「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ファリャ バレエ音楽 「三角帽子」、交響的印象「スペインの庭の夜」、「恋は魔術師」
Falla: El Sombrero de Tres Picos, Noches en los Jardines de España


ファリャ(マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウ Manuel de Falla y Matheu)は、1876年スペイン生まれの作曲家です。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
1890年代からマドリッドでピアノを学び、近代スペイン音楽復興の立役者フェリーペ・ペドレルに作曲を師事しています。アンダルシアのフラメンコ(のカンテ・ホンド)に興味を寄せ、多くの作品にその影響を残しています。

ファリャの才能を認めたデュカスは、オペラ・コミック座で「はかなき人生」を上演させ、ファリャをスペイン出身の作曲家アルベニスに紹介しています。アルベニスからリカルド・ビニェス、ラヴェルへと人脈が広がり、芸術家のサークル「アパッシュ」に参加しており、また、ドビュッシーとも親交があったそうです。

パリ滞在中に、ピアノと管弦楽のための「スペインの庭の夜」の作曲をしていましたが、第一次世界大戦勃発に伴って、マドリッドに戻っています。1915年に、「スペインの庭の夜」を完成させ、バレエ音楽「恋は魔術師」や「三角帽子」などを作曲しており、民族主義と印象主義がバランス良く混在しているとのこと。
1936年にスペイン内戦が始まったので、アルゼンチンに亡命されています。
主な作品は、
恋は魔術師、三角帽子(バレエ音楽、管弦楽組曲)
交響的印象「スペインの庭の夜」、クラヴサン協奏曲などがあります。

小澤征爾  ボストン交響楽団 1976年
Seiji  Ozawa  Boston Symphony Orchestra
メゾ・ソプラノ:テレサ・ベルガンサ

ほぉ〜良いヤン

録音は良い。76年の録音とは思えないぐらい奥行き感がある。ちょっぴり上品で、ちょっと〜世俗的とは言えないので、品行方正な方にはお薦めだが、もう少し、情熱的で、いやらしさもあって〜羽目を外した感があっても良いかもしれない。(笑)
カップリング:
ファリャ 「三角帽子」(全曲) 小澤征爾 ボストン響(1976年)
「恋は魔術師」(全曲) ガルシア・ナヴァロ指揮、ロンドン響(1978年)
バレエ音楽 三角帽子 El Sombrero de Tres Picos

ファリャの三角帽子は、独特の開放感のある、明るいラテン的な音楽である。
大昔、アンセルメ盤のLPを持っていたのだが、そんなモノはとっくの昔に捨ててしまい、CDは、小沢盤とデュトワ盤ぐらいしか所有していないように思う。
若い時は、なんだか、異国情緒たっぷりの音楽に憧れちゃって、ウキウキするような〜気分に浸っていたものである。
弾んだリズムが、カスタネットの音が、フラメンコのように情熱的で〜 
汗臭く、自然と足が、ズンドコズンドコ 踏みならすように動き、口元が、パッパパ ぱ〜ら ぱ〜らっ。と、緩んでいた。
そして、クラシック音楽は、なんて幅の広い、バリエーションの多い、層の厚いジャンルなんだろ〜と感心していたように思う。まあ、ドイツ臭くて、哲学的な楽曲もいいが、 たまには、エッチなお代官さまが出てくる世俗的な楽曲も、よいのデワないでしょうか。

さて、三角帽子 う〜ん。ワタシ的には、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・ディップさん演じる海賊がかぶっていた帽子って感じである。
帽子だから、頭にそってかぶる部分は丸いが、ひさし部分が上に向かって、カーボーイハットのように折れている。 そのひさしは、3ヶ所、つまんで、とんがらせてあるものだ。
帽子を上から見下ろしたら、三角形のなかに、丸が描かれているような感じになっている帽子である。
同じ三角帽子でも、パーティー用グッズの帽子や、「魔法使いの弟子」が、かぶっている円錐型のとは違う。
ちなみに、ナポレオンのかぶっていたのは二角帽子である。ナポレオンさんは、とんがった部分は横にしていたが、大日本帝国の軍人さんたちは、とんがった方を前にしてかぶっていたようである。

すっかり、脱線してしまったが〜
このファリャの三角帽子は、お代官さんの代名詞である。

ウィキペディア(Wikipedia)で、この三角帽子のストーリーを調べてみたので、引用させていただく。
・・・ペドロ・アントニオ・デ・アラルコンがスペイン・アンダルシアの民話を元にした短編小説「三角帽子」を元にしてマヌエル・デ・ファリャが作曲したバレエ音楽、もしくは後に抜粋された2つの組曲。
タイトルは登場人物の一人、「代官」の帽子に由来する。

あらすじは、
・・・ティンパニの力強いリズムで始まる。(序奏)カスタネットの連打とともに「オレ!オレ!」の叫び声。メゾソプラノが「奥さん、閂をかけなさい」と歌い終わり、最初のティンパニに導入された旋律が終わると幕が開く。

第1幕
(午後)アンダルシアのある町で、見た目が悪いが働き者の粉屋と、美人の女房が住んでいる。
ある日、好色な代官がこの女房に目をつけ、お忍びで現れる。
女房は粉屋を物陰に隠し、代官に官能的な踊り「ファンダンゴ」(粉屋の女房の踊り)を踊る。
代官は言い寄るが、からかわれた末にその場に倒れてしまう。(ぶどう ← ぶどうの房)
出てきた粉屋が代官を殴り、代官は引き揚げる。

第2幕
その日の夜、近所の人々が祭の踊り「セギディリア」を踊っている(近所の人たちの踊り)。
粉屋も「ファルーカ」を踊りだす(粉屋の踊り)。
激しい踊りが続くが、代官のわなにより、粉屋は無実の罪で、2人の警官に逮捕されてしまう。

代官は女房を奪い取ろうと忍び寄ってくる(代官の踊り)が、気が急いでいる代官は水車小屋の前の川に落ち、粉屋の女房に助けられるが、結局逃げられてしまう。
代官はぬれた服を脱ぎ、粉屋のベッドに潜り込む。
そこに、逃げ出してきた粉屋が戻ってくるが、代官の服を見て、自分の服と代官の服を交換し、代官の女房のところに向かう。 代官は粉屋の衣服を着て外に出て(終幕の踊り)、警官に見つかり、その警官と近所の人に袋叩きに遭い、逃げていく。 近所の人たちは、平和を取り戻した粉屋の夫婦を中心に、一晩中踊って一件落着「ホタ」。

なーんだか、とっても、マヌケなお話なんである。
まあ、平和的と言えば平和的だが〜 陽気な踊りが主体となった楽曲で、なぜかしら、カッコウの鳴きごえをまねたフレーズがあったり、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」のなかに登場するホルンのフレーズも登場しているし、なんだか人を食ったような曲なのだ。 おちゃらけ、喜劇のようなオペラだが、カスタネットの音が入っていて、メリーゴーランドのような、カラフルである。

小澤盤は、ちょっとお上品かな。 まずまず、尻上がりにノリ感が出てきて、ラストは、音量もUPして賑やかになっていくのだが、いかにも世俗的で、開放感のある、いやらしさは無いですね。さすがに品が良い。
録音状態は、リマスタリング盤で、音の奥行き感もあり残響が適度にある。低音の響きは、ちょっと硬めだけど、不満は全くございません。金属音のようなところも、きらびやかさもあって良いと思う。
ただ、最初の方が、ノリ感が少なかったことや、弾む 弾んで、飛んでいく〜 というノリ感ではないので、まあ、そこそこ良いのではないかしらん。という感想になっちゃいました。

あっ そうそう、このCDのジャケットは、ピカソの絵である。
女の頭部 「Tête de Femme」1962年 なーんて、ちょっと無粋なタイトルのような気もするが〜  ディアギレフがアドバイスしてバレエ音楽に仕上がったというし、舞台と衣装デザインは、ピカソが関与していたというし。
とっても、有名な方々が協力して、できあがった楽曲なのである。マヌケなお代官さまが出てくるストーリーの割には、絶句しちゃうほど、上演された当時は、すごい方々が参加しているんです。

ファリャ 「三角帽子」 全曲版
1 序奏
2 昼下がり
3 粉屋の女房の踊り (ファンダンゴ)
4 ぶどうの房
5 隣人たちの踊り (セギディーリャス)
6 粉屋の踊り (ファルーカ)
7 市長(代官)の踊り
8 終幕の踊り (ホタ)
マリナー アカデミー室内管弦楽団 1992年・93年
Neville Marriner
Academy of St. Martin-in-the-Fields
ソプラノ:アン・マレイ ピアノ:ツィモン・バルト

ほぉ〜良いヤン

録音状態は良い。最初の部分は、ティンパニーとコーラス部分が、奥行き感がたっぷり〜 シャンシャンとキレも良い、スマートな都会派の演奏。
カップリング:
1〜8  ファリャ 三角帽子(全曲)
9〜11 ファリャ 交響的印象「スペインの庭の夜」
バレエ音楽 三角帽子

いわゆる本場モノとは言えないのだが、冒頭は、なかなかにリアルな雰囲気が漂っている。
冒頭、ダダダダダダ・・・というティンパニーの音が迫力満点っ、そして、ここの金管ファンファーレは格好いい。
舞台裏に控えているのか、拍手とコーラスの声が聞こえてくる。
まるで、夏の甲子園の応援団のような掛け声だ。
いやいや、「若い奥方よ、カンヌキをしっかり掛けておきなさい。例え悪魔が寝ていても、御用心。奴は、すぐに目をさますから・・・」と歌われている。
で、この弱音の遠い声に耳をすましていると、ダダダダダダ・・・と迫力満点の強烈なティンパニーの音に、超驚かされる。
まあ、この演出に、まず1本取られました。という感じなのだ。

あとのストーリーについては、小澤盤のところで書いちゃったので、ここでは割愛しちゃいます。
で、種明かししてしまうと、これ以降は、いたって普通〜 というか、品のある整ったモノで、いわゆるラテン系のノリノリ〜という、悪のりしてしまうかのような雰囲気は、ございません。全曲版だし、舞台の雰囲気を楽しめる奥行き感はあるし、なかなかに楽しめるのだが、品行方正なのだ。まじめくさった〜という品の悪い言葉は使いたくないが、(笑) 情熱的で燃えあがるような、泥臭い、ローカル色の漂う演奏ではない。

第3曲のファンダンゴも、「らぁ〜ぁぁぁ らっそ らぁっぁぁぁ〜らっそ らっ!」という独特の粘りのある舞曲なのだが、たぁ〜ららら ららら、と、均一的で、粘りの少ない舞曲になっちゃっている。さっぱりしている。
体重移動のない、単なる音のばし〜という感じで、ホント、サッパリ系なのだ。
喉を震わせて歌うとか、手を叩いてカスタネットを打ち鳴らして踊るとか、そういう傾向はなく、汗臭い、あつくるしい、分厚くて、カロリー高めの演奏ではない。
まあ、そうですねえ〜 闘牛士のような男性が登場するわけではなく、やっぱり、スマートなイギリス人紳士っぽい演奏かな。ねっとりした熱い空気感の亜熱帯エリアというよりは、ちょっぴり、緯度の高いヒンヤリした空気感に、カスタネットが鳴っているという感じ。

でも、そもそも独特のリズム感や、ノリノリのラテンのリズム、拍感覚の楽曲だし、もちろん、キチンと演奏されているので、それなりに、エネルギッシュな演奏になっており、ピシッと決まったスマートな演奏である。
さらっとした爽快なスポーティな演奏という雰囲気でしょうか。
マルタ・アルゲリッチ バレンボイム パリ管弦楽団 1986年 
Daniel Barenboim Maria Argerich
Orchestre de Paris

ほぉ〜良いヤン

録音状態はまずまず。
カップリング:
1〜2 ファリャ 交響的印象「スペインの庭の夜」
3〜7 アルベニス「イベリア」より
ファリャ 交響的印象「スペインの庭の夜」
Noches en los Jardines de España

このCDは、メチャ若い頃のバレンボイムさんとアルゲリッチさんの写真で、ちょっと驚いちゃうが。
ファリャの交響的印象「スペインの庭の夜」は、交響詩とはなっているんだけど、ピアノ協奏曲といってもいい楽曲である。

ウィキペディア(Wikipedia)の記述を元にすると
1876年、スペイン生まれのファリャが、パリに滞在していた1909年、親交のあった、リカルド・ビニェスに献呈するためのピアノ独奏曲として、作曲をし始めたらしい。
でも、ビニェスさんのアドバイスもあって、独奏ピアノと管弦楽のための楽曲に書き換えられたそうである。
完成したのは、1915年なので、着手よりかなり時間が経っている。
1907年〜14年にパリに滞在していた間、デュカスは、スペイン出身の作曲家アルベニスに紹介ししているし、アルベニスから、リカルド・ビニェス、ラヴェルへと人脈が広がり、芸術家のサークル「アパッシュ」に参加し、 ドビュッシーとも親交を結んだそうである。この時に、ビニェスさんと知り合っているわけだ。
で、着手後に、第一次世界大戦が勃発し、1914年にスペインに帰国している。
1915年には、スペインの庭の夜、恋は魔術師、17年には、三角帽子が作曲されている。

で、スペインの庭の夜は、「交響的印象」と呼んでいて、ピアノ・パートは、洗練されて華麗で雄弁だが、めったに、他パートを圧倒することはなく、管弦楽は、官能的な筆致で綴られている。
3つの楽章で構成されている。

1 ヘネラリーフェにて(En el Generalife) 
  アルハンブラ宮殿のカリフのハーレムの夏の離宮で、ジャスミンの花香る夜のヘネラリーフェの花園。
2 はるかな踊り(Danza lejana)
  場所は、どこともつかないが、遠くで異国風の踊りが響く庭園。
3 コルドバの山の庭にて(En los jardines de la Sierra de Córdoba)
  コルドバ山地の庭園。聖体祭の日に、ジプシーたちがつどって歌い踊る。

全曲約24分の楽曲だが、風景を音にしたという感じで、とても、官能的で、独特な雰囲気がする。
夏の夜の気怠さ、陽気さ、民族性の強いリズムが、とても印象深い。

アルゲリッチさんのピアノは、ここでは、そんな躍動するものではない。ソロ部分が用意されていて、壮大なカデンツァを奏でるというわけではないし、ソロの技巧を競うという楽曲でもない。
オケのなかの1つの楽器として存在し、ほとんど、ピアノは出ずっぱりだ。
で、繊細な音を奏で、庭園の水の流れを表現していたりする。描写されている場面に応じて、ピアノは、どのように変化しているのかなあ。と思うが、これは聴き手のイメージのなかで再構成するものなのだろう。
ピアノでなくても、ギターでも良いのかも・・・と思ったが、やっぱり、勢いの良さ、煌めき度は、ピアノが断然優位だろうし、夜の帳が降りたあとの、夜の雰囲気も妖しげだ。

3つの楽章に分かれているのに、このCDのインデックスは、2つにしか分かれておらず、区別がつかない。
ワタシの耳では、アルハンブラ宮殿のヘネラリーフェの花園も、はるかな踊りも、 コルドバの庭の描写も、あまり区別がつかなくって、これではダメだろうと嘆いているのだが・・・。う〜ん、よくわからないのだ。
まあ、踊っている場面ぐらいは想像できるものの、どんな風に描いたものなのか、 どういう構成なのか、ちょっと・・・。
いろんな盤で聞き比べてみたい楽曲なのだが、さほど、CDは発売されていないのである。(涙)
アリシア・デ・ラローチャ 1973年
Alicia de Larrocha


ほぉ〜良いヤン

録音状態は良い。暖かい響きと、スペイン独特のリズミカルさがある。
カップリングは、下記のとおり。
組曲「恋は魔術師」 ピアノ版

ここでご紹介するのは、ファリャの「恋は魔術師」のピアノ版である。ラローチャさんのピアノで、CDのタイトルは「入江のざわめき」〜スペイン・ピアノ名曲集〜という。(1972年〜80年録音)

カップリング:
1  入江のざわめき(マラゲーニャ)(組曲「旅の思い出」、Op.71-第6曲)
2  パバーナ・カプリーチョ、Op.12
3  プエルタ・デ・ティエラ(ボレロ)(組曲「旅の思い出」、Op.71-第5曲)
4  マラゲーニャ(組曲「スペイン」、Op.165-第3曲)
5  タンゴ(組曲「スペイン」、Op.165-第2曲)
6  セビーリャ(「スペイン組曲」、Op.47-第3曲)
7  アストゥーリアス(前奏曲)(「スペインの歌」、Op.232-第1曲)
8  セギディーリャ(「スペインの歌」、Op.232-第5曲)
9  ソナタ ニ長調 9. ソナタ ニ長調
10 オリエンタル(スペイン舞曲集、Op.37-第2曲)
11 アンダルーサ(スペイン舞曲集、Op.37-第5曲)
12 サクロ・モンテ(5つのジプシー舞曲、Op.55-第5番)
13 サパテアード(3つのアンダルシア舞曲、Op.8-第3番)
14 組曲「恋は魔術師」 I.パントマイム
15 組曲「恋は魔術師」 II.情景
16 組曲「恋は魔術師」 III.きつね火の踊り
17 組曲「恋は魔術師」 IV.亡霊-恐怖の踊り
18 組曲「恋は魔術師」 V.魔法の輪(漁師の物語)
19 組曲「恋は魔術師」 VI.真夜中(魔法)
20 組曲「恋は魔術師」 VII.火祭りの踊り

フャリャは、もともとバレエ音楽として作曲しているのだが、へえ〜 ピアノ版があるのは知らなかった。たいてい、三角帽子と恋の魔術師は、カップリングされ、管弦楽曲版しか聴いたことがなかったのである。

あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
「恋は魔術師」(El amor brujo)は、ファリャが、マルティネス・シエーラの台本により作曲したバレエ(舞踏音楽)で、三角帽子と共に有名な作品です。なかでも、曲中の「火祭りの踊り」は有名だ。

ジプシーの舞踊家のパストーラ・インペリオの依嘱により、歌入りの音楽劇「ヒタネリア」として、室内オーケストラ 八重奏のために1915年頃に作曲されたものだったらしいが、芳しくない評価だったために改訂したらしい。
で、タイトルも「恋の魔術師」として演奏会用の組曲に改編したとのこと。
で、編成も、室内オケ用から、独唱とピアノを含む2管編成オーケストラに改められている。これは成功したので、今度はバレエ化をしたらしい。なにやら、ややこしいのだけど、室内楽→オケ→バレエ に、改訂しているんですね。

ストーリーもあって、ジプシー娘のカンデーラが主人公である。
恋人のカルメロは、彼女の以前の恋人であった浮気者男の亡霊に悩まされているので、彼女は友人の美しいジプシー娘に亡霊を誘惑してもらい、その隙にカンデーラは、カルメロと結ばれるという筋なのだそうだ。
まあ、たいしたストーリーではないみたいだが、前の彼の亡霊に恋人が悩まされるから、お祓いをしようってワケなんですね。なんじゃ〜そりゃ。
まあ、しかし、ジプシーの色濃い楽曲で、作品はジプシーたちのアンダルシア訛りの歌が、違和感なく、曲調にあてはまるほど、実にアンダルシア的である・・・とあった。
火祭りの踊りと、恐怖の踊りというのが、なかでも有名曲になっている。
聴いてみると、確かにね付点のリズムが凄い。弾み、燃えるような楽曲で、まるでフラメンコを見ているかのよう。
何かに憑依されているみたい・・・と、感じちゃうのだが、アンダルシア的と言われても、ちょっと、その点は解らない。
なかなかに熱くて、ボウボウと炎が立ちのぼっているのは、ハイ、感じちゃいます。

バレエ音楽 三角帽子      
1976年 小澤征爾 ボストン交響楽団  ★★★★
1981年 デュトワ モントリオール交響楽団  Dec  
1992年・93年 マリナー アカデミー室内管弦楽団 EMI ★★★★
交響的印象「スペインの庭の夜」
1986年 アルゲリッチ バレンボイム パリ管弦楽団 ★★★
組曲「恋は魔術師」ピアノ版
1973年 ラローチャ(ピアノ) Dec ★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

Copyright (c) mamama All rights reserved