「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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バッハ 管弦楽組曲
J.S. Bach: Orchestral Suites No.1-4 (BWV1066-1069)


J・S・バッハの「管弦楽組曲」は、ブランデンブルク協奏曲と共に、バッハの代表的な管弦楽作品の一つです。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると

独立した4つの組曲から構成されており、バリエーション豊かな4つの作品です。当時の様々な舞曲や宮廷音楽の集大成で、フランス風序曲形式の一つの完成体を見ることができるもので、成立年代は、ケーテン時代(1717年-1723年)、またはそれ以前のヴァイマル(1708年-1717年)時代と考えられています。

トランペットやティンパニを含む第3・第4組曲の編成を見ると、当時のケーテン宮廷の小規模な楽団には不釣り合いではないかとのことで、ライプツィヒ時代(1723年以降)に、コレギウム・ムジクムでの演奏のために大幅に加筆された可能性が高いとされています。また、第4組曲の序曲は、ヴィヴァーチェ部分に合唱を加えて、カンタータ110番の冒頭の合唱曲に転用されており、第5組曲は、長男フリーデマンの作とされています。

第1番 BWV1066 ハ長調  オーボエ2本とファゴットが、トリオソナタ的な独奏ポジションを与えられ(=コンチェルティーノ)、コレッリ様式の合奏協奏曲に近い編成となっています。
第2番 BWV1067 ロ短調 合奏協奏曲的な第1番に対して、フルートがソロ的な活躍をしています。独奏協奏曲に近い形式を取っているものです。
第3番 BWV1068 ニ長調
第4番 BWV1069 ニ長調

バッハといえば、音楽室に飾られた肖像画ぐらいしか、ワタシのイメージにありません。バッハが暮らしていた時代や、住んでいた地域の宮廷の模様なども知らず、今は、漫然と聴いている状態です。300年以上前の楽曲なので、ワタシ的には、遠くて、偉大すぎて・・・ 見知らぬご先祖さま的存在な楽曲ばかりです〜。とほほ。

カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦楽団  1960年〜61年
Karl Richter
Münchener Bach-Orchester

むむっ〜

録音状態は、う〜ん イマイチ。金管の割れた甲高い音に聞き疲れ、すごくタイトな演奏で・・・かなりツライ。定盤中の定盤なんだろうが〜ワタシには修行だ。
← バッハ 管弦楽組曲第1番〜第4番 2枚組BOX

リヒター盤は、昔から名盤との評価が高く、古楽器ブームが来る前から、定番中の定番とされており、 バッハを聴くのであれば、このリヒター盤から〜というのが、もっぱらだったように思う。 しかし、ワタシ的には、メッチャ息苦しく首を絞められた鳥みたいな気分になってしまう。
特に、金管が、どーしても苦しい。「うぱっ ぱっぱぁ〜 うぱ〜ぱっぱぁ〜」
なんじゃこりゃ〜 ひどい楽器だ。と思わざるをえない。ホントにこれが、定盤、名盤なの? う〜ん。

力強いというより、リキが入ってて、締めあげられる感じで〜 息苦しい。
首を絞められて、ぎりぎり〜 下品なモノの言い方だが、カツアゲでくらっている気分になってしまう。
どうぞご容赦ください、どうか、おやめくだされ〜っ。なーんて涙声になってしまう。

特段、ヤワな音楽が好きってわけではないと思うのだが、リヒター盤は、タイトすぎるというか、神経がピリピリしてしまい、神経衰弱的に参ってしまう。 きっと、ティンパニーの怖い叩き方、金管の余裕のない「ぱっぱ〜 ぱぱぁ〜」という音、装飾的なトリルでさえ、可愛くないっというか、憎たらしい感じがするし、ヴァイオリンの響きも硬いというか〜
とにかく、メチャ、タイトなのだ。学究肌らしい指揮者だとは思うが・・・。

フレーズの流れが急流的に流れていくし、フレーズとフレーズの間合いが無いし、畳みかけているというか、なにを、そんなに、せっついているのか・・・。かなり、エキセントリックに聞こえる。
ヴァイオリンやティンパニーも、響きに余裕が無いし、ダイレクトに耳につんざくように響く音として感じられ、大変辛い。
余裕が、まったく無いと言っても過言ではない。こういうタイトな演奏が、昔はもてはやされたのだろうか。

教会で演奏して欲しいとは言わないが、響き、特に残響がほとんど感じられず、こんなに息の詰まるせっついたような演奏は、最近あまり聴かないような気がする。 最初に聴いたのが、3番なのだが、こんな余裕のない1楽章だっけ・・・?
もう、この楽章で、気弱なワタシは、悲鳴をあげて退散したくなってしまった。

G線上のアリアで有名な2楽章、これはストイックというか、僧侶のような生活のようで〜 響きが少なく、沈んでいく感じがする。物悲しい雰囲気がしており、悲痛なのだ。荘厳さは、あまり感じられない。
慎ましやかに、下を向いて、そっと聴いている。そんな風情なのだろう。
この2楽章は、嫌いな(← ハッキリ言ってしまう、嫌いだ〜)金管が出てこないので、ほっとした。

3楽章
冒頭、嫌いな金管が出てきて、眉をしかめてしまった。このラッパは、どーなってるんだろ。
現代の楽器を使用されているらしいのだが、古楽器じゃーないんだけどなあ。ラッパの吹かれる音が、完全に割れて、つぶれているし、吹き方が強いし、キツイ。
長音で吹かれているわけじゃーない。ファンファーレのごとく、めだつ存在ではない筈なのだ。添え物的に扱われている楽器である。
この楽曲は、各声部が、糸のように、より合わさってフレーズを構成する。各声部は、それぞれに個性を持っており流れていく。途中で合体したり和音を構成したり、合わさったと思ったら、また綺麗分かれていく。こ んな各声部の流を楽しむ。流れを追い求めていく。各声部を見ながら、全体の流れも楽しむ。
そんな楽曲だと思っているのだが、ここのラッパ・・・。うぐぐ。
高い声の一部を担っているのだが、高いフレーズの頂点になるつどに登場して、響きを全部台無しにしちゃうぐらいの音量で吹かれている。音色も悪く、主張が強すぎて、全体のバランスを崩してしまう。
各声部のバランス美が、どうしても感じられない。
とにかく、3番だけでギブアップしてしまった。

こんな高尚な音楽を理解できないなんて〜ダメじゃん。とお叱りを受け、ダメな烙印を押されるかもしれないのだが、どうも肌が合わないということで、ご勘弁をいただきたい。

理路整然としてて、構築性は感じるし、堂々と揺るぎのない筋の通った立派な演奏だと思う。
そうは思うが、う〜 どうも肌に合わないとしか言いようがない。 また、年を重ねて聴いていくうちに、はたっと解ることもあるかもしれないが、 今は、どーも馴染めないので、どうかお許しを・・・。
また、録音については、輸入盤で、ブランデンブルク協奏曲との3枚組カップリング盤もあり。(リマスタリング盤)、所有している盤も、リマスタリングされた盤だと思うのだが〜
とにかく購入される場合は、最近出ているリマスタリング盤を購入されることをお薦めします。2010年現在、SHM−CD仕様盤が発売されています。

パイヤール室内管弦楽団 1962年
Jean-François Paillard
Orchestre de chambre Jean-François Paillard

なんじゃ こりゃ〜

録音状態は、あまり良くない。リマスタリング盤も出ているようだが未聴である。
柔らかく、てれ〜っと外向的な演奏だが、ワタシ的にはBGM風に聞こえるし、当盤の金管は大苦手である。 ← バッハ 管弦楽組曲全5曲 2枚組BOX
 

管弦楽組曲は、今は全4曲になっているが、このパイヤール盤は全5曲、1〜5番まで収録されている。最後の5番は、バッハ作ではないとされているので、今では録音されなくなっている。
まっ そういう意味では、貴重な盤だと思う。

バッハの曲のなかでも聞きやすいと言われている管弦楽組曲なのだが、CDを取り出しても、右から左に流れていってしまい、すっかりBGMになっている。で、最近は、さっぱり聴いていなかった。
管弦楽組曲のなかで、最も有名なのは第3番。
そう、「G線上のアリア」(エア)が入っている3番が一番有名である。で、とりあえず、全曲を聴くのではなく3番のみを聴いてみた。
このパイヤール盤は、パイヤール室内管の2番目の録音だと思う。57年、71年、75年と複数回録音されているようだ。この62年盤が出た時は、かなりの評判をよんだらしい。
古楽器がその後、流行になり・・・ 現代楽器での演奏が減ったわけだが、う〜ん。
それにしても、このパイヤール盤の金管の響きが、私的には好きになれない。
なにせ買ったのが昔なので、録音状態もよろしくない。

で、3番の冒頭「序曲」では、テカテカしてて華やかな演奏で、軽やかというか、金属メッキ感の漂う金管に、辟易してしまった。
リヒター盤とは雲泥の差がある。なにもリヒターが高尚で好きってワケじゃーないけど、う〜ん。
「ぅぱぁ〜っ」と響きわたり、ちょっと甲高く、鼻音的で、濁りが見えて、 金管がことのほか耳障りに聞こえ、全体的に、旋律が、まったり気味であるし、擦れた弦の音自体があまり好きではない。
ホント、「っぱぱぁ〜」 この金管の音色には、ツカエテしまった。うっ。とにかく、この金管が、ダメだっ。
私的にはダメっ。言葉は悪いが、きったねぇ〜 音をまき散らすな〜っという感じ。
妙にノー天気に聞こえるし、花に例えると、うぱっと咲いている大輪で、芳香の強い牡丹かシャクヤク風。女性に例えると、大柄美人でダイナミックで、水商売の男勝りっぽく、すっぱりしすぎて色っぽさとか、奥ゆかしさ。そんな単語はありません。って 感じの、断られそうな勝ち気な女性をイメージしてしまう。
それと、ティンパニーが派手で〜
まっ とにかく、派手な音量と乾いたドライな感覚と、ねっとり〜した官能的で、むせかえるような音が、楽曲によって異なって聞こえてくる。
あでやかな一筆書きの、ぶっとい筆さばき。
3曲目のガボットもなあ。金管以外は、まずまず聴けるのだが、なにせ金管が〜、どっかいってくれ〜邪魔だなあ。イライラする。
弦は、なだらかでフレーズをめいっぱい膨らませ、纏綿と繋いでいくが、意外とテンポは速め。
有名なG線上のアリアは、綺麗だとは思うけれど、、、、少なくとも、金管が登場しないので静かには聴けるが、でも、ちょっぴり、てれ〜っとして表面的に聞こえてしまい、ムード音楽っぽい。というイメージをもってしまった。 偉そうなことを言ってスミマセン。
マリナー アカデミー室内管弦楽団 1970年
Neville Marriner
Academy of St. Martin-in-the-Fields

ばっちグー!

録音状態は良い。快活で聞きやすく、楽しんで、親しみやすい演奏だ。マリナーさんは、3回ほど録音しているが、これは1番目の盤である。70年(Dec)、78年(Ph)、84年(EMI)← バッハ 管弦楽組曲第1番〜4番 全曲1枚

70年録音の盤であるが、かなり録音状態が良い。
マリナーさんは、3回(だと思う)録音しており、これが1回目の録音になる。
後年の録音は未聴で知らないのだが、3回ともレーベルが違う。デッカにフィリップス、EMIとバラバラなのだ。各社に録音しちゃうというところが、すごいと思うが、なにせ古楽器が流行る前のタイプなので、今では、ちょっと日陰の身になってしまった感がある。

でも、改めて取り出して聴いてみたら、結構、スピーディで快活だし、親しみやすい。
それに録音状態も極めて良いし、うわ〜 掘り出し物だと喜んでしまった。
昔、古楽器に親しめず、古楽器が流行った頃には、クラシック音楽から、いったん、離れてしまったワタシとしては、この現代楽器を使った演奏を、野暮ったいとも厚ぼったいとも、あまり感じない。
古楽器でないとダメという者ではないので、BGMに聴いてしまうことも厭わない。

また、マリナー盤は、いわゆる学究肌タイプとは感じないし、クラシックという分野の裾野を広げてくださった方だと、勝手にワタシは思っているので、結構、ありがたく聴いてしまう。
音楽は、聴くか、聴かないか、まず入り口でシャットアウトされちゃうと終わり・・・。
何でも良いから、とにかく、一度は聴かないとワカンナイのである。
マリナー盤、今じゃーきっと顧みられない存在だとは思うけれど、とにかく聞きやすい。とっつきやすい。
そう思う。だって、聴いてて楽しいんだモン。
理屈は不要で〜 喜びにあふれているというか、聴いてて不快になることはまずないし、愉快だし、愉悦に満ちてるという感じだ。
特段、何かを与えてくれるってワケではないかもしれないけど、少なくとも苦虫をかみ殺したような顔にはならない。テンポは、幾分速め。繰り返しなし進む。4曲を1枚に収録してくれているのも、ありがたい。初心者には、うってつけの1枚だと思う。

3番の1楽章は、華やかではあるが、賑々しくなく、しかめっ面した堅苦しさもなく、幾分ソフトタッチではあるが、ティンパニーも弦も、しっかりキビキビしてて、若々しく描かれている。
弾力性もあるし、響きも芳醇、豊穣感がある。
改めて、3番のエア「G線上のアリア」を聴いてみたが、ちょうど頃合いっ〜 である。
クラシックを聴いた感想として、「ちょうど頃合いです」 なーんて言う人いないだろうし、評論家だと、完全に失格。ダメだしですよね。
でも、ホント・・・ 頃合いなんだもん。素人感想としては、ちょうど頃合いですねえ。としか、これしか言えません。
このバッハの管弦楽組曲のCDが1枚しかなくて、当盤のマリナー盤を繰り返し聞いて、刷り込みました。と言っても、まー 違和感はないと思うし、間違った選択とも思えない。

昔の「名曲名盤○○○選」なーんて本には、1番目に1960年頃のリヒター盤が、お薦めです。と載っているけれど、ワタシ的には開き直って、どーせ素人なんだからと、マリナー盤をお薦めしちゃう。
音楽は、とにかく、聴くか、聴かないか。である。
入り口でシャットアウトされちゃうと終わり・・・。もし1枚目を選ぶんだったらマリナー盤。これが最良だと、ワタシ的には思っちゃう。
現代の人が、いきなり硬い、渋い曲を選んでもねえ・・・。ついていけないです。
同じ曲で、CDを5枚、10枚も、最初から買うつもりだったら、まだしも〜 普通、1曲=1枚ですよね。
クラシックおたくや、これが大好き、ひたすら、これを聴きます。というようなマニアックでない限り、CDを購入するのは、せいぜい、1曲に対してCD1枚か2枚程度でしょ。
難しい演奏を選んでも、にがいだけで、そっから先が続かないのでは困りもの。無理はやめましょう〜
私も、まだまだビギナーなので、同じ曲を多数買い込でしまうより、他の曲を聴いてみたいです。
同じ資力を活用するのであれば、違う曲を買って聴きたいです。そう思う。
ピノック イングリッシュ・コンサート 1978年〜79年
Trevor Pinnock
The English Concert  フルート:スティーヴン・プレストン

なんじゃ こりゃ〜

録音状態はまずまず。あっさりしすぎだし、リズムに乗れず、ワタシ的には、う〜ん、好みではないかも。 78年〜79年は、グラモフォン(DG)盤で旧録にあたる。
93年〜94年に、アルヒーフ(ARCHIV)に再録している。
78年頃と言えば、古楽器での演奏が流行かけた頃になるのだろうか。
この盤は、先駆的な存在だったのかな。
ワタシ的には、現代楽器での演奏に耳が馴れているため、少し薄口風味のように感じてしまう。 どこか隙間を感じてしまって・・・。

少人数編成なのは、あたりまえなのかもしれないが、各声部の響きに厚みが無いことと、各声部のフレーズとしての流れが、あまり心地良くない。ぶつ切り、細切れに感じちゃうのである。
テンポは幾分速めである。響きが大きくなく、残らないことから、テンポが速めなのかもしれない。
テンポは速めでもいいんだけど、どーも波に乗りきれない、居心地の悪さは、どうしたのだろう。
う〜ん。何故なんだろうなあ。
スタスタと走っているのだが、これが単なる機械的な動きに感じてしまう。機械的でも良いんだけど、音のリズム感が無いっていうのかなあ。うん。リズミカルじゃーないね。
それに、盛り上げが足らないというか、抑揚が少ないというか、フレーズの膨らませ方が、ほとんど感じられず、淡々と喋りすぎて共感を呼ばないっていうのかなあ。フレーズの流れが悪いのだろうなあ。

2番のフルートは、プレストンさん。
3番が好きなので、何度か繰り返して聴いてみたんだけど、う〜 全く面白くなかった。
良い演奏とは、うーん。これ、困ったなあ。言えないよなあ。
ピノックさんは嫌いじゃないのだ。むしろ好きなんだけど、なーんか変な節回し、コブシ付きで違和感がある。エア(G線上のアリア)は、歌ってくれないし、音色に艶はないし、響かないし・・・。
えっ なーんで、この部分で、装飾音を入れるんだろ。って思っちゃった。
独特というか、変に癖があって個性的だ。現代的で、クールで、即物的な演奏とも言い切れないけど、あっさり〜 さっぱり〜 なんか淡々としちゃって、BGMにするにもモノ足らない感じがしちゃう。
古楽器の演奏の良し悪しは、さっぱりワカリマセン。が、それにしても、音が直ぐに消えちゃうんですねえ。音に厚みが出ないというか、語尾まで音が行き渡ってないというか・・・。
各声部が、見通しよく、わかりやすいと言えばわかりやすいんですけど、声部の絡みが楽しめない嫌いがあって。う〜ん。困っちゃいました。 サロンの感じで、こぢんまりとした小ホールで聴くと良いのかもしれないが、CDになってしまうと、う〜ん。
先駆的な存在だろうとは思うんですけど、この盤は、好みじゃーない。ごめんなさい。
  ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 1987〜88年
Christopher Hogwood
Academy of Ancient Music

けんかうっかぁ〜 

古楽器演奏の代表格なのだろうが、これではツライ。優美さはほとんど感じられる、特に金管の音が割れ、かすれて〜 どうも聞きづらい。
カップリング:バッハ 管弦楽組曲2番(1985年 フルート:イーザ・ベスノシューク)、3番(88年)、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲BWV1060a(87年 ヴァイオリン:キャサリン・マッキントッシュ オーボエ:スティーブン・ハマー)
2番のフルートは、軽やかにスピードをあげて行くが、優美さという点では、かなりイマイチ。
古楽器演奏なので、渋い、太い、どこか、かすれた音色で、テンポを速めて駆け抜けていく。
2曲目のロンドは、明るくて、艶もある。
3曲目のサラバンドは、ゆったりとした楽曲で、フルートも、優美なチェンバロに乗って、地味ながら頑張ってます。
総体的に、チェンバロは、俄然、元気なんですけどねえ〜
チェンバロがあってこそ、存立しているかのような楽曲に聞こえてしまうのだが、それは、勝手な思い込みなんだろう。
でも・・・ 弦の響きは、確かに美しい。

3番の冒頭、序曲は、パパ〜ん とろろろぉ〜 「ふぁ〜 ふぁ〜 そらふぁ しぃ〜 そらし み〜 みふぁそら〜」
古楽器ゆえなのか、カスカスした音で、全くと言っても良いぐらい響かず、ふぁ〜 ふぁふぁ・・・
エンストした車が、プスン プスンと・・・ 進んで行くみたいな感じで。あらまっ。

で、カスカスの音のままで、オブリガート状態になって、快速で飛ばしていく。
で、ティンパニーの打楽器の音と、かすれた金管の音が、ぷふぁ ぷふぁっと、聞こえてくるぐらいで、スピード感はあるのだが、ッパッパッパッパ・・・と進んでいるのが、なんとな〜く 感じられるぐらいで。
古楽器の演奏会って、こんな風になるのねえ。なんとも、ちょっと、呆気にとられちゃって〜 
とても、楽しいとか、面白いとかの感情が入り込む余地がない〜と言っても、過言ではない。

2曲目のエア、いわゆる、G線上のアリアも、小声で長い音が持続しないので、あまり優美とは言えず、ちょっと残念な感じである。美しい楽曲をイメージしていたのに、こんなことを言っちゃマズイかもしれないが・・・
スタイル抜群の女優さんをイメージしていたのに、すっかりお年をめした、シワシワのおばあちゃまが登場した感じ。
弾む感じの3曲目のガヴォットだったら、軽快に聞こえるんですけどね。
「らっ ふぁみらぁ〜 らっ そみふぁ〜」
4曲目のブーレー という曲は、荒々しいというか、トランペットは、カスカスで、荒々しいままで〜 
5曲目のジーグも同じ う〜ん。崩壊してません?

金管の音が、美しい音色ではないし、バラバラで こんなモノなのかもしれませんが、スピードだけで一気に行かれても〜
かなり投げやりのような声で・・・ ちょっと・・・ ひいちゃいました。
音が裏返ってて〜 こりゃ、どひゃん。これは・・・とんでもト盤だと思いますけどねえ。これライブ盤ですか?
オワゾリール・レーベルさんの録音は、美音で、いつも感激しながら聴かせていただいているんだけど〜 こりゃひどい。
それでも、こんな演奏で、これで発売しますぅ? うっそぉ〜っ。怒り爆発っ!
ワタシ的には、この古楽器での演奏の良さが、わかりませんでした。ますます遠ざかるバッハさま。スミマセン・・・。
1961年 リヒター ミュンヘン・バッハ管弦楽団 Ar ★★
1962年 パイヤール パイヤール室内管弦楽団 ★★
1970年 マリナー アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ ★★★★★
1978年 ピノック イングリッシュ・コンサート ★★★
1983年 ガーディナー イギリス・バロック管弦楽団
1988年 ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 OL ★★
1994年 ブリュッヘン エイジ・オブ・インライトゥンメント Ph

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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