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ドビュッシー 第1狂詩曲、クラリネットと管弦楽のための狂詩曲 
Debussy: Première Rapsodie(Rapsodie pour orchestre avec clarinette principale)


ドビュッシーの第1狂詩曲は、クラリネットとピアノのための作品、あるいはクラリネットと管弦楽のための協奏的作品です。第1しなかくて、第2は作曲されていないとのこと。
あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べて、それを元に記述すると
ドビュッシーは、1909年に、フォーレの推薦でパリ音楽院の卒業試験の審査をすることとなり、委嘱を受けて試験課題を作曲したそうです。この曲と、小品というタイトルの作品も同時に作曲されたらしい。
で、11年夏に、数ヶ月をかけて、ピアノ伴奏を管弦楽曲に編曲したらしいです。

楽曲は、変ト長調 4/4拍子 自由な形式。
テンポや拍子の変化が多いことと、調性も、やや曖昧なところがあり、伴奏が靄のかかったような情景を描き、そこに、クラリネットが、2つのモチーフ、すなわちF-As-Bの3音モチーフと、 急速な半音階を奏するもの。これらが、全曲のいわば、核となって変容を繰り返していく。
主題と呼べるものは、主に3つ存在し、11小節目にピアノの3連符の上で提示される息の長い旋律、21小節目、ニ長調、ポコ・モッソで提示される上下動の多い旋律、そして108小節目、 2/4拍子で現れ、半音階を軽快に下りていく旋律です。
これら3つの主題が、繊細な響きと共に、様々な表情を見せ、ドビュッシーがもつ多彩な語法が、次々と披歴されていくものだそうです。演奏時間は、約8分
クラリネットとピアノのための「小品」も、わずか38小節の約1分半の文字どおり小品で、演奏は容易ではないそうです。
ドビュッシーの楽曲は、どこか茫洋としてて、とらえどころのない自由人のようなもの。
ワタシ的には、ぷわぷわ〜 海に漂うクラゲのような感じだけど、シャキっと生き返ると、おちゃめで、コミカルでもあります。

  ハイティンク コンセルトヘボウ 1976年
クラリネット:George Peterson
Bernard Haitink
Royal Concertgebouw Orchestra
(Amsterdam Concertgebouw Orchestra)



録音状態は、まずまず。あまり鮮明、明瞭とは言えない。
クラリネットのテクニックは、さっぱり解らない。全体的に気怠く、曇り空のように翳りあり。
カップリング:ハイティンク コンセルトヘボウ ドビュッシー管弦楽集 2枚組

ハイティンク コンセルトヘボウ ドビュッシー管弦楽集

1 英雄的な子守歌 (エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮)
2 映像 ギリシャ、イベリア3曲、春のロンド
3 遊戯
4 スコットランド行進曲
5 牧神の午後への前奏曲
6 夜想曲 3曲
7 海
8 クラリネットと管弦楽のための狂詩曲
9 神聖な舞曲と世俗的な舞曲

このCDは、2枚組のBOXで、ドビュッシーの管弦楽曲集を集めたものである。
いろいろな楽曲が詰まっているのだが、ハイティンクさんと、ドビュッシーの組み合わせって、どうなんだろう。
やっぱり、フランス人の演奏家の方が、よさげかな〜 興味を持って聴いたのだが・・・ う〜ん。録音状態も良くないし、ちょっと、イマイチかもしれない。
ここでご紹介するのは、ドビュッシーのクラリネットの小品である。
で、ワタシ、不勉強で、オケ付きだと思い込んでいただのだが、元々は、ピアノ伴奏のみだったものを、後に、管弦楽入りに編曲しなおしたそうである。

なんだか音にならない環境音楽のような、茫洋とした曲で、う〜ん。
ドビュッシーといえば、「海」 その「海」によく似ているというか、近いといえば それまでなのだが。
何度か繰り返して聴くうちに、馴染んでくるというか、
オケが、「そぉ〜そ ふぁみれ〜  そぉ〜そ ふぁしれ〜 ふぁ そ〜 そぉ〜 そぉ〜ふぁ れ〜」と鳴っている間に、クラリネットが、「そ〜し〜ど〜 (たららら〜) そしど そみ〜(たららら〜)」
「そしど そみ〜(たららら〜)」

「そしど」 なのか、「ふぁらど」 なのか、う〜ん。調性が良くわからない。(←単に耳が悪いだけなのだが)
「し〜らふぁ〜 しれし〜 しどど〜れ みふぁらし〜 ふぁらどぉ〜 しふぁ〜」
「らぁ〜ふぁれ〜 らぁ〜ふぁれ〜 ら〜ふぁれ〜 ふぁしぃ〜 しぃ〜 そし そし〜しれ〜」

オケの弦やハープが、ピン ピン ピン・・・と、つま弾くなか、 またクラリネットが、「し〜 しら そ〜  しど ど〜 」
「れみふぁ〜らし〜 ふぁど〜 しら ふぁれ〜 ら〜ふぁれ〜 ら〜ふぁ」
「れ〜 ふぁし〜 し〜 しそみ しそ〜 しれぇ〜 しそみ〜・・・」
はあ・・・。ここら辺で疲れるんだけど。 どことなく、長い波間に漂うようなフレーズが続く。
で、しばらくすると、木管群が、たまらず運動を始める。
まあ、しかし、ついつい弦のフレーズの方に耳がいってしまいがち。
「らどみぉ〜 どぉ〜」やっぱ、海か。 「ししど しぃ〜」というフレーズなんかを「海」と同じような感じに耳がとらえて、反応しちゃう。

とこどころ、蛇使いか。と思うところもあるんだけど、3音が連続して鳴っているし、低音になるとサクソフォンに近い音色になるし、高い音だとフルートに近い音だな〜っと感じたりする。
それと、グリッサンド、つまり「たらら ららら〜っ」と、音がよく流れるんだよねえ。
まっ それと、あとは、速いパッセージになると、耳が追いつかず音が採れませんねえ。 人の声に近い音質だし、太いアルト声の魅力、魅惑的な音質だということぐらいしか解らなかったが、 かなり音域に幅があるようだ。
ジャズにも、吹奏楽にも必須楽器だしね。

パパっパ パらら〜 パパっパ パらら〜
ホルンがほの暗い音色で、「そ〜らそら〜 しれ〜 ふぁられ〜 しれ〜 れふぁ〜 れしそれ しれ〜」
パー パラ 音階を駆け上がっていったり、音が跳躍したり。
「れぇ〜 しらふぁれ〜」  「み〜れみそ み〜 れみそ れ〜 そっ!」って終わる。

わずか、8分程度の曲だが、最初、聴いた時には、ふわーっとした曲だな。で終わってしまう。
クラリネットの技法は、さっぱりわからない。
ハイティンク盤 クラリネットは、George Peterson ゲオルゲ・ピーターソンさんとクレジットされていた。
うん? ゲオルグじゃーないの。いやいや、ジョージ、いや、ジョルジュ・ピーターソンさんではないの?
オランダ語って、英語圏、フランス語圏、ドイツ語圏? (すみません、無知で)
コンセルトヘボウと演奏しているので、コンセルトヘボウのクラリネット奏者だと思うんだけど。って言っても、オランダ人というワケじゃないかもしれないので、はっきり解りません。

録音状態は、さほど明瞭ではなく、透明度は高くない。 どちらかと言うと、あまりクリアーじゃないので、すこし翳りがあって、ほのぐらい雰囲気だ。 音も、少し太い感じがするので、確かに波間に浮かんでいるような茫洋感があり、気怠い。
う〜ん。音の揺らぎもあるのだが、線が太い分、少し緩い振幅のような気がする。 ワタシ的には、もう少し明るめで、線がクリアーであるほうが嬉しいかなあ。

オーボエ:ポール・メイエ  ピアノ:エリック・ル・サージュ  1991年
Paul Meyer  Eric Le Sage

ばっちグー!

録音状態は良い。
技巧的な面は、さっぱりワカラナイが、クラリネットの深い響き 間合いの豊かさ しとやかさ 艶っぽさ楽しい音色 コミカルさ など、多彩な面を拝見できて、楽しめちゃう1枚である。
 
フレンチ・クラリネット・アート

「フレンチ・クラリネット・アート」とタイトルされた、ポール・メイエさんと、エリック・ル・サージュさんの2人によるCDである。
フランクフルトのフェステブルク教会での録音だ。で、カップリングは次のようになっている。

1〜4 サン=サーンス クラリネットとピアノのためのソナタ(作品167)
5 ショーソン アンダンテとアレグロ
6〜7  ドビュッシー 小品、ラプソディー第1番
8〜10 ミヨー クラリネットとピアノのためのソナチネ(作品100)
11   ミヨー クラリネットとピアノのためのデュオ・コンチェエルタント(作品351)
12   ミヨー カプリス(作品335a)
13〜15 プーランク クラリネットとピアノのためのソナタ
16〜18 オネゲル クラリネットとピアノのためのソナチネ

ここでご紹介するのは、ドビュッシーの小品 クラリネット狂詩曲(ラプソディー)である。
大編成のオケのなかにいても、クラリネットは目立つ存在だ。甘くて艶があって良い声で歌う、イケメンのような存在だ。
で、あまりこの楽曲に馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
第1狂詩曲しか作っていないことがわかった。

で、もともとは音楽院卒業の課題曲なのだ。だから、技巧的にも超難しいに決まっているって感じの曲である。
主題の1つめは、海のような楽曲だし、 2つめも3つめの主題も、ぱらぱらぱら〜っ 動きがでてきて、運動機能が求められそうな曲である。
ど素人なので、 悲しいかな、どう聴いたら良いのか、また、テクニックとして、何が難しいのか・・・ わかりません。
トリルのような装飾的な動きが、たぶん、難しいのだろう、そして曲の雰囲気に乗せて、最後の最後に、軽快に動き回ることができるか、運指っていうのも、超難関なのかなあ、っていうぐらいしか、想像できませんでした。
メイエさんのクラリネットの音質は、開放的で、イケメン風です。

このCDは、メイエさんのデビュー盤だったと思うが、このほかにも、2人で、ロマンティック・クラリネット、おとぎの絵本〜メイエ・プレイズ・シューマン〜 というCDも出ているし、多くのCDが発売されており、大活躍である。

1976年 ハイティンク コンセルトヘボウ Ph ★★★
1991年 クラリネット:ポール・メイエ ピアノ:エリック・ル・サージュ ★★★★★
所有盤を整理中です。

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