「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」、「遊戯」など
Debussy:
Pelléas et Mélisande Jeux, poème dansé


  フルネ オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 1996年
Jean Fournet   Radio Filharmonisch Orkest
(Netherlands Radio Philharmonic Orchestra)

号泣


録音状態は良い。どう聴けば良いのか、まだわかっていない曲で〜困ってます。
カップリング:
1〜3 イベール 交響組曲「寄港地」
4    ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」による交響曲(コンスタン編)
5〜7  デュリュフレ「3つの舞曲op.6」
歌劇「ペレアスとメリザンド」による交響曲(コンスタン編)

世の中には、まだまだ聴いていない楽曲が多く、また、何度トライしても、わかりづらいなぁ〜と思う曲が、わんさとある。
そのなかの1つが、ここでご紹介する、ペレアスとメリザンドである。
ワタシにとっては、と〜っても難解な曲なのだ。
いつも、どう聴いたらよいのか、ハテナ?と、なるのにフランスものが多いのだけど〜  眠くなってしまうか、聴いていても、すぐに、うわの空状態になって、気がつけば、次の曲が流れているって始末だ。
で、このペレアスとメリザンドは、ドビュッシーの歌劇である。
えっ ドビュッシーに、オペラってあったの? 驚きつつ、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら

・・・ 5幕の抒情劇「ペレアスとメリザンド」(仏語:Pelléas et Mélisande)は、クロード・ドビュッシーが完成させた唯一のオペラである。台本には、著名な象徴派の詩人モーリス・メーテルリンクの同名の戯曲「ペレアスとメリザンド」が、ほぼそのままの形で用いられている。

「ペレアスとメリザンド」は、王太子ゴローの弟ペレアスと、王太子妃メリザンドによる、禁断の恋の物語である。
本作の録音は数多く、定期的に上演されているが、オペラ愛好家の間でも、必ずしもすぐに理解できるような作品であるとは見なされていない。しばしば印象主義音楽のオペラと呼ばれるが・・・ とあった。
アハハ〜よかった。
すぐに理解できるような作品ではないらしい。(ほっ みんなと同じ意見で良かった〜)

で、このCDに収められているのは、フルネさんの歌劇「ペレアスとメリザンド」による交響曲(コンスタン編)である。
なんで〜 オペラが交響曲になっているのかも、はあ〜 なのだが、聴くと、管弦楽に編曲されている。
なので、交響曲とは・・・ちょっと言えないように思うのだが、まあ、フルネ盤で、26分4秒という管弦楽曲だ。
まあ、最初にお断りしたように、今日も聴いても、さっぱりわからず。

ブックレットを読むと、20世紀オペラ史の第一歩を踏む出す記念碑的作品らしいんだけど〜
ストーリーは簡単に言うと、アルモンド国のゴロー王子は、狩りの途中で見初めたメリザンドを妻にした。
その後、ゴローさんの弟のペリザンドと、メリザンドの間に愛が芽生える。
ゴローさんは怒り、弟を殺し、妻を傷つけてしまう。女の子が生まれるが、その子が誰の子供なのだ〜と、真実を告げる前に、天に召されるっていうものである。

簡単に言うと三角関係なのだ。
もちろん5幕まである劇なので、いろんな場面は登場する。だが、音楽は、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」のように、また、他のバレエ音楽や、劇付随音楽のように、頭のなかで勝手にイメージを膨らませて楽しむ以外にないのかなあ〜 と思う。
確かに、ロミオとジュリエットみたいに、ストーリーがアタマのなかに定着しているモノであるなら、まだ、わかりやすいのかもしれないが、馴染みのないものはねえ〜 ちょっと困るよね。

ブックレットによると、・・・5幕の原作をそのまま用いて、フランス語の自然な抑揚を尊重しながら、言葉の流動性に調和した音楽を書き、劇と一体化させた。いわば自然な朗唱スタイルが、ここで極められたといってよい。・・・とあり、
また、ライトモティーフ(示導動機)ふうの楽想は認められるが、それはワーグナーの場合とは違って、作品全体の流れの中で、極めて暗示的・象徴的に使われている。
同様に、機能和声や調性を否定したドビュッシーならではの和声スタイルの中で、響きの微妙なニュアンスの変化がイメージを暗示し呼び起こし、劇の進行を控えめかつ効果的に演出していく。・・・と書いてあった。

う〜 日本語として読めるのだが、全く、どういう意味なのか、理解できない。
サックスの音も聞こえるし、戦いの場面のようなフレーズも登場するが〜 イメージがねえ。まだまだ足らないようで、どう聞いたらよいのか、迷路にハマった感じです。
また、この音楽史的にというところと、独創性については、理解ができてません。
(ど素人には、歯が立たない範疇かも)

ちなみに、ウィキペディア(Wikipedia)によると、演奏会用作品(管弦楽のみで声楽なし)として、「ペレアスとメリザンド」による交響曲と題する複数の編曲作品があり、アンドレ・メサジェによるものは3楽章構成、 マリウス・コンスタンによるものは単一楽章であり、いくつかのCDが市販されているとのことなので〜 う〜ん。またCDを探して、トライします。

ちなみに、この戯曲は、作曲家に影響を与えており、
フォーレは劇付随音楽と組曲を、シベリウスは劇付随音楽と組曲を、シェーンベルクは交響詩を、ドビュッシーはオペラを作品化しています。

ラトル バーミンガム市交響楽団 1989年
Simon Rattle   City Of Birmingham Symphony Orchestra

号泣

録音状態は良い。どう聴けば良いのか、まだわかっていない曲で〜困ってます。
カップリング:
1〜2 ドビュッシー 劇付随音楽「リア王」
3 ドビュッシー 舞踏音楽「遊戯」
4〜8 ドビュッシー 管弦楽のための「映像」
劇付随音楽「リア王」

この曲は未完の作品である。
1904年に、演出家で俳優のアンドレ・アントワーヌの委嘱を受けて、リア王への作曲を着手したが、わずかなスケッチを書き残したのみで完成しなった。上演は1904年12月だったそうである。
何度か構想を練っていたらしいが、没後8年を経た1926年に友人のロジェ=デュカスの補作編集で出版されている。
歌劇「ペレアスとメリザンド」から、聖セヴァスチャンの殉教まで、舞台の曲は書けていない。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、オペラの断片は、森のディアーヌ、アクセル、ログリーグとシメーヌ、鐘楼の悪魔、アッシャー家の崩壊、艶やかな宴というタイトルが並んでおり、これらは、未完、断片のみなどとなっている。
付随音楽は、イムニス、死の悲劇、ビリティスの歌、リア王等となっており、他にも、舞台作品(計画のみ)というのが、ずらーっと一覧表になっているのだ。
ひや〜 舞台やオペラの作品にも、果敢に作曲に挑戦していたんだな〜ということがわかる。
これでみると、ペレアスとメリザンドと、聖セバスティアンの殉教が、数少ない完成した作品なのだろう。

ブックレットによると、開幕のファンファーレは、わずか18小節の作品だ。
「みっ みみみ みぃ〜 しれみぃ〜 みぃ〜(ティンパニー)」 トランペットの美しいハーモニーが聴ける。
ハープ付きで、とっても美しく、シェークスピアというよりは、ギリシャ神話劇のようだ。
スネアが入っており、今でも十二分に斬新で、夢幻的で勇壮な、オリンピックのファンファーレのような荘厳さがある。
もう1つの「リア王の眠り」は、劇のエンディングの葬送行進曲として計画されたらしい。
ホルンの音色の美しい断章となっている。


舞踏音楽「遊戯」Jeux, poème dansé

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、舞踊詩「遊戯」
1912年に作曲したもので、ディアギレフが主宰するバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために舞踊の伴奏音楽として作曲されたもので、「テニスの試合」と、一人の男性を巡って二人の女性が「恋の鞘当て」 を演ずることとの掛詞であり、無邪気な子どもの「お遊戯」という意味ではない。とのこと。

初演時に観客に渡された解説文によると、シナリオには・・・
「夕暮れの庭園。テニスボールがなくなって、1人の青年と2人の娘がボールを捜しに登場する。幻想的な光を3人に投げかける大きな電燈の人工的な照明は、子供じみた遊びを思い付かせる。隠れん坊をしたり、 鬼ごっこをしてみたり、口喧嘩したり、わけもなく拗ねたりするのである。夜は暖かく、夜空は青白い光に染まっている。3人は抱きしめ合う。ところが、誰かの手をすり抜けた、もう1つのテニスボールが投げ込まれると 、魔法は消える。3人の男女は、驚き慌てて、夜の庭園へと姿を消す。」・・・とのことだそうだ。

はあ? これだけ読んでも、ちょっと〜 なんじゃ〜こりゃって感じなのですが。(笑)
ブックレットによると、20数個のモチーフを絶妙にああつり、装飾だけで織りなされたかのような柔軟で変化自在な感覚的世界をつくりだしたことで、ドビュッシーの手法は、文字通りめまぐるしく変化し続ける瞬間を 音化した類いまれな例、ひいては、伝統的な楽曲構成法の範疇を真の意味で打ち破った前衛的な例に他ならない。・・・とあった。

まあ、確かに、美しい楽曲で、バレエ音楽には、ちょっとモッタイナイほど。
テニスとは、また斬新な思いつきというか・・・ バレエとテニスが、マッチするようには思えないんだけど、最初の導入場面だけがテニスで、あとは、神秘劇というか心理劇なんでしょうねえ。

ブックレットには、交響詩「海」の第2楽章「波のたわむれ」の書法の拡大化・徹底化とみなすこともできそうである。と書いてあったが、はあ〜そうなのか。ワタシ的には、場面の設定をしないほうがよいような〜  むしろ、ない方が、自在に想像の世界で遊べるように思える。
ちなみに、初演時の聴衆の反応は、かなり無関心に近いものだったらしい。まあ、そりゃー そうでしょ。
ラトル盤で、わずか19分24秒の演奏なのだが、もちろん、ブックレットには、劇のストーリーと共に、音楽のストーリーが書かれてあるのですが、ここでの引用は控えます。
楽曲については、ワタシにはとうてい分析できないので、20数個のモチーフは、どうなっているのかわからないです。
ワタシ的には、海の続きのように聴いても、あながち間違いでもなさそうだな〜って思います。
(どう聞いても、間違いじゃないみたいなんですもん)

あっ ちなみに、シャンゼリゼ劇場で、この「遊戯」の2週間後に、ストラヴィンスキーの「春の祭典」が初演されたらしいです。
ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、1913年、ディアギレフと付き合いのあった興行師ガブリエル・アストゥリュクのシャンゼリゼ劇場が完成し、「遊戯」、「春の祭典」初演を含むバレエ・リ ュスの公演は、その杮落としの目玉とされた。・・・とあるのです。はあ〜 すごいっ。あのインパクトの強いハルサイとでは、ちょっと分の悪い興行だったかもしれませんが、すごい時代の潮流を感じます。
それにしても、1913年の初演時の聴衆と、21世紀の今に生きるワタシの感覚には、ほとんど差がないようで〜
なんだか、とっても恥ずかしいです。あのねえ〜アンタ、現代音楽を聴いてないから、差が生まれないんだよ。と、自分で自分に突っ込みを入れてる始末で〜 なんだか、超、恥ずかしい感じがしています。(汗)

シャイー コンセルトヘボウ管弦楽団 1994年
Riccardo Chailly  Royal Concertgebouw Orchestra
(Amsterdam Concertgebouw Orchestra)
オランダ放送合唱団  フルート:ジャック・ズーン

号泣

録音状態は良い。パンチの効いた、リアルな劇的要素もあり、色彩豊かな演奏だ。
カップリング:
1〜12 ラヴェル ダフニスとクロエ 全曲
13 ドビュッシー カンマ
ドビュッシーの管弦楽曲で、バレエ音楽は遊戯、カンマ、おもちゃ箱、沈黙の宮殿っていう作品がある。
でも、まあ、あまり聴かないのではないだろうか。
この前は、ラトル、バーミンガム市響の録音で、劇付随音楽のリア王と、舞踏音楽「遊戯」を聴いたが、聴いた〜というだけで、ビジュアルが無いとわかりづらい曲だな思った。
このカンマも、実は同様で・・・。このシャイー盤も、ダフニスとクロエの続きに収録されているため、ラヴェルの楽曲のようだと錯覚していた。

ウィキによると、ドビュッシーのバレエ音楽は、
1912年〜13年 遊戯 (Jeux) 1幕もの ニジンスキー台本
1912年 カンマ (Khamma) 3幕もの ピアノ譜のみで、オーケストレーションはシャルル・ケクランによる。
1913年 おもちゃ箱 (La boîte à joujoux) 4場もの ピアノ譜のみ。オーケストレーションはアンドレ・カプレによる。
1914年 沈黙の宮殿 (Le palais du silence) 1幕 前奏曲と、第1場の初めの草稿のみ現存。
ということになっている。

で、このカンマは、踊り子の名前だそうだ。
「エジプトの伝説的な踊り子カンマが、敵に包囲された都市を救済するために償いの踊りをして、生け贄となった人々を救う」といった内容で、台本は、オックスフォード大学のコートニーさんとモード・アランによる共作で、
カナダの舞踏家モード・アラン(Maud Allan)から委嘱を受けたらしい。
でも、経済的な理由があったので引き受けたらしいが、どうも気乗りせずにいたらしい。ドビュッシーはピアノ版のみ作成しており、管弦楽版はシャルル・ケクランが担当したとのことだ。

で、実際に聴いても、う〜ん。
そもそも、どんなストーリーなのかわらからないうえに、フワフワしているとしか言いようがない。
幻想的な雰囲気があり、古代神話なのかなあ? って感じで終わってしまった。
この頃には、聖セバスティアンの殉教の作曲に着手していたそうで、どうやら、こっちは放置されちゃったそうな。
約20分の楽曲である。
1996年 フルネ オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 De ★★★★
1998年 アバド ベルリン・フィル  
1989年 ラトル バーミンガム市交響楽団 EMI ★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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