「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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ヴォーン・ウィリアムズ 「ロンドン交響曲」 交響曲第2番
Vaughan Williams: A London Symphony(Symphony No.2)


レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(Ralph Vaughan Williams)は、1872年生まれのイギリス人作曲家です。
Vaughan Williamsが、姓なので、一般的にはヴォーン・ウィリアムズと呼ぶようです。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると

ロンドン交響曲(A London Symphony)は、1913年に作曲されています。
V・ウィリアムズは、全部で9つの交響曲を作曲していますが、これは、2作目の交響曲です。
作曲者自身は、ロンドン交響曲という題名から、標題音楽が暗示されるかもしれないし、実際にウェストミンスターの鐘のようなロンドンの響きを含んでいるのだが、本作を、絶対音楽として聞こえるように作曲したつもりであって、 ロンドンっ子による交響曲というのが、より適切な題名だったかもしれないと述べているそうです。
また、しばしば、交響曲第2番と呼ばれていますが、番号付けをするようになったのは、第4番以降のことで、最初の3作は、海の交響曲、ロンドン交響曲、田園交響曲として、番号だけでなく題名によっても知られています。

さて、ロンドン交響曲は、4つの楽章で構成されています。
1楽章 Lento - allegro risoluto
2楽章 Lento
3楽章 Scherzo (Nocturne) Allegro vivace
4楽章 Finale: Andante con moto - maestoso alla marcia (quasi lento) - allegro - maestoso alla marcia - Epilogue: Andante sostenuto

ウェストミンスター寺院の鐘が聞こえて来たら、交響曲の幕開けです。

ボールト ロンドン交響楽団 1952年
Adrian Boult  London Symphony Orchestra

いかすぜっ

録音状態はモノ-ラル盤なのでよろしくない。演奏は、ど演歌風で面白いのだが。
← ボールトさん第1回目の5枚組BOX(交響曲第1番〜8番まで)
今日は、2番をさらっと聴いただけなのだが、熱い演奏だし、ダイナミックで面白く聴ける。
しかし、どう聞いても、1952年のモノ-ラル盤なので、あまりお薦めはできない。 この曲を何度か聴いて他盤も聴いたことがある方なら、文句なしに面白いと思えるのだろうと思う。
表現が少しオーバー気味で、賑々しさもあって、演歌風に聴けるので、大阪弁のノリ感があって、おもしろいやん、と言えると思う。 で、交響曲とはなっているが。う〜ん 交響的な標題音楽という感じだろうか。
それにしても、ロンドン交響曲とは、すごいタイトルだ。さしずめ、そのまま日本に置き換えたら、東京交響曲だもん。
下町お江戸の風景をイメージして、お祭りをイメージして、祝祭的に創りましたという感じなのかなあ〜
ブラスの音は凄いし、ぶっぱなし〜で、おおっ と拍手したくなるぐらい。
で、渋いハーモニーで、「たぁ〜ん たぁ〜ん たたーん!」っと、勢いよく奏でられるフレーズが、なんとも〜 ハハハ〜と笑えちゃう、 ノリ感の良い演奏だ。泥臭さがあって、派手に表出させた方が、曲想にマッチしているんだろうと思う。

で、このボックスは、ボールトさんの第1回目の交響曲全集で、デッカ盤である。作曲家自身がまだ交響曲第9番を世に出していなかったので、交響曲第8番までのBOXとなっている。
なお、このあと、1968年〜75年の第2回目の全集があり、これは交響曲第9番までの全曲となっている。
2回目の新録は、もちろんステレオ盤で、EMIから出ている8枚組BOXとなっている。

プレヴィン ロンドン交響楽団 1972年
Andre Previn London Symphony

これもありかっ

録音状態は、まずまず。所有している盤は、リマスタリングされていないので、こもりがち。(現在、リマスタリング盤も販売されている)
カップリング:
ヴァイオリン協奏曲 「コンチェルト・アカデミコ」、アリストファーネス組曲「スズメバチ」序曲
1楽章
最初に聴いたV・ウィリアムズの交響曲が、この曲だったのだが、 ひとことで言うなら、NHKの大河ドラマの主題曲のように壮大な絵巻モノを見ている感じだ。
冒頭、朝靄のなかから、遠くで鐘が鳴ってくる。
英国の国会議事堂は見たことがあるが、本物のビック・ベン(鐘)を聴いたことがないので、う〜ん。 なんとも言えないが、これが、どうやら〜 ビッグ・ベンらしい。しかし、あまり象徴的には鳴らせていない。
で、ホルンの後、まるで「オペラ座の怪人」が始まるかのような音楽が鳴る。
はぁ? なんだか劇場に来たみたいだな。と思っていると、オリエンタル調な旋律が流れてくる。
はぁ? ここはロンドンなの? それとも中国なの?
よくワカランなあ。と、不思議なままに聞き進む。
オリエンタル気分のブラス主体のフレーズが、小太鼓を伴って耳に入ってくるのだが、これは、交響楽ではなく、吹奏楽の楽曲か?と、思ってしまうほど、シンプルな旋律が続く。
すぐ覚えられそうでありながら、すぐ耳から抜けてしまう。こりゃイカン。何度か繰り返して聴くうちに・・・。
はたっと、気がついた。
アハハ〜 このオリエンタル調なフレーズは、チャイニーズレストランの朝餉の匂いと、祭りなのだ!(って勝手にイメージ)
で、V・ウィリアムさんの楽曲は、1つの主題が次の主題に移る、その展開が、大袈裟だ。
光景がイメージしやすい楽曲なのだが、なかなかに世俗的で、にぎにぎしく、ど派手である。
レスピーギの「ローマの祭り」ならぬ、ロンドンの祭り的でもあり、華僑の支配力が強そう〜な。そんなロンドンの下町風情が、垣間見られる。う〜ん。じゃー 生粋のロンドンって、どんな楽曲になるんだ?  なーんて、変なツッコミを入れたくなるのだが、まあ、それは横に置いておいおこう。 それにしても、ロンドン交響曲というタイトルは、なにやらケッタイだ。

2楽章
憂鬱な、どこかけだるい楽章 なのだが、まるで昔の・・・チャールトン・ヘストンが主役だった「ベン・ハー」とか、カーク・ダグラスの出てた〜 なんだっけ。「スパルタカス」だっけ。
なんか、そんなローマの兵士が出てきそうな、時代がかった、映画音楽のような楽章になっている。
はかなげな、恋をまぜあわせた〜 いかにもハリウッド映画をイメージしてしまい、大昔の「フルカラー」なーんて表示が出てきそうな風情である。
とにかく、劇場音楽なのか、映画音楽的に近い楽曲で・・・。う〜ん。かなり通俗的。

3楽章
標題音楽としてではなく、ホントは純音楽として聴きたいのだが、作曲者の意図とは異なり、なかなか、一般にはそう受け止めづらいんじゃ〜ないだろうか。
世俗的要素が、やっぱ、盛り込まれているんだもん。
無理だよぉ〜 もっと内省的な旋律だったら、そりゃ〜 真摯に受けとめるけどなぁ。
(って、3楽章の印象が書けていない。あちゃ〜)

4楽章
また大層な出だしで・・・ う〜ん。悲劇か? それともシリアスドラマ? ラブ・ロマンスか?
えっ 古代ローマが舞台なの? って感じ。
なんだか途中で、映画「ベン・ハー」のようなフレーズが出てきて、メチャ笑える。
あっ そうかあ。そういえば、ロンドンも大英帝国どころか、もっともっと遙か大昔は、ローマ帝国の属国だった時代があったんだった。
おおっ そうかあ。このロンドン交響曲のこの4楽章は、ロンドンの歴史絵巻だったのか。
な〜んだ。そうかあ。と、妙に納得してしまった。
終わりの方では、なかなかに、夢幻的な旋律が出てきて、これは良いなあ〜と感じたのだが、総じて言うと、まるでNHK大河ドラマのテーマ曲のようだった。

長大な交響曲を茶化して悪いとは思うが、混ぜご飯状態で、楽しませてはもらえたが、ちょっと笑けてしまうというのが、正直な ところ。これじゃ、ちーっとも、楽曲の紹介にも感想には、なってないなあ。
まあ。時間があればまた聴きます。(笑)

アンドリュー・デイヴィス BBC放送交響楽団 1994年
Andrew Davis The BBC Symphony Orchestra

ふむふむ。

録音状態は良い。しかし、94年のわりにはヌケがよくない。1920年改訂版
← ヴォーン=ウィリアムズ交響曲全集 6枚組BOX 1990年〜96年
交響曲第1番〜9番、トマス・タリスの主題による幻想曲、揚げひばり、グリーンスリーヴスによる幻想曲、すずめばち(アリストファネス組曲〜 序曲)、バレエ「ヨブ記」1〜8シーン 原盤はTeldec
V・ウィリアムズさんの交響曲は、旋律を追っていくと、多彩なモノが、パッキングされているのがわかる。
イメージは湧きやすく、親しみやすいが、交響曲として聴くと、ちょっと〜 型にはまらないでは?と思ってしまう。

あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(Ralph Vaughan Williams)は、1872年生まれのイギリス人である。
民謡の採集や教会音楽の研究を通して独特の作風を確立し、イギリスの田園風景を彷彿とさせる牧歌的な作風は、広くイギリス国民に愛されている。9つの交響曲を作曲し、イングランドの民謡を題材にした作品も多い。

ロンドン交響曲(A London Symphony)は、1912年〜13年に作曲したもので、2作目にあたり、今は番号もついているが、当初は、ロンドン交響曲とのみ呼ばれていたものらしい。
作曲者自身は、「ロンドン交響曲という題名から、標題音楽が暗示されるかもしれないし、実際にウェストミンスターの鐘のようなロンドンの響きを含んでいるのだが、本作を絶対音楽として聞こえるように作曲したつもりであって、 ロンドンっ子による交響曲というのがより適切な題名だったかもしれない」と述べているそうである。
初演は、1914年にされているが、第一次世界大戦勃発の1ヶ月前に、ドイツの指揮者フリッツ・ブッシュのもとに初稿の総譜を郵送した際に紛失し、パート譜などを手がかりに、総譜を再構成し、多少の改訂を施した稿が1915年 から18年に演奏され、その後、何度も改訂され、最終決定版は36年頃だそうである。

A・デイヴィス盤は、1920年版とされているが、どこがどう最終稿と異なっているのかは、ワタシにはわからない。
3楽章の、金管のおちゃめなフレーズが、楽しいな〜とおもったことと、4楽章の壮大さが、大英帝国くさくて、ちょっと鼻についてしまうのだが、エルガーとよく似ているじゃん。と思いつつ、スネアとブラスが大活躍なので、 ここだけ取り出して吹奏楽風にアレンジできそうと思ったり。
ものすごく、いい加減な聴き方になってしまうのだが〜
1楽章が15分01秒、2楽章が10分58秒、3楽章が8分24秒、4楽章が14分09秒で、48分32秒という長い楽曲である。この調子では、全ては聴き通すのは、ちょっと荷が重いかも。
分割して聞き込んだ方がよいのかも・・・と、思うものの、う〜ん ちょっと・・・正直言うと苦痛かもしれません。

1952年 ボールト ロンドン交響楽団 Dec ★★
1972年 プレヴィン ロンドン交響楽団 ★★★★
1994年 A・デイヴィス BBC放送交響楽団 Teldec ★★★
所有盤を整理中です。

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