「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ルーセル:交響曲第1番ほか
Roussel: Symphony No.1


アルベール・ルーセル(Albert Charles Paul Marie Roussel)は、1869年生まれのフランス人作曲家です。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
印象主義から新古典主義に進み、ラヴェルともに、ドビュッシー亡き後のフランス楽壇をリードした作曲家だそうです。
1894年に海軍を退いた後に、音楽の道に進み、1907年までダンディなどに師事し、ルーセルの有名な門人には、エリック・サティやエドガー・ヴァレーズがいます。
初期作品は強烈に印象主義音楽に影響されていますが、作曲様式は、構想においては形式中心で、古典主義でう。強烈なリズム感があり、同時代の作曲家(例えばドビュッシーやラヴェル、サティ、ストラヴィンスキー)の作品に比べると、 調性に対する好みが明らかだそうです。
ルーセルの重厚なオーケストレーションが、非難されたそうですが、フランス人らしい、他の作曲家のように、繊細で、名状し難い様式に似たものが期待されるからでしょうが、 ドイツ・ロマン主義音楽のオーケストレーションに比べると、ルーセルのが重厚などとは言えないように思います。

主な作品は、
交響曲第1番 「森の詩」(Le poème de la foret) ニ短調 作品7 (1904年 - 1906年)
交響曲第2番 変ロ長調 作品23 (1919年 - 1921年)
交響曲第3番 ト短調 作品42 (1929年 - 1930年)
交響曲第4番 イ長調 作品53 (1934年)
バレエ 「くもの饗宴」 (Le festin de l'araignée) 作品17 (1913年)
バレエ 「バッカスとアリアーヌ」 (Bacchus et Ariane)」 作品43 (1930年)

デュトワ フランス国立管弦楽団 1985年
Charles Dutoit
Orchestre national de France

ふむふむ。

録音状態は良い。音のスケッチ・・・という感じ。
カップリング:ルーセル 交響曲全集 2枚組BOX
1〜4 交響曲第1番「森の詩」
5〜8 交響曲第3番

1〜3 交響曲第2番
4〜7 交響曲第4番
ルーセル 交響曲第1番

1楽章
ルーセルの1番は、う〜ん 四季折々の風景を描いたスケッチという感じの楽曲だが、正直言って、あまり印象に残らない。四季の風景というと、春夏秋冬っていう順番で、すぐに応えてしまうのだが、この交響曲1番は、冬から始まる。
あまり馴染みがないので、いつものとおり、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたのだが〜
交響曲第1番(ニ短調 作品7)は、ルーセルが、1904年に作曲しており、8年にブリュッセルにて初演されている。
「森の詩」と呼ばれて、 バレエで使われることもあるそうだ。

第1楽章 冬の森 (Foret d'Hiver)
第2楽章 春 (Renouveau) 
第3楽章 夏の夕べ (Soir d'Ete)
第4楽章 牧神と森の精 (Faunes et Dryades) 

楽器の構成は、ピッコロ、フルート2、オーボエ2、イングリッシュホルン、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、ハープ2、弦五部
う〜ん ほとんど情報がないやん。
それに、ワタシの所有しているCDは、デュトワ盤のみだと思う。で、聞き比べができていない。

総体的にも、あまり印象が強く残らない楽曲で〜
1楽章は、なんだか、イギリスの交響曲のようには、歌謡風フレーズで押してくるわけではないが、木管のフレーズが美しく、特に、オーボエが、少し寒そうな風景を醸し出しているのが印象に残るぐらい。
シベリウスのようなストイックさが見えるが、徹底しているわけでもなく、長いフレーズが、のんびりと綴られている。
ホルンなどの金管が、ティンパニーと共に鳴り出してくると、視界が広がり、大地を俯瞰したかのようなイメージがされる。
しかし、とっても勇壮で、嶮しいという感じでもなく、風が吹いて、雪が舞い散るような寒々しいイメージでもなく、リズミカルでもなく、体感温度が寒く、冷え込む〜という感じでもなく。
いたって、長いフレーズが、さら〜っと、ゆったり流れており、のんびりしている。

2楽章
この楽章は春である。小鳥の鳴き声が聞こえてくるが、ゆったり〜 穏やかなもの。
いかにも、小麦畑の丘陵地帯という雰囲気で、フルートが素朴なフレーズを吹いている。
「それみぃ〜 そみれど らど それみぃ〜れみ それみぃ〜 そみれど らみそ ふぁ〜」
ポエムのような世界が、木管で綴られていく。で、軽やかだが、喜びに満ちあふれた金管になって盛り上がっていく。

3楽章
夏の夕方シーンなのだそうだが、静かだが、もわっとした気怠さの感じられるホルンの音色がある。
う〜ん ドビュッシーのようなフレーズだ。空気感の表すように、金管は柔らかく、ぼわぁ〜 ぼわぁ〜 弦は、音幅の狭い、もわもわっとした音型が続き、ハープの音色が彩りを添えていく。
コーラングレの音色も、アハハ〜 やっぱ印象派の香りがしてくる。これは、うん、ドビュッシーのようだ。
でも、少し色彩は明るめになっており、弦のフレーズは細かく、コーラングレの色彩感が、めだって強い。
金管の使い方は、どことなく、イギリス風のような〜 盛りあげ方をしていく。
あーっ なんにも、○○風って例えても、まったく根拠はないのですけど。(汗) ヴァイオリンが夕暮れ時の、一瞬黄色っぽい日射しのように、さーっと射し込んで描かれていく。

4楽章
「みぃ〜〜そぉ〜ふぁ〜そ みふぁ〜  み〜〜そぉ〜ふぁ〜そ みふぁ〜」
「みぃ〜そぉ〜 みぃ〜そぉ〜  みみみ れみれ ししし らしら・・・」と、とっても素朴に、喜びを表していく。
う〜ん まさしく牧歌的で、シャンシャンという響きが入ってくるが、まったくもって、絵に描いたような牧歌的風景だ。
民衆が踊っているような、ホントに素朴で〜 むふふっ。
派手な収穫祭でもないし、草原に実りのシーズンがやってきた〜という感じだ。
構成は、かっちりしているように感じるが、内容は、水彩画風で、さっぱりした風情で、さら〜っと流れて行く。
明るさ、のびやかさ、軽やかさがあり、ひとことで言っちゃうと、のんびりしてて素朴。
穏やかな干し草の香りのするモネの絵画のように、色彩感を感じる。描かれている対象物は、何気ない日常の風景のようだ。ところどころ樹木は生えているが、草原風景のように感じる。
ラスト近くには、金管も入って、1年間のラストに向けて盛り上がっていくのだが、また、穏やかにハープが奏でられて、日常の生活に満足し、祈るかのような心境になってくる。

あまりインパクトのある楽曲ではないんだけど〜
音の色彩感を感じるし、確かにこれは、絵画をイメージしていると思う。点描で描かれている絵画のようでもあり、色のツブツブが、1つの音符のようだ。タイトルは、森の詩なのだが〜 ワタシ的には、やっぱ、干し草のある草原でしょうか。
1番 1985年 デュトワ フランス国立管弦楽団 ★★★★

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

Copyright (c) mamama All rights reserved