラ カントゥス・アルクティクス
Rautavaara: Cantus articus


マックス・ポンマー ライプツィヒ放送交響楽団(MDR交響楽団) 1989年
Max Pommer
Leipzig Radio Symphony Orchestra
(MDR Sinfonieorchester)

はぁ?


録音状態は良い。鳥の啼き声を収めたテープが主役で、オケは添え物かしらん。
カップリング:
1〜3 カントゥス・アルクティクス 鳥とオーケストラのための協奏曲(1989年)
4〜6 弦楽四重奏曲第4番(1994年)
シリウス弦楽四重奏団
7 ラウタヴァーラ 交響曲第5番(1990年)
ラウタヴァーラ 「北極詩篇」と題されたCDで、鳥とオーケストラのための協奏曲(カントゥス・アルクティクス)と、弦楽四重奏曲第4番、交響曲第5番を収録したものである。

エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara)は、1928年生まれのフィンランドの作曲家である。
交響曲は、2016年現在、8番まであって、有名なのは7番「光の天使」だと思う。

ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述させていただくと・・・
ラウタヴァーラは多作の作曲家で、さまざまな形式やスタイルで作品を発表している。ラウタヴァーラは初期にセリー主義へ傾倒し、たとえば交響曲第3番では、セリアルな語法が目立つが、ブーレーズのような難解なセリー音楽ではなく、ブルックナーのようなきわめて明快な音楽を作る傾向にあった。
しかし、1960年以降はセリー主義を離れ、それ以後の作品では題名に「天使」などの語が織り込まれ、清澄で神秘的な要素を帯びてくる。
こうしたラウタヴァーラの音楽では、弦楽器による簡素で民俗的な主題や、旋回するフルートの旋律、ベルによる静かな不協和音、牧歌的なホルンが特徴的なものとして挙げられる。

ラウタヴァーラの作品は、8つの交響曲のほか、いくつかの協奏曲、声楽曲、さまざまな楽器のためのソナタ、弦楽四重奏曲、その他室内楽曲など、広いジャンルにわたる。
また、テープのためのパートが与えられた作品も多い。
「カントゥス・アルティクス」(Cantus articus)(テープに録音された鳥の声と管弦楽のための協奏曲)
合唱と管弦楽とテープのための「真実と偽りのユニコーン」(True and False Unicorn)が有名である。

ラウタヴァーラの作品の多くは既に録音されているが、なかでも、レイフ・セーゲルスタム指揮によるヘルシンキ・フィルハーモニック・オーケストラの交響曲第7番「光の天使」は大成功を収めており、1997年度のグラミー賞にノミネートされた。
・・・とのこと。

ここでご紹介するのは、カントゥス・アルティクスだが、テープに録音された鳥の声と管弦楽のための協奏曲(鳥とオーケストラのための協奏曲)というタイトル、そのままである。

ポンマー指揮ライプツィヒ放送交響楽団の演奏では、17分12秒というクレジットの演奏となっている。
3つの楽章(楽章と、表現して良いのかどうかわからないが)に区分されている。
1 湿原(The Bog) 2 憂鬱(Melancholy) 3 渡り鳥(Swans Migrating)

クラシック音楽というより、寒い空、雪の積もった湿原のなかで、白鳥などの水鳥たちの観察をしている時、そのままの音の記録という感じだ。
だって、鳥の声をそのまま録音してきて、オケと合わせているので、オケは添え物のような存在になっている。
環境音楽というか、自然のなかで佇んでいるという、描写というか〜 とても、気持ち良く聞けるが、音楽というか、音楽という次元を超えているというか、う〜ん なんと言えばいいのだろう・・・。
CDのブックレットから、少し引用させていただくと・・・
カントゥス・アルクティクス(北極圏の歌)(72 ←1972年の作品という意味)は、鳥の啼き声の録音テープとオーケストラが全編にわたり対話をするユニーク極まる作品。これすなわち、鳥の声に象徴される自然の崇高な美に触発されて、人間=オーケストラが、自然への祈りを捧げる音楽だろう。
しかし、この曲を支配するおおらかな旋律美といったら、それはシベリウスの音楽世界への回帰であると同時に、ペルトやアメリカの新ロマン主義たちの音楽の立派な先駆けをなす。・・・とあった。

う〜ん、レスピーギの「ローマの松」3曲目のジャニコロの松では、ナイチンゲールの声をテープで流すってシーンがあるが、このラウタヴァーラの「カントゥス・アクルティクス」は、最初から最後まで、鳴き声が流れてくるわけで〜
こんな例えを出すと、マズイかもしれないが、CSで、ナショナル・ジオグラフィックを観ているというか、ディスカバリーチャンネルの「アニマルプラネット」のなかで流れてくる、ドキュメンタリーのBGMのようでもあり〜 オケは、さらに雰囲気を醸し出しているにすぎないかもしれない。
だから、モーツァルトやベートーヴェンなどの系譜に繋がるものとも思えないし、キンキンした、ツンツン、尖った騒音に近いゲンダイオンガクでもないし、う〜ん。どう聴いたらよいのか、ちょっと戸惑うものの、素直に、心を無にして拝聴できるものである。他の楽曲を収録したCDも所有しているので、また聴いてみます。


1989年 M・ポンマー ライプツィヒ放送交響楽団 BMG ★★★★
所有盤を整理中です。

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