「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

 ストラヴィンスキー ハ調の交響曲
Stravinsky: Symphony in C


ストラヴィンスキーって交響曲を作曲してたの?っていうぐらい、春の祭典などのバレエ音楽が有名ですが、交響曲は、メチャ若い頃の作品第1号ともいうべき第1番と、新古典主義時代の詩篇交響曲、この交響曲ハ調(ハ調の交響曲)と、3楽章の交響曲があります。
で、このハ調は、1939年から翌年にかけて作曲されていますが、背景としては、第二次世界大戦の戦乱のさなかで、パリで作曲をはじめ、アメリカで完成したという、大変な時代を生き抜かれた際の曲です。
40年にシカゴ響で自身初演されていますが、悲しいようなコミカルなような・・・4楽章に区分されているものの、ちょっぴり風変わりで、構成がわかりづらいものです。
でも、 耳がツンツンするわけでもなく、機械的でもなく、暴力的でも悲観にくれたものでもありません。
決して聞きづらいとか調性がわからないという感じではないのですが、なかなかに複雑で、こだわって、こだわり抜いた作風というか・・・コラージュのような作品なのです。
ワタシ的には、好きな作品なのですが、ご説明できるほど咀嚼できておらず〜 歯が立ちません。スミマセン・・・(泣)

デュトワ スイス・ロマンド管弦楽団 1981年
Charles Dutoit
Orchestre de la Suisse Romande

ばっちグー!


録音状態は良い。見通しがよく、すっきりして明るい。
カップリング:ストラヴィンスキー
1〜4 交響曲ハ調(スイス・ロマンド81年)
5 管楽器のための交響曲、(モントリオール84年)原題を日本語で直訳すると「ドビュッシーを追憶しての管楽器のサンフォニー」1920年版 
6 幻想的スケルツォ(モントリオール84年)
7〜9 3楽章の交響曲(スイス・ロマンド81年)
1楽章
「ダダダダ・・・ どれふぁ〜 ダダダダ・・・ どれふぁ〜」
短いプロットが組み合わさってて、機械的に機能している感じだ。オーボエが細い声で、どれふぁ〜 しれふぁ〜っと、主体を持って歌って行くなか、弦が、合いの手を入れていくというか、「しししし れしししっ」と、パパッ パパッと、短いパッセージで、ちょっぴり焦っているかのような、弾んだリズムを作っていく。
えっ? このファゴットの音、わずか、鼻にかかった、られどぉ〜 どれどぉ〜 どれどぉ〜っ、弦の、られどぉ〜 られどぉ〜

あれっ これ、どこかで聴いたぞ。ペトルーシュカみたいだな。とか、どこか、プロコフィエフのような、ショスタコの楽曲に似ているというか、あれ? 引用じゃーないの。
あれ、おちゃめに使っているんじゃーと思えるような、機械的な動き、歯車的な音が、忍び寄ってくる。
あーっ 思い出せないっ。プロコフィエフのピアノ協奏曲だっけ・・・ う〜ん。と、唸っているうちに、進んでしまう。
オーボエを初めとした木管と、弦のコラボって感じの短いパッセージで綴られる。
金管とのコラボ、「らっら らぁ〜 らっら らぁ〜」
で、最後のコーダは、不協和音で、しふぁっ しっふぁっ バンバ バンっ!っと締めくくられる。

2楽章
緩やかなフレーズで、しどし〜らぁ〜 こぢんまりした感じだが、いろんな楽器が使われているようで、チャーミング。
えっ これって、「アポロを率いるミューズ」みたいなフレーズが聞こえるな〜っと思ったりする場面もある。

3楽章
ティンパニーの打ち込みと、「(パンっ パンっ)らみっらみっ (パンっ)らみっ しみっ しみっ ふぁぁ〜」 
「しふぁしふぁっ し〜 らみふぁ〜 らみふぁ〜」
シンコペーションの楽しい明るい楽章だ。パミパミ ん パミパミっ・・・と、おちゃめで、弾むリズムがとても楽しい。
デュトワ盤で聴くと、木管のフレーズが、ぱこぱこぱこ〜っとよく聞こえてくるのと、金管のぱぁぁぁ〜っというカラフルなノビが聞こえてくる。
決して派手な金管ではなく、明るめの見通しのよいフレーズで、難しいリズムが、いっぱい、ちりばめられているのだが、尻上がりの小気味よさもあって、楽しげだ。

4楽章
ぽわ〜ん。というホルンの響きのなかで、ファゴットの「しぃ〜どぉ〜 どぉどっ」うなり声のようなフレーズが、入ってて〜パっ。
いったん切れた後、弦が、「らっしっ らしどぉ〜 らっし どっ らし どっ れっどぉ〜 ふぁっしぃ〜」
パッパ パッパっ・・・
ところどころ、音を落としながら弦が奏でられた後は、金管が、パパパパパッパ・・・っと走りつつ、木管は、滑稽な短いパッセージを綴り、リズムも変化するし、弦は、不協和音を無理矢理作って、また機械的に動く。
静まったり、動き出したり。ふぁれっ れぇ〜 そぉみっ〜っ しどれっ ふぁふぁふぁふぁふぁ・・・軋ませて動く。
リズムを刻んだり、破裂したり、コトンっと止まったり・・・ 動きが緩やかになったり・・・
飽きないけれど、なんだか、とりとめなく、ふぁ〜 どれどぉ〜っ どぉ〜 しぃ〜
わかんないな〜って感じになってしまう。
あれっ 終わったの? って感じで尻切れトンボ的に終わる。

吉井亜彦さんの名盤鑑定百科を拝見していると、・・・全体はソナタ形式を駆使した第1楽章、作曲家自身「一種のパストラーレ」とよんだ3部形式による抒情性豊かな2楽章、前楽章から切れめなく演奏され、メヌエット、パスピエ、フーガの3部よりなる第3楽章、序奏と、素材的に第1楽章と密接に結びついた主部とからなる充実した第4楽章の構成をとる。・・・とあった。

ご本人の周囲で不幸ごとが続き、パリからアメリカに各地を転々としているなかで作曲されたようだが、デュトワ盤で聴くと、そんな暗いバックボーンがあるようには、あまり感じられない。
耳触りは良いが、あ〜 どうなっているんだろ。ん、素人ではわかりづらいかな。という、ちょっぴり、把握しづらい曲だ。
決して、取っつきづらいというモノではないが、自然に、延長線上で聴けるものの〜 斬新というか新鮮というか、何度も聞き直さないと、全容が見えてこないかもしれない。って、全容を観たところで、わかるんだろうか。
まあ、ハ調っていうだけあって、音は、明るくて、聞き取りやすんですけどね〜 なかなかに、クセモノなのだ。
デュトワ盤は、明るい音色が、なかなかに楽しげだ。


マイケル・ティルソン・トーマス ロンドン交響楽団 1991年
London Symphony Orchestra
Michael Tilson Thomas

ばっちグー!

録音状態は良い。見通しがよく、すっきりして明るい。残響もあって、ふわっとした傾向にあるが、スピードの速さもあってスッキリと聞こえる。中間の2楽章は、室内楽でのバレエ音楽、劇の付随音楽のようで、とてもイメージしやすく柔らかい。
カップリング:ストラヴィンスキー 詩篇交響曲、ハ調の交響曲、3楽章の交響曲、(全て91年)録音状態は良い。
1楽章
MTTさんが、1987年〜1995年までロンドン交響楽団の首席にいたときの1枚である。
機械的っぽい、運動機能性の高い楽曲にもなり得るが、そこは、巧く、幾分、ふわっとしている。エッジの鋭い、ガッとした感じで力があたると、ショスタコのような暴力的要素が顔を出すのかもしれない。室内楽っぽく、まろやかさを持たせながら、速いスピードで同じリズムを繰り返すのって、難しいかも。
あー 微妙なバランスが必要なのだろうなあ〜っと、素人ながら思ってしまった。特に、弦の存在って難しそうに思う。
木管さんは、細めで小気味良くなっているし、この音質で、冷たくなりすぎないのが、難しいかもしれないが、う〜ん、録音状態にも左右されそうである。
金管の短いパッセージの明るい音は、やっぱり救いで〜 シャカシャカ響くほうが、楽しげだ。
あまり、重厚にならず、推進力が衰えないように進む感覚が、やっぱ巧い。デュトワ盤より、ちょっぴりシャープさがあり、ふふっと口元に笑みを浮かべながら、クールに、さっぱりと振っておられるのではないかと、勝手に、思い浮かべてしまった。

2楽章
MTTさんが振ると、この楽章は、劇付随音楽のように聞こえる。
「アポロを率いるミューズ」にようなフレーズが顔を出して、室内楽風に鳴っているのだが、ふっとした間合いがあり、意味深な、ちょっぴり、ん?と考えるような間合いがある。
決して、その間合いは、長いわけではない。だって、デュトワ盤より速いのだから・・・。でも、その間合いの空気感が、残響のためにあって、響きがふわっと出てきて、拡散して行くところで、次のフレーズが入ってくる感じなのだ。

3楽章
「(パンっ パンっ)らみっらみっ (パンっ)らみっ しみっ しみっ ふぁぁ〜」 
「しふぁしふぁっ し〜 らみふぁ〜 らみふぁ〜」
シンコペーションで彩れた楽しさ、おちゃめなおもちゃ箱のような楽章なのだ。
どこか、ソフトフォーカスされたかのような録音で、ふわっと音が鳴る。
特に、木管のフルートの響きが、おおっ。まろやかにホールに広がり、ツンツンした音にならずに、とっても柔軟性の高いフレーズに聞こえる。これも劇付随音楽のような、バレエ音楽のような、視覚的にイメージしやすい演奏になっている。

4楽章
木管の低音の、ぼわ〜ん した響きが特徴で、どこかで、昆虫がうごめいているかのようなのだが、決して暗くない。
金管のぱっ、と切れた音が続くが、遠くから鳴っており奥行き感があるので、威圧的ではない。
幾何学的ではあるのだが、その角が、丸くなっており、尖った感覚ではない。パパパパパ・・・と鳴っているだけなのだが、あくまでも優しいフレーズで、音を丁寧に紡いでいる感じがする。
ふわっとしてて、独特の空気感が醸し出される。
あらら〜 音と音の合間って、やっぱり大事なんだな〜っと感じた演奏だ。
無理に音を詰めて、連結させて進んで行く感じではなく、ホルンの残響なんかが、とっても肌に暖かく、包まれたような感じで嬉しい。

録音状態が良いが、残響の感じが人によってはどうだろう。受けるイメージが異なるかもしれない。
1楽章と4楽章は、シャープだが柔らかく、中間の2楽章は、劇付随音楽のように、柔らかく、ふわっと包まれたかのような優しい演奏に仕上がっている。
ちなみにMTT盤と、デュトワ盤との時間を比較してみると
     MTTさん デュトワさん
1楽章 9:02 9:25
2楽章 5:50 6:16
3楽章 4:46 4:41
4楽章 7:15 6:58

若干、1楽章と2楽章の前半が速めで、後半がゆっくりめという感じだ。
1楽章は、録音状態にもよるが、暖かみよりも冷たさの勝った感じで、端麗辛口傾向だな〜と感じたし、短いパッセージが、変化して詰まっている感じの楽曲なので、テンポよく、スッキリと収まっている感じがした。
いかにも、整理整頓の上手な感じがしたのだが、2楽章と3楽章は、風合いが変わり、まるみを帯びて劇を観ているかのような感じだった。何故に〜 こう感じたのかは、う〜ん、まだまだ聞き込まないと、わからないけど・・・。
意図して演奏を変えているような気がする。この変化が楽しい1枚である。


ショルティ シカゴ交響楽団 1997年
Georg Solti
Chicago Symphony Orchestra

ばっちグー!

録音状態は良い。透明度が他盤に比べると、ちょっぴり少なめ。もう少し歯切れも良く、コミカルな要素があっても良いかも。
カップリング:ストラヴィンスキー
1〜3  3楽章の交響曲(93年)、4〜7  交響曲ハ調(97年)
8〜10 詩篇交響曲(97年)グレン・エリン児童合唱団
1楽章
交響曲ハ調と詩篇交響曲は、ショルティさんにとっては、ラストレコーディングになったとのこと。で、交響曲ハ調って、え? 長調ではないの?短調なの?1文字漏れてるよぉ〜っと言いたいところなのだが、いや、これで正解だそうである。

冒頭、「ダダダダ・・・ どれふぁ〜 ダダダダ・・・ どれふぁ〜」と、なんだか怖いようなフレーズだが、オーボエが細い声で、同じフレーズ、「どれふぁ〜 しれふぁ〜っ」と鳴ってくると、アハハ。可愛いやん。
と、変わっていくのだ。同じフレーズでも楽器が変わると、こうも印象が違うものなのね。
「パ〜パパぁ〜 みみみみ れししし」 「しししし れしししっ」・・・
パパッ パパッと、短いパッセージで花火のように鳴ったり、「どれどぉ〜 どれど〜 られどぉ〜 どれどぉ〜 しれどぉ〜」
と、なんだか聴いたことのあるようなフレーズだったり、う〜ん。
オネゲルの交響曲みたいだったり、ペトルーシュカみたいだったり、プロコみたいだったり〜 なんだか機械的なパーツばかりを組み合わせてみました〜的な、とりとめのないコラージュのようでもある。
最初に聴いたときには、こりゃー ぱくりでしょ・・・。と、苦笑いしつつ思ったものだ。
まあ、可愛いフレーズは、オーボエさんが主体となっている。
形式は、う〜ん、、わかりません。ソナタ形式だと思うが、短いパッセージが積み重なっており、わかりづらいものだ。

2楽章
オーボエなどの木管と弦で始まるのだが、細切れ的で、途中、「れぇ〜 みしっらぁ〜 みしらぁ〜 れぇ〜」と聞こえるが、牧歌的というか幻想的な雰囲気があり、こりゃ 完全に室内楽でしょ、と思うのだが、ソロのヴァイオリンが、ひらひら〜っと出てきたり、断片的に綴られる。
中間部分は、ちょっとアップテンポして、「れっ みれっ れっ みれっ」と、スキップしてみたり、弦のフレーズは 「アポロを率いるミューズ」に似たフレーズが顔を出す。う〜ん、わかりづらいが美しい。

3楽章
「(ん〜 パンっ ん〜パンっ) らみっ らみっ (ん〜パンっ) らみっ しみっ しみっ どぉ〜」 
「みら みら ら〜みらっ らみっら〜 みらみらっ らみらっ〜 ・・・」
とっても楽しいシンコペーションのフレーズで始まる。前の楽章が弦楽の室内楽風なら、こっちは管弦楽風だ。
付点のリズムは、聴き取りづらく苦手なのだが、この楽章はコミカルで楽しい。

4楽章
「ぼわ〜っ みそらぁ〜 らぁ〜 みそらぁ〜」と、ぼわっとしたファゴットの二重奏だが、不気味というより、もごもごしている。
それが長く続いたのちに、弦のフレーズが、「らっし らしどぉ〜 らっし らしどぉ〜 らしれっ どぉ〜」っと弾き出す。
チューバさんが、ぼっ ぼっ・・・
ここは、馬力があってゴリゴリ感が充満しているが、木管が入れ替わり立ち替わり、弦も短いフレーズを、ますますパッチワークのように描いており、えーっ わかんない。わかんないが、さっき聴いたフレーズが変形しているみたい。
うわ〜っ なんだか複雑で、耳がついていけません〜っ。(涙)
でも、なーんか面白いのである。
再びファゴットさんが、「らぁ〜 そぉ〜 らぁ〜 みしら〜っ」と吹いているみたいで、落ち着きを取り戻す。
でも、また、勝手に、「ふぁれ れっ・・・」とか、弦が、勝手な旋律を奏でており、あれれ〜っ。アタマのなかが、攪拌状態になっちゃって、もう わかりませんっ!
「どぉ〜 どぉ〜(ふぁ〜) どれらぁ〜(ふぁれらぁ〜) どれみらぁ〜 しぃ〜みぃ〜」っと、フルートとファゴットかな?
綺麗に二重奏のようになってフェードアウトして、で、キツネに包まれて終わりっ。


ティルソン・トーマス ロンドン交響楽団 1996年
Michael Tilson Thomas
London Symphony Orchestra

ばっちグー!

録音状態は良い。CDのジャケットを見た瞬間に購入しちゃったという盤である。
もちろん、左がストラヴィンスキーで、右がMTTさんの似顔絵イラストである。
ストラヴィンスキーが、亡命先のアメリカで作曲した曲を集めたという楽しい企画である。
カップリング:下記のとおり。
ストラヴィンスキー・イン・アメリカ

ストラヴィンスキーは、ロシアの作曲家だが、第一次世界大戦の際には1914年にスイスへ逃れ、17年にはロシア十月革命が勃発し、38年には長女が、翌年妻や母を亡くし、1939年秋にアメリカへ亡命している。
その後、ハリウッドに住んだが、アメリカで作曲した楽曲を、ここに収めたものである。
まっ ハ調の交響曲のコーナーに、記載しちゃったが〜 どうぞ、お許しを。

カップリングは、次のとおり。
1  星条旗(ストラヴィンスキー編曲) The Star Spangled Banner
 (Harmonized & Orchestrated By Stravinsky)
2  サーカス・ポルカ Circus Polka (Composed For A Young Elephant)
3  頌歌(3部作) Ode (Triptychon For Orchestra)
4  ロシア風スケルツォ  Scherzo a la russe (Symphonic Version)
5  バレエの情景 Scenes de ballet
6  12の楽器のためのコンチェルティーノ Concertino (For Twelve Instruments)
7  アゴン(12人のためのバレエ曲) Agon (Ballet For Twelve Dancers)
8  祝賀会前奏曲 Greeting Prelude (For The Eightieth Birthday Of Pierre Monteux)
9  カノン(ロシアの俗謡による) Canon (On A Russian Popular Tune)
10 管弦楽のための変奏曲 Variations: Aldous Huxley In Memoriam


十二音技法を用いたバレエ音楽「アゴン」とか、クーセヴィツキーの思い出のためにとした頌歌、ピエール・モントゥーの80才の誕生日のために作曲された祝賀会前奏曲とか、オルダス・ハックスリーの追想のためにというサブタイトルのある管弦楽のための変奏曲など、バラエティーに富んでいる。
ちなみに、モントゥーさんの80歳のお祝い会の前奏曲は、49秒のクレジットだ。
これ、短いのだが、ホントに演奏したんだと思う。だが、コンサートで演奏しないと、パーティーの宴会場では使えないよねえ〜という大編成ぶりなのだ。

こんな風に、雑多な寄せ集め風の小品だが、内容的には、う〜ん、カメレオンって言われるだけあって、時代の先端を行っているようにも思え、つねに変化し、つねに脱皮していく様が見えるようだ。
まあ、ど素人のワタシには、なかなか理解はしづらいのだが、理屈抜きに、楽しげではある〜と思っている。

ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・
第二次世界大戦後は、それまで敵対関係であったシェーンベルクらの十二音技法を取り入れ、またヴェーベルンの音楽を「音楽における真正なるもの」などと賞賛するようになった。
これには、同じくアメリカに亡命していたクシェネクの教科書からの影響もある。
ストラヴィンスキー自身は、「私のセリーの音程は調性によって導かれており、ある意味、調性的に作曲している」と語っており、あくまで調性的な要素の強いセリー音楽である。
各楽器をソロイスティックに用いる傾向が一段と強まり、室内楽的な響きを多くのセクションで優先するために、初期の豪華な響きの光沢は全く聞かれなくなった。・・・とのことで、このことがわかる1枚のCDなのかもしれない。

生粋のアメリカ人であるMTTさんが、振っている(企画もしているんだろうけど)ところが、楽しめる要素を膨らませているようにも思う。10曲収録されててトータルで75分程度である。
で、12人のためのバレエ音楽「アゴン」、この楽曲が、このCDのメインなんですけど〜
(アゴンが、75分のCDのうち、23分52秒を占めている)
これ、バレエ音楽なのだ。12音技法を使って作曲したバレエ音楽なんだが、へっ? これで、どうやって踊るの? 

楽しいCDジャケットに、面白い企画なのだが、聴いてみると、その楽曲の内容は、先端過ぎて・・・
アハハ〜 ついていけてないのだ。
凡人のワタシには、1世紀ぐらい経たないと、脳みそが受け付けず、耳に馴染めず、こなれないらしい。(涙っ)
まだ、なんとなく調性らしきものがあるのと、不気味じゃーないので・・・助かりましたって感じだろうか。
それに、小難しさはあるのだが、1つの作品が短編で〜 7曲目のアゴンはメインなので長いが、3曲目頌歌で10分ちょっと、5曲目のバレエの情景は17分半、あとは1分、2分程度という曲もあるので、気分が変わって飽きさせない。
ストラヴィンスキーを知りたい方には、うってつけ〜の企画盤だと思います。
企画に拍手〜♪


ハ調の交響曲    
1981年 デュトワ スイス・ロマンド管弦楽団 Dec ★★★★★
1991年 M・T・トーマス ロンドン交響楽団 SC ★★★★★
1991年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec ★★★★
番外編 ストラヴィンスキー・イン・アメリカ    
1996年 M・ティルソン・トーマス ロンドン交響楽団 ★★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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